初めての長期ホームステイ生活 ~家族と仲良く且つ快適に過ごす方法~

こんにちは。バンクーバーで留学生活を送った「りさ」です。
私はバンクーバーで、フィリピンの5人家族に3ヶ月間お世話になりました。
当初英語なんて話せないに等しかった私でも、「ここはあなたのカナダでのお家だよ!また戻ってきていいからね!」と、言ってもらえました。
ファミリーととても良い関係を築くことができたワケですが、当時の私なりの秘訣を紹介します。
※上記写真は、到着日に撮った私の部屋です。個室に専用のトイレとシャワールーム、洗面台がありました。お部屋に地球儀を置いてあり、綺麗にしてくれていました。
お家に着いたらルールを確認しよう!
挨拶、お部屋の紹介を受ける、お土産を渡して〜、みんなで初めてのご飯!
ホームステイ生活の始まりです。
留学エージェントを通している方は、最初にエージェントからルールの説明があるかと思いますが、直接家族にもルールは聞いてみましょう。
後々、トラブルを避けることが出来ます。
お風呂や洗濯、ご飯の時間や門限、お部屋の掃除の仕方など。
ルールを確認する事は、家族に迷惑を掛けないためでもあるけど、自分が快適に生活する秘訣でもあります。
「洗濯は1週間に1回で、〇曜日にここに置いておいてね!」なんてのもあって、知らないと着いて早々、来週着るお洋服が無いよ…なんて事もあり得ます。
お風呂の時間も子供が起きちゃうから等の理由で決まっていることが多いので、最初に聞いておくと迷惑を掛けなくて安心です。
ちなみに、お風呂の時間を勘違いして使用していた語学学校のクラスメイトが、ある朝突然、荷物ごとお家を追い出された…なんて事もありました。
ご飯の時間も、家族によってみんなで揃って食べるのがルールなお家もあります。
夕食に間に合わない時には事前に連絡すべきかどうか、最初に聞いておいた方が良いでしょう。
夕飯が要らない時、遅れちゃう時は連絡すれば良いだけだから、「必ず毎日揃って食べなきゃいけない!」とプレッシャーに思う必要はないですよ。
お掃除も、「掃除機や用具はどこにあってどうやって使うの?」って絶対なるので、最初に聞いておくと安心ですよね。
ざっとこんなものですが、快適に生活する上で必須の情報です。最初に聞いておくと、家族とのトラブル防止にもなるし、自分も快適に過ごせますね!
トイレットペーパーやティッシュペーパーは支給されるものなのか、自分で用意すべきかも確認しておいた方が良いでしょう。」
挨拶もコミュニケーションの一つ
家族も留学生に慣れてはいるものの、何の情報もない異国の学生を受け入れ、同じ家で家族として、一緒に生活してくれるわけです。
何もコミュニケーションを取らないと、ファミリー側に怖いと思われちゃう。
私は朝食や夕食のタイミングで、家族に会う時は、できるだけ簡単な話題でも1つ話すようにして、笑顔は忘れないでいました。
そして、コミュニケーションをすることは、英語の勉強にもつながります。基本的に、 “Hi, Good morning, Risa. How are you?” など、海外の人はお家ですれ違ったらたくさん挨拶してくれます。
突然早い英語がきたらびっくりする事もあるけど、落ち着いて分からない時はちゃんと聞き返して、私も相手の名前をつけて挨拶するようにしました!
ただ、たまに家に帰ってくるおばぁちゃんの名前だけは、名前を聞くタイミングを逃して未だに分かりませんが…。(笑)
メッセージを活用する
「今日はご飯が要りません。」、「今日は遅くなります。」など、連絡のためのメールは結構必要。
一人暮らしや、日本で家族と住んでいる時は、「そんなの送らなくてよかったのに煩わしいなぁ…。」と思ってしまう事もあります。ただ、これも良い関係を作るために必要な作業なので、面倒くさがらないでくださいね!
メールを送る時、私は普段上手く英語でたくさんの会話が出来ていなかった分、少し工夫しました。
このように、ここでちゃんと普段の感謝を確実に伝えるようにしました。
きっと、ただただ “Thank you.” というより伝わったかなぁと思います。
また、「昼食の〇〇が美味しかった。」、夕飯時に「これが美味しい!」など、具体的に伝えることで、自分の好みを分かってもらえます。
特に苦手なご飯が出てくる頻度が減ったり、好きなものを高頻度で出して貰ったりすることができ、快適な生活に繋がりますよ!
日本人を受け入れてくれる家族は、日本人ならではの丁寧な文化を好んでくれている家庭も多いので、きっと良い関係が築けると思います。

→ 初日の私のお昼ご飯です。大きなパンのサンドがドンっと。さすが海外。びっくりしました。お菓子はお母さんの優しさですね。
ホームステイは良い経験になる!
色々なコツをお話しましたが、異文化交流も含め、ホームステイは私にとって、とってもいい経験と思い出になりました。
きっと、後にも先にも3ヶ月以上のホームステイをする事なんて無いと思うから、自分なりに精一杯生活を楽しむ意識を持ちました。
ホームステイを控えている皆さん、またホームステイ中の皆さんにとって、今しかできない生活を楽しめるように工夫しましょう!
とは言っても、生活に慣れるまでは困ることもあります。
留学中の自分の家として生活するわけなので、何か嫌な事があれば我慢する必要はないと思います。
1週間ならまだしも、3ヶ月も半年も長期間でホームステイする方にとっては、我慢できる期間ではありませんよね。
私は特に食べ物で困りましたが、どうしても口に合わないものがあれば、「朝はフルーツだけで大丈夫!」といった感じで伝えてみるのもお勧めです。
例えば、ヨーグルトが食べたいけど家に無い時は、自分で買って来て冷蔵庫に入れさせてもらいました。そうすると、次週ヨーグルトを買って来てくれて、「自由に食べて良いよ!」って言ってくれたりもしました。
私がお世話になったファミリーは育ち盛りの子供のいる家庭だったので、揚げ物や麺料理が頻繁で体がとっても野菜不足になって、もう少し野菜が食べたい事を伝えました。
海外では健康思考の方もたくさんいます、家族も健康を第一に考えてくれると思うので、きっと気をつけて出してくれますよ。
こんな感じで困ったことがあれば我慢せず、何か自分で工夫して家族の負担にならないような方法を予め考えた上で相談してみましょう。
快適に家族と過ごすことで、長い付き合いができると思うし、コミュニケーションを通して、家族との距離もぐっと縮まりましたよ!
そして、私はこのホームステイ先の家族と帰国後の今も関係が続いています。今度、日本にファミリーが遊びに来たら、案内する予定です。
留学中、私の家族がカナダを訪れた際には、休日に家で家族全員揃ってリビングでお茶会をしました。
3ヶ月が経ち退去する前夜には、家族が突然初めてディナーに連れて行ってくれて、翌朝には、以前から約束していた近所のメジャーなパンケーキ屋さんにも連れて行ってくれました。
上辺の関係だけでなく、「本当に仲良くなれて良かったなぁ。」と今では良い思い出です。

→ これが近所のメジャーなパンケーキ屋さんです。朝の7時から家族連れで満席でした。アメリカを拠点としており、ハワイにもお店があるみたいですよ!
長期で留学に行く方で、最初はホームステイにしたいけど、「一体何ヶ月のホームステイを申し込むべき?」 と迷ったら、私は3ヶ月をお勧めします。
私は3ヶ月ホームステイした感覚では、1~2ヶ月だと、家族と仲良くなるには少し短すぎるかな…と思いました。
また、留学エージェントを通して行くと、家族との間にどうしても理不尽なトラブルがあれば、間に入って改善できるような対応や、ホームステイ先の変更も聞いて貰えます。
個人で行く方は、現地で慣れない中でのお家の変更は大変だと思うので、短期の1~2ヶ月で申し込んでおいて、合えば延長を考えるのが良いかもしれません。
ホームステイのファミリーとはご縁なので、皆さんも良いファミリーに巡り合えたら良いですよね!