ホームステイ

ここではホームステイについて説明していきます。

ホームステイとは

ホームステイとはオーストラリアの文化、習慣、言葉を現地のファミリーの中に実際に入って、経験できる機会です。ホームステイはホテルのような宿泊施設の一種ではなく、ファミリーも単なるお客さんではなく、留学生を家族の一員として対応します。皆さんの家族にも一定のルールがあるように、各ホームステイ先にも生活上のルールがあります。他文化の人種と協調性を持って、相手側の習慣を理解し、分からない部分があれば、はっきりと聞くようにしましょう。始めから流暢にコミュニケーションが取れる人はなかなかいませんが、紙に書いて尋ねれば、中学英語程度の内容は皆さん理解できるはずですので、意思疎通も十分に出来ます。ホームステイでは、食事の時間は何時に取るのか、遅くなる場合には必ず電話を入れる、シャワーの時間は 10 分以内で使う、お部屋は常識の範囲内できれいな状態を保つなどは、基本的なマナーですし、どのファミリーであっても一般的ルールです。

また、日本人は黙ってしまいがちですが、オーストラリア人に限らず、自分の意思は自分で意思表示が出来なければ、相手は分かってくれません。間違っても相手が察してくれるまで、我慢し続けていることが無いように、遠慮をせずに自分の気持ちを伝えるという事が大事です。また初期段階において、ファミリー側から言われるメッセージは、簡単な単語しか聞き取れません。ですから、自分で聴いていた内容が実は全く違っていたということも良くあります。大事な内容であればある程、何度も聞き直し、どうしても理解出来なければ、紙と鉛筆を通じての書面会話で確実に内容を理解するようにしましょう。

ファミリーが言っている事が分からないのは当然のことですし、ファミリーも当然理解していますので、何度も聞き直すことは、決して失礼な事ではありません。ホームステイ先では、自分から進んで会話を持ち掛ける必要性はありませんが、聞かれた事は単純に『 Yes 』 『 No 』だけではなく、会話のキャッチボールをしようという積極性が必要です。

ホームステイ環境

オーストラリアは多国籍国家ですから、全てのファミリーが必ずしも白人とは限りませんし、夫婦が別々の国籍であることもあるでしょう。治安も良く、きちんとしたクォリティーを維持したファミリーは、郊外の一軒家に住んでいる事が多く、通学に 1 時間~ 1 時間半程度は普通に通勤・通学圏内となります。よって、通学の時間に 1 時間~ 1 時間半程度かかる場合がほとんどです。しかしながら、ホームステイへの滞在は、シェアルームを見つけるまでの期間、または現地生活に慣れるまでの期間である1ヵ月程度の滞在が一般的であり、長期間で滞在するのは非常に稀ですから、1ヵ月間だけ30分早めに起床するだけですので、そこまで負担はありません。

交通費は各ファミリーの立地により様々ですが、通常 1 週間 40 ~ 70 ドルほど掛かります。ファミリーの構成は、家族の場合が殆どですが、子持ちのシングルマザーやおばあさん一人の家庭、オーストラリア以外の国籍や2世、3世の移民系オーストラリア人の家庭、複数の留学生を受け入れているファミリーなどあります。それぞれの家庭で日本では知ることができない貴重な経験ができるのが特徴です。

ホームステイへの準備

簡単な英会話の準備
当然ホームステイでは英語での会話ですので、簡単な英会話は復習しておいた方がよいでしょう。最初は挨拶程度の会話が出来ることが大切です。そして、何かあったときに分からない事を聞けるように、英会話の参考書等を持参するのも良いでしょう。そこに欠いてある内容を、そのままホームステイで実践する、もしくは紙に書いて伝えれば必ず意思の疎通は出来るはずです。
手紙を書く
ホストファミリーは現地入りの前に、全ての詳細をご連絡しますので、ファミリーに手紙を書いて自己紹介をしておきたい人は、ファミリーと個別のコンタクトを取る事も可能です。もちろん、必ずしなればならないことではありません。ファミリー側も手紙などを事前に貰っていれば、親近感が沸きますし、手紙の中で自己紹介や楽しみにしている気持ちを伝えれば、ホームステイをスタートしてからもスムーズにコミュニケーションが図れるでしょう。
お土産の用意
お土産も必ず必要なモノでは無いですが、お世話になるという気持ちを具体的に示す手段として有効です。ファミリー側も人間ですから、お土産を貰って喜ばない人はいませんし、それによって態度が変わることはありませんが、より留学生側に満足させてあげたいと思う人情は万国共通です。カウンセリングの際も、どんなお土産を良いかと悩んで聞いてくる方が多いのですが、お土産はあくまで気持ちを伝えるためのものです。自分の地元のちょっとした名産品などで十分ですし、それが話しのネタにもなります。また、あまり高価なものを渡すとホストファミリーは困ってしまいますので、そこまで気を使う必要性はありません。出来る限り日本(文化)的な印象を感じるものが良いですが、小さなお子さんがいる場合には、日本で人気のキャラクター商品やお菓子なども良いでしょう。 家族 1 人 1 人に買う必要はありませんので、何か1つ気を配って簡単なお土産程度は渡しておいた方が良いでしょう。
家族写真の持参
ファミリー側は日本で留学生側がどういう環境で、どういう両親の元で生活していたのかを非常に興味を持っています。特にオーストラリア人の中には親日家のファミリーが非常に多く、日本文化そのものに興味を持っている方も多いので、是非家族写真は持って行ったほうが良いでしょう。

ホームステイでのルール

シャワーについて
オーストラリアは、日本と違ってバスタブにお湯を張ってお風呂に入る習慣が殆ど無く、シャワーで済ましてしまいます。大抵は大きなタンクが 1 つあり、そこにお湯に変えて蓄えてシャワーとして使います。バスタブはあったとしても、そもそもタンクそのものが決して大きいわけではないので、バスタブにお湯を張ったら最後の方は水が出てきてしまいます。もちろん長時間シャワーを浴びていると、シャワーの最中に水になることもあり、次の人がお湯を使えなくなってしまうので、お湯の節約は気をつけなければなりません。次にお湯が使えるまでにはかなりの時間が掛かりますので、ファミリーに迷惑を掛けないように短時間で済ませる心掛けが必要ですほとんどの家庭では、ユニットバスというスタイルのバスルームには洗面台、トイレ、お風呂が一緒になっています。よって、長くバスルームを使うと他の人がトイレも使う事ができません。こういった理由によりシャワーは 10 分前後で出るように心掛けるように心掛けましょう。特に朝にシャワーを浴びる場合には、ファミリーや他の同居している留学生に迷惑を掛けることがあるので、短時間使用&節水の心掛けが大事です。バスルームを使い終わった後は、綺麗に掃除をしてから出るようにして下さい。
水について
オーストラリアは、年を通して殆ど雨が降らず、年中大変乾燥しているため、水は大切な資源となります。こちらでは、水道代も非常に高く、水を大変大切にする習慣があります。ホストファミリーからも節水を必ず言われるでしょう。シャワー時間の短縮はもちろん、歯を磨く時に水を出しっぱなしにして磨かないようにするなどを心掛け、ホームステイを終えてシェアルームに移っても水の無駄遣いをしないように心掛けることが必要です
食事について
オーストラリアの一般家庭の食生活は日本に比べて質素です。また、基本的に肉中心の食生活となる傾向があるので、平日のランチなどで野菜を多く食べられるように調節することも大事です。移民国家という特徴柄、当然家庭環境も様々ですし、食事の内容も異なりますが、ホストファミリーが食べる物を一緒に食べるようにしましょう。中には毎日夕食を外で友達と済ませて来る人もいますが、ファミリーと会話をする機会は食事の時間程度だったりするので、出来る限り食事は一緒に共にする方が良いでしょう。どうしても食べられない物やアレルギーが出る食材など、事前に好き嫌いを伝えておくことも大切です。ほとんどのファミリーは朝食がセルフサービスとなります。朝食がセルフサービスの場合は必ず自分の食べた物を片付け、また最後に朝食をとった場合はシリアルやパンを元の場所、牛乳などは冷蔵庫へ戻すのは必要最低限のマナーとなります。夕食も自分の食べた食器類は自分で下げるのが最低限のマナーですし、どんな時でも後片付けを忘れずに心掛けて下さい。
喫煙について
ファミリーの多くは小さなお子さんがいる家庭が多く、子供の教育上、そして健康上から喫煙者はなかなか受け入れ先ファミリーが見つからないのが現状です。オーストラリアのほとんどの家庭は禁煙となり、タバコを吸える家庭を希望された方であっても家の中ではまずタバコは吸えません。喫煙可能なホームステイの場合、どこでタバコを吸っていいのかを必ずファミリーに尋ねて、確認を取ってから決められた場所で吸って下さい。室内で喫煙できる場合でも、ベットルームでの喫煙は寝タバコなどによる火災の危険性もありますので絶対に避けましょう。喫煙する場合には、吸殻の処分をどうするのか必ずファミリーに確認するようにして下さい。
ペットに ついて
オーストラリアのほとんどの家庭では、犬や猫などのペットを飼っています。ペットによるアレルギーがある場合はお申込の際に必ず親告して下さい。ペットに関してのご希望に添う場合は、それ以外のご希望に添えない場合もございますので予めご了承下さい。犬は大型犬が多いですが、飛びついてきたり、訳もなく吠えたりということをしないように、きちんとしつけがされています。
洗濯について
それぞれの家庭のやり方に従い、自分で洗濯をするように言われた場合は洗濯機などの使用方法をきちんと聞いてから使用して下さい。マザーが家族の洗濯物と一緒に洗濯をしてくれる場合の方が多いようです。また、洗面所やバスタブの中で洗濯をすることは嫌がられますので、避けるようにして下さい。洗濯物は必ず決められた場所に干して下さい。また、オーストラリアは日本と違い、水を大切にしているので毎日洗濯をする習慣も無く、週に一度にまとめてするのが一般的です。よって、毎日取り替える下着は少なくとも 1 週間分はもって来るようにする必要性があります。どうしても洗濯をしたい場合には、必ずファミリーの了解を取って行なうようにしましょう。
インターネットについて
基本的にホームステイ先でのインターネット接続は禁止というのが暗黙の了解となっています。オーストラリアはインターネット技術が日本に比べて大幅に遅れており、一般家庭では電話回線経由での接続が一般的だったりします。よって、インターネットを接続すると、その間電話を使うことも受けることも出来ないので、ホームステイ先でのインターネット接続は基本的に禁止となります。しかしながら、昼間の時間帯に語学学校で放課後にインターネットを使えますし、当社に来れば無料インターネットが出来ます。シティ中心部は半径100メートル以内に幾つものインターネットカフェが乱立していますし、1時間2~3ドル程度で出来るので、ホームステイ滞在をしている間はインターネットに接続しないようにしましょう。どうしてもインターネット接続が必要であれば、必ずファミリーに確認を取ってから、使用するようにしましょう。
電話について
ホームステイから日本への電話は、プリペイドカードやクレジットカードからの引き落とし等の電話会社のものに限り利用できます。ファミリーの電話から直接国際電話を日本に掛けると莫大な値段となり、短期間のホームステイ中には通話料金が分からないので、必ず国際電話専用のプリペイドカード等を使うようにしましょう。また、オーストラリア人の就寝は意外と早く、夜 9 時以降の電話は家庭によって迷惑になる場合もありますので、ファミリーに迷惑にならない時間帯に出着る限り短時間で掛けるようにするようにしましょう。お友達同士での電話は携帯電話を使用するのが一般的です。日本への国際電話が長時間の通話になる場合には、公衆電話から掛けた方が良いでしょう。

ホームステイのお申込について

ホームステイの申込みは最低2週間前に行う事が前提です。当社が手配するホームステイは、留学生側のリクエストだけではなく、ファミリー側に留学生の申込書を見せて、受け入れを決めます。すなわち、双方が納得できる状態で、ホームステイ手配が成立します。よって、直前ギリギリの申込みですと、手配が間に合わないので、余裕を持ってホームステイの申込みをして下さい。傾向的に、全ての申込みは、現地入り前の2~3ヶ月前に行なうのが一般的です。

また、ホームステイはホテルではないので、滞在期間の短縮や、キャンセルについては、ホームステイ業者の規定により、一切の返金がありませんので予めご了承下さい。延長の可能性がある方は、ファミリーの予定もあるので、必ず事前に滞在延長の意志があることを示しておく必要があります。ホームステイの申込みは、現地生活に慣れるという点と、シェアルームを探す為の十分な時間を考慮して、1ヶ月(4週)間の申込みが一般的となります。ホームステイは家族の一員として扱われるので、それなりに束縛されることもあります。また、ホームステイ先では全て英語環境ですが、1日中留学生に付き合ってくれる訳ではなく、会話をする時は基本的にディナーの時がメインとなりますので、ホームステイを学校に順ずる勉強の場と捉えて長期で申込まない方が良いでしょう。居心地が良ければ後から滞在延長すれば良いでしょう。

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