IELTSのスコアを2カ月でOverall 5.0 から6.0まで上げた方法 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:語学試験対策

IELTSのスコアを2カ月でOverall 5.0 から6.0まで上げた方法

公開:2020/06/13 著者:滝上 佳歩 3610 Views

日本でも年々、IELTSの知名度が上がってきています。

世界中で知名度も高いため、英語資格としてIELTSの挑戦を考えている方、海外大学への進学を考えている方など、IELTSの使い方は様々。

今回は、私がIELTSのスコアを2カ月でoverall 5.0 から6.0まで上げた方法をお伝えしたいと思います!

そもそもIELTSって何?

日本国内での英語試験と言うと英検やTOEICが主流で、IELTSと言う名前はなかなか聞く機会がないのではないかと思います。

海外経験がある方や英語力が中級以上の方であれば、IELTSの存在を知っている方は多いと思いますが、世間的な知名度はまだまだ広まっていないのが現状です。

私も、留学を目指すまで聞いたことは全くありませんでした!!

 

IELTSとはどんな英語試験?

IELTSとは、一言でいうと「英語力を証明する試験」です。

IELTSは、International English Language Testing Systemの略で、アイエルツと呼ばれます。イギリス、オーストラリアなどの大学や専門学校への進学、海外移住の英語力証明としてスコアが使われます。

主にイギリス英語圏の試験でしたが、近年ではアメリカでも TOEFLと並行してIELTSを採用する教育機関が3,000を超えています。世界レベルでは、IELTSが最も認知度が高い英語試験となっており、年々受験者が増え続けています。

 

参考サイト

・IELTS Official Test Centre
https://www.eiken.or.jp/ielts/merit/

 

IELTSの試験内容

IELTSの試験は、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの順序で4技能の試験を受けます。4つのテストの合計所要時間は、約2時間45分です。

リーディングとライティングに関しては、「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」で出題問題が異なります。

問題のレベルはアカデミックの方が難易度は高くなっており、専門学校や大学への進学の際に使用されます。ジェネラルは、海外移住の英語力証明として使用するケースが多いです。

 

ライティング、リーディング、リスニングの筆記テストは同日に実施され、各セクションの間に休憩時間はありません。スピーキングテストは、筆記テストの前後6日以内に行われます。お申込みの際には、テストスケジュールも確認しましょう。

詳しいタイムテーブルは、筆記テストの15日前にマイページ上で公開される受験確認書で確認できます。

スピーキングテストの開始時間も受験確認書で確認できます。なお、スピーキングテストの日時の指定はできません。

 

IELTSは、Reading・Listening・Writing・Speakingの4技能のテストが行われるため、バランスよく力を身に着けなくてはいけません。

 

IELTSでは、各技能にスコアがつけられたのち、4技能の平均をとったものがOverall(総合スコア)となるからです。

得意な技能で苦手な技能を補えば良いと思う人がいるかもしれませんが、穴を無くすよりも補うことの方が難しいです。それに、英語向上という広い視野で見れば、苦手な技能を補うような勉強の方が理に適っています。

IELTSは、TOEICのようにマーク式ではなく記入式なため、運良く正解するといったこともありませんので、本物の実力が問われます。

 

IELTSは国際通用性が高い

IELTSは、140ヵ国、合計10,000以上の機関が認定している英語試験です。アメリカやイギリスなどへの留学や研修の英語力証明をはじめ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどへの海外移住申請に最適なテストです。

また日本国内での入試でもIELTSスコアの採用が広がってきており、試験の信頼性の高さが見られます。

日本人に有名な英検は、日本国内では通じますが世界では通用しません。一方IELTSは世界共通のテストでなため、留学する方や世界レベルで英語力を証明する必要性がある方には必須のテストです。

 

スピーキング試験はFace to Face

IELTSテストのスピーキングは、面接官との対面式を採用しています。試験官はネイティブの方なので、自身の英語力を試す最も効果的で自然な方法です。

実際私が初めて受験した時はとても緊張して、伝えたい事が伝えられませんでした。しかし、回数を重ねていくうちにスピーキング試験の空気感を楽しめるようになりました!

相手の表情を見ながらテストが進行していくので、試験官の人が微笑んでくれると嬉しくなって、スピーキングテストそのものを楽しんでいました。(笑)スピーキングテストは、慣れた者勝ちだなと思います。

 

学部留学にはどのくらいのスコアが必要?

 

実際学部留学に行きたいと思ったら、IELTSのスコアはどのくらい必要になってくるのでしょうか?

もちろん国や大学によって多少の違いはありますが、学部留学を目指すなら最低でもOverall 6.0は必要になります。

学部によっても違いはあるので、しっかりと調べておくことが大切です。言語学部やビジネスの一部の学科、有名大学になると6.5以上必要な場合もあります。

 

ここで1つお伝えしたいことが、スコアが満たなかった場合でも学部留学を諦めてほしくないということです。

 

事前のサマースクールに行けば、スコアを認めてくれる大学もたくさんあります。1年留学する場合で、前期は語学留学、後期は学部留学というようなプログラムでも学部留学できるケースがあります。

留学は本当にリサーチ力がものを言うので、とにかく調べてみましょう。サイトが英語で大変と思うかもしれませんが、これも英語学習と思えば一石二鳥です。

 

IELTSのスコアを上げる方法

 

私はIELTSのスコアを2カ月でoverall 5.0 から6.0まで上げました。

どうしても学部留学をしたかったので、最後の方は英語勉強中心の生活を送っていました。

以下では、私がスコアアップのために行った勉強方法をお伝えしたいと思います。

 

IELTS公式問題集を解きまくる

IELTSには公式問題集があります。洋書のため、少し高いのですが買って損はしません。むしろ得しかありませんでした!

と言うのも、やはり公式に出版されているものなので、信頼性があります。

「公式かどうかは、そんなに大切なことか?」と疑問に思う人もいるかもしれないのですが、私は大切なことだと思っています。

 

試験を受ける上で英語力も必要ですが、問題形式や傾向に慣れているかどうかで、スコアに大きな違いが生まれます。

 

せっかく英語力があるのに、試験の傾向を把握できていなかった故に実力が出せないというのはあまりに勿体ないことです。

実際、私は3冊購入し、2冊分を2周、1冊分を1周、過去問を解きました。

 

リスニング・リーディング対策

問題を解いて、答え合わせをした後に「音読」をしていました。リスニングは問題集の後ろにスクリプトがあるので、それを使っていました。

 

音読は、本当に英語力を伸ばす上で不可欠です!

 

リスニングでは音源を聴いてできるだけ音源を真似しながら読むと、徐々にどこが重要な部分なのか聴き分けられるようになります。

リーディングでは文中のキーワードに注目しながら音読することで、スキミング力を伸ばすことができます。

 

ライディング対策

私はライディングが1番苦手だったので、重点的に学習しました。IELTSのライディングはTask1とTask2があり、Task1はデータ分析でTask2は自由英作文です。

Task1はとにかく、どのようなグラフが出題されても対応できるように、たくさん過去問を解いて形式に慣れました。グラフ分析をするうえで有効なワードをいくつかストックしておくと、本番スムーズに解くことができます。

英語は同じ言葉を繰り返すことを嫌うので、言い換えができるように単語を覚えていくようにしましょう。以下、いくつか参考までに例を載せておくので、こうした形で単語力のバラエティーを広げましょう。

 

Task1 便利ワード
・Increase / Rise: 上昇する
・Decrease / Fall: 下降する
・Rapidly: 急速に
・Slowly: ゆっくりと
・In contrast / Compared to: ~と比べて

 

Task2では自由英作文で文字数も250words以上だったので、一貫性が大切です。

 

・Introduction: 最初に自分がお題について賛成か反対かを述べます。
・Body: その後、その結論を裏付ける根拠を2つ述べます。2つと決まっているわけではないですが、2つが最適だと思います。
・Conclusion: 最後に結論をより深め、まとめます。

 

Introductionで賛成しているにもかかわらず、Bodyで反対の意見を述べ、テーマから逸れてしまう内容を書いてしまうと、減点になってしまいます。

対策としては、日常生活での問題や出来事に賛成/反対を決め、その根拠を2つ考えるとうことです。これを日ごろから行うことで自然と根拠を考える癖がつきます。

癖がつくと、IELTS本番ですぐにアイディアが浮かび、英語を書く方に十分な時間を費やすことができるようになってきます。

 

スピーキング対策

私は、IELTSの対策を始めるまでスピーキング練習をしたことがありませんでした。

 

とにかくスピーキングの経験が無かったので、「オンライン英会話」で毎日英語を話す機会を作るようにしていました。

 

オンライン英会話に関しては、いずれより詳しく説明したいと思います。

日ごろスピーキング向上のために行っていたことは、英語で考え事をすることです。何気なく使っている日本語をいざ英語で説明しようと思うと、単語や言い回しが分からないといった状況に直面します。

そこで、分からなかったことを調べ自分のものにしていくことで、日常英会話を向上させることができました。

 

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