カナダに来て自分の英語力の低さを痛感!英語ができなくて悔しかった瞬間と、その対処法とは? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

カナダに来て自分の英語力の低さを痛感!英語ができなくて悔しかった瞬間と、その対処法とは?

公開:2021/02/19 著者:坂元 ちひろ 677 Views

こんにちは、カナダ在住のちひろです。

私はカナダに来る前、中学・高校英語を勉強し直したり英会話教室に数年通ったりして、英語力を上げる努力を自分なりにしていました。

そして、自信半分・不安半分という状態でカナダに入国したところ、思っていたよりスムーズに英語でコミュニケーションが取れて嬉しかったのを今でもよく覚えています。

 

けれども、安心したのも束の間、カナダ生活を続けるにつれて自分の英語が通じない場面も出てきました。

 

入国時に通じたと思っていた自分の英語は、たまたま相手の人が理解してくれただけだったと気付いたのです。

自己流ではありますが一生懸命英語を勉強していたので、自分の英語力の低さを痛感した時は悔しい気持ちになりました。

そこで今回は、私がカナダで直面した「英語が通じなくて悔しかった瞬間とその対処法」をみなさんと共有していきたいと思います。

食べたいものが注文できなかった

私の場合は、英語文法よりも発音に問題がありました。ですから、渡航当初はレストランやファストフード店で食べ物を注文するだけでも苦労しました。

食べたい料理名を読み上げているのに相手に聞き取ってもらえなかった経験は、一度や二度ではありません。

手元にメニュー表や写真がある時は「これをください!」と指差し注文もできますが、口頭だけで伝えなければいけない場所では恥ずかしい思いをしました。

 

例えば、私が通っていた大学ではカフェテリアにフードコートがあり、そこでよく昼食を購入していました。

そこでは手元にメニューがなく何度注文しても聞き取ってもらえず、混み合うランチタイムに長蛇の列を作ってしまったことがあります。

これは今でもちょっとしたトラウマです。(笑)

 

食べたいものが注文できなかった時の対処法は?

当時は仕方なく発音しやすい別の商品を注文して、その場を乗り切りました。けれども、やはり一番食べたいものを注文したい、という気持ちは消えません。(笑)

あらかじめそのお店で提供されているメニューがネットで見られる場合は、スクリーンショットしておいて「これをください!」で切り抜けるのもいいでしょう。

しかし、これでは英語の上達には繋がらない気がします。そこで私は、大学で新たに英語の発音矯正のレッスンを受講して、発音強化を目指しました。

 

日本で英語を勉強していた時は、文法やリスニング、読解練習がメインだったので発音は重要視していませんでした。それでも日本で受けたテストでは高得点を取れました。

しかし、海外生活を送る上ではいくら文法や読解に強くても、それらを正確に発音できなければ相手とスムーズな会話はできないのです。

現在、海外渡航に向けて英語を勉強している方には発音練習もオススメしたいです。

 

→ 私の留学生友達は、店員さんからトッピングを細かく聞かれるサブウェイでの注文が苦手だと言っていました。

 

スターバックスで正しく名前を書いてもらえなかった

発音の正確性の低さは、スターバックスでコーヒーを買う際にも目立ちました。

私がカナダで行っているスターバックスでは、商品購入時に名前を聞かれます。この名前は、商品が出来上がった際にお客さんを呼び出すためのものです。

日本では名前を聞かれることはありませんが、カナダを含め海外のスターバックスでは名前を聞かれるのが一般的な方法のようです。

 

店員さんに名前を聞かれ、それに答えると必ずスペル(ローマ字表記)を尋ねられるのですが、この発音がなかなか正確に伝わりません…。

 

正しいローマ字のスペルは「Chihiro」なのですが、私の発音が悪いせいで「Chihimo」になったり「Thihilo」になったりします。(苦笑)

未だに一度で正確に理解してもらえたことがありません…。

 

正しく名前が伝わらない時の対策は?

名前を聞き取ってもらえないことへの対策として、発音練習以外にすぐ取り入れられるものがあります。

そもそも、日本人の名前は英語話者にとっては聞き取りづらいものだと言われています。

また、聞き取りづらいだけではなく、外国人にとってはじめて聞く名前の方が大半だと思います。聞いたことが無い名前であれば、スペルが分からないのも当然です。

 

何度も名前を聞き返されるのが嫌だという方には、イングリッシュネーム(英語のニックネーム)の使用をオススメします。

 

あくまでニックネームなので、好きな海外アーティストや俳優の名前を借りるのもいいですし、自分の名前をアレンジするものいいでしょう。

本名に似せてイングリッシュネームを考えるならば、例えば「えみり → Emily(エミリー)」「きょうこ → Catherine(キャサリン)」が挙げられます。これは音の響きが近い英語名を探す方法です。

他には、「たかひろ → Taka(タカ)」、「ともかず → Tom(トム)」のように名前を簡素化するのも一般的です。

 

日本人にとっては、イングリッシュネームを使う発想はありませんが、韓国や中国からの留学生もイングリッシュネームを多用しています。

 

日本的に言うならば、イングリッシュネームとは「あだ名(ニックネーム)」のようなものですので、気楽に自分で決めてOKです。

語学学校に行けば分かりますが、韓国人や中国人の殆どはイングリッシュネームを使用しています。

そのため、自分のクラスメイトでも本名を知らないアジア人留学生がいたりします。

 

→ なかなか「Chihiro」になれなかったスターバックスでの2コマです。(笑)

 

公的機関での手続きに苦労した

英語での日常会話に慣れてきても、銀行などの公的機関での手続きには未だに苦労します。

なぜならこれらの場で手続きをする際には、専門用語を知っていなければ会話がうまく進められないことがあるからです。

当たり前ですが、日常生活で友達と毎日の出来事を話す際に使う単語と、金融・行政機関で用いる言葉は違います。

 

ですから、自分がどう話していいかが分からないだけでなく、相手が何を言っているのか分からない事態が発生し得ます。

初めは相手もこちらの発言を理解しようとしてくれたり、別の言葉に言い換えて説明しようとしてくれたりしましたが、いつまでも話が先に進まないと相手も断念せざるを得ません。

私の場合はそんな時、担当者から「申し訳ないけど分からないから、ここに電話かメールをして!」と、カスタマーサポートセンターの連絡先を渡されました。

 

公的機関で苦戦した際の対策は?

対策としてまずは、各手続きに必要な単語をあらかじめ把握しておく努力は欠かせないでしょう。

今はインターネットでなんでも調べられる時代です。銀行口座を開設したいのであれば、ネットを使えば現場で想定される英会話例が簡単に見つかります。

携帯のSIMカードを契約するのであれば、辞書を使うなどして事前にウェブサイトで契約プランの特徴を解読することも可能です。

 

また、その機関に足を運ぶ前にメールで問い合わせしておくのもおすすめです。

自宅からのメール問い合わせなら、単語を調べたりじっくりと文章を考えたりできます。

その手続きに必要な書類があれば担当者から返信の際に教えてもらえるでしょうし、担当者自身も事前に準備ができるので当日のやり取りがスムーズになります。

 

→ 公的な手続きの場では自分の英語力を試されているようで緊張しますが、いい訓練になります。

 

本心が言えなかった

友達・パートナーと議論になる時や受けたサービスに対して不満がある時など、海外生活でも自分のネガティブな気持ちを言葉にせねばならない場面が訪れます。

私もカナダ生活の中で施設の職員に対して不満を伝えたかったり、友人に物申したかったりした瞬間がありましたが、実際にはうまく英語で表現することができませんでした。

今改めてその原因を考えてみると、落ち着いて物事を考えられなかったことにある気がします。

 

怒りや焦りの感情がある時は、自分が言いたいことを冷静にまとめるのが難しくなるように思います。

 

日本語で話す際にもそのような状況だと自分の感情をコントロールできずに、あとから「本当はそんなことが言いたかったわけじゃないのに…。」と後悔したことがあるくらいです。

不慣れな英語となると尚更、取り乱してしまいます。さらに、相手がネイティブだと自分の英語能力に対するコンプレックスも感じてしまいます。

私の場合は「頑張って英語で表現しても伝わらなかったらどうしよう…。」、「どうせ言い負かされるのだろうな…。」などと怯(ひる)み、いつもより控えめな態度になってしまいました。

 

本心が伝えられない時の対策は?

ネガティブな気持ちを相手に伝える際、まずは何よりも自分の感情が乱れていることを自覚すべきでしょう。感情が昂(たかぶ)って、興奮してしまっては本末転倒です。

できるだけ冷静になって、自分が相手に言いたいことを論理的に伝える必要があります。「売り言葉に買い言葉」ということわざもある通り、どちらか一方が喧嘩腰な言葉を使い始めれば相手も相応の言葉で返すので、大人の話し合いとして成立しません。

冷静な話し合いとなれば、英語学習の成果を発揮しやすくなるはずですから、とにかく本来の自分のペースに戻ることが先決でしょう。

 

→ 言葉のハンデはありながらも、落ち着いて自分の意見を伝えようとする姿勢が大事だと思います。

 

【まとめ】 実用的な英語学習も進めておくべし!

カナダ生活を始めてから、日本で自分が勉強していた英語は、大学受験に合格したり試験で高得点を取ったりするための学習だったことを実感しました。

日本で学習したことが無駄だったとは言いませんが、カナダに来てから発音や専門的な用語などあらためて強化しなければならないポイントが多くありました。

ですから、これから海外への渡航計画がある方はテストで高得点を取るための学習だけでなく、“実用的な英語”を勉強しておくと私のような悔しい思いを現地でせずに済むかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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