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カテゴリー:現地生活情報

ぶっちゃけフィリピンの治安ってどうなん?元フィリピン学校スタッフが教えるホントの事情

公開:2019/06/25 著者:浅倉 沙紀 635 Views

みなさんこんにちは、元学校スタッフのSAKIです☆

私はフィリピンにおよそ2年間、学校スタッフとして暮らした経験があります。

学校スタッフは色々なトラブル事例に対応してきていることもあって、フィリピンの現地事情に関しては、一般的なフィリピン留学経験者よりも深く知ってるつもりです。

 

突然ですが、みなさんはフィリピンという国についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

 

海が綺麗?南国で暑い?犯罪が多い?などなど、きっと様々なイメージをお持ちかもしれません。

多くの方、特に女性はフィリピン留学を検討する際、現地の治安状況を心配すると思います。

そこで、今日はフィリピンで2年間滞在していた時に感じたフィリピン留学の治安についてのホントのところをお伝えしたいと思います。

フィリピン留学は安全?2年間セブで暮らした私が巻き込まれた事件は?

近年、もはやフィリピン留学は一般的なものとなりました。

私は大学時代にフィリピン留学をしました。さらにその後、2年間フィリピン・セブ島の語学学校で働くことになり、フィリピンという国で留学だけでなく、長期間暮らした経験もあります。

友人や家族からは、「フィリピンにいたら事件に巻き込まれたりとかするでしょ!?」とよく聞かれます。

 

正直結論から言うと、私が巻き込まれた事件は一切ありません。

 

これホント。むしろ日本にいた方が事件に巻き込まれているのでは…?と思うくらいです。(笑)

…と言うのも、私はフィリピンという発展途上国に住んでいると言う自覚を持って、安全に気を使っていたからでもあります。

留学生のみなさんも、普通に安全に気をつけて言われたことを守っていれば、事件や事故に巻き込まれるという確率は限りなく低くなると言えます。

 

フィリピンに同じように滞在していた知り合いは、拳銃強盗にあったり、スリや盗難にあったりとなかなか大変な経験をしていました。

 

それもそれで事実なんですが、それはそれなりの理由があるのです。

 

恨みは買わないで!フィリピンの犯罪率と日本人が巻き込まれた事件

通常、日本や韓国から来ている留学生が重大な事件に巻き込まれることはほとんどありません。

しかし、テレビでニュースを見ていると、時々フィリピンで日本人の殺人事件が報道されているのを目にすることがあります。

そうした報道を目にすると、自分だけが不安になるだけなら良いですが、家族や友達を含めた周囲までもが心配して来るケースも珍しくないと思います。

 

記憶に新しいところでは、2018年にインテリア雑貨の販売や輸出会社を経営する日本人女性がフィリピン人の2人組に銃撃され、命を落とすという痛ましい事件がありました。

このように、フィリピンでは対人関係でトラブルに巻き込まれ、恨みを買ったりした場合に殺害されるというケースが少なくはありません。結局、犯人は日本人の夫だったようで、フィリピン人は依頼されて殺害をしたようですね。

しかし、こういった被害者のほとんどは会社の経営者や役員であったり、婚姻関係などにあったりと現地のフィリピン人と密に関わっている人たちなのです。

 

日本でも殺害事件の多くは、会社の経営者(役員)が取引先や社員から恨みを買った末の事件や、婚姻関係にあった男女のいざこざの恨みによる犯行が非常に多いと思います。

 

実際、フィリピンで起きる事件も、その殆どが日本で起きている原因と同じなのです。事件が起きる以前に何かしらの布石があるんですね!何も理由無しに突然事件に巻き込まれるなんてことは、そうそうありません。

留学生の場合、日常生活で関わるのはフィリピン人の先生のみ。またフィリピン人の先生たちも学校のスタッフとして働いているので、万が一にもトラブルになった場合は学校側が間に入って解決してくれます。

そのため、留学生として普通に過ごしている限り、まずトラブルに巻き込まれることはないので安心してください。

 

フィリピンで犯罪に巻き込まれないコツは、〇〇しすぎないこと!

先ほど述べた、強盗やスリ、盗難に遭った人と、何もなく安全に過ごせた人の違いは何だと思いますか?

 

それはズバリ、現地の生活に馴染みすぎないことです!

 

「でも、せっかくフィリピンにいるんだから、現地の文化や生活に馴染んだほうが留学した甲斐がありません?」という声が聞こえてきそうですね。

しかし、私個人の考えとしては、留学生として渡航する場合、数週間や数カ月程度の滞在をしようと思っている人の場合は、現地の生活に馴染みすぎないことが大事だと思っています。

先進国で治安の良い国であれば、現地の生活に馴染んでいただいても全く問題はないと思うのですが、フィリピンという発展途上国です。外国人として滞在する場合は、考え方や経済格差などから文化的なギャップがかなり大きいのです。

 

自分の言動により、知らないうちに相手を怒らせていたということもよくあります。日本人からしたら当たり前でも、生活が貧しい相手からしたら嫌味に感じる言動をしている可能性は十分あり得るのです。

 

そのため、現地のフィリピン人と関わる際は、細心の注意を払ってほしいと生徒さんによくお話ししていました。

だからこそ、ほとんどの語学学校では安全対策として学校と寮(もしくは指定のホテル)を一体化し、留学生があまり現地の生活に入り込んで行かないように配慮されているのです。

これは移動距離を短くすることにより、学業に集中することだけでなく、巻き込まれなくていいトラブルを避けるためのシステムでもあります。

 

フィリピンで安全な留学生活を送るために絶対守るべきこと

ここで、フィリピンで安全な留学生活を送るために、絶対に守るべきルールを伝授したいと思います。

 

ナイトクラブなどは集団で行くか、そもそも行かない

フィリピン留学に行くと、必ず誘われる(笑)という定番のナイトクラブ!フィリピン留学に来ている層は、学生さんなど20代が中心のため、まだまだ遊びたい盛りということで仕方がないことでしょう。

中には厳しい門限でナイトクラブにそもそも行けない、という人もいるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が経験済みなのではないでしょうか?

フィリピンのナイトクラブは安価で、曲も人気の洋楽が流れているので人気があります。しかし、日本のナイトクラブのように安全性の面では疑問が残ります。

私が学校で働いていた時、留学生がみんなでナイトクラブに行っていました。ある日、帰ってきた男の子が私に話してくれたエピソードですが、、、なんとナイトクラブで飲み物に薬を入れられて飲まされそうになったのだとか。

 

よくよく調べてると、このような手口を使い警察とグルになり、お金を要求されるケースなのだそうです。

 

また女性に関しては、ナンパなどの危険もあります。不用意にナイトクラブで羽目を外しすぎないよう気を付けましょう。

そもそも行かないことが1番ですが、どうしても行きたい場合は、高級ナイトクラブに行くようにすればいいかもしれません。

フィリピンの高級ナイトクラブは日本人からすると安いです。ドレスコードがある場所は間違いありません。

 

屋台などのストリートフードや水道水は食べない・飲まない

治安面とは少し違うかもしれませんが、フィリピン滞在中に注意すべきポイントの1つが飲食物です。

冒険好きな男性に多いのですが、果敢にローカルフードに挑戦する人もいます。

しかしこれは本当にやめた方がいいです。フィリピンでは屋台などの衛生管理があまりちゃんとしていないからです。

 

この屋台フードを食べて食中毒になり、病院に運ばれる人も数知れず。(もはやお約束ですね)

 

またお水に関しても、デリケートな人は食中毒になってしまうので水道水なども飲まないようにしましょう。語学学校ではウォーターサーバーが設置されていますし、ミネラルウォーターが売店などで買えます。

 

フィリピン人との恋愛は注意して!売春などは絶対にしない

フィリピンへ長期滞在している方に多いのが、フィリピン人との恋愛問題。

中には、かなりこじれた状態で相談に来る留学生の人もいました。

 

そもそも日本人は恋愛に対してドライな傾向にあり、反対にフィリピンはかなりウェットです。

 

そのため、フィリピン人から情熱的にアタックされ、その気になってしまう人も…。

しかし、情熱的なのはいいものの、フィリピン人の中にはそれがエスカレートして歯止めが効かなくなってしまう人がかなり多いようです。

ストーカー被害にあったり、お金を騙し取られたり、さらにはなんとお相手に子供ができてしまったという人もちょくちょくいました。

 

恋愛関係は最も恨みを買いやすい部分でもあるので、もし現地のフィリピン人とお付き合いする場合は相当慎重に考えたほうが良いでしょう。

 

また、売春などはもってのほかです。

思いもよらず病気を遷されるならかわいいものです。

相手に彼氏がいた場合なんかは、それこそ取り返しのつかないことになる恐ろしいケースに発展する可能性がありますよ。

 

興味本位でジプニー乗車、スラム街へ行かない

私が学校スタッフとして滞在していた時に、ジプニー(乗り合いバス)やバイクタクシーには徹底して乗らないと決めていました。

…と言うのも、同じ業界で働いていたスタッフさんから教えてもらったことでもあるからです。

彼女の移動手段はタクシーか会社の車のみ、と決めて行動しており、生徒さんにもそのようにしてほしいということから徹底していたようです。その教えを守り、自分も移動はタクシーか会社の車で徹底していました。

 

その理由は、ジプニーやバイクタクシーは、盗難や強盗、事故の危険が高いからです。

 

私も生徒のみなさんに、オリエンテーションの際にジプニーやバイクタクシーはトラブルが多発しているので、乗らないでほしいと伝えていました。当然、私自身もみなさんにお伝えしている通り、自分もそのルールは守っていました。

…とは言え、人間ダメと言われるとやりたくなるものなのか、生徒さんの中には興味本位で利用する人も数多くいたように思います。

確かにジプニーやバイクタクシーに乗ると、現地の文化に触れている気もしますし、値段もタクシーの半分程度で済むでしょう。しかし、何かあった時にはそれ以上のものを失ってしまう可能性もあります。

 

→ ジプニーは現地フィリピン人の乗り物。私たち外国人は乗らない方が無難です。

 

ジプニーでは盗難やスリのプロ集団がおり、外国人が乗ってくるとターゲットにして5〜6人であっという間に財布や携帯を盗んでしまうのです。

 

またバイクタクシーについては交通事故の危険性が高く、下手をすると命に関わる大怪我をしてしまう場合もあります。

「他のみんなも乗っているから大丈夫!」という理由から、警戒心が緩むこともあるかも知れませんが、安全な生活を送りたい場合は避けてください。

 

そもそもフィリピンの語学学校は万全の対策をしている

フィリピン留学を安全に過ごすコツをまとめましたが、そもそも学校に関してもトラブルが起こらないように最新の注意を払っています。以下は、その代表的な対策です。

 

・到着時は必ず送迎をして安全を確保
・初日のオリエンテーションで安全対策を説明
・学校と寮(衣食住)を一体型にすることで無駄な移動を省き、安全を確保
・日本人スタッフが常駐することで、問題に迅速に対処できる
・24時間ガードが常駐していることが多く、異変があったら気付きやすい
・門限を設けることで、生徒の居場所を把握しやすいシステム
・日本語対応の病院をスタッフが熟知しているので何かあっても対応可能

 

これだけ気を使っているのであれば、普通に過ごしていればまず事件に巻き込まれることはほとんどないでしょう。発展途上国であるフィリピンだからこそ、学校側は最新の注意を払っています。

あとは、皆さんが羽目を外さずに、言われたことを守るかどうかです。アドバイスに従わずにトラブルに巻き込まれたなら、それは自分が悪いのではないでしょうか?

フィリピンの治安がどうこう…の話以前に、人の話をきちんと聞かない自分が悪い。まさに自己責任です。

 

ルールを守って生活していれば大丈夫!

トラブルに巻き込まれる人は、その多くが学校側からオリエンテーションの際に教えられたルールを守っていない人が大半なのです。

皆さんも二十歳を越えていれば、子どもではありません。保護者同伴とか学校スタッフ同伴で行動するなんてことは、常識的にもあり得ません。

学校内は守られた環境ですが、学校外に出たら自己責任での行動になります。

 

誘惑に駆られる時は、自分がフィリピン留学に来た理由を思い出してみましょう。

 

99.9%以上の人は、英語の勉強のためにフィリピンに足を踏み入れたはずです。

冒険をするためにフィリピンに来たワケではありませんよね。余計なトラブルに巻き込まれると、メンタルもやられますし、しばらくの間勉強に集中できなくなります。

フィリピンでは、「留学生である自分は外国人なのだ。」という意識を持ち、現地の文化や人を尊重して過ごすようにしましょう。みなさんもぜひ、安全には注意をして、有意義なフィリピン留学を楽しんでくださいね☆

 

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