【オーストラリア】ロードトリップの際に州境で気をつけるべきこと | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

【オーストラリア】ロードトリップの際に州境で気をつけるべきこと

公開:2023/08/19 著者:堀川 真由美 360 Views

ゆっくりロードトリップの情報についてもシェアをしていきたいと思います。

今回は、State Border(ボーダー、州境)について。

州境とは?

その名の通り州と州の境目のこと。長いドライブを経てたどり着いた州境は結構感動的です。看板が立っているだけで周りには何もなく道路が続いているだけだったりするんですが、多くの人が愛車と友人と記念写真を撮っている様子を見ます。

さて、そんな一つの旅のポイント地点である州境ですが、州をまたぐ際は果物·野菜の持ち込みが禁止なので注意してください。

私もすっかり忘れておりまして、Northern Territory(ノーザンテリトリー、北部準州)からWestern Australia(ウェスタンオーストリア、西オーストラリア州)にドライブイン!とは行かず、検疫所を通る必要がありました。

 

 

検疫所では全ての車両が停められ、車のトランクやクーラーボックスの中身を開けてしっかりと検査が行われます。

 

食べるか捨てるかの二者択一

 

上記写真ですが、看板には野菜・果物のシールがめちゃくちゃ貼られています。みなさんの無念さが伝わってきますね。検疫所を通る前の選択肢は捨てる、または食べ切るかの二者択一です。

買ったばかりの野菜と果物を捨てるのは悔しいので、食べられる分は張り切って食べ切りましょう。検疫所前にはトイレやちょっとしたベンチなどがあるので長いドライブの合間の休憩にも良いでしょう。

私たちが旅行し、国や州をまたぐ際に私たちは気付かない内に害虫·病気·雑草などを一緒に持ち込む可能性があります。そのためいくつかのものに持ち込みの制限があり、バイオセキュリティーまたは検疫機関が設置されています。全ての車が停められて検査されます。

 

ハイクオリティーな食品の輸出のためにも、とても農産物の環境のコントロールに厳格です。

西オーストラリアのいくつかの地域だけに発生するメディトレニアンフルーツフライ、東海岸沿いに発生するクイーンズランドフルーツフライがあり、各州間でフルーツフライの蔓延を防ぐための措置が取られています。

特にオーストラリア間でもリバーランド(南オーストラリア)、タスマニアはフルーツフライフリー地域として厳しく検査されています。

 

持ち込みが禁止されているもの

 

どこの州からどの州に行くかで持ち込み可能·不可能なものは変わってきます。例えば、ニューサウスウェールズとオーストラリア首都特別地域への果物や野菜(フレッシュ)の持ち込みですが、タスマニアからは持ち込みできますがその他の州からは持ち込みできません。

フレッシュな野菜と果物、蜂蜜、植物と土、魚、などが基本的に気をつけるべきものだと言えます。加工品であるチーズなんかは案外大丈夫だったりします。ですが詳細なリストが公式に用意されていますので以下サイトから確認されることをお勧めします。

Australian Interstate QuarantineからTraveller’s Guideがダウンロードできます。

 

規制されるものの一例

·植物とその生産物

·果物と野菜

·動物と動物の生産品

·土

·農業機械とその他用具

·娯楽用具

 

そもそもなぜ持ち込みがダメなの?

検疫が設けられているのは害虫、病気、雑草の持ち込みを防ぐためです。それらはオーストラリアの農産物に重大なダメージを与える可能性があるからです。

もちろん意図的に農作物にダメージを与えようと持ち込みをすることはないのですが、それでも野菜果物や土などに目に見えない虫や病気がついていたりする可能性があるので疑わしいものは持ち込みをさせないようにしているのです。

もし害虫、病気、雑草が広がってしまった場合、市場とコミュニティー、仕事や家畜に何百万ドルという大きな損失の可能性があります。と言うわけで、オーストラリアには80ものの地域化された植物に対する害虫と病気があり、州間の移動を制御するなんらかの規制があります。国外からだけでなく国内間の移動にもかなり気を使っているわけです。

 

どこに検疫があるの?

出典: Australian Interstate Quarantine

 

·Victoria Highway
ノーザンテリトリー準州から西オーストラリア州への入州

 

·the Peninsula Development Road(クイーンズランド州)
Coen Airportの近く

 

·Sydney Airport(ニューサウスウェールズ州)
国際線からの到着者に実施

 

·Melbourne Terminal, Station Pier,Waterfront Place,Port Melbourne
メルボルンからタスマニアへの渡航の際

 

·Devonopt Terminal,The Esplanade, East Devonport
タスマニアからメルボルンへの渡航の際

 

·Mallee Highway
MurrayvilleとPinnarooの間(南オーストラリア州)

 

·Sturt Highway(Yamba)
MilduraとRenmarkの間(南オーストラリア州)

 

·Barrier Highway
Oodla Wirra(南オーストラリア州)

 

·Eyre Highway
Ceduna(南オーストラリア州)

 

·Eyre Highway
南オーストラリア州から西オーストラリア州への入州

 

·Perth Airport(西オーストラリア州)
国際線からの到着者に実施

 

その他、州境だけで無く農産物を持ち込めないエリアに差し掛かった場合は指定のものを食べるか捨ててください。検疫用のゴミ箱はいくつかの国内線の空港、フェリーターミナル、州境、検疫ゾーンに設置されています。

また州境だけでなく各エリアによって、その地の特定の農作物を守るためにバイオセキュリティーが強化されているゾーンがあり、特定の害虫·病気を持ち込み農作物にダメージを与えないように努力されています。それはバナナであったり柑橘類であったり、特定の農作物の持ち込みが禁止されているのでそれらの指示があった場合は従ってください。

また州境については車だけでなくフェリー、飛行機などを利用する際にも同様の検疫がありますよ!

 

・Department of Agriculture, Fisheries and Forestry(農林水産省)
→ 飛行機を利用の際の検疫については、こちらに詳しく載っています。

 

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