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カテゴリー:現地生活情報

【フィリピン留学2022】安全に留学するための厳選5ルール!

公開:2022/12/18 著者:佐藤 高史 170 Views

日本で社会人していた頃に東南アジアのスタディツアー中心に旅していて、何でも食べて何も病気にならない自分ですが、色んな国でも適応能力高いと自負しているEG ACADEMY日本人マネージャーTAKAです。

2023年はさすがにどこかの国に留学してみようかな?と考えていませんか?アナタのように考えている数はGoogleトレンドの結果からしても着実に毎月増加してきています。前年同期比で「フィリピン留学」というキーワード検索数はざっくり5倍!

フィリピン留学について事前に色々調べて楽しい留学生活を過ごしている中で、随所に「あれ?何か日本の感覚と違うな…。」と感じる瞬間がありますし、経験があったと思います。何故このような違和感を抱くのでしょう。

 

結論、「フィリピンにはフィリピンのルールがある」です。

 

 

外国人が日本に来て“ココが変だよ日本人!”という番組が出来てしまうほど私たち日本人の常識や感覚って海外からしたらヘン!今回のワールドカップでも注目されましたが試合後に観客席を掃除して帰る日本人。

いつでもどこでも身の回りをキレイにするという感覚は、海外からするとヘンだと捉えられています。ワールドカップの件も一例ですがフィリピン留学生活で中長期に時間を過ごしているとその違いをいくつも気づきますが、知らなかったせいで大きな問題に発展することもあります。

小さな問題で笑って過ごせるくらいならいいのですが、笑えない事情にならないようフィリピンならではの特筆すべきルールを今回はご紹介します。これらのフィリピンルールを事前に知って理解し、最小限のストレスで快適に留学生活を過ごしたいですね。 ※留学先の各国で知っておくべきルールはあるはずです。

ルール① 怒鳴ったら即アウト

 

これって私もフィリピン渡航当初に驚かされました。フィリピン留学の初日にはエントランステストとオリエンテーションが行われるのですが、その時に「現地のヒトとトラブルを起こさないこと」と記されていてそこまで気に掛けてなかったのです。

フィリピン講師と当時の日本人マネージャーへ具体的に問うと、“フィリピンの法律はフィリピン人を守るための法律でもあり、外国人は弱い立場にある”と聞きました。

確かに日本にいる外国人も何かと縛りがありますし、完全自由に生活できるわけではないので納得。

 

しかし、ここフィリピンでは他人を怒鳴りつけるという行為は御法度。

 

特に人前でやってしまったら超やばい。警察沙汰になる可能性も高く、場合によっては強制出国させられることもあるので怒りっぽい方は要注意です。

なぜ怒鳴る行為がダメなのかという具体的理由は分かりませんが、とにかくダメ。私もフィリピンで働き5年目になりますが、指導や指示はあっても昭和の日本おじさんみたいに感情的に怒鳴り散らすフィリピン人は見たことがありません。

そもそもこの怒鳴るという行為は心理学的にも相手を委縮させ、自分の感情を一方的に表現するのみで前進的な解決にはならないと証明されています。

 

 

私の周りの実例で、1人は日本帰国時にマニラ空港のイミグレーションで書類に不備があり出国不可と言い渡されましたが、本人からするとイミグレに指示された通りに準備して不足は無いと主張。

しかし、目の前のイミグレスタッフは「とにかく不備があるから今から大使館行って用意してきて」で全く譲りません。フライトまで時間はあるにしても大使館に行って書類を準備するほどの時間的余裕は無く、その事情とイミグレの指示通り彼女は準備したのだから出国させてとやり取り。

それでもイミグレは全く聞かず彼女のイライラも頂点に達し、イミグレスタッフに対し大声で暴言を吐き即刻周囲のセキュリティーから取り囲まれる事態に。最終的には大使館に行き書類を用意、フライトも変更して帰国出来ました。

 

しかし、この一件で当人はフィリピンのブラックリストに載り、謝罪金数十万円を納めないとフィリピンには二度と入国できないことになりました。

 

 

もう一人の実例では、生徒が校内で怒鳴り警察が呼ばれるという事態に。理由は何であれフィリピンで怒鳴るという行為をしてしまっては大ごとになりますし、どこの学校でもオリエンテーション時に説明されているはず。

これで知りませんでした…では済むわけがなく、この方は学校のブラックリストに載り今後は一切の立ち入り禁止となっています。

ここで学校スタッフとして強調したいのが“学校のルールに従えないのであれば退学、もしくは他の学校を選びなさい”というスタンスです。フィリピンには今でも100近くの学校が残っているので、その学校と合わないのであればその生徒が他校を選べばいいだけ。

 

正直学校スタッフの立場からして細かな注文が多すぎる、学校ルールに従えないような生徒は対応したくない。これから留学検討中の方も何かと不一致があればその学校を選ばずに視野を広げて自分に合う学校を選択したほうが快適に過ごせます。

とにかくフィリピンにいる間で無性に怒りという感情がピークに来てもこのコラムを思い出して一呼吸していただき、自分を鎮め、3秒待ってからいつもの声量で論理的に話し合ってください。

本来、どこの国でも怒鳴るのは絶対にやってはなりません。マジ不毛です。

 

ルール② 子供&年配者を超優先

 

このルールは日本でも同じやん!となりそうですが、フィリピンでの子供と年配者への配慮は日本より断然優先度が高いですし皆が徹底しています。

日本では電車やバスで年配者がいた場合、何パーセントの確率で席を譲るか予想つきますか?こうやって考える時点で、日本人は全員が年配者に対して優先すべきだと実行出来ていない何よりの証拠ですね。

フィリピンではいわゆる公共交通機関のジプニー(乗り合いバスみたいなやつ)で、一番手前の席には100%年配者が座るもんだと共通概念があり全員が当然のように譲ります。また、薬局やスーパーなどのレジで長蛇の列になりがちなのもフィリピンあるあるです。

 

何故かやたらと作業が遅く、非効率作業が多くレジは大抵長蛇の列。私たちはそれをただただ待つのみですが年配者は当然の如く割り込んで行きますし、そんな事は当然だと順番を譲ります。

日本ではさすがに年齢関係なく割り込みされたら全員からバッシングを食らうことになりますが、フィリピンではレジのカットインも年配者は免除されます。

さらに年配者は手帳らしきモノを所持していて、レジの度にその手帳を渡すと割引が適用される仕組みに。これまた時間が掛かって急いでいる時にやられるとイラつくのですが、ホンマに年配者には優しい国なんだなと毎回痛感いたします。

 

 

子供の場合は、ショッピングモールや電車内など公共の施設内ではしゃいで当然の生き物だと認識。モールのフロアで寝っ転がったり、走り回ったり、大声上げて楽しむのも全然OK!“子供はそんなもんだよね”みたいな、むしろ思考停止状態にも近いくらい騒ぐことに無関心。

日本では子供が騒ぐと“静かにしなさい!”となるのが当然の社会。フィリピンの子供の扱いを見ていると、何故に日本はあそこまで静かにしなければならないのか不思議に思えてきます。

また、ジプニー内では子供が乗車してくると、周りの大人たちが見知らぬ子どもの手を取り合って席まで誘導してあげる姿は何とも言えないほのぼのした気持ちにさせられます。絶対子ども一人でも歩いていけるのに、わざわざ手を差し伸べる姿は素敵です。

 

ルール③ 車優先な道路

 

フィリピンに到着してから意外に感じることが「車の多さ」です。平均月収は未だに2~3万円くらいで、新車価格は日本と変わらないか若干安い程度なのに大通りは渋滞。車の保有率に対し、交通インフラが十分に追いついていないのが現状です。

しかし、一応横断歩道は増えてきており、横断歩道以外の場所から渡ろうとすると街によっては罰金を課せられることもあるので注意が必要です。とは言え、まだまだ横断歩道が無い場所が多く大概の場所では車の往来とタイミングを図って足早に渡らなければ、親切なドライバーが譲ってくれるのをひたすら待つことになります。

信号が日本のように稼働していればある程度は定期的に車の流れが止まるタイミングを掴めますが、人件費の安いフィリピンでは交通ポリスというスタッフが手旗信号やっているのをよく見かけます。

 

これがまたその人の感覚で回しているので時間帯や人によってめちゃくちゃ渋滞を作ることがあり、ドライバーも我が先にという自己中心的な運転手が非常に多いのが実情。ひとたび車の流れが動き出すと中々止むことはなく、その流れを見て道路を横断するのってちょっと強引さが必要になってきますね。

ちなみに信号があっても結構見かけるのが199秒待ち。分で換算すると3分30秒くらいですが信号があってもまあ待たされます。

控えめな日本人からすると強引に横断すると本気で交通事故を起こすのではないかと心配になるくらいですが、フィリピンのドライバーたちはギリギリのところで事故をしないように運転しています。けど、ちょくちょく事故ってますので気を付けてください。

 

ルール④ トライシクルは値段交渉あとに乗車

 

クラークエリアの主な交通手段がトライシクルというサイドカーみたいな乗り物なので、クラークの学校に留学する方は知っておくべきルールです。

各学校のオリエンテーションでも説明されますが、クラークでの交通手段はトライシクル、ジプニー、タクシーの3つです。セブの学校ではジプニー利用を基本禁止しているようですが、クラークは他都市と比較して安全性が高いので生活に慣れてきたらトライシクルも使うのもOKです!

しかし、週末よく行くコリアンタウンへはトライシクルかタクシーのみで行く手段が無く、毎回タクシー利用するとちょっと出費がかさみます。割安なトライシクルだと最大3人まで乗車出来るので、多くの生徒はトライシクルを多用しています。

 

~トライシクル乗車の流れ~

1. 手を上げて呼ぶ、もしくは「トライトライ!」と手を叩きながら叫んで呼ぶ。

2. 目の前に来たら目的地を伝える。

3. 目的地までの料金をドライバーに問いかける。あまりに高い金額だったら値下げ交渉。(P20くらい高く言われるくらいならOKだと思います)

4. トライシクルに乗車してGO!です。

 

金額交渉せずに乗車して、目的地まで着いたらドライバーの言い値で支払うことにもなり兼ねなく、トラブルの元にもなります。

商取引の概念で金額交渉せずにサービスを享受した上、消費者の感覚で値下げしろ!なんていうのは極めて通用しにくいのも明らか。

このようなトラブルを完全に防ぐには、“Grab”というアプリを現地でインストールすればトライシクルとタクシーの配車サービスが利用できるので一番安心です。

 

ルール⑤ お釣りが無いと購入不可

 

フィリピン生活5年目の私でもたまにうっかりやってしまうのが小銭や500ペソ以下のお金が財布から無くなり、ちょっとした小物が変え亡くなったり、やトライシクルに乗れなくなったりする事態に陥ってしまうことです。

日本にいると意味不明ですよね。サービス提供者が十分なお釣りを持っていて当然なのは、日本の常識であってフィリピンでは通用しません。

もしアナタが500ペソ以下を不保持でトライシクルに乗車し、100ペソ未満の支払いとなると高確率でドライバーから“お釣りないっすよ!”の一言。無賃乗車するわけにもいかないので、消費者側が近くで何か購入して小銭を作ってドライバーに支払うのがルール。

 

これはドライバーだけでなく、小さなお店やファストフード店でも起きる可能性はあります。

めちゃくちゃ空腹でお金はあるのに相手がお釣り無いという理由で購入拒否されることも十分に起こりうるので、こんな時に人間は怒りっぽくなりがちです。

自分が小銭持っていなかったことがミスなので、諦めるか他の店舗にいくしかありません。間違っても日本の常識を押し通して、ここで怒りを露にしたら恐らくアナタはそのお店から出禁、最悪その時点で警察が呼ばれることとなります。

 

【番外編ルール】物乞いへの対応

 

これはルールというか色んな考えがあるものだと捉えておいていただきたい事です。途上国に来ると、物乞いの人々をよく見かけることとなります、日本ではそこまで見る事ないですし、近寄ってきて直接コンタクトとられることがありませんよね。

しかし、フィリピンだと小さな子供や大人の物乞いが直接言い寄ってくることもあり、ちょっと驚いてしまうかもしれません。

ヒトによっては、陰で大人が子供を使ってお金を集めているから何もあげてはイカンという意見もあります。しかし、物乞いの人たち全員がそうとは限らず、山の奥地に住んでいる人が週末に街まで出てきてお金を貰いにきている事も事実。

 

またその日暮らしで何日も食べていない人々がいるのも事実。このような国で育っている現地の人々の反応もそれぞれで完全に無視する人もいれば、手元の小銭をあげる方もいます。

中にはその子たちにファストフードでその子たちにオーダーしてあげているフィリピン人を見た時には、驚きというか新しい答えを見つけた気持ちでしたね。

多方面において固定概念はある程度壊して斜めから見て、他人の意見は一つの意見として参考程度に捉えて、自分の考えをしっかり持って海外では過ごしたいです。それではまた!

 

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