アメリカ・ロサンゼルスでのシェアハウスの探し方と、その際に買ったものとは? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

アメリカ・ロサンゼルスでのシェアハウスの探し方と、その際に買ったものとは?

公開:2020/02/05 著者:西山 僚汰 454 Views

あなたはインドア派だろうか?それともアウトドア派?自分は断然インドア派だと自覚している。子供の頃から外で鬼ごっこをしているよりよっぽど一人でレゴをしていた方が楽しかった。友達が鬼ごっこをやりたいと言うから鬼から逃げていたものの、本当はレゴでデカイヘリコプターを作りたかった。しかも一人で。

この時、鬼から逃げていると言うより、レゴのために走っていた。あぁ家に帰りたい。帰ったら8時からめちゃイケを観なきゃとか、あのグレーのソファーが俺を呼んでいる!とか思いながら鬼ごっこしていた可愛くない子供だった。

ただ小学校高学年になってくると家にいる時間が減ってきた。それは決してアウトドア派に寝返った訳ではなくて、自分の趣味ややりたいことが外にいないと出来なくなってきていたから。そして事故的にアウトドア派になってしまってから、もうしばらくの時間が経つ。最後に家でリラックスしたのはいつだろう…。それは日本にいた時だった。

 

ロサンゼルス最初の住まいは、「とにかく安いから…。」という理由でそこに住んでいたものの、そこに住みだして5ヶ月が過ぎた辺りから、凄く疲れが取れないことに気づいてしまった。そこから1ヶ月もしないうちに、またまた気づいたら新しい家の内見をブック(予約)していた。

そこは、「完璧!」と言える物件ではなかったけど、色んなお店も近くなるロケーションと、何よりいい値段で日当たりのいいプライベートルームに住めると言うことでその部屋に決めた。

少し値段も上がるけど、「まぁなんとかなるだろう!ここは勢いとタイミングだ!」と言うことでそこに住み出して約一週間。今のところすごく気に入っている。

 

毎晩死んだように寝れて、目覚めも生き返ったようにいい。そしてなぜか気持ちに余裕が生まれている。無意味に早起きして、朝にキャンドルを焚きながらコーヒーと一緒に本を読む日が来るなんて想像できなかった。

自分はそんなこと出来ないと思っていたことが、住む場所が変わるだけでこんなに簡単にできるようになるのかと、自分でも驚いている。

もちろん、ロサンゼルスでの家賃は凄く高いし、この値段を他の街で出したらものすごくいい場所に住めるよね、なんて昨日もダンサーの友達と話していた。

 

自分も日本にいた頃、ロサンゼルスについて調べている時の大きな心配の一つが住む場所を探すことだった。

 

これからロサンゼルスに滞在しようと考えている人や、ましてや長期で滞在を考えている人たちにとってはかなり重要な住まい探し。

今週は住まい探しや買ってよかったもの、買いたいと思っているものなどもシェアさせてもらうことで、少しでも参考になればと思う。

シェアハウスの探し方

どうやって家(シェアハウス)を見つけるのか、これが分からないからなかなか行動に移しづらいし、出だしからつまずいてしまう感がある。日本と違って、こちらで就労ビザや永住権がないと、自分の名前で家や部屋を契約できない。

そんなこと言われたら、「もうアメリカに住むなんて不可能じゃん!」とか思ってしまわないで欲しい。海外に来てから学んだことの一つが、どんなことでも必ず方法があるということ。「他の人ができているんだから、自分ができないことはない。」というのがおじいちゃんの口癖だったし。

「あぁ、なんてかっこいいおじいちゃんなんだろう。」そんなかっこいい人のことを思い出すと、やっぱり皆さん先輩方の知恵を借りていて、人と人との繋がりで助け合っていた。

 

自分の留学の先輩が教えてくれたのが、「ビビなび」と言うロサンゼルス在住日本人のための情報交換サイトだった。

 

そのサイトではルームシェア募集、車の売買、求人情報、イベント情報などなど、アメリカでの生活に欠かせない情報が集まったサイトなのだ。どうやらそれなりに歴史があるらしく、ロサンゼルスの日本人コミュニティの中ではよく話にも出てくる。

自分は日本にいる時にビビなびのことを知り、小まめにシェアハウス情報に目を通していた。この情報も物件によって書いてあることがまちまち。しっかり住所が書いてあるところもあれば、ざっくりとしか掲載されておらず、「詳細はメールで連絡して下さい。」と言うスタイルのものもある。

ここで確認しておきたいのは、以下のような項目いったことだろう。

 

・プライベートルームかどうか
・光熱費等は家賃に含まれているか
・デポジットの有無
・コインランドリー、スーパー等は近くにあるか
・来客は連れてきて大丈夫か

 

もしウェブサイトに掲載していなければ、メールで連絡する際に聞いてみよう。そんなことを頭に入れて探すと、好みの物件はなかなかないものだ。挫けそうになる心と闘いながら探し続けると、ようやくいい感じの物件が!

でも、ここでテンションを上げ過ぎずに。掲載しているからと言っても空き部屋があるとは限らないので、少しでも気になる物件があれば書いてあるメールアドレスにすぐに連絡するのをお勧めする。

だが、やっぱり相手も人間だから、ここはオールドスクールに丁寧な自己紹介を忘れずに。名前や性別だけじゃなくて、出身地や年齢、留学の目的と言った少しパーソナリティーがわかる情報も、これから一緒に住む可能性があるとなれば相手側も気になるはず。趣味が掃除や料理なんて人は、もう書かない手はないだろう。

 

ここではあくまでお金を払って住まわせてもらうという立場なので、ビジネスの関係ではありつつも、しっかりリスペクトを忘れずにしておくのがこれからの生活を考えてもスマートだろう。

 

個人的なお勧めは、長期で住む際はまず必要最低限の物件にステイすることだ。現地に来てからも、知り合った人の紹介等でサイトには載っていない物件は見つかるからだ。だから最初のうちから、ましてや内見も出来ない状態であまりにいい場所に決めてしまっては、経済的にもダメージになる。

街や周りの人との相性など住んでみないとわからないこともあるので、最初は身軽にいることをお勧めする。また、最初は不便に感じることも住めば都かも知れないし、本当に不便で生活に支障が出るようであれば、ルール等を変えるようにお願いすることもできる。

「一緒に住むと言うことは、お互いの歩み寄り。」だとまたかっこいい大人が言っていた。こちらのマインド一つで住みやすくも住みづらくもなるのは、日本でもアメリカでも変わらないんじゃないだろうか。

 

買って良かった部屋を彩るもの

環境がいくら変わっても自分自身は変わらない。そんなことは当たり前に分かっていても、新しい場所に住むと、少し自分の中の何かが変わったように思ってしまうから不思議なものだ。

そして、新しい場所、新しい自分!と意気込んでいると、今まで気に留めていなかったものがいきなり良く見えてきたりする。自分はこれを「新しい自分症候群」と呼んでいる。初めてアメリカに来た時、ロサンゼルスに着いた時、自分で選んだ場所に行くとこの症状を発症する。

だから今回引っ越してからも、もちろんその症状が出てきた。「あれ、今まで履いてこなかったけどニューバランスっていいぞ?」とか思っている。自分はもう重症だ。ならばいっそもう諦めて、経済をどんどん回していこうと決意した今日この頃。

 

日本にいた時、仕事やダンスの合間に、代官山の蔦屋書店でポパイを立ち読みしていても、渋谷の神南辺りで服を見ていても、タワーレコードでインディーロックを片っ端から試聴していても、「この店の照明は家に置いたら可愛いだろうな。」とか、「このアルバムを日曜に家で聴いた最高にチルだろうな。」とかを考えていた。

日本にいた時はそんな調子だったから、アメリカに来てその習慣が変わることはない。ありがたいことに日本にいた時よりも忙しくなって、服や本を見る時間はすごく減ってしまったけど、それでもインテリアや雑貨を見ると家のことを考える。

母が大のインテリア好きで、時間さえあれば月1回は家の模様替えをしていた影響もあるのかなと、今になると思う。だから最近の「新しい自分症候群」の対象は、もっぱら部屋作り。ここで買ってものをシェアすることで、アメリカでの暮らしにどんなものが役立つかも紹介出来たらと思う。

 

Sanliceのランプ

シンプルなデザインな物ほど長く使える、というのは果てしなく前から知られている常識だ。リーバイスの501、ラコステのポロシャツ、アディダスのスタンスミスなど、クラシックを挙げ出したらキリがない。

こういったブランドのクラシックもあるけれど、障子、畳、ふすまなどブランドなんて飛び越えたクラシックもある。こういった伝統を上手く現代のプロダクトに落とし込んだのが、このSanliceのランプ。

提灯を現代にアップデートしたこのLEDランプは、ランプの上をタップすることで明るさが3段階に変えられる。USBポートで充電式だから、屋内やアウトドアでもポータブルで持ち歩けるとなると気にならない訳がない。

 

自分の部屋は、何故かライトが大きめのテーブルライト一つしかない。しかもライトは部屋奥のベッド横にあるから、かなり不便だった。内見の時にライトの数も確認すべきだったと猛省してももう遅い。

もやもやしながら最近のマイブームであるインテリアをインスタグラムで見ていたら、丁度このランプが広告で流れてきた。もうテクノロジーは人の心まで読んでしまうのか(インテリアを良く見ていたらその広告が流れてくるのは当たり前だが…)、と少し怖くなったが、これ程ライトはなるべく早く欲しいし、タイミングがいいしで買ってしまった。

そして、提灯をモチーフにしただけじゃなくて、畳むことでテーブルライトにもなるというんだから提灯をデザインした先人とこのブランドに頭が下がる。これで寝る前にお気に入りのポエムライター、Rupi Kaurの”milk and honey”をリラックスして読める。人は灯りでこんなに生活が変わるのか。エジソンありがとう。毎日、夜帰ってそのライトをタップするのが楽しみになった。

 

Urban Outfitters(UO)のキャンドル

出典: Facebook

 

ロサンゼルスに来てからは、個室もなければリラックスできるスペースは共有の小さなリビングルームしかないようなシェアハウスで生活していた。もちろん値段は破格の安さだったけど、寝る時も二段ベッドが2つある一つの小さな部屋で寝ていた。

もちろんそこには「リラックス」や「インテリア」という考えは皆無だった。そして、「自分の部屋がやっと持てる!」となった時に真っ先に買い揃えたのがキャンドル。アメリカはキャンドル大国で、日本よりも家同士のスペースがあるからか、その理由は全くわからないがキャンドルが身近だ。

高級レストランじゃなくても、カフェなどにも無香キャンドルが置いてあるし、そりゃアメリカのドラマでもよく目にする訳だと納得。これも人間古来の特性なのか、火をつけて明かりを灯すという行為そのものが、特別な感覚に持っていってくれる。科学的にもキャンドルのゆらぐ暖色の明かりは脳をリラックスさせてくれる効果があるそうだ。

 

とは言っても無数にあるキャンドルの中で、おしゃれでいい匂いのものはないかと探していたところ、やっぱりここにありました。

そう毎度お馴染みUrban Outfitters(以後”UO”)。もうUOの回し者なんじゃないかと思われていても仕方がないくらい、毎週UOのことを書いている気がする。

日本だとBeams、United Arrows、Shipsなど沢山のセレクトショップを至るところで目にしたが、アメリカだと雑貨も服も充実しているセレクトショップってあまり目にしない。あるとしてもメルローズやベニスビーチなど、限られた場所にしかない。

 

そう考えると、どこにでもあるUOってかなり凄いし便利だなぁと感心してしまう。そして、そういうお店で売っているプロダクトはRalph’s(アメリカの大手スーパー)などで目にするキャンドルと違い見た目がいいから、火をつけずに置いておくだけでもインテリアとして機能してくれるのが嬉しい。

見た目のお気に入りだと、使い終わったあとはプランターとして使おうかとか、小物入れにしてみようかとか、大切に使おうと思わせてくれる。

どんなものも安く、早く手に入るこの時代だからこそ、本当に気に入ったものを長く大切に使うのが1番のエコロジーなんじゃないかと思わせてくれるプロダクトだ。

 

これから欲しい、部屋を飾って欲しいもの

「本当に物欲はずっと落ちないね。」と最近母からLINEで言われたが、自分にとっては生まれてからずっと変わらないことだから何も特別に感じない。

物欲があるから働くし、お金をやりくりしようと思う訳で、この「新しい自分症候群」は経済からしてみたらめちゃくちゃウェルカムだろう。

だから母からこんなことを言われてもそれは最早褒め言葉である。「経済を回してくれてありがとう。」と聞こえてくる。消費バンザイ!

 

House of Marleyのレコードプレーヤー

 

いつの時代もひと昔前のものって価値があって、最先端じゃない不便さとか「手間」を粋な「文化」として捉える人たちがいつの時代も一定以上いると思うと嬉しくなる。

音楽なんてその代表例で、ストリーミングサービスが盛んな今にレコードの温かい音や、大きなアルバムジャケットからわざわざレコードを出し、針を落として、半分まできたらレコードを裏返して…といった一連の行為が音楽をしっかり聴くという「体験」がポピュラーになるのは納得できる。

自分もずっと前からレコードに興味があったし、高校を卒業した時友達のお母さんからサプライズで、1982年当時にリリースされたマイケルジャクソンの世界一売れたアルバム、”Thriller”を頂いた時にはめちゃくちゃ嬉しかった。

 

そして先日、友達と一緒に以前こちらのコラムでも紹介したアメーバミュージックに行ったら、なんとマイケルのアルバム”Bad”の、1987年当時に関係者に配られたプロモーションバージョンを見つけてしまった。

しかもそんなレアなものが30ドル。もちろん買うよね。そしてまた激レアな、”Billie Jean”のシングルレコードも買ってしまった。

こうなってくると、真剣にレコードプレーヤーを探さないといけない。

 

そんな時に目に留まったのがボブマーリーの遺族が管理するオーディオ会社、House of Marleyのレコードプレーヤー。Bluetoothを内蔵していて、イヤホンはもちろんスピーカーとも繋げられるなんてまさに「古きを温めて新しきを知る。」といったところだろう。

そして、その素材もリサイクル可能な竹からできているという、環境への目配せも忘れないマーリーさん達。

アメリカではアメーバミュージック以外にもレコードストアがたくさんあり、値段も日本より安いものもあるので、これを買わない理由を見つける方が難しくなってきている。

 

Meerのプロジェクター

出典: Amazon

 

最近、日本でも取り沙汰されているらしい若者のテレビ離れ。理由はたくさんあるだろうが、大きな理由の一つはインターネットコンテンツの充実だろう。今やアカデミー賞を受賞する作品が、映画館ではなくてネットフリックスでしか観られないという時代。

YouTubeではテレビで活躍する芸能人が、テレビの規制という鎖から解き放たれたが如く自由な表現でエンターテインメントを提供して、それらを無料で観られるんだから凄い時代だ。最近の吉本興業のYouTubeチャンネル開設は本当に凄い動きだと思う。

アメリカの友達もテレビを持っていない人ばかりで、会話に上がるのも「ストレンジャーシングス」や「マリッジストーリー」と言ったオンラインコンテンンツばかり。

だからこそ今見直されているのがプロジェクターだ。携帯やパソコンからケーブル一本で繋げられて、手のひらサイズながらも最大80インチまで投影できるんだから、友達と夜、野外で火を囲みながら「Breaking Bad」を今更ながら一気見したいと密かに目論んでいる。

 

Le Corbusier「LC14」

 

「何の変哲もないもの」って、実はすごく見つけづらい。自分の頭の中でイメージされている、本当にどこにでもありそうだけど、よく見ると計算された洗練さを兼ね備えたもの…わがままだけど手にするのであればそこまでのプロダクトに手を伸ばしてみたくなってしまう。

そんなスツールはないものかと色々探していたら、フランス人建築家の巨匠、ル・コルビュジエがとうの昔に完成させていた。もともと妻への誕生日プレゼントとして作られた(その時点で素敵すぎる)このスツール。取手が六面に備わっていて、いつも本や紅茶で片手が塞がっている彼女のために(知らないけども、完全に妄想です…)使いやすさを思いやったのかな、と考えさせられてしまうほどにシンプル。

優しいオーク材の質感はどんな部屋にもスッと馴染むこと間違いないし、何よりシンプルが故に使い方がこちらに委ねられている感が何とも優しい。床に座るのが落ち着く我ら日本人は、テーブル代わりに使える丁度いい大きさなのも嬉しい。

 

使わない時は紅茶の茶葉やキャンドルなんかを入れて置いて、リラックスしたい時にこれから出して椅子として使う、なんて日曜日の午後が一気に贅沢になりそうじゃない?

安いものではない分、大切に木の色合いなどの変化を楽しみながら使っていきたいし、引越しの時には大切なものをこのスツールに入れて新居まで持って行きたい。

大きなソファーが買えるぐらいの大人になった時でも、このスツールはそのソファーの横でちょんとお気に入りの雑誌とかを置かせてくれるはず。一生物のプロダクトになるに違いない。

 

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