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【アメリカ留学】ボランティア活動が盛んなアメリカでボランティアにトライしてみよう!

公開:2020/03/23 著者:前田 洋子 313 Views

アメリカと言えば、ボランティア活動が盛んなイメージですよね。

子供から大人まで、学生から年配の方、皆がチャリティー活動に積極的に参加する習慣が社会全体に根付いています。ホームレスなどの貧しい人への食糧配給、学童・孤児院でのお手伝い、大学のティーチングアシスタント、募金活動、街やビーチの清掃、老人ホームでのイベントなど…。

今までにお世話になったホストファミリーも、子供達を含め家族みんなで、皆何かしら日々ボランティアをしていました。

 

小学生のホストシスターは、家の前でレモネードを売ったり、ガレージセールなどで寄付金を集めたり、近所のグローサリーストアでガールスカウトクッキーを売ったりするなど、アメリカでは「特別なイベント」としてではなく、慈善活動を日常的に行っています。

学校へ行ったり、習い事をしたりするように、皆が日常生活の一部として普通に行っていることで、日本と比較するとボランティア活動へのハードルが低いと思います。

ホストファミリーの子供達を見ていると、アメリカ人はそうした日常生活の中で、小さな頃からボランティア活動に対する積極的な姿勢が身に付いているのだろうと思います。

 

日本と比較するとボランティア活動への参加機会は圧倒的に多く、私はアメリカ留学中に数えきれないほどのボランティア活動を体験しました。

学生にとってのボランティア

アメリカでは、中でも学生ボランティアの活動が非常に多いです。

ボランティア活動を重要視するアメリカでは、進学の際にも、ボランティア活動や部活動などの課外活動は、GPA(学業成績)と同じように、とても重要な評価ポイントとなります。

つまり、編入を考えているのであれば、入学審査の際にGPAにプラスアルファで評価されます。大学の授業でも、授業の一環としてボランティア活動参加を導入している教授もいて、授業外でボランティア活動に参加するとExtra Credit(授業成績のボーナスポイント)をくれる教授も多くいました。

 

私は、コミュニティカレッジ在学時、Student Government(学生自治会)とPhi Theta KappaというHonor Society(優等生協会)に所属しており、どちらのグループでもボランティア活動の企画・運営していました。参加だけでなく、企画・運営などイベント自体の管理を全てやっていたので、学生の中ではかなりボランティア活動に精通している方だと思います。

アメリカの大学では、ボランティア活動の記録を取って、どれだけの時間貢献したかということも、奨学金や優秀学生賞の受賞に関係があるのです。それだけ、大学などの教育機関を含めたアメリカ社会全体はボランティアを重要視しているのです。

もちろん、私を含め学生皆が大学出願や就活のためだけにやっているわけではありません。
私の場合、Student Government(学生自治会)やHonor Society(優等生協会)の団体に所属して、ボランティア活動に割く時間と労力はかなり大きなものでした。

 

単に参加者としてイベントに参加するだけではなく、企画立案からスタートし、予算編成、資材調達、PR活動、参加者の招集、最終報告会など、1つのボランティア企画に付き、長いプロセスを踏みます。毎日授業に出て、課題やテストなどの学業をこなしながら、授業後や休日に集まってミーティングなどをします。

「成績のため」と割り切ってやるには、あまりに負担が大きいものです。ボランティアをしなくても、優秀な成績さえ収めていれば一流大学へも編入出来るので、受験目的のみなら学業に専念することをお勧めします。

実際に、Student Government(学生自治会)の同期で、GPA3.0を下回る成績不振により、強制退会を言い渡されたメンバーが2人いました。学校としては、もちろん学生の本業である学業を第一優先させます。

 

献身的な慈善活動は、「成績」や「受験」という目的だけでは到底こなせない責任重大な任務です。私にとっては、優秀学生賞だとか、Extra Creditだとか、それ以上にその活動自体が有意義な学びとなり、無二の貴重な体験となりました。

しかし一方で、個人的に私は、どんな動機・理由であれ、ボランティアに参加することで困っている人の役に立てるのならば良いという考えです。動機は何だろうと、それをきっかけにボランティアの素晴らしさを知ることができれば良いと思います。

社会に貢献できるとともに、学生として貴重な社会勉強にもなり、交友関係を広げる場にもなります。

 

ボランティアは非常に学ぶことが多く、自分の中の新たな価値観が形成されるきっかけにもなり、アメリカの社会問題を考察する良い機会となりました。

 

日本ではなかなか体験出来ない非常に良い機会なので、せっかく留学したならば、是非一度チャレンジしてみて下さい。

 

→ 私たちStudent Governmentのメンバーが主体となって、校内のボランティアイベントを開催。

 

様々なボランティア

ボランティアにも様々な種類があります。

前述した通り、私はStudent Government(学生自治会)とHonor Society(優等生協会)に所属していたこともあり、最低月3回位はボランティア活動をしていました。

中でも、印象的だったものについてご紹介します。

 

ホームレスや貧しい人々への食糧配給

アメリカではメジャーなボランティアのひとつです。ロサンゼルスとシアトルのダウンタウンで、ホームレスや貧しい人に向けての食糧配給をしました。

これは、私にとってかなり衝撃を受けた体験となりました。アメリカの格差・貧困問題の深刻さを目の当たりにした初めての経験となりました。長者の列を作るホームレスの人たちは、若い人から年配まで年齢層は幅広く、アジア系から白人まで人種も様々、女性もいました。

外見からは、薬物中毒気味の人、言語に障害が見られる人、片目を失明している人、手足を負傷している人もいました。

 

初めて目にする光景に、正直少しの恐怖感すら覚えました。そして、その時私は気づきました。私は日本では、本当に深刻な貧困を目の当たりにしたことがないという事を。可哀そうだとか、悲しいとか憐れむ感情よりも、「なぜこのような格差が起きているのか?」という疑問が、私の脳内に浮かび上がりました。

その場で目にしたダウンタウンの廃れた街並み、人々の姿は、経済大国であるアメリカの光景とは到底思えませんでした。アメリカの貧困・格差問題は、なぜこんなにも深刻なのか。
裕福ではなかったとしても、皆が”普通”に教育を受けて、”普通”に働いて、”普通”に暮らせる世の中になぜならないのか…。

これはアメリカだけではなく、日本も含めて世界の普遍的な課題かもしれません。そこで、政治活動に参加できるわけでもなく、影響力のある発信を出来る人間でもない、1人の外国人留学生の私に唯一行動として出来ることは、支援出来る側の立場として、こうして少しでもボランティア活動に参加することでした。

 

孤児院へのクリスマスギフト寄付

大学のキャンパス内各所にDonation Boxを設置し、集めたギフトをクリスマスに孤児院へ届けるというボランティアです。寄付するギフトは、各家庭にある未使用品や中古品などでもOK。

クリスマスの1か月くらい前からBoxを設置し、自由に入れて行ってもらう方式です。そのため、寄付してくれた人の顔すら見えないのですが、毎日BOXが満杯になるほどのギフトの寄付がありました。

 

渡す側も渡される側も、相手の顔も姿も見えないのに、遠くのどこかにいる相手のために、彼らの喜ぶ顔を想像して心を込めて寄付をする。その気持ちはとても素敵なものだと思いました。

 

ホームレスへの食糧配給などと比較すると、クリスマスギフトの寄付などは生活必需品ではないし、贅沢品のように思うかもしれません。しかし、アメリカでは、クリスマスは家族と過ごす1年に1度のとても大切な日です。

両親・兄弟のいない孤児らにとって、血がつながっていなくても、家族のようにギフトを渡してくれる人の存在は、大事なことだったりします。

それが彼らにとって心の支えになり、彼らを笑顔にすることが出来たら、この上なく嬉しい事だと思いました。

 

東日本大震災の募金活動

まさに東日本大震災の日、私はアメリカにいました。テレビで、津波が港町を襲う映像を見た時は、故郷の日本で起きていることだとは到底理解出来ないほど衝撃的でした。

アメリカでも連日大きく報道で取り上げられ、各所で募金活動などが行われました。それと同時に、連日の報道やSNSなどを通して、不正確な情報からくる人々の混乱はやはり起きていました。

そこで、日本とダイレクトに繋がっている私たち日本人が中心となり、日本の友達や家族に連絡を取り正確な情報や状況の把握をし、情報拡散をするべきだと考えるようになりました。そして、日本人留学生らが中心となって、学校内で東日本大震災支援の団体を設立しました。

 

スピード感を持って行動したこともあり、短期間で本当に多くの寄付を得ることができました。

また寄付金と共に多くの声援や心配の声を掛けてもらい、アメリカ人を含め世界中の人々の心温かさに心の底から感謝の気持ちで一杯になりました。

災害直後から募金活動を初め、本帰国するまで約半年間もの間、本当に多くの支援を得ることができました。

 

アメリカにいる私は実際には災害に遭っていないので、日本へ「支援をする側」の立場ではありました。

しかし、日本人として、この時初めて「支援される側」の気持ちを知り、困っている時に国境を超えて世界の人たちが支援してくれることの心強さを改めて感じることができました。

そして、いつか同じようなことが他の国に起きた時には、私たちも助けたいと強く思いました。その気持ちは言ってみれば、家族や友人に対して抱くような感情です。

 

自己利益を顧みずに「相手を助けたい」という一心で、自分の時間や労力を犠牲にして相手に捧げるボランティア精神の本質を感じました。

 

→ 支援募金活動とともに、応援メッセージの寄せ書きを実施しました。

 

→ 完成したメッセージボードは日本赤十字社へ。

 

私がボランティアを通して感じたこと

私は、アメリカに来るまで、日本ではほとんどボランティア活動をしたことがありませんでした。学校の授業の一環で何回かした記憶はありますが、自主的に時間を割いて活動したことはありませんでした。

自発的に活動し始めたのはアメリカに来てからが初めてで、「なぜボランティア活動をするのか。」ということについてもあまり深く考えたことはありませんでした。

初めは、ホストファミリーの休日のお誘いや、授業のExtra Credit目的で始めたボランティア活動でした。しかし、何がきっかけであれ、そこからボランティア活動の大切さ、社会貢献出来ることの素晴らしさ、社会問題について考えるようになりました。

 

それらのキッカケを得て、Student Government(学生自治会)やHonor Society(優等生協会)などの団体に所属し、参加するだけではなく自ら企画・運営をするようになりました。

 

慈善活動をする中で一部の人が言うように、私たちがする行為は偽善的で、ただの自己満足な行為に見えているのだろうか…と自問自答をする葛藤もありました。

こうした数々のボランティア経験を通して、「経験」、「学び」、「充実」など自分が得られるものは確かにあるでしょう。しかし最終的に、私を含めて人々がこうして活動をしている真意は、そういった自己利益追及目的ではないと東日本大震災の時に確信しました。

家族や友人に対して抱く感情と同じように、自己利益や見返りなどを求めず、自己犠牲を顧みず、シンプルに「助けたい」「力になりたい」と思う気持ちが根底にあるということに気づくことができました。

 

Let’s take action!

もし、チャリティーやボランティアに少しでも興味があれば、是非参加してみてください。

私は、動機や理由は何でもいいと思います。Extra Creditのため、受験のため、友達作り、コミュニティの拡大、時間潰し、ただなんとなく…など様々なきっかけがあると思います。

私が東日本大震災復興支援の活動を通して思ったのは、動機は何であろうと支援に変わりはなく、支援してもらう側としては大変ありがたいことだという事です。

 

私たちが東日本大震災の寄付金集めをしている時、とある学生から「ただの自己満足だ。」とか「偽善的だ。」と揶揄されたことがありました。

チャリティーをすることは、困っている人を助けることで、自分が貢献できたという満足感や充実感を得ることができるのは確かです。

そういった意味では自己満足を得る行為なのかもしれませんし、人によっては自己利益の追及目的に見えるのかもしれません。

 

でも、結果的に実際に寄付金や支援物資により、助かる人たちがいます。

 

もし、いまあなたが命に関わる病気にかかり、手術費用に困っていたら、どんな理由であれ、支援・援助してくれる人がいるのなら是非受け取りたいと思いませんか?

ボランティアに参加するのに、道徳的で立派な大義名分はいらないと思います。

ボランティアする側の人にメリットを与えて、WIN-WINな関係を作ることで、支援者が増えるならそれはそれでいいと私は思います。だから教授も、Extra Creditを生徒達に与えることで、ボランティアに参加するような機会を与えているのではないでしょうか。

 

たとえば、中古服の寄付だったら、ただ捨てるだけだったら同じことだし、寄付してみよう、というシンプルな事でいいと思います。小さな女の子たちがガールスカウトクッキーを売っていることだって、とてもシンプルです。

動機不順だとか、意味があるのかとか、理屈を並び立てて色々と難しく考え過ぎていないでしょうか?ただ足踏みしているよりも、シンプルに行動してみることで自分のその行動が、同じ世界のどこかで生きる人の助けになり笑顔を作れるかもしれません。

そんな幸せサイクルを作る一端になれるというだけで、十分だと思います。

 

Don’t think too much, let’s take action and get involved! Your small step makes all the difference.

 

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