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カテゴリー:現地生活情報

アメリカ留学者必読!留学費用の節約術とリアルな生活の知恵

公開:2024/04/03 著者:岡田 健太郎 33 Views

みなさん、こんにちは。ワシントン州のベルビューカレッジという学校で1年間アメリカ留学をしたKENTAROです。

日本よりも物価が高いアメリカ留学。やはりみなさんが気になるのはリアルな留学費用ではないでしょうか?実際私もアメリカ留学の最初の1ヶ月目で見たクレジットカードの請求履歴は、まさに文字通り目が飛び出るような金額でめちゃくちゃ驚いたのを覚えています。

そこで、このコラムでは私のアメリカ留学1年で得た節約術、アメリカの金銭感覚をご紹介します。

アメリカの物価事情

アメリカの物価は全般的に高く、日本の約3倍といわれる事もあります。

しかし、実際にアメリカで1年生活した立場からすると、そうした情報はかなり大雑把な情報です。現実的には地域や品目によってかなりバラバラだからです。

 

> 現地で驚く外食の値段

例えば、スーパーでの食料品はリーズナブルな価格が多いですが、外食は割高感がすごいです。

特に私が驚いたのは、日本発の人気回転寿司チェーン「くら寿司」の料金です。

一皿が3.5ドル(約520円)、サイドのうどんも10ドル(1500円)相当と、日本の4~5倍は覚悟しないといけません。

 

結果、たった8皿の寿司とうどん1杯という不本意な食事で総額6,300円と、高級レストラン並の出費になってしまいました…。

 

私は日本でも「くら寿司」の大ファンで、5皿で1回のカプセルトイ抽選チャンスがある「ビッくらポン!」が大好きなのですが、アメリカではなぜかシステムが変更されていて15皿で必ず1つカプセルトイが貰えるシステムとなっていました。

 

→ アメリカの「ビッくらポン!」

 

「抽選に当たるかも知れない!というワクワク感と当たった時のうれしさ」はアメリカでは残念ながら体験できず…やや物足りなさを感じつつ店をあとにしたのは秘密です。(笑)

ちなみに、日本ではセルフで利用できるお茶や割り箸も全て注文スタイルになっており、衛生面での日本の安心感がありましたね。

こうした日本発のチェーン店がアメリカに上陸している場合、くら寿司のように本国と異なるメニューやサービスに加え、出店国の物価に合わせた価格設定になっていますので、みなさんも日本の感覚はスパッと捨てて新鮮な気持ちでぜひ入店しましょう!

 

> 食品や家賃の差も意外に大きい

また、上記のように高い外食費用には驚いた自分ですが、一方で現地のスーパー食品では、牛肉や輸入品は高価ですが、鶏肉や卵、乳製品は比較的リーズナブルです。

輸入品である日本のカップ麺やお菓子は、日本と比べて約2~3倍の価格になっています。

同じ製品を目にすると海外に来たんだな~としみじみ実感できます。

 

そして、こうした物価は地域による違いも大きく、例えばニューヨークのマンハッタン地区は家賃が全米平均の2倍以上と極端に高額です。

一方、同じ州のニュージャージー郊外へ行けば家賃は半値以下になる場合もあります。

つまり、大都市か郊外か、さらには東西の海岸地域かアメリカ中央部かで、家賃をはじめ生活コストは大きく変わってくるのです。

 

大学の立地によっても生活費はかなり変わるため、留学先を選ぶ際には、ぜひ地域による物価差もしっかり比較検討していきましょう。

 

→ シアトルの街並み

 

円安への対策

留学費用の大部分は米ドル建てで支払う必要があるため、円安が進行すると円換算での出費が大幅に増えてしまいます。

特に学費は高額で、例えば年間授業料が2万ドル(約300万円/1ドル150円)の大学に通う場合、1ドル=140円の円高になると280万円。なんと20万円も違ってくるのです!

生活費も同様に、ドル建ての支出は全て円安分が上乗せされます。私の場合、ホームステイ代(約1,000ドル)を毎月支払う必要があったのですが、ドル円レートの動きで数千円変わることがあるので、常に気をつけていました。円安対策としては、以下の通りです。

 

・為替アプリを活用して常にレートを確認
・外貨両替のタイミングを逃さない
・日本円で支払えるサービスを利用する

 

このような対策はものすごく地味ですが、めちゃくちゃ重要です!

特に現地での食費や交通費など日々の支出は、ジワリジワリとボディーブローのように出費が増えていきますので、少しでも支出を圧縮したい場合にはレートへの意識は必須です。

為替レートのチェックで便利なのは、そうした専用のアプリです。

 

私が使っていたiMoneyというアプリは、スマホのロック画面に設定でき、毎日確認する習慣がつくのでおすすめです。

日本にいた頃にはまったく意識しなかったレートですが、こうして海外に出て留学をすることでレートに注意を払えるようになったのもある意味で一つの勉強と言えますね!

また、留学先はアメリカですので、基本的なサービスはアメリカドルの支払いとなるのですが、日本円で支払えるサービスがあれば極力それを利用するのも有効です。

 

・携帯電話
・NetflixやYouTube premiumのサブスク系

 

上記のようなグローバル企業のサービスは、日本円で支払う事ができるサービスですので積極的に利用していきましょう!

ちなみに、私が使っていた携帯電話サービス(Jethro Mobile)は、出発前に日本円でSIMカードを買えて、月額の支払いも円でしたので現地の携帯電話サービスを利用するより実際お得でオススメです。

また、NetflixやYoutube premiumなどのサブスクを留学先で使う予定の方は、アメリカドルで支払うよりも日本円で支払った方が安く済みます。携帯電話については以下のコラムに詳しく解説がありますので、興味がある方はどうぞ!

 

 

家計簿の重要性

3つ目は家計簿です。これも地味な節約術ですが…その効果は圧倒的です!

今回ご紹介する節約術の中で「もしどれか一つだけやるとしたら、どれが良いですか?」とアドバイスを求められた場合には、私は断然この家計簿をオススメします。会計簿を付ける事で何が良いのかというと、やはり「支出を管理しよう」という意識を持てる事です。

例えば、ダイエットをする時でも毎日体重計に乗り、食べたものを記すだけで「自分の体重、食べているもの」を意識する事に繋がります。同じように節約したい時も家計簿を付けることで、「何にお金が掛かっているか、どんなお金を使ったか、どれだけ使ったか」という事を意識できます。

 

✕:お金節約しなきゃとなんとなく思う

気がついたらお金が減っている!

 

〇:家計簿支出について意識をしている

お金を使うときに気をつける

無駄な出費が減る

結果として節約ができる

 

上記のように、出費について意識を向ける事で確実に節約へ繋がります!日本であれば、家計簿を付けなくてもこれまで何十年と日本で生活をしてきた金銭感覚がありますので、無駄遣いをする事も少ないかもしれません。

しかし、留学中は使用通貨が円からドルに変わり、今までの金銭感覚が通用しなくなることもあり、ある意味で金銭感覚が麻痺するような感じです…。

そのため、留学先では「無駄遣いをするつもりはなかったのに、気がついたらめちゃくちゃお金が減っていた!」という事が多々起こりえます。例えば、月々の支出が以下のようだったとします。

 

> 固定支出

住居費(寮): $800
食費: $400
交通費: $80
通信費: $50
===================
合計: $1,330

 

> 臨時出費

学費: $350
旅行費: $500
娯楽費: $200
===================
合計: $1,050

こうした大まかな内訳を家計簿として書き出すだけでも、1ヶ月の生活費だけで$2,380(約35万円)とかなりの出費になっている事に気づきます。

より細かな出費を記載できれば、より無駄な支出に気づきやすくなります。

全ての出費を家計簿で管理するのはなかなか難しいかもしれませんが、少なくとも最低月に1回はアメリカの銀行口座やクレジットカードの明細を確認していきましょう。

 

> 予算計画も役に立つ!

現地で「家計簿を付けること」も重要な手段ですが、留学前にできる事もあります。

それが留学前の予算計画です!まだ実際に渡航前(留学前)ですので、正確な数字を出す事は困難ですので、正確な数字である必要はありません。

できる範囲で構わないので「学費、住居費、食費、交通費、娯楽費」といった考えられる支出を考慮して、月単位や週単位でどれくらいの予算になるのかというのを考えてみましょう。

 

こうした予算計画があれば、現地到着した時にも「この支出は予算内かな?」など判断しやすくなります。

例えば、週$200の娯楽費予算を立て、友人と外食に$80使ったら、残り$120で週末の遊びを選ぶ、といった具合です。

こうした予算がないと「お誘いがあったから参加する→今週はけっこうお金使っちゃったな…」となりやすいです。

 

→ メジャーリーグ観戦は10ドルで観戦できる席もあり、日本よりもかなり格安なのでおすすめの娯楽です。私は運よく大谷選手の登板日に観戦することができました。

 

このように、家計簿を活用して出費を見える化して、予算に従った計画的な支出を心がけていくと、留学生活で賢く節約ができるようになります。

 

割引サービスの活用

アメリカでは学生向けの割引・優待サービスがかなり充実しているので、学割を全力で活用していきましょう!

まずエンターテインメント面では、映画館の学割が非常にお得です。例えばAMCチェーンの場合、一般は10ドル以上するところ、学生は6.5ドルで観られます。

レストランでも、ハードロックカフェやメキシコ料理のチリーズなど有名チェーン店で10-20%の割引が受けられます。

 

次に交通費です。私は、通常通学に片道3ドルかかるところを学割が効いた交通系ICカードを発行してもらい、半額の料金で通学していました。学割は住居費の節約にも活用できます。大学の学生寮に入れば家賃を大幅に抑えられますし、学生向けアパートを探せば割安な家賃で個室が借りられるでしょう。AirbnbやVRBOで短期の民泊を探す際も、学生プランを選べば格安です。

さらにAmazonの学生会員になれば、年会費が無料で6ヶ月間のPrime会員特典が受けられます。これならネット通販も格安で利用可能ですし、サブスクリプションで映画やアニメも見られるので非常におすすめです。

このように、学生証さえあれば様々な割引サービスが適用されるので、到着後に学生証を手に入れたら全力で活用していきましょう!アメリカでは学生が優遇されているため、上手く使えば生活費を大幅に節約できます。

 

食費の節約

アメリカの外食は高額なので、一人暮らしの際は極力自炊するのがベストです。スーパーで食材を調達し、自分で料理を作ることで食費を大幅に抑えられます。

私の場合、ホームステイ先で朝夕の食事が出ていたので、昼食のみ自炊をしていました。通っていた大学には学生食堂があったのですが、値段は割高な上に味も微妙だったため留学当初から毎日自分で作ったお弁当を持参していました。

自炊をする際にぜひ活用してもらいたいのが、アメリカでもリーズナブルな野菜やフルーツ、鶏肉です。スーパーでは常に”Buy 2 Get 1 Free”のようなセール品が常にあり、私は特にブドウを大量に買い込んでいました。

 

→ Buy 1 Get 1 Free の鶏むね肉

 

→ よく持参していたサンドイッチ弁当。アメリカはブドウだけでなく、フルーツ全般美味しい。

 

また、食材はCostcoなどの大型スーパーでまとめ買いするのがコツです。一人暮らしでもキャベツ1個、卵30個パック、鶏もも肉10パックなどをストックすれば、数週間は賄えるでしょう。

自炊は手間がかかるのが難点ですが、日曜日に一週間分の作り置きをすればラクに済みます。お菓子やファーストフードへの誘惑に負けずに自炊を続ければ、食費の節約だけでなく健康面でも大きなメリットがあります。

このように、スーパーで賢く食材を選び、工夫次第で低コストの健康的な食生活を送ることができるのです!

 

ダイエットのすすめ

留学生活が始まり、生活にも慣れた9か月目のある日。

私はこれまで普通に着ていたスーツのパンツが窮屈になっていたことに気がつきました。(笑)

自炊をしながら、お菓子やファーストフードなどもできるだけ避けるような生活をしていて、最寄りのバス停まで毎日30分歩く生活をしていました。

 

しかし、全般的にハイカロリーなアメリカの食事は想像していたよりも影響力が強かったみたいです。このパンツ窮屈事件をきっかけに、私は12月からダイエットを始めることにしました。

ちなみに、アメリカ留学で体重が増えるというのは私だけに限った事ではなく、環境の変化と食生活の乱れで、多くの留学生が太る傾向にあります。(アメリカ留学される方は体重にもご注意ください!

そこで、私は以下の3つの方法でダイエットに取り組みました。

 

・食事改革

→昼食は高カロリーのサンドイッチやフライドチキンを控え、鶏むね肉を使った低カロリーかつ高たんぱくなサラダチキンに切り替えました。アメリカでも鶏むね肉は割安で、食費も節約できます。

一日の摂取カロリーについては、メンテナンスカロリー(筋力の増減が内体重をキープできるカロリー)から500カロリー差し引いた1,600カロリーを摂取目標にして、カロミルというアプリを使って食事管理していました。

 

・運動習慣

→ バスより徒歩通学を心掛け、1日の目標歩数を1万歩に設定。さらに週4回の筋トレもこなしました。

 

・生活リズムの改善

→ 睡眠や食事などの生活リズムを一定にすることで、自然と食べ過ぎや外食の誘惑を断つことができます。良質な睡眠は脂肪燃焼効果が高く、ストレスも大幅に減少させることができます。

 

→ 散歩していると、ものすごく良い景色にも出会います。

 

上記の3つの方法を実践した結果、わずか3ヶ月で5kgの減量に成功!

それ以上に、運動と食事の改革により、かつてないメンタルの安定とエネルギッシュな日々を手に入れられました。

ダイエットを続けることで体と心の両面でメリットがあることを強く実感し、私は留学中にダイエットの重要さもしっかりと勉強する事もできたのです!

留学中は環境が変わり、生活リズムが乱れがちですが、その分、ダイエットにも取り組みやすい好機ともいえます。

体重計や体組成計があれば、毎日、数値で成果を確認できてモチベーションを上げる効果も期待できるので、今持っている方は、日本から持参する事をオススメします。

ダイエットは経済的にも心身の健康面でも、あなたの留学生活に大きくプラスになるはずです!

 

まとめ

最後は留学中のダイエットコラムみたいになってしまいましたが…いかがでしたでしょうか?

現状は円安の影響もありアメリカでの留学費用は高く、経済的に大きな負担がある事も事実ですが、それでも今回ご紹介したような工夫を実践することで、より賢く節約できるはずです!

徹底した節約を続けると、運動習慣や質の高い食生活が身につき、節約できたという自信も生まれ、メンタル面にも良い影響で良い事ずくめです。

 

また、「一生使えるお金の節約術も今回の留学で身に付けるぞ!」と考えれば、前向きに頑張れると思います。

留学は人生の中でも非常に貴重な機会ですし、アメリカ留学中は多くの学びと成長がありますので、ぜひみなさんもお金を使うべきところとそうでないところの境界線をしっかり持ちつつ、留学中はどんどん様々な場所を旅行し、新しいことにチャレンジしてみてくださいね。

私の経験から得た節約術やアメリカの金銭感覚ですが、みなさんのお役に立てると幸いです。

 

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