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カテゴリー:現地生活情報

国際都市シアトルでの留学体験:気候や治安をリアルに公開!

公開:2024/04/24 著者:岡田 健太郎 15 Views

皆さんはアメリカのシアトルについてどれくらい知っていますか?

ニューヨークやロサンゼルスはアメリカでも超有名な都市なので知っている人も多いですが、シアトルだと「うーん。名前は聞いたことあるけれど…」という人も多いのかな?と思います。

また、野球やコーヒーなどに詳しい人であれば「イチローのシアトル・マリナーズの本拠地」、「スタバの一号店がある都市」と知っている人もいるかもしれませんね。

このコラムでは私が実際にシアトルへ留学した経験を元にして国際都市シアトルのいろんな面をリアルにご紹介します!

シアトルってどんな場所?

まずはシアトルの場所からご紹介です。


→アメリカの西海岸の北部に位置していて、カナダと国境を接しているため、西海岸の主要都市ロサンゼルスよりもカナダのバンクーバーの方がずっと近かったりします。

 

シアトルはワシントン州内の最大都市ですが、人口は約75万とロサンゼルス(約400万)、ニューヨーク(約900万)と比べると小さい都市です。


→シアトルのダウンタウン

気候は、1年を通して過ごしやすく夏は平均最高気温25度程度で日本と異なり湿気もないため快適です。一方、冬も平均最低気温は4度程度で、積もるような雪が降ることはほとんどありません。

 

そのため、シアトルはアメリカの大都会というよりは小さくまとまったコンパクトな都市で、海や湖、山に囲まれていてアウトドアや自然も楽しめる場所です。

実際、シアトルのイメージはアマゾンやマイクロソフトなど世界の名だたる企業が本社を構えているビジネス街というイメージがあるかもしれません。

しかし、市内中心部からから一歩足を延ばすと、オリンピック国立公園やマウント・レーニアなどがありすぐに自然の素晴らしさを感じることができます。


→市内中心部から20分ほどにあるケリーパークからの眺望

 

シアトル留学のメリット

次はシアトル留学のメリットをご紹介します。

 

・国際色豊かな街

シアトルは国際色豊かな街で、様々な人種・国籍の人々が住んでます。

ワシントン大学の噴水

→シアトルのあるワシントン州の州立ワシントン大学。大学内でもいろんな人種、国籍の人を見かけます。

実際電車に乗ってもアジア人が自分だけということはまずありませんし、英語が第1言語ではない人も多く住んでいるので、英語が不慣れな人であっても、現地の人からも理解があるのが留学生としてはすごくうれしいところです。

 

実際、私もシアトルに到着した直後は現地の人の英語を聞き取るのに苦労しましたが、「すみません」と聞き直すとゆっくりと分かりやすく伝えてくれる人が多かったですね。

日本でも少し小さな都市や田舎地域の方が、時間がのんびり流れていてゆったりしていますので、シアトルにもそうした所があるんだと思います^^

 

・世界の有名企業で働く人が身近に

シアトルにはアマゾンやマイクロソフト、スターバックスやボーイングの本社があるビジネス都市としても有名です。

スターバックス本社ビル

→スターバックスの本社ビル。印象的です。

 

世界の名だたる大企業がシアトルにあるので、当然そうした大企業の社員も大勢住んでいます。

私がシアトル留学中にたまたま友達になった人がマイクロソフト・アマゾン社員であったり、学校で友達になった子の姉や両親がマイクロソフトやアマゾンで働いているなんてことがかなり多く、ビックリしました

 

もちろん、そうした人達と知り合いになったからといって大企業に自分が勤める事にはなりませんが…(笑)それでもそうした大企業に勤める人は自分の考えをしっかり持っていたり、魅力的な人である事が多く、自分自身も留学中にいろいろな刺激を貰いました。

また、そうした人達が身近にいる事で、自分の将来やキャリアについて考える機会が留学中ものすごく増えたので、間接的ではありますがシアトルに留学したからこそ貰えた影響というのもすごく多かったと感じます。

 

・都会と自然のバランスが良い

次のメリットは、シアトルの都会と自然の絶妙なバランスです。

 

実際に私がシアトルに留学をして感じたのは「街の中は洗練されたビジネス街だけど、ちょっと郊外に出るとアメリカらしい本当に雄大な自然に出会えるんだな〜」という点です。

 

シアトルウォータフロントとビル郡の写真

→港町を感じられるシアトルウォーターフロント。

 


→こちらはシアトル中心街にあるスペースニードル(1962年の万博で建てられた184メートルのタワー)で、アメリカ北西の有名なランドマークです。

 


→おそらくシアトルNo.1の観光スポットPike Place Market。現存する市場でアメリカ最古のマーケット。見て回るだけでも楽しい!

 


→上記のPike Place Marketから100m程度の距離にあるのがあのスターバックスの第一号店。

 


→マウント・レーニア国立公園。市内から車で2時間半でこうした雄大な大自然に出会えます。

 

緑や湖、海、山など豊かな自然を感じながら夏にはカヤック、冬はスキーなどのウィンタースポーツも存分に楽しめるのがシアトルならではの魅力ですね。

 

・日本人が住みやすい

シアトルには、大昔に日本人が移住した歴史があるため、日系アメリカ人が多く住んでいます。

その影響で、日系スーパーや日本食レストランなどが多く、日本で買えるような調味料や食品、お菓子からメイク用品やシャンプーなど日用品まで簡単に手に入れられます。

また、DAISOや化粧品を販売する東京生活館などもあり、日本で慣れ親しんだ商品を購入することができるので、海外の中でも日本人にとってかなり住みやすい街と言えるでしょう

 

そして、シアトルには日本食レストランも多く存在し、くら寿司や牛角など日本にもあるようなレストランチェーンに加えて、シアトルで現地チェーン店となっている「Kizuki ramen&Izakaya」や「Hokkaido ramen Santouka」のようなお店も数多くあります。

さらに、国際都市シアトルですので、日本料理だけではなく、中華料理や韓国料理、インド系やベトナム料理などアジア系のレストランも沢山あり、文字通り世界中の食事が楽しめます

ちなみに、ホームステイ先もアジア系アメリカ人の家庭も多く、料理が口に合いやすいという利点もあります。

 

シアトル留学のデメリット

では、上記のようなシアトル留学のメリットに対してデメリットはどんな所があるのでしょうか?

 

・物価が高い

シアトルは、アメリカ国内でも物価が高めです。外食すると安いもので一食15ドルほどからなので、日本円にすると2000円を越えてしまいます。。

レストランで、ドリンク1杯、食事、デザートを注文すると最低でも40ドル程掛かりますので、日本円にすると6000円ほどです。

円安の影響もあり、かなり割高となっているため、節約したい場合には自炊やホームステイ先の食事を上手に利用するのをオススメします。

 

ちなみに、シアトルエリアの家賃は月1500ドルから2800ドルほどでとても高いため、滞在先は学生寮やホームステイ、シェアハウスがオススメです。

ちなみに、シアトル郊外のベルビューに住んでいる私のホームステイ代は3食分を含めて1,100ドルでしたので一人暮らしをするよりずっと安く滞在出来ていました。

 

・気候

シアトルの気候は、日本と比べて湿度が低く過ごしやすいという利点がありますが、曇りや雨が多いというデメリットがあります。

特に秋冬にかけては、ほとんどの日が曇りもしくは雨で、天気や気圧などで頭痛がしたり体調が悪くなる人はちょっとキツイかも知れません。。

しかし、ほとんどが霧雨や小雨程度で、土砂降りはほとんどありませんので、傘の出番はほとんどありません。(現地シアトル人はフードなどで雨をしのぎます。笑)

 

・治安が心配

シアトルはアメリカの都市の中では比較的安全だと言われていますが、やはり日本と比べると治安はあまりよくありません。

コラムではリアルな情報を伝えたいので正直に言うのですが…麻薬中毒者やホームレスも多いので、海外に出たことがない人は特にビックリするかもしれません!

私も渡米して1週間程のときに、バスに乗っていたらすぐ近くで銃声が聞こえて、「これからアメリカで生活していけるのだろうか…」とめちゃくちゃ不安になりましたが…(苦笑)基本的な事を守っていれば犯罪に巻き込まれる事はまずありません

 

海外では当たり前の事ですが「夜間にはなるべく出歩かない」、「1人ではなく、複数人でいる」という事をしっかり守れば大丈夫ですので、過度な心配はせず留学生活を楽しむことが大切です。

もし女性の方などで「どうしても不安…」という事であれば、現地で友達などに聞きながら、防犯グッズを購入してみるのもアリだと思います。

 

シアトルで気をつけるべきエリア

さらに参考情報として、現地でぜひ知っておいて欲しい防犯情報(危険なエリア)についてもお伝え致します!

 

・3rd Avenue

→シアトルのなかでも最も有名な治安の悪い通りがサードアベニュー。麻薬中毒者やホームレスなどが多いです。バスの乗り換えなどでも使うことが多い通りでもあるので、長く居座らないようにしましょう。

・チャイナタウン(インターナショナルディストリクト)

→シアトルの治安の悪い場所と言ったら、3rd Avenueとチャイナタウンを挙げる人が多いです。日系スーパーなどがあり、私も行く機会は多いのですが犯罪が多いエリアなので夜間は注意が必要です。

・キャピタルヒル

→シアトルの中でも有名な繁華街で食、ファッション、音楽、アートなどが楽しめる地域なのですが、人が集まる繁華街という土地柄犯罪件数も多くなりがちなので、特に夜間は注意が必要です。

 

シアトル留学の体験談

いかがでしたでしょうか?シアトルの概要、魅力や特徴などは何となく伝わりましたでしょうか?

 

次は、私が実際にシアトル留学で体験したこと、思ったことをご紹介致します。

・留学初日のホームシック

海外留学時にみなさんが気になるホームシックですが、実は私がホームシックになったのは、幸い留学生活初日だけでした(笑)

そんな私は、日本にいる時は「1年なんてすぐ過ぎるから大丈夫だ」と思っていたのですが…いざ家族や友人と別れ1人になると、ものすごく不安になりました。

しかし私の場合、次の日にはホームステイ先の美味しい朝ご飯を食べてケロッとしていました。

北米留学の場合には、特に時差ボケなども相まって体調を崩しやすいですので、気軽に考えて、たくさん食べて、よく寝て、人となるべく話すことを意識すると良いと思います。

友達ができたり、環境に慣れて「楽しいな〜」と感じ始めたら、抱えていた不安もどんどん小さくなっていくはずです!

 

・緊張の授業初日

留学の初日(授業初日)は、私もすごく緊張したのを覚えています。

記念すべき第一回の授業はマーケティングの授業でした。最初の授業という事もあり、まずはクラス全員の前で一人一人自己紹介しようという流れになったのですが、私はまさかのトップバッターでした(笑)

自己紹介があることは何となく予想していたので、その心づもりをたよりに何とか乗り切りましたがめちゃくちゃ緊張したことを覚えています。

 

そして、いざ授業がスタートして、授業を受けている最中で一番辛いと感じたのは、グループワークで一緒になった人たちが何を言っているのか分からないという点でした。

参加したグループワークでのクラスメイトは話すスピードも早く、最初のグループワークの時間は自分が全然会話に参加できないまま終わってしまったのを覚えています。

その時は、自分の英語力の無さを実感して、大変悔しい思いをしましたが…「自分の英語力はまだこの程度なんだ。でも授業には参加したい!」という思いから、勇気を出して分からないという事をきちんと伝えて質問すると、みんな優しく答えてくれました。

また、つたない英語であってもなんでもいいので意見を出してみると、海外では必ずそれに対して反応をくれます

なので、自分の殻に閉じこもらず、とにかく積極的に話すことが留学時には大切です!

 

あとは、事前に渡された授業資料はしっかり目を通して予習しておくと授業の理解度がグッと上がるので、単純で当たり前の方法ですがオススメです。

留学中、国や年齢、多様な背景を持った人たちとディスカッションしたり、一緒に課題を行ったのは本当に自分の価値観を広げるきっかけ、自身の成長にも大きく繋がりました。

 

・フッ軽でいることが友達作りの鍵

英語を伸ばすためにもとても重要な友達作り。私は最初はコミュニケーションをとることだけでもやっとの事でしたので…友達を作るのも大変でした。

しかし、そんな私でも特に意識していたのは「知らない子であってもとにかく話しかけ、交流の場を増やす」こと。

授業だけでなく、大学のクラブ活動に参加したり、行けるイベントにはとにかく顔を出すようにしたり、留学中はフッ軽(フットワークが軽い)いるようにしました。

 

最初は慣れない行動にとても疲れましたが…その最初の期間をなんとか踏ん張ることで、英語でのコミュニケーションにも段々慣れてきて、最終的に毎日のように時間を過ごす大切な友人たちに出会うことができました。

留学する前は、自分の英語力でここまで深い友人関係を築くことができるとは思っていなかったのですが…最初の時に勇気を出して全力でフッ軽を実践したのが本当に良かったと痛感してます。

 

やっぱり留学の最初の時期は誰でもしんどいと思いますが…それでも今では心の底から「オープンマインドで積極的に人との輪、交流を広げようと頑張って良かった」と思えるので、ぜひあなたも留学中は頑張ってみてください!

 

・日本人との付き合い方

留学先でみなさん気になったり、問題になりやすいのが、日本人とどう関わるのかです。

「せっかく海外に来たのだから日本人とは関わらないようにしたい!」という気持ちも分かるのですが、私は「日本人と交流を持つことで得られることもたくさんある」と思っています。

 

特に留学初期などは、悩みや現地の様々な情報を共有ができたり、現地でできた友人を紹介し合って交友関係を広める事もできるので、ポジティブな側面も多くあります。

実際、私もその日本人の友達から紹介して貰った友達グループの輪に入って大きな友達グループができた経験があります。

 

せっかくの留学生活で日本人だけとず〜っと一緒にいるのはもったいないですが、ポジティブな刺激を与え合いながら留学生活を前向きに楽しむことができる友人関係を築くこともできますので、日本人との関わりを断つ必要はないと感じました。

 

・カルチャーショック①(丸見えのトイレ)

これはアメリカ留学でのカルチャーショックなのですが…一番印象に残っているのがアメリカの丸見えのトイレです(笑)

アメリカのトイレは上下が空いているのでパッと見て人が居るかを確認することができるようになっています(防犯上の理由)

さらに、個室のドアにも隙間があるので、中の様子が外から少し見えてしまうこともありなんだか最初は落ち着きませんでした。。

ただ、これはアメリカならではの防犯上の理由もあるので、少しずつ慣れていくと思います。

 

・カルチャーショック②(メッセージのやりとり)

日本では、誰かとコミュニケーションを取る際はLINEが最もポピュラーですので、日本では仲良くなりたい人に「LINE教えて」と聞くのが一般的だと思います。

しかし、アメリカでは電話番号を聞くのが一般的で、日本でいうSMSやWhat’sAppで連絡を取り合います

 

アメリカ現地で携帯電話を契約する方法もありますが、個人的には日本出発前からの準備がオススメです。

ホストファミリーや友達と連絡を取るのに、電話番号は必須ですし、事前に手配する事で到着直後からスマホが自由に使えるためです。

 

私が利用しているJethro MobileのSIMカードは、通話とテキストメッセージがし放題、更に日本にいる間からアメリカの番号が手に入るので、事前にホストファミリーや学校に伝える事もできます。

あとは、日本語での相談もできるので、安心して利用できると思います。

 

・カルチャーショック③(チップ文化の浸透)

最後のカルチャーショックはアメリカのチップ文化です。

 

アメリカがチップ文化というのは知っていましたが、私が想像していた以上に浸透していて実際に生活をする中で驚きが大きかったです!レストランに行った際はもちろん、カフェやフードコート、テイクアウト等、何も接客されていなくてもチップの選択肢が与えられます。

接客を受ける際は15〜20%、受けない際は10%程が相場になっていて、初めは慣れないと思いますが、レストランなどのサービス業で働く人々にとってチップは大事な収入ですので、接客された際はチップを払うことが大切です。

 

・カルチャーショック④(カジュアルなファッション)

アメリカのファッションスタイルはかなりカジュアルで、日本のような綺麗な服装をしている人はほとんど見かけません。

ジーンズやスウェットなどが多く、きれいな服装をしていると逆に狙われてしまう可能性もあるので、私も最初はビックリしましたが、生活に慣れて行くにつれ、カジュアルな服装が好きになりました(笑)

 

まとめ

私も他の先輩留学生と同じように最初は言語の壁に苦しみましたが…その経験を乗り越えて、充実した留学生活を送ることができました。

最初は慣れずに思うように行かない事も多いのですが、焦らず少しずつで良いので新しい友人や異文化への理解を深めていけば、かけがえのない留学経験ができると思います!

 

シアトルには、国際色豊かな環境や自然の美しさ、世界的企業との接点など日本では決して出会えない魅力がたくさんありますので、ぜひあなたにもアメリカシアトル留学にチャレンジして欲しいと思っています。

私のシアトル情報、留学体験談があなたの一助になれば幸いです。

 

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