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キャラバンパークってどんなとこ?ロードトリップで過ごしたキャンピング生活をレポート@オーストラリア

公開:2020/01/20 著者:高島 明季子 3525 Views

こんにちは!あきこです。

前回のコラム「ロードトリップの始め方」でも紹介しましたが、西オーストラリアをロードトリップしながらキャンピング生活を体験しました!

その中で、チラッと出てきたキャラバンパークやキャンピングカー。

 

 

何となく聞いたことはあるけど日本ではあまり見慣れないため、実際のところ「キャラバンパークって何?」、「キャンピングカーってどんな感じ?」と思っている方もいるかもしれません。

 

なので、今回はキャラバンパークってどんな所かの紹介や、キャンピングカーの車内の様子などを踏まえて、引き続きオーストラリアで行なったキャンピング生活についてレポートしていこうと思います。

キャンピングカーの車内の雰囲気

お国柄なのかオーストラリアではロードトリップ(車旅)はとてもポピュラーで、至る所でキャンピングカーを見かけます。

説明不要だとは思いますが、キャンピングカーとは車内で寝泊まりできるよう作られた車です。車内には簡易的なキッチンがついており、トイレやシャワールームが装備されているものもあります。

 

なので、ホテルなどの宿泊施設を利用する必要がなく、また外食せずとも備え付けのキッチンで自炊することもできるのです!

 

キャンピングカーをレンタルしている人もいますが、地元オーストラリア人など自分たちのこだわりのキャンピングカーを持っている人もかなり多いです。

そのくらい普及しているため、サイズや設備内容も簡易的なものから本格的なものまで様々な種類のものがあります。

キャンピングカーの他、キャラバントレーラーと言って、より住居空間を楽しめる移動式のトレーラを自家用車で牽引しながら移動しキャンプしている場合もあります。

 

→ 右がキャラバントレーラーで、左が牽引できるように接続部分がつけられた車になります。

 

実際に私たちは、こちらの一般的な旅行者用キャンピングカーをレンタルしました。

 

→ こちらのキャンピングカーで大人3~4人用になります。

 

レンタルしたキャンピングカーのスペック

・大人4人用車

・ベッド3~4人分

・オートマ車

・0~5年式の車

・キッチン ○

・トイレ、シャワー ×

 

それでは、具体的に車内を紹介していきますね♪

 

 

初キャンピングカーで、どんな感じがとてもワクワクしました!

後部スペースはこのようになっていて、とても広かったです。

後ろの壁にある棒を引くとテーブルが出てくるので車内でも食事ができ、大人3人でもゆったり座れました。

 

 

またロックを外して壁全体をそのまま引き下げれば、ベッドのマットレスが出てきます!

後はそこにシーツや布団を敷けばベッドの完成です。

 

 

日常感丸出しで失礼します。(笑)

ダブルベッドサイズなので2人で寝ても十分スペースがありました。カーテンもついているので夜でも安心です♪

もう一人は上のスペースで寝ますよ!奥行きもしっかりあって狭さは全く感じませんでした。

 

 

ベッドを使わない時、シーツや布団、枕などはこちらのスペースにしまっておけるので邪魔になりません。

次にキッチン周りはこのようになっています。

 

 

① 2口あるコンロ(使用する時に蓋を開けます。)
② シンク
③ 電子レンジ
④ 冷蔵庫
⑤ 電気やUSB、コンセントなどの電源類
⑥ キッチン用品が入った引き出し

 

キッチン用品など元々備え付けられていたので、持参する必要はありませんでした。

 

 

・鍋・フライパン・包丁・まな板・ざる・オープナー
・食器・コップ・グラス
・カトリー
・ティファール・トースター
・台拭き・スポンジ
・ガスボンベ

 

 

後ろのトランクにはキャンピングカーの充電コンセントや給水・排水用のホース、チリトリ・洗濯紐・洗濯バサミ・バケツなどが置いてあります。

自分たちで調達した飲み水やビールもこちらにしっかり収まりました。

引き出しにはボタン式のロックがかけられるので走行中でも安全です。

 

→ 後部座席からの眺め。

 

正直「車中泊は寝づらくて疲れるかな…。」と思っていましたが、意外にも快適で個人的には全く問題ありませんでした!

 

3人分のスーツケースが少し邪魔だな…と感じたので、荷物に関してはあまり大きすぎないスーツケースかバックパックなどの方がいいかもしれません。

運転に関しては、最初は車の高さや大きさ自体に慣れていないのでドキドキしましたが、すぐに慣れました。

市内は交通量が多かったり道が複雑だったりするものの、そこを抜けてしまえば何もない一本道になるので運転はしやすかったです。

 

→ こんな道がひたすら続きます。音楽をガンガンにかけながら運転すると、めちゃめちゃ楽しいです!(笑)

 

高さがあるキャンピングカーは、遮るものが何もない道で風が強いと特に影響を受けやすく、ハンドルを持ってかれるので注意しながら運転してください。

またこういった周辺に何もない道が続くところでは電波が届かないこともあるので、Google Mapも使えなくなる場合もあるので注意ください。

事前に目的地をオフラインマップ用にダウンロードしておくか、「Maps.me」というアプリを利用し、エリアを事前にダウンロードしておけばオフラインでも使えるので便利ですよ。

 

キャラバンパークってどんな所?

キャラバンパークとはキャンプ施設のような感じですが、普通のキャンプ場とは少し違いがあるので説明していこうと思います。

 

まず初めに、オーストラリアでは法律上指定された場所以外に駐車して車中泊することが禁止されています。

 

なので、ごく一般的にキャラバンパークや指定のキャンプサイトなどが利用されています。

もちろん有料になりますが、車中泊する訳ですからそういった施設内にいた方が安全ですよね。

 

施設内は、キャラバントレーラーやキャンピングカーなどの駐車スペース兼車中泊が可能な敷地に作られている感じです。

 

→ 各車、指定されたスペースに駐車して過ごします。

 

そして、キャンピングカーの車内では電気を使ったり、キッチンがついていればシンクなども使ったりするので、給水・排水もする必要があります。

 

そのため、各駐車スペースに充電コンセントと水道が設置されているのです。

 

→ 右側にあるような充電コンセントや水道を利用します。

 

キャラバンパークでは、このように車の充電が必要となる場合は「Powered site(パワーサイト) 」を利用します。

一方、普通車のような、車の充電が必要ない場合は「Unpewered site(アンパワーサイト)」の利用になります。

どちらの場合でも有料になりますが、「Powered site(パワーサイト) 」の方が高く「Unpewered site(アンパワーサイト)」の方が安くなります。

 

各キャラバンパークで施設の充実度も違いますし、立地や人気のある場所などによって値段に差は出てきます。1台で一泊した場合の利用料金ですが、だいたい「Powered site(パワーサイト) 」利用で$30~40、「Unpewered site(アンパワーサイト)」で$20~30ほどでしょうか。

1人分の値段ではなく1台分なので、人数で割ることができますよね!

このキャラバンパークは、キャンピングカーでなければ利用できないという事ではないので、普通車でも車中泊やテント泊でも可能ですし、キャラバンパーク内にコテージのような宿泊場所があることも。

 

→ このような宿泊場所があるので安心してください、車中泊以外も可能ですよ。

 

施設内には共有キッチン、トイレ、シャワールーム、ランドリールーム、屋内外にテーブル席やBBQ設備などあります。

 

→ 施設内の共有キッチン。

 

→ とっても綺麗だったトイレ・シャワールーム!

 

車の充電が特に必要ない場合、指定された無料のキャンプサイトなどもありますが、その分設備が整っていないことが多いようです。

例えば、電気がなかったり、シャワーが水しか出なかったりする場合もあるんだとか…。

何かと不便なので、しっかりリサーチしておくかキャラバンパークの利用をお勧めします。

 

キャラバンパークの見つけ方

キャラバンパークは、基本的にどこの街にもあります。

特に田舎の方に行けば行くほど、ホテルなどの宿泊施設は少なくなりますが、キャラバンパークは田舎にもあるイメージです。

 

そこで便利になってくるのが、「WikiCamps」というアプリです。

 

→ キャラバンパークを探せるアプリ「WikiCamps」。

 

WikiCampsは$6ほどの有料アプリになりますが、オーストラリア全土のキャンプ場の場所や設備内容、値段、写真、口コミなどあらゆる情報を見ることができ、探し方もとても簡単なのであるとかなり重宝します。

 

ロードトリップする人はほとんど持っているようなアプリなので、ダウンロードしておくことをお勧めします。

アプリを開くと地図上にキャラバンパークやキャンプ場、ホテル、ビュースポットなど様々なピンが出てくるので、キャラバンパークのマークをタップすれば詳細が検索できます。

 

→ 設備内容などアイコンでも表示されているので、比較的見やすいと思います。

 

そして、ハイシーズンや人気なキャラバンパークでない限り、基本的に事前予約は必要ではないと思って良いでしょう。

 

当日に入り口のレセプション(受付)で受付し、支払いを済ませれば利用できます。

 

私たちも一泊する街だけ決めておいて、どこのキャラバンパークにするかはその時の状況や値段、口コミなどをみて決めていました。

ちなみに、モンキーマイアというスポットだけはその場所自体が1つのキャラバンパーク兼リゾートホテルになっているので、確実に入れるよう事前に予約しました。

 

キャラバンパークでの過ごし方

それでは実際のキャラバンパークでの過ごし方を紹介していきます。

まずキャラバンパークに着いたら入り口のレセプション(受付)へ行き、何泊するか・パワーサイトかアンパワーサイトかを伝えて支払いを済ませます。

 

 

支払いが済むと、自分たちの駐車場の番号を教えてもらえるので、キャラバンパークの施設マップを見ながらそこまで運転します。

 

 

各キャラバンパークで施設マップがもらえました。

自分たちの駐車スペースに到着したら車を停め、充電や給水・排水用のホースを連結させておきます。

 

 

車についているコンセントへ充電中。

テーブルや椅子などもセッティング♪

 

 

車には給水タンクがあるので、満タンにしておけばシンクから水が出ます。

施設内のキッチンも利用できますが、せっかくなのでキャンピングカーでも料理してみました!

 

 

少し狭いですが問題なく使えました。

 

 

外で食べる食事とビールは最高です!

食後はのんびり過ごします♪

シャワーを浴びて、ベッドをセッティングしたら、次の日の運転のため早めに就寝。

 

オーストラリアでロードトリップに挑戦しよう!

いかがでしかたか?

「興味はあるけど、どんな感じか分からないから不安…。」という方に少しでもイメージが伝わると幸いです。

 

ロードトリップは、キャラバンパークで過ごすキャンピング生活も楽しみの一つだと思います。

 

自分たちで料理したり、自然の中でのんびり過ごしたり、車中泊したり、どれも非日常的な楽しみがあります。

また、私たちのような旅行者だけでなく、家族連れから老後生活を楽しんでいる夫婦、ホリデーを利用して一人キャンピング生活をしている人など様々な利用者がいました。お隣さんと会話を楽しんだり、貴重な出会いがあったりするかも知れませんよ!

キャラバンパークの利用やキャンピングカーでの生活は、日本ではなかなか経験出来ないオーストラリアならではの旅スタイルなので、是非このコラムをきっかけに体験してみてはいかかでしょうか?

 

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