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留学先選びに困っているそこのあなた!留学先におすすめの国について比較・詳しく知ろう!④

公開:2022/01/28 著者:高橋 美沙季 125 Views

これまでシリーズで紹介してきた記事ですが、留学したいけどどの国に行くべきかわからない…と言う方に向けての内容でした。これまで紹介してきた国は、イギリス、スコットランド、アイルランド、アメリカを取り挙げてきました。

 

 

今回は、オセアニアにある人気の留学先「オーストラリア」「ニュージーランド」について紹介します。日本からの留学生のみならず、世界各地からの留学生に人気です。その人気の秘密と、留学をする際に考慮しておきたい点を一緒に見ていきましょう。

筆者はニュージーランド留学経験者のため、今回の記事にはとっても思い入れがあります。ニュージーランド留学については、経験者ならではの視点でも内容に触れていきますね。

それでは、オセアニア留学について掘り下げてみましょう!

オーストラリア留学

 

オーストラリアは、日本と反対側の南半球に位置します。近年、日本人の留学生たちにとってアメリカに次いで人気の留学先となっています。まずはオーストラリアという国についての基本情報を確認しましょう。

オーストラリアは南半球に浮かぶ島国です。日本も同じ島国ですが、オーストラリアの面積はなんと日本の20倍!一方、人口は日本の約5分の1なんです。人口が集中しているのは主に海岸部です。

意外と知られていませんが、国の中心部はほとんど人が住んでいない地域もあり、その多くが砂漠地帯です。

 

オーストラリアの首都はキャンベラです。しかし、シドニーやメルボルンの方が人口や観光客が多いため、そちらが首都だと勘違いされます。オーストラリアは多民族国家のため、日本を含めたアジア圏、中南米、ヨーロッパや中東などさまざまな国からの移民で構成されています。

留学生にとって有難いのがビザ制度で、3ヶ月までの滞在であれば、オンラインの手続きで「観光ビザ」として滞在ができます。治安も良く銃規制が厳しいことで有名です。

オーストラリアの公用語は英語で、基本的にイギリスの発音です。しかし、いくつかオーストラリアでしか発音されない独特の発音も存在しています。スペリングもイギリス式です。

オーストラリア留学のメリット

① 気候と治安に恵まれている

20年以上前にはオーストラリアでは危険な害獣動物や狩猟のため、銃が多く出回っており日常的に使用されていました。しかし、悲惨な銃乱射事件をきっかけに、政府が非常に厳しい銃規制の制度を導入しました。

それ以来、オーストラリアでは日本と同じように日常的に銃を見かけることはなく、安心して過ごせます。

シドニーやメルボルン近郊では四季が感じられます。でも、真冬になっても日本の東北地方のように吹雪になるようなことはありません。

 

冬でも暖かい日には、ビーチで水着になって寝転ぶオーストラリア人もいるほどです。南半球は紫外線が強いことでも有名なので、冬でも晴れると暖かいのですね。

留学先での気分ややる気が気候に左右されることは多くあります。朝起きてから学校や大学に通う時、過ごしやすい気候の中で爽やかに通学したいですもんね。

きっと、オーストラリアを留学先として選んだ方は、治安のいい街を通って学校に向かうのが楽しくなるでしょう!

 

② 留学生受け入れのプロ

オーストラリア政府は、ここ数十年間で特に留学生の受け入れ体制を強化し続けています。政府主導で作られた充実した教育プログラムやカリキュラムを提供しています。その努力の甲斐もあり、世界各地から優秀でさまざまな民族的バックグラウンドを持つ学生たちが集まります。

第二言語として英語を習得したい人や、母語ではない英語をツールとして研究に励む学生たちとの生活は、とても刺激的であるのと同時に安心感もあります。

3ヶ月以内の短期留学であれば面倒な手続きが要らないため、普段は仕事で忙しく準備に時間を割くことが難しい社会人の留学にも適しています。

 

③ 学生ビザなのに就労が可能!

オーストラリア留学では政府から発行される学生ビザは、「就労」できる条件が含まれているのが特徴的です。

他の英語圏の国では、学生ビザとは別に就労ビザを申請して発行してもらう必要がありますが、オーストラリアではその必要がないということ。

もちろん、学業優先で留学に来ていますので、「1週間に働ける時間は20時間間まで」と制限はあります。それでも、留学先のオーストラリアで就業体験までできるなんて、留学生にとってはメリットが他界ですよね!

 

④ 豊かな自然との共生

オーストラリア留学で楽しみたいことの一つは、やはり自然を思う存分味わうことではないでしょうか。

ご存知の通り、オーストラリアの面積は広大です。地域よって異なる四季の有無や、グレートバリアリーフやエアーズロックなどの世界遺産、そして何よりも数え切れないほど多く存在する美しいビーチ!

留学中のホリデーシーズンには、行きたい場所がありすぎて迷ってしまいますね。オーストラリア留学することが決定したら、自分の住む地域の観光情報なども調べてみましょう。きっと、どの地域に住んでも魅力的で雄大な自然で溢れていますよ。

 

オーストラリア留学のデメリット

① 日本人の多さ

治安の良さと民族・人種の共生が魅力的なため、必然的に日本人留学生の数も多くはなります。長期留学や正規留学の日本人留学生もいますが、ワーキングホリデーで来た日本人や夏休みや春休みなどに短期で語学学校に通う日本人もたくさんいます。

もちろん留学先で出会う日本人の友達とさまざまな思い出を作ることも大切です。でも、もし英語力を向上させたいと思って留学をしに来ているのであれば、日本語だけで話し続けるのは避けた方がいいでしょう。

日本人同士でも英語で会話をするルールを作って共有すると、お互いに目標ができ切磋琢磨できていいですよ。

 

② 紫外線の強さと乾燥

南半球の紫外線は、とても強いです。うっかり日焼け止めを塗り忘れて半日外で過ごしていると、もう鼻の頭が真っ赤になります!筆者も実際にニュージーランドで何度もやってしまいました…。

それもそのはず、オーストラリアやニュージーランドの上空のオゾン層はとても薄いらしく、一部は破壊されてしまっています。

また、一年を通して空気が非常に乾燥しています。日本にいると夏は特に保湿クリームを塗る人は少数派だと思いますが、オーストラリアでは夏でもクリームが必要です。乾燥肌の方は、クリームや加湿器などを使って保湿を大切に!

 

③ 日本とのライフスタイルの違い

暖かい気候で土地は広く、美しい自然の中でリラックスした日々を楽しみたいのが、オーストラリアの人々です。日本のせかせかした日々とは異なる、素敵なライフスタイルに憧れる人も多いはずです。

ですが、日本の便利さや快適さに慣れていてオーストラリア留学するとビックリすることもしばしば…。例えば、日本では当たり前に休日に空いているデパートやカフェ、レストランなどのお店もオーストラリアでは閉まっていたり、普段より早く店仕舞いしたりすることは、極々普通の光景です。

有名な話かもしれませんが、バスや電車が時間通りに来ないこともザラにあります。日本では考えられないことですが、オーストラリアでは普通です。そこに順応できず、ストレスに感じてしまう人は大変かもしれません。

 

ニュージーランド留学

 

ニュージーランドは、オーストラリアと同じく南半球に位置する島国です。日本と「何となく島の形が似ているなぁ…。」と思ったことのある方もいるのではないでしょうか?

しかし、ニュージーランドの人口は、日本の約4%しかいません。ニュージーランドは北島と南島の二つに分かれています。主な人口は北島に集中しており、政治の中心地でもあり首都のウェリントンや国で一番栄えているオークランドなどがあります。

南島で一番人口が多いのはクライストチャーチです。南島は、主に世界から訪れる観光客に人気のスポットがたくさんあります。クイーンズタウンやテカポ湖、ダニーデンやマウントクックなど、手付かずの自然がそのまま残された風景に世界中の人が魅了されています。

 

公用語は英語とマオリ語です。普段ほとんどの人が英語でコミュニケーションをとっていますが、街のあちこちにマオリ語の文字を見かけます。

レストランや大学内の案内掲示板、バス停の表示などでマオリ語が使用されていることから、マオリ文化へのリスペクトがみられます。

ニュージーランドは世界で住みやすい国ランキングでも常に上位にランクインしているくらい治安も良く、人々もフレンドリーと言われます。まずは、そんなニュージーランドへ留学のメリットから見ていきましょう!

 

ニュージーランド留学のメリット

① 質の良い学習環境

ニュージーランドの語学学校は、専門機関による審査と調査が行われています。その結果、全ての語学学校が4つのカテゴリーに振り分けられ、カテゴリー1に属す学校が一番質の良い学校と称されています。

そのため、語学留学をする際は、このカテゴリーを調べてから選ぶことで質の高い教育が受けられます。

また、オークランドやウェリントンなどの都市部は、多くの語学学校や大学附属の語学校が存在しているため競争率が激しく、他の国や都市に比べて授業料が安く済むこともあります。

 

② 自然の保護とその美しさ

ニュージーランドには危険な野生動物や害虫がいません。政府が外来種の規制をとても厳しく行っているためです。そのため、カヤックやカヌー、トレッキングやキャンプなどのアウトドアスポーツや活動も安心して過ごすことができます。

国として野生動物の保護活動に非常に積極的に取り組んでおり、野生のペンギンやアザラシの保護区もたくさん存在しています。毎年世界中から多くの観光客が訪れますが、野生動物の住処に悪い影響がないようにルールがしっかりと守られています。

その結果、美しい自然はそのままに、人間が入ってもいい範囲内でスキーやスノーボード、サップやサーフィンなどの楽しいアクティビティを行うことができるのです。

 

③ 多民族国家

 

ニュージーランドもオーストラリアと同様、世界各地から移民で成り立つ多民族国家です。

日本や韓国、中国などを含む東アジアやフィリピンやタイなどの東南アジア、中東系の国やヨーロッパ、アメリカや中南米と本当にさまざまなバックグラウンドを持って人たちで形成されている社会です。

みんな、お互いの存在を尊重していますし、お互いがいなくてはニュージーランドという国が成り立たないという意識があります。

 

私が留学していたウェリントンには特に、アジア出身の留学生や現地の人が多く住んでいました。

そのため、街に出ると大型のアジアンマーケットやアジアンレストランがとても多いです。日本の味が恋しくなった時も、すぐにお店に入って食べることができたので嬉しかったです。

アジア系だけでなく、食文化が非常に発達しており、世界各国の料理屋さんがたくさんあります。留学生たちにとって、とても有難いですよね。

 

ニュージーランド留学のデメリット

① 物価が高め

ニュージーランドの物価が高いことの背景に、「消費税が高いこと」と「最低賃金が高い」ことが挙げられます。ニュージーランドの消費税は現在15%ですが、福祉の充実した国家なので、普段の消費税が高くなっています。

また、ニュージーランドは世界で最低賃金が高い国として有名です。そのため、留学生として生活をするためにお金を支払う側の私たちにとっては、生活費が高いのはネックです。

ニュージーランド留学中は学生寮に入るのがおすすめで、部屋を借りて住むよりも安価です。また、市場や土日に開催されるマーケットでは、野菜やフルーツ、新鮮な肉や魚が安く手に入ります。自炊中心の生活を心掛けることで、生活費が安く抑えられます。

 

② 交通網の便利さに欠ける

ニュージーランドの人々は自然と共存しています。地形的にも山や川、湖が多くそこを切り開いて交通網を発達させるのには時間と費用がかかるのでしょう。

そのため、交通の便はよくはありません。ホームステイをしていて学校から離れて暮らしている人や、バスが多く通っていない地域に住んでいる人には不便に感じるでしょう。

また、バスや電車も時間通りに来る人来ない日の差が激しいです。一応電光掲示板などでバスの到着予定時刻は書かれていますが、突然そのバスが何らかの理由でキャンセルになることもしばしば…。

 

私は大学からバスで40分もかかる家に住んでいたので、キャンセルになった時は何本もバスを乗り継いでやっと家に着くようなことも何度もありました。

日本のバスや電車の便利さに慣れている人は、最初はこの緩さに疲れてしまうかも知れません。

それも含めて、ゆったりのんびりしたニュージーランドの空気が素敵だなと思えると良いですよね。

 

 

オセアニア留学も是非検討を!

今回の記事では、オセアニア地域の留学先候補としてオーストラリアとニュージーランドを紹介してきました。いかがでしたでしょうか?

オーストラリアとニュージーランドどちらにも共通するのは、その雄大な自然の中での生活環境です。特に日本の慌ただしい生活に慣れてしまっている方は、両国のリラックスしたのんびりした雰囲気に驚かされるでしょう。

オーストラリア人は、のんびり陽気に生活をしています。また、ニュージーランド人は、バリバリ仕事をするよりも自然の中で家族や大切な人たちと生活を優先する傾向にあります。

 

良い意味でも悪い意味でも日本とは真逆の時間の過ごし方をしているのが、両国の特徴と言えるのではないでしょうか。

オーストラリアやニュージーランドに留学したらきっと、学業や英語の勉強だけではない素敵な何かを学無ことができるはずです。

注意事項も考慮しながら、ぜひオーストラリア&ニュージーランドを留学先として検討してみてくださいね。

 

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