衣類はどこまで持って行くべき?新しい服より古着をお勧めする理由

留学準備一通り終わると荷造りをしますが、「衣類」について気になる方が多くいらっしゃると思います。どこにいても「衣類」は必要なものですが、自宅にある衣類を全て持って行くのは不可能です。
今回は「新しい服より古着をおすすめする理由」をご紹介していきたいと思いますが、この時点で「なぜ古着なのだろう?」という疑問が浮かんでいるかもしれません。(ちなみにここでいう「古着」とは、自分が使い古した衣類のことです。)
特に女性は衣類が多くなりがちです。「衣類はどのくらいの量を持って行けば良いのか?」「古着を中心に荷造りする理由」そんな疑問をぜひ解決していきたいと思います!
どれくらい持って行く?衣類は10日分でOK?!
荷物の中で一番かさばるものが「衣類」です。留学中もおしゃれを楽しみたいと、ついついあれもこれも持って行きたくなります。「衣類」を持って行く際に考えるべき部分は、「着回し」ができるかどうかです。
着回しが効く衣類であれば、少量でも十分おしゃれが楽しめますし、荷物量も格段に少なくなるはずです。
そのため極端なことを言えば、たとえ1年間の留学であっても10日分の洋服さえあれば良いということなのです。
日本から多くの衣類を持って行かなくても良い理由としては、衣類は現地でも売っているからです。
現地の服は現地の気候などに合わせて売られています。気候や現地の雰囲気に合うかなど余計な心配無用ですし、日本よりも安く購入できるかもしれません。必要に応じて、現地で購入することも選択肢の一つに加えておくと良いでしょう。
安く購入できる大きなセールを行う時に、まとめて購入するとだいぶお得になると思います。例としては、11月の第4金曜日の「ブラックフライデー」や、12月26日の「ボクシングデー」では、一斉に大セールを行います。
ただし、下着は日本から持って行くことをおすすめします。その理由は海外サイズが日本人には大きすぎたり、デザインが好みに合わなかったりする場合があるためです。
持って行く衣類を選別する際ですが、「留学する季節」と「留学する期間」を考慮することを忘れてはいけません。留学する国によっても気候は全然違うため、あらかじめ留学先について調べた上で準備をすると良いでしょう。
新しい服より古着が良いのはなぜ?
留学へ行くからと、わざわざ新しい衣類を購入して持って行こうと考える方がいるかもしれません。ですが、新しい服よりも古着がベストなのです。
古着中心に荷造りした方が良い3つの理由を説明します!
Point1: 帰国時に荷物が減らすことができる
新しい服よりも古着を中心に荷造りする理由は、帰国時に荷物が減らせるという利点があるからです。
留学が終わって帰国する際は、現地で購入したモノやお土産なども購入します。そのため、入国した時よりも荷物が増えてしまいます。増えた荷物をそのまま持って帰国すれば、荷物を現地から国際便で送る必要性があり、大きく出費が増えてしまいます。
荷物を減らす対策として、古着を着潰して、帰国時に処分するのです。数カ月し着ていないような新しい服を処分するのは、気が引ける人の方が多いはずです。現地で衣類を処分して、空いたスペースにお土産を詰めるテクニックを使いましょう!
ただ捨てるだけではなく、寄付したり現地で売りに出したり、友達に譲ったりと処分の方法も様々考えられます。自分が良いと思う方法で、古着を処分すると良いでしょう。
私の友人は帰国する際、自分の洋服を知り合いに譲って荷物を減らしていました。そうすることでスーツケースのスペースに余裕ができ、お土産などの置き場所にも困らずに済むのでとてもいいアイデアだなと思いました。
また古着の選び方ですが、「日本ではちょっと着られないなぁ、、、」というモノをメインで持って行くと処分もしやすいです。日本では少し流行遅れのデザインや、くたびれていて恥ずかしいような服でも海外では気兼ねなく着れます。
外国人は普段のファッションに気を使いませんので、日本では活かしきれない洋服が海外では着ることができるうえ、荷物が減らせるということで一石二鳥ではないでしょうか?
Point2: 古着を着ることが防犯対策にもつながる場合も
現地の人に紛れて目立たないためにも、新しい服より古着の方が馴染んで良いです。例えば、留学先がフィリピンであれば、ちょっとくたびれた衣類の方が、現地の雰囲気に馴染みます。
海外生活では外国人に見られないように、現地の人々に同化するのがポイントです。多くの外国人観光客がスリ被害に会うのは、現地に慣れていない外国人に見えるのが、狙われる一番の理由なのです。
また、海外生活が長い日本人ほど服装がラフになっていくという傾向があります。はじめての海外であっても、海外生活に慣れているかのように装うことができることも古着を着ることの利点です。
外見が小奇麗で、お洒落な格好をしていると、ただでさえ日本人というだけでも目立つのに、余計に目立ってしまいます。防犯対策の一環として、古着を身に付けることも覚えておくと良いでしょう。
Point3: 海外の洗濯機の性能は良くない?洋服へのダメージは?
海外に新しい洋服や高級な洋服を持って行かない方が良い理由の中に、「洗濯機が日本よりも良くない」ことも挙げられます。良くないというよりは、日本では見られないような旧モデルの洗濯機が未だに使われているためです。
衣類を洗う度にダメージが与えられると考えると、新しい洋服や高級な洋服が台無しになってしまいます。
海外では、「洗濯機のパワーが強く、強力に洗ってくれる」という洗濯機が多いのですが、それが「服の生地の傷みの早さ」につながってしまったりするのです。
そして、洋服のつくりや洗濯物の干し方にも違いがあります。日本では自然乾燥のため「干す」ことが多いのですが、カナダのように洗濯を干すという習慣がない国では、洗濯物を乾燥する際には、常に「乾燥機」を使います。
乾燥機の使用は、衣服にダメージを与えます。具体的には、服がシワシワになったり、袖口や首元が伸びてしまったり、色あせしてしまいます。
高級な洋服や気に入っている服を洗濯するのであれば、「手洗い」、「部屋干し」、「洗濯ネットを利用」するなどして生地を傷めないようにすることをお勧めします。
私がフィリピンに留学していた際、洗濯は週に2回学生寮で学校の担当スタッフたちにやってもらっていたのですが、白かったはずのTシャツの色が変わってしまい、哀しい思いをした経験が実際にあります。
服にダメージを残したくないならば、たとえ学校で洗濯サービスをやってくれているとしても、気に入っている服は自分で選択して部屋干しすることをお勧めします。
現地の生活環境に合わせることが大事
新しい服よりも古着をお勧めする理由ですが、お分かり頂けたでしょうか。古着を着ることは自分のためになることに加え、留学生活をする上で様々な利点がありましたね。
海外留学は旅行とは違って現地に馴染んで生活することです。
より快適に現地生活を送るために、郷に入っては郷に従う「衣食住」を心がけることが大切です。今回はその中でも「衣」に関することをテーマにしました。
ぜひ今回のアドバイスを参考にして頂き、より良い留学生活を送ってくださいね!