ホームステイの理想と現実!実際にカナダでホームステイを体験して分かったこと | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

ホームステイの理想と現実!実際にカナダでホームステイを体験して分かったこと

公開:2020/04/02 著者:坂元 ちひろ 402 Views

こんにちは、ちひろです。

 

「ホームステイ」は、留学やワーキングホリデーをされる方が期待と不安を抱えるトピックの上位にランクインしている話題ではないでしょうか。

 

私自身、カナダで二組のホストファミリーにお世話になった経験があります。実際に各家庭にお邪魔するその日まで、「どんな家族なのだろう。」、「快適に生活できるかな?」と非常にソワソワしていました。

そして、途中でステイ先を変えつつも1年間ホストファミリーと生活をしてみた結果、期待していたホームステイとは違っていたことが3点ありました。そこで今回は、カナダでホームステイをしてみて分かった実情について体験談を交えてシェアしてまいります。

特に3点目は、「カナダならではの理想と現実」でしたので、トロントやバンクーバーへ留学予定の方は最後までお読みいただけると嬉しいです。

どのようにしてホストファミリーが決まるのか

まずは、自分のステイ先が決定するまでの過程を簡単にご紹介いたします。私の場合は、ホームステイ斡旋エージェント(以下、代理店)や現地で通う学校を通じてホームステイ先が決定しました。代理店や学校からは事前に、アンケートに答えるように指示をされました。

受け取ったアンケートでは、喫煙習慣や宗教、食事の趣向(ベジタリアンやビーガン、アレルギーなど)の有無や、ペットとの共同生活に支障がないかを問われました。また、自分の性格や趣味について回答する欄もありました。

質問項目は、「自室で静かに過ごしたい or ホストファミリーとたくさん交流したい」や、「恥ずかしがり屋 or 目立ちたがり屋」など、質問の多くは内面性を確認するための調査用紙でした。

 

同内容のアンケートはホストファミリー側にも渡されており、留学生から回収した調査用紙と照らし合わせて、条件の合う家庭と生徒のマッチングが行われます。

 

仮に、学生がペットは苦手だと回答すれば、動物を飼っていない家庭に優先的に配属されます。また、ホストファミリーとたくさん交流したいと答えれば、同様に留学生との交流を求めるホストと組み合わせできるよう手配がなされます。

この時、すべての希望が叶わない場合もあります。あくまで「諸条件をできる限り優先的にマッチングするためのアンケート」という認識でお願いいたします。

さて、次項からは、いよいよホームステイの理想と現実3点についてお話しさせていただきます。

 

→ ホストファミリーと囲む食卓。とてもあたたかい家庭でした。

 

その1: ホームステイ先に他の留学生もいた

こちらは個人的に一番初めにショックを受けたことです。それは、「自分以外にもそこで生活をしている留学生(シェアメイト)がいた。」ということです。私は、その家庭には自分ひとりだけが斡旋されることを予想していたのです。

私の場合はホームステイ先が決定した段階で、ホストファミリーの家族構成を事前に教えてもらうことができました。例えば、「この家庭にはお父さんとお母さんがいて、女の子供が二人」といった形です。

でも、いざステイ先に到着してみると、事前に知らされていた家族の人数より多い人が食卓にいたのです。

 

今でこそ分かることですが、ホストファミリーは多くが複数の留学生を同時に受け入れている場合があります。

 

その人数は家庭によってバラツキがあります。少ないケースでは2人ですが、大きなお家だと留学生だけでも6人いる家庭すらありました。

 

人数が増えれば増えるほど問題になるのが、お風呂やトイレが各自の部屋に備え付けではなく、一つのバスルームを留学生全員で共有せねばならない場面です。

 

色んな人が多様な生活リズムで暮らしているため、きちんと話し合いをしてルールを決めないと、自分が使いたいタイミングでバスルームを使えないという事態が発生します。

また、留学生がそれぞれの母国の家族や友人と電話をする際にも、少々トラブルが発生します。異なる出身地の留学生が多いと、カナダと母国との時差がみんなバラバラなので、深夜に家族に電話をかける人がいれば、早朝から大声で電話越しに友人と話しをする人もいました。

こちらもホストファミリーを介して注意してもらったり、自ら声のトーンを抑えてもらうよう依頼したりしなければ、睡眠に支障をきたすことになります。これは何も、自分のことを棚に上げて言えたことではありません。

 

自分自身も他人の存在を気にかけなければいけないので、自分だけのペースでは生活できないということです。

 

とはいえ、シェアメイトは海外でできる最初の友達になり得ます。それが非日本人であった場合は、自分が行ったことのない国の文化や歴史について教えてもらう機会になり有意義なものでもあります。

もしも日本人だったとしても、同じ人種だからこそできる情報共有や悩み相談があります。ホームステイ先では英語を使う場でもあるので、同じ国籍の生徒が一緒にならないように配慮されますが、夏休みなどの込み合う時期は例外もあります。

あまりガヤガヤとした環境で生活したくない方や日本人の生徒がいる家庭を避けたい場合は、代理店や学校にシェアメイトの有無についてリクエストができるのかを確認しておくと良いでしょう。

 

→ シェアメイトが帰国する時にくれた手紙。今でも連絡を取り合っています。

 

その2: 家賃収入目的でホストをしている家庭もある

私の中でホストファミリーのイメージといえば、「異文化交流が大好きで、留学生の話を聞いたり世話をしたりすることに喜びを覚える人」でした。

休みの日はお出かけに連れて行ってくれたり、食卓でもその日あった出来事を話したり、とか、そんな期待がありました。

でも、今となっては「全てのホストが、100%純粋な気持ちで留学生をケアする家庭だとは限らない。」ということがはっきりと分かります。

 

別のコラムでもチラッとお話ししましたが、ホストの中には、留学生から受け取る滞在費用を目的として、ビジネス感覚で部屋と食事の提供をしている家庭もあるのが事実です。

私が滞在した二組の家族のうち一組は、ビジネス要素を感じる瞬間は一切ありませんでした。でも、もう一組の方は、あからさまにではありませんが、「このホストファミリーは、経済的な事情があって留学生の受け入れを始めたのかもしれない…。」と感じることがありました。

それは、私がそのステイ先に到着して数日が経ったある日のことです。ホストファミリーとの雑談の中で、その家庭は「これまでに男の子の留学生を滞在させたことがない。」ということが分かりました。

 

単なる好奇心で、「なんで女の子しか受け入れていないの?」と聞いてみると、ホストマザーは「男の子は食欲旺盛でごはんをいっぱい食べるからだよ。」と答えました。

ホームステイの費用は、3食込みでひと月650ドルなら650ドルと家賃が決まっています。たくさん食べようが少ししか食べなかろうが、留学生が支払う家賃は変動しません。

つまり、留学生が食料や飲料を消費すればするほど、それはそのままホストファミリーの負担になってしまいます。

 

そんなことから私は、「この家庭は、留学生の家賃収入を軸に生計を立てているのだな。」と理解することができました。でも、幸いにも、コミュニケーションをよく取ってくれる家庭でした。

英語で間違った表現をしていれば指摘もしてくれましたし、行動を制限されたり無愛想な態度を取られたりと、肩身の狭い思いをすることは全くありませんでした。

私がお伝えしたいのは、例えば毎回豪勢な食事を提供してもらえたり、色々な場所へ無料で連れて行ってもらえたり、などの過度な期待をホストファミリーにしすぎると、残念な思いをしてしまう場面があるかもしれないということです。

 

お金が絡むシーンでは、思っていたのとは異なる形でホストと自分との間に線引きがなされる可能性があることを、心に留めておいていただきたいです。

 

 

→ 料理上手なホストマザーで食事の時間が楽しみでした。

 

その3: イメージしていた白人カナディアンではなかった

こちらも私が勝手な想像をしていたがゆえの理想と現実です。自分がホームステイをしている姿を想像した時、「白人のカナダ人家庭で小さな子供もいて、日々コミュニケーションを取りながらネイティブから正規の英語を吸収できる絶好のチャンス!」ということを頭に描いていました。

でも、カナダは移民の国。特に都市部ではアジア人やフィリピン人、スパニッシュなど、白人以外の人口も多いです。私は二軒でのホームステイ経験があるとお伝えしましたが、一組目はスパニッシュ、二組目はフィリピン人でした。つまり、カナダ生まれカナダ育ちの家族ではありませんでした。

そうなると、彼らの言葉にはやはり、訛りがあります。さらに専業主婦やご老人など、カナダに移住してから外で仕事をする機会がなかった方は、英語力が留学生と同レベルだったり、旦那さんやお子さんとは英語ではなく母国語で会話したりしているケースもあります。私の滞在先も実際にそうでした。

 

私が留学先にカナダを選んだ理由の一つとして、「ネイティブから綺麗でスタンダードな英語の発音を学ぶことができそうだ!」と考えたことが挙げられます。でも、それは完全にリサーチ不足でした。バンクーバーやトロントは、本当にアジアからの移民が多いです。

大学やカレッジへは通わずに、語学学校に通う場合は尚更ですが、よほど積極的に活動しない限りはカナダ生まれカナダ育ちのネイティブと出会える機会はそうそうないはずです。

カナダ国内にも移民の流入が少ない地域もまだまだあります。長い人であれば1年ないしは2年間、ホストファミリーと一緒に生活する方もいらっしゃるでしょう。第二の家族となりうる存在なので、彼らの存在は非常に重要です。

 

自分を取り囲む英語環境にこだわりがあり、ステイ先もネイティブカナディアンであることを望むのであれば、居住(都市)エリアの選定は慎重に行う必要があります。

 

→ 退去前日の食事はホストファミリーがテーブルコーディネートまでしてくれました。

 

【まとめ】 たかが仮の住まい、されど仮の住まい

 

もしかすると読者様の中には、「とりあえず寝るところがあって、食事も用意されればそれで良い。」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

でも、異国での生活って無意識の間にストレスや不安が蓄積します。ですから、家は唯一、心を落ち着けることのできる場所となり得ます。その、唯一くつろげる空間に不満があっては、心が休まるどころか、さらなるイライラや非充実感がつのります。

ホームステイ選定のタイミングでも、ステイ先に到着してからも、代理店なりシェアメイトなり、ホストファミリーの存在があるので自分の意志だけを貫き通せるものではありません。

 

今皆さんが頭に描いている理想のホームステイが現実のものになるのか否かは、実際に現地入りするまでは分かりません。

 

最初から、過度な期待やイメージを膨らませ過ぎない方が良いでしょう。この記事を読んで頂いた方は、「ホームステイってそんな感じなんだ!」と分かった上でホームステイされると思うので、イメージの落差は少ないと思います。

上述の通り、私たち日本人がイメージするホームステイに近づくためには、移民の少ない地方都市を選んだ方が白人カナディアンに当たる可能性は高くなるでしょう。しかし、それもあくまで可能性の話であって確実ではありません。ちなみに、人種をリクエストすることは人種差別行為にあたるため、基本的にNGであることを知っておきましょう!

皆様が充実した留学やワーホリ生活を送られることを祈っております。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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