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カテゴリー:勉強方法のコツ

【TOEIC 510→890点】私が英語の勉強に使った教材・モチベーションとは?

公開:2020/02/20 著者:柴田 宏 2371 Views

こんにちは!私は、英語が得意だったわけではないのですが、TOEIC510点から1年半で890点まであげることができました。

留学はしたけれど、マルタで短期の語学留学を3週間、アメリカでインターンシップを6週間という、短期経験しかありません。

 

そのため、私の英語力向上は、日本国内での学習がカギを握っていることは明らかだと思います。

 

今回は、いったい私日本でどのような勉強したのか、どうやってモチベーションを維持できたのかについてご紹介したいと思います!

留学を控えている方、日本で英語を勉強したい方の参考となれば幸いです。

文法編 ~語学学校に行く前に~

マルタ留学する前は、「English Grammar in Use」という教材を使っていました。ネイティブの子どもが学校で英語を習うときに使われるテキストブックで、ネットで注文できます。お値段は約4,000円。

少しお値段がはるので、私はメルカリを使って2,200円で購入しました。

英語で英語の文法のことを説明しているのですが、文法を学ぶ人のための本なので難しい表現では書かれていません。

 

→ メルカリで買った「English Grammar in Use」。CDが壊れていました。(笑)

 

文法の勉強にもなりますが、この本でボキャブラリーもある程度つけることができます。特にこれから留学やワーキングホリデーで、語学学校に行く方はおすすめです。

例えば、前置詞、過去形、副詞など英語で何というかご存知でしょうか?

日本では普段聞かない単語ですよね。でも、海外の語学学校は英語の授業を英語で行うので、文法関連の単語は不可欠な知識です。

 

このような知識をある程度おさえておいた方が、授業内容をより効率的に頭に入れることができます。

 

以下、基本的な用語についてまとめておきました。

 

文法用語まとめ

単語 意味
Subject 主語
Verb 動詞
Object 目的語
Complement 補語
Modifier 文を修飾するもの(形容詞、副詞等)
Noun 名詞
Adjective 形容詞
Adverb 副詞
Preposition 前置詞
Conjunction 接続詞
Pronoun 代名詞
Interjection 間投詞
Past simple (p.) 過去形
Past participle(p.p.) 過去分詞形

 

「English Grammar in Use」では、文法の説明文で必ずそれらの単語が入っており、「覚えなければいけない。」というよりはたくさん見かけるため自然と覚えられるためおすすめです!

 

リーディング編 ~子ども頃に好きだった本でトライ!~

みなさんは、子供の時に好きだった絵本や小説はありますか?

好きな本を使って勉強できたら楽しいですよね!

私の経験から、好きな本で英語を勉強するにあたり、以下に示す条件に当てはまっていると学習が長続きしやすい傾向にあると思っています。

 

1. 小さいころ好きだった本。
2. 難解な用語が出てこない。
3. TOEIC リーディングパート350点くらいの読解力。
4. 日本語版の本が手元にある。 ※または内容をだいたい覚えている。
5. 本文が長くない。

 

1番に関しては、好きな本で勉強した方が嫌な気分が少なくなりますよね!ただ、この「小さいころ」がポイントです。大人になってから好きになったジャンルだと2番目に記述してあるように、難解な用語や、複雑な表現が出てくることが多いです。

また、子供の頃に読んだものといえど、英語だとよくわからなくなることが多いため、3番目の条件も満たしておいた方がいいです。3番を満たしていない場合は、TOEICのリーディングパートをコツコツやっていた方が断然上がります。

私は、「プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)」の映画が好きだったので、原作の洋書で勉強しようとしていた時期がありました。当時リーディングパートは320点。今思うと無謀ですよね…。(笑)

 

「プラダを着た悪魔」は、イギリス英語な上に、ビジネス英語、ファッション業界の用語が盛りだくさんで、4ページで挫折しました…。

 

結構好きだったと思うのですが、レベルが違いすぎました。小説と映像は別物ですね…。

 

→ 未だに4ページしか見ていない小説…。(笑)

 

以上のようなプロセスを経て、私は「星の王子様(The Little Prince)」で勉強することにしました。

小さい頃、プラネタリウムでお話を聞いたことや、日本語の本を祖母に買ってもらった記憶があり、思い出深い一冊となります。

この本は、見なれない単語はいくつか見受けられますが、文法は難しいものではなく、単語さえ調べれば読み続けられます。また、本文も長すぎずちょうどいい分量です。また、日本語版の本が手に入りやすいことから、私は日本語版の話を頭にインプットしてから洋書を読むという風に勉強しました。

 

そうすると、わからないフレーズを見つけたとき、「もしかして、ここはあそこら辺の話かな…?」といった風に意味を予測しながら読み進められます。

 

→ CD付きの「星の王子様」。

 

また、世界的に有名なお話だと、英語のCDがついてくることもあります。

私はCD付きの本を買いました。子供向けだと読み聞かせ用にCDがついてくることもあるんですね。

こちらのCDデータをiPhoneに入れて移動中に聞いています。

 

リスニング編 ~コンパクトに細部まで~

おすすめは、「Podcast」、「YouTube」でリスニングの勉強をすることです。私は長い時間英語を聞いているのがあまり好きではありません。集中力が持たないからです…。(笑)

英語がそこまで得意でなかった時期なら、尚更そうでした。短くて学習効果がありそうで、そこまで難しくない。また、そこそこ内容も面白いものを探していった結果、自分に向いていそうな2種類の教材を見つけることができました。

Podcastでは「6 Minutes English」、YouTubeでは「What would you do?(WWYD)」というチャンネルですです。

 

→ BBCラジオが配信している英語学習番組。

 

「6 Minutes English」は、BBCラジオが配信しているその名の通り、6分だけの英語学習者のためのチャンネルです。

他のPodcastのさまざまなチャンネルを見ましたが、15分以上だと集中力が持ちませんでした…。(笑)6分と言えど内容は濃く、さすがBBC!テーマも考えさせられるようなものが多いです。

所見ではほとんど聞き取れませんが、6分の間で新しく出てくるボキャブラリーについて簡単な英語で説明してくれます。また、公式ホームページへ行くと原文が載っているため、より内容が定着します。私はあまり聞き取れない時期は、ホームページで原文を見て頭に入れてから、Podcastで聞くようにしていました。

 

1回につき6分なのでもう1回復習しても12分。全く時間を取られません。

 

次に「What would you do?(WWYD)」は、アメリカのABC放送のテレビ番組です。公式でYouTubeにアップロードされています。番組内容は、社会問題や人々の差別意識にフォーカスした番組です。

例えるならば、人々のモラルについてドッキリをしかけた「モニタリング」のような番組です。おそらく日本で同じような番組があったら放送禁止か、炎上しているかもしれません…。

怖い要素やグロテスクな要素は一切ありませんが、ショックを受ける内容が多いです。日本では外国人は珍しいものの、店に入らせない、いきなり暴言をはく、ということはないですよね。しかし、アメリカでは人種や肌の違いによる人々の間で起こる差別が問題となっています。

 

差別側、被差別側は役者さんですが、周りにいる人は一般人のため、実際に差別を目にしてどのような行動に出るのかが見所です。

 

1つのテーマで、平均7~15分くらいの長さなのでコンパクトで見やすいです。また、見慣れない単語がタイトルになっており、その単語が動画内で頻出することがあります。

ですが、一つのテーマに沿って番組が進められていくため、見ているうちに「こういうことを言っているのかな…?」と容易に予測することができます。

例えば、「Children bully their classmates because of race」というタイトルでは、「bully」とは何だろうとなったときに、まず動画を見てみます。

 

 

はじめに、黒人の女の子と白人の男の子がカフェで楽しくお話ししています。

その席の傍に二人のクラスメイトが座っていました。二人はどちらも白人です。

二人は、白人の男の子に話しかけます。

 

クラスメイト「なんで白人と黒人同士なのに仲よくしてるの?私たちは一緒だけど、彼女は違うじゃん。」
黒人の女の子「どういうこと?」
クラスメイト「自分(肌の色)を見てみなよ。」

 

これで「Children bully their classmates」の意味は分かりましたね。

「子どもたちがクラスメイトを○○する。」

動画の内容からして、「子どもたちがクラスメイトを”いじめる”。」という意味になることが予測できます。

 

このように、動画を見ているうちに表現を学べることが多いです。

 

字幕に関しては、基本的には英語字幕が多いですが、日本語字幕もたまにあります。英語学習の側面だけではなく、アメリカの社会問題や多国籍国家ならではの人々の考え方が勉強になるので、非常におすすめです。

故意にではありませんが、偶然にもPodcastでの学習がイギリス英語、YouTubeでの学習がアメリカ英語とうまく分けられました。私はアメリカ英語の方が「R」や「A」の音が強いため、比較的聞き取りやすかった一方、イギリス英語が聞き取れず苦労していました。

しかし、Podcast、YouTubeでバランスよく学習していたからか、イギリス英語も大体は聞き取れるようになりました。TOEICではリスニングパートで400点行けばいい方だったのですが、490点まで取ることができました。

 

ここまで上がったのは、「聞きっぱなし」にせず、原文の細部までの理解を徹底したからだと思います。みなさん、もしPodcastやYouTubeで学習するときは「聞きっぱなし」は避けるようにしてくださいね!

 

スピーキング編 ~まず慣れよ!~

日本に滞在していて、一番の学習のネックに感じるのがスピーキングです。

日常生活で英会話する相手は普通いませんから、話し相手を探さないといけません。

ただし、英語が単に話せるレベルの話し相手ではあまり良くありません。会話していると、相手から発音や表現などが移ってしまうので、良い意味でも悪い意味でも話し相手は重要だからです。

 

そんな時は、ズバリ!オンライン英会話です。

 

私は、いろいろなオンライン英会話を試しましたが、現在は「Cambly」を使っています。

最初は、「Native Camp」でスピーキング練習をしていました。理由は、「Native Camp」は月に6,000円ほどで、レッスン受け放題だったからです。他のオンライン英会話では、1日につき1回の授業30分で月6,000円くらいが多いですよね。

「Native Camp」では、1日何回でも授業受け放題だったので、ちょうど春休みに時間があったため、1日3回くらい受けていました。もちろん教材も無料で使えたため、たくさん授業を受けながら、どの教材が自分に適しているのか、自分にはどういった学習法が向いているかを先生たちと話しながら授業を進めていきました。

「Native Camp」は、フィリピンの先生が多く、陽気でフレンドリーな先生が多かったです!また、日本人慣れしているため、緊張せずにレッスンが受けられます。

 

英語で話すときって、思わず構えちゃいませんか?(笑)

 

私は英語で話すときはすごく緊張しましたし、レッスン前はいつもドキドキと不安で胸が一杯でした。

一日に何回も授業を受けられると、英語で「ウッ」と構えなくなりますし、英語のコミュニケーションの練習になります。

たくさん授業を受けていくうちに、自分にあった授業スタイルを確立できます。まずは、1日1回ではなく、たくさんの量をこなしてみましょう!オンライン英会話が初めての方は量をこなしてから、質を高めていくのがおすすめです。

 

「Native Camp」の次は、「DMM英会話」でレッスンを受けていました。

理由は、「Native Camp」は基本的に、先生を指定して予約しようとするとプラスで料金を払わなければならなかったからです。

 

ある程度同じ先生にレッスンをしてもらった方が自分の成長具合を測りやすいですよね?

 

先生側からしても、1回しか会ったことのない生徒は成長が分かりませんが、定期的に同じ生徒に会えば成長度合いが分かりますよね。

その点、「DMM英会話」では、先生の予約は基本的には無料でした。

ただ、ネイティブ講師のレッスンを受けるとなると、別の高い料金プランにする必要がありました。もう分かりましたね…?(笑)

 

→ 色々試した結果、現在は「Cambly」に行き着きました。

 

そう、次は「Cambly」です。ある程度のスピーキングは上達したものの、自然な表現や言い回しがなかなか使えず、ネイティブのスピードが速く聞き取れないことが結構あったからです。

料金は額面だけを見ると少しお高めですが、予約金が必要ないこと、ネイティブと話せることを考えるとむしろ安く感じます。また、授業は15分から受講可能なので、「時間がない。」、「いきなり英語で30分はハードルが高く感じる。」という方にもおすすめです。

まとめると、私のオンライン英会話を使ったスピーキング対策は、以下のようなステップを踏みました。

 

1. とにかく英語で話すことに慣れる → Native Camp
2. 仲の良い先生を作って、成長具合をみてもらう → DMM英会話
3. ネイティブと話してみる → Cambly

 

3番については絶対やるべきというわけではなく、私が単に興味があっただけなので、人によっては必要ない場合もあると思います。自分の目標や段階に合わせてトライしてみてくださいね!

 

モチベーションはどうやって上げる?

モチベーションの維持には悩まされますよね…。

 

私も、オンライン英会話でお金を払っているのに、やる気がでず、月に一回も授業を受けないということがありました。(笑)

 

英語での面接を控えている、試験がある、といったような急用性がないとなかなか動かないですよね。私は最近修論がひと段落し、入社が近くなってきたため、また勉強し始めたところです。

忙しくて英語の勉強ができない時は、「英語の勉強したいのに…。」という気持ちなのに、いざ時間ができるとTwitterやInstagramを見て結局やらないこと、多くありませんか?

そのくせ、英語の勉強をしなかった時、「○○しなきゃいけなかったのに…。」という義務感が芽生えてきませんか?

 

私はそうでした。(笑)モチベーションって、自分を行動させてくれるもののように見えるのに、結局はモチベーションに振り回されていたような気がします。

 

そこで私が思ったことは、「モチベーションがなくてもいいのでは?」ということでした。

これは、モチベーションがなくていい、という意味ではありません。常にモチベーションがあれば一番いいですが、普通は長続きしませんよね。

私が意味するのは、モチベーションがない状態でも、学習できるようにすればいいということです。

 

英語学習はルーティン化しよう!

そこで私が思いついたのが、行動を「ルール化」するということでした。まず、iPadを起動してYouTubeを開いたら、絶対最初は英語の番組を見る。本棚に近づいたら、必ず英語系の本を開いて5分は見るといったように、行動の癖付けをしました。

勉強するときって、やることが曖昧だと、「まずノートを開いて参考書を見て…」と作業が億劫に感じますよね。そのため、「ここの場所にいる場合は自動的に○○する。」という風に決めると、決められたことしかしなくていいので楽です。

ぜひ、勉強の長続きがしない、やる気が出ないという人は試してみてください。

 

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