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英語の名言(ことわざ)を日本語に翻訳!ことわざの言い回しと、その意味をご紹介します!

公開:2020/07/10 著者:坂元 ちひろ 338 Views

こんにちは、カナダ在住のちひろです。

本日は、「英語の名言(ことわざ)」をテーマに書き進めていきます。あえて説明する必要もないかもしれませんが、世の中で「名言」とされるものは「物事の本質をうまく捉えた言葉」です。

「なるほど!うまいこと言うな!」と誰もが納得するような言い回しが、いわゆる「名言」というワケですね。

 

「名言」はさらに細かく分類でき、細分化したグループのひとつに「ことわざ」があります。「ことわざ」は昔の人々が得た知識や教訓を短文にしたもので、世代を越えて語り継がれてきた文言です。

「犬も歩けば棒に当たる」や「石の上にも三年」などのことわざなら、みなさんも耳にしたことがあるかもしれません。実は、これらのことわざは日本語だけの文化ではなく、英語でも存在しています。

そこで今回は、英語の名言(ことわざ)に注目して、いくつかの言い回しやその意味をご紹介していきます。どの名言も単語のひとつひとつは簡単ですが、それ以上の深い意味合いを持つことがお分かりいただけるはずです。

 

普段の英語学習においても英語から日本語へ翻訳する際には、表面的な言葉だけでなく文章に込められた発言者や著者の意図までしっかりと汲み取る必要があります。

 

名言の翻訳作業はその良い訓練になるはずですので、今回のコラムがみなさんにとって、世に溢れる名言に興味を持つきっかけにもなると嬉しく思います。

英語と日本語で表現が似ている名言(ことわざ)

名言(ことわざ)の中には、英語から日本語への翻訳が比較的簡単な表現があります。まずはニュアンスをつかみやすい文章からご紹介します。

 

A picture is worth a thousand words.
1枚の絵(写真)は1,000の言葉に値する。

 

「worth」は「価値がある」や「値する」を意味する単語で、文章全体を自然な表現に直すならば「1枚の絵(写真)の方が、たくさんの言葉で説明されるより分かりやすい。」となります。

日本語では『百聞は一見にしかず』ということわざになります。「誰かから100回聞くよりも実際に自分の目で見た方が確かだ。」と解釈でき、どちらも視覚情報の優位性を表しています。

「worth」自体は日常生活の中でも便利な言葉です。人から食事をご馳走してもらった際などにお礼を言うと、「It’s worth it!(それだけの価値があるよ!)」と返ってくることがあります。シンプルな表現で相手の自尊心を高められる言葉なので、使い勝手が良いと感じます。

 

The early bird catches the worm.
早起きの鳥は虫を捕まえる。

 

鳥にとって虫の捕獲は労力をかけて活動した成果なので、「朝早く起きると成果(良いこと)がある。」というニュアンスを持ちます。

日本語のことわざでは『早起きは三文の徳』となります。「三文」はお金を意味する単語ですが、そこから転じて「早く起きれば健康・仕事・勉強の面で良い影響がある。」ともされています。

英語のことわざ『The early bird catches the worm.』の場合は、単に早起きだけを勧める表現ではなく、「人よりも先に行動したり、目の前の事柄にすぐ取り組んだりすることが成功の秘訣である。」という意味も含まれています。ちなみに、英文中の「worm」は虫全般ではなく、ミミズなど手足がない細長い虫を指します。

 

→ 朝が苦手な著者は『早起きは三文の徳』を肝に銘じています…。

 

You can’t judge a book by its cover.
本を表紙で判断するな。

 

本はカバーが立派だからと言って内容も素晴らしいとは限りませんし、表紙が簡素でも良書なパターンもあります。見た目だけでは判断してはいけないことの例えで、『人は見かけによらぬもの』という日本のことわざが該当します。

「judge」は「判断する」や「判決を下す」を意味する単語ですが、日常生活の中でも「Don’t judge me!」と口にする機会もあります。

真剣なトーンで言われると「私のことを悪く決めつけないで!」と言っているように取れますし、カジュアルな雰囲気だと「私を変に思わないでね。笑わないでよ?」と聞こえます。

 

It’s no use crying over spilt milk.
こぼれたミルクを見て泣いても無駄である。

 

日本語版のことわざは『覆水盆に返らず』になります。「一度してしまったことは取り返しがつかない状態」を意味します。同様の名言で『後悔先に立たず』も当てはまります。

ことわざには、英語が先発で日本語に翻訳された表現があれば、中国語や日本語が英語に訳出されたもの、またほぼ同時に生まれた名言など様々なパターンがあります。

昔からの言い伝えであったり、概念が世界共通だったりするので起源が定かではないものも存在します。

 

『覆水盆に返らず』に関しては、中国の逸話の歴史が古いとされています。中国語の「盆」は日本語で言うところの平らな「お盆」ではなく「ボウル状の容器」を指します。

『It’s no use crying over spilt milk.』と『覆水盆に返らず』では、液体をこぼす共通点があるものの、英語で表現した際には水がミルクになっていて、英米人の生活が表れているようで面白みを感じる部分でもあります。

「It’s no use ~ing」は日々の生活でも使える表現です。「~しても仕方がない、無駄である。」と言いたい時に使うフレーズです。

 

→ 英米人にとっては、水よりもミルクの方がしっくりくるのかもしれませんね。

 

Don’t count your chickens before they hatch.
孵化(フカ)する前に、ニワトリ(ヒナ)を数えるな。

 

「hatch〈孵化(フカ)〉」は卵がかえることです。「卵がかえる前に、ヒナを数えるな。」は、卵を数えてもそれら全てが孵化するとは限らないので、「ヒナを数えるなら、卵からかえってからにしろ。」という表現です。

「確実に手に入るかどうか分からないものを当てにして、計画を立てるのは良くない。」と言い表しています。日本語では『取らぬ狸(タヌキ)の皮算用』です。「狸をまだ捕らえていないうちから、狸の毛皮を売って儲ける計算をするのは愚かだ。」という考え方が由来しています。

英語ではニワトリ(ヒナ)、日本ではタヌキな部分にも文化の違いが反映されているようで面白いと思いませんか?

 

Kill two birds with one stone.
1つの石で2羽の鳥を仕留める。

 

「1つの石」と「2羽の鳥」というキーワードでピンと来た方もおられるかもしれませんが、日本語のことわざでは『一石二鳥』に該当する表現です。「1つの動作で2つの物事を成し遂げる。」という意味ですね。同じニュアンスで『一挙両得』と言うこともできます。

同様の意味合いで複数のことわざが日本にあるように、「Kill two birds with one stone.」にも単語が異なる形で「一石二鳥を」表す表現があります。

例えば、ヨーロッパでは国境を越えると「Kill two flies in one hit.」や「Roast two pieces of meat in one fire.」といったように変化し、国柄や地域性が出ている点を興味深く感じました。(下図参照)

 

→ 動物を仕留める行為自体は同じですが、細かな単語がエリア毎に異なります。(出典:Jakub Marian’s Language learning, science & art

 

Where there is a will, there is a way.
意思が存在しているところに方法(道)はある。

 

日本では『意志あるところに道は開ける。』として認知されています。女子プロゴルファーの宮里藍さんが座右の銘としていたことわざでもあるので、耳にした記憶がある方もおられるかもしれません。『為せば成る(≒やればできる)』の概念にも通じます。

英文中の「will」はこの文脈では「意志」という意味を持つ名詞です。より丁寧に訳出するならば、「何かをすると心に決めたなら、(目の前に障害があろうとも)目的を成し遂げる方法を見つけられる。」と表現できます。

ちなみに、「意志」は仕事や勉強、日常生活など生涯を通じてあらゆる場面で人に影響を与える重要な要素であるため、子供たちの宿題に含まれるエッセイのテーマとしても頻出だそうです。

 

 

上記のYouTube動画は簡単な例ですが、「お気に入りの洋服を汚したくない!」という思いから、解決策を見つけ出したストーリーです。

 

「英語ならでは!」な表現の名言(ことわざ)

以下では、少し時間をかければ、ピンとひらめきがあるかもしれない名言(ことわざ)をご紹介します。

 

It takes all sorts to make a world.
世界は多様な人々で成り立っている。

 

私はニュアンスとしては日本語の『十人十色』が近いと考えていて、「人々は異なる性格や意見、バックグラウンドを抱えている。」という意味だと捉えています。

日常会話では「to make a world」が省略されて「It takes all sorts」と使われたり、「It takes all kinds」と言われたりします。

使われるシチュエーションは様々ですが、「色々な人がいるものだ!」と他人の奇行や特異な振る舞いについて言及する際にも使用されているのを見かけます。

 

The squeaky wheel gets the oil.
きしむ車輪は油をもらう。

 

「squeaky」はキーキーと音を立てる様子を表す単語です。車輪がきしむと油をさす事象を人に転じて、「きしむ車輪のように声をあげて主張している人は、周囲からの注目や助けを得やすい。」という意味になります。

これとは反対の意味を持つ日本のことわざは『言わぬが花』『出る杭は打たれる』です。日本の場合は、あえて言わないことに値打ちがあるとされたり、でしゃばった言動が非難されたりする風習がありました。

ちなみに私は、カナダで働き始めたばかりの頃、「〈出る杭は打たれる〉の精神ではカナダで生きていけないよ。」とマネージャーから言われたことがあります。評価を得たり出世をしたりするためには、「目立ってなんぼの世界」というワケです。もちろん協調性も大切ですが、あまりにも控え目な言動を取りすぎていると人に利用されたり付け込まれたりします。

 

【まとめ】 ことわざの面白さとは?

 

ことわざは、最小限の単語で物事を上手く言い表している点に面白みを感じます。私にとって言語学習は難しい単語を覚えるだけでなく、「表現の豊かさ」を学ぶ時間でもあります。従って、英語の名言集も学習素材のひとつです。

なぜ表現の豊かさを大切にしているかと言うと、話し相手に合わせて使う言葉を変えるべきだと考えるからです。

例えば、目上の方や学術・ビジネスパートナーと会話をする際は、洗練された単語や専門用語を使用する必要性があります。けれども、子供や他の留学生とコミュニケーションを取る時は、「誰もが理解できる言葉」を選ぶことが望ましいでしょう。

 

ことわざは誰でも理解しやすく覚えやすいからこそ、長い歴史の中で言い伝えられてきた代物でもあります。ですから、ことわざには「物事をうまく抽象して言語化するヒント」が含まれているように思うのです。

また、日本のことわざの由来を辿ると中国に行き着いたり、英語の名言はアメリカ生まれのものだけでなく、ヨーロッパからの言い伝えも混在していたりします。言葉の面白さだけでなく歴史に触れる機会にもなるので、普段とは違った角度で異文化理解が進むでしょう。

みなさんも日本語で座右の銘やお気に入りの名言があるならば、「英語表現ではどうなるのか?」を調査してみると意外な発見があるかもしれません。ぜひ一度、調べてみてはいかがでしょうか。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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