憧れの留学生活のはずなのに楽しくない!?私が留学中に気分の落ち込みを感じた瞬間 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

憧れの留学生活のはずなのに楽しくない!?私が留学中に気分の落ち込みを感じた瞬間

公開:2020/10/14 著者:坂元 ちひろ 2607 Views

こんにちは、カナダ在住のちひろです。

「留学生活」「海外でワーホリ」という単語を聞くと、キラキラした海外生活をイメージする人もいるかもしれません。カナダに渡航する前の私が実際にそうでした。

「英語がペラペラになって、カナダ人の友達がたくさんできて、色んな観光地に遊びに行って…。」と、そんな毎日を想像していました。

 

けれども、いざ海外生活を始めてみると、「なんだか楽しくないな…。」と感じてしまう時期がありました。

 

今振り返ってみると、日本に帰りたかったわけではありませんし、留学したことに対する後悔があったわけでもありません。

ただ、複数の要素が重なって気持ちが落ち込んでしまう瞬間が何度かありました。

そこで今回は、私が留学中にネガティブな気持ちになってしまった原因をみなさんにシェアしていきます。

意外と生活が単調

私の気分が初めて落ち込んだのは、留学生活を開始して数ヶ月が経った頃です。

この時期の私は現地の大学に通っていて、日々の授業や課題で忙しい日々を過ごしていました。

朝早起きして授業を受け、それが終われば図書館で予習復習や宿題をして、まっすぐ家に帰る生活を続けていました。

 

当時はホームステイで食事が提供されていたので、食料品の買い出しに行く必要もなく、まさに学校と家を往復するだけの毎日でした。

休みの日もテストに向けて勉強しなければならず、ほとんど家に引きこもっていました。

勉強に集中できる良い環境ではありましたが、当時はそれを変化がないつまらない生活だと感じてしまいました。

 

さらに私の場合は、大学に通っていたと言っても、大学附属の留学生向けのコースで学んでいました。従って、クラスメイトは留学生だけでカナダ人の友達を作る機会がありませんでした。

留学生活で現地の友達がたくさんできると勝手に期待していた私は、理想と現実のギャップを知ることになりました。

もちろん留学生の友達も貴重な存在ですが、彼らはいずれ、それぞれの国へ帰って行きます。仲良くなれてもすぐにお別れしなければならなかったので、一種の孤独感のようなものがありました。

 

→ 周囲で楽しそうにしている人々を見て無性に悲しくなり、電車で泣いてしまった経験も…。

 

「結果を出さなければ!」というストレス

留学生活の初期から中期に私を悩ませていたのは、「留学に来たからには成果を残さなければいけない。」というプレッシャーです。

その「成果」とは、私にとっては英語の上達でした。

留学するために日本で長く勤めていた会社を辞め、高い費用をかけてカナダに来ました。ですから、「それだけの価値がある留学にしなければ!」という思いが常々頭にありました。

 

けれども、英語を勉強すればするほど新しい単語や文法と対面することになり、耳もそう簡単にはネイティブが話す英語に慣れません。

留学期間の前半は、自分の英語力の上達を全く実感できませんでした。自分の成長を全然感じられない一方で、日本への帰国日はどんどん迫ってきます。

この時期は、「なんでこんなに真面目に勉強しているのに成長できないのだろう…。」というもどかしさで心が埋め尽くされました。

 

→ 遊び回っていたわけではないので、努力が報われないのが辛いと感じました。

 

なかなか仕事が決まらない焦り

私はカナダに入国した半年後からアルバイト探しを開始しました。まずは英語で履歴書を作成し、オフィスワークを中心に応募していきました。しかし、なかなか二次審査の面接に進めませんでした。

そうは言っても、私はカナダで働いた経験がありませんし、仕事探しが順調にいかないのも当然でしょう。

自分が採用担当者だったとしても、右も左も分からない留学生より現地の人を優先して採用すると思います。ですから、ここまでは想定内でした。

 

「オフィスで働くのはやはり無理かもしれない…。」と考え始めた私は、レストランのウェイターポジションに応募し始めました。

この時はオフィスワークとは違い、面接まで比較的すんなりと進めました。けれども、今度はそこから採用に至るまでに苦労しました。

日本にいた頃を振り返ってみると、アルバイトの面接に落ちたことがありませんでした。さらに、学生時代に日本の飲食店でバイトをし、大学卒業後は8年間エンタメ業界で正社員として働いた私は、自分のキャリアに自信がありました。

 

「カナダでの就労経験がないことを差し引いても、なんとか適応できるはず!」と考えていました。

しかし、仕事探しの段階では、私の日本でのキャリアは何の役にも立ちませんでした。

カナダに来て、誰からも認められていないような気がして劣等感がありました。これが海外生活中期に感じていた気分の落ち込みです。

 

カナダと日本人の働き方の違いに対する戸惑い

仕事探しに予想より苦戦したものの、最終的には何とか飲食店で働けることになりました。仕事が決まってホッとしたのも束の間、ここでもまた気分の落ち込みを感じました。

私は学生時代に飲食店で働いていたので、過去の経験を活かしてカナダでもすぐに活躍できると考えていました。

実際に業務が始まると、仕事の内容は日本でアルバイトしていた頃と何ら変わりはありませんでした。

 

まずは開店準備、そしてお客さんから予約や注文を取ったり、商品のおすすめや配膳をしたりするなど、業務内容はほとんど同じでした。

しかし、「働き方」という観点では日本とカナダは大きく異なっていました。

例えば、私が日本で仕事をしていた時は、個性よりもチームワークが重視されていました。けれども、カナダで働いていたレストランは完全に「個人主義の世界」でした。

 

マネージャーからは「北米では、当事者たちはチームワークを重視して協力して作業しているつもりでも、側(はた)から見ると遊んでいるように見える。」と教わりました。ですから、必要以上に従業員同士で群れる行為は嫌われました。

また、日本にいた頃は「職場に後輩が入ってきた時に、先輩が手取り足取り教えてあげるのが当たり前」だと思っていました。しかし、カナダの職場はそうではありませんでした。

カナダで働き始めて数ヶ月が経った頃に、自分から進んで後輩に指導していると、マネージャーに叱られたのです。

 

「あなたをマネージャーや後輩を育成する要員として雇ったわけではない。したがって、後輩に教えるのはあなたの仕事ではない。」と言われました。

それは、学びたい側(後輩)が率先して質問したり、先輩の行動を見て学んだりするのが筋で、先輩側は余計なことをすべきではないという考え方でした。

周りに遠慮したり謙遜したりすると、「個性や実力がない人」と見なされてしまう側面もありました。

 

もちろん、カナダの職場全てが個人主義だと一概には言えませんが、様々な場面で日本とのギャップがあるはずです。

私の場合は、日本での経験を活かして良かれと思ってやっていたことが全て裏目に出てしまいました。

日本で通用していた自分の考え方や働き方が全く通じず、とても苦しい時期でした。

 

→ この時期の楽しみはおいしいものを食べることくらいという、何とも悲しい生活を送っていました…。

 

【まとめ】 たまには肩の力を抜いてみるといいかも?

具体的な目的や理想像があると、目標に向かって努力しやすいのは確かです。けれども、留学生活では想像通りに物事が進まないことも多くあります。

過度な期待や思い込みは、自分を苦しめる要因になり得ます。

ですから、海外生活では「純粋に日々の生活を楽しむ姿勢」も忘れずにいると、気分の落ち込みを緩和できる可能性があります。

 

大学や語学学校の教室で勉強するだけが学習ではありません。その気になれば、学校の外で英語や文化を学べる機会も巡ってきます。

息が詰まりそうになった時は、いつもとは少しだけ行動パターンや視点を変えてみると新たな発見や出会いがあるかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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