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カテゴリー:現地生活情報

【フィリピン留学】行く前に知っておきたいフィリピン基礎情報

公開:2018/07/24 著者:黒木 翔太 246 Views

年間三万人以上の日本人留学生が訪れるセブ島。実際にセブ島に渡航する前は不安もわくわくも全て含め、沢山の想像をすると思います。

それも渡航前の楽しみの1つだとは思います。しかし、実際に来てみると想像通りということはまずありません。私自身はじめて来た時は、良い意味でも悪い意味でもセブ島には裏切られました。

 

そんな私の経験から言うと、事前に現地を知っておくことは大事なことです。知っておくことで準備も万全になりますし、現地で慌てることも無くなります。

ということで今回は基本的なセブ島について紹介します。

セブ(フィリピン)ってどんな国?

「国名」は、フィリピン共和国。英語で書くと「Republic of the Philippines」となります。諸島を表すので、Philippinesの最後に”s”が付くとのこと。

フィリピンは北から西にかけて南シナ海、東はフィリピン海、南はセレベス海に囲まれた7,100を越える島々からなる群島国家です。首都はメトロ・マニラ。

フィリピンは、それぞれ個性のあふれる島々から形成され、大きく分類すると首都マニラがあるルソン島、セブ島のある中央のビサヤ諸島、南のミンダナオ島の3つに分けられています。

 

フィリピンには大都市マニラを始め、世界的ビーチリゾート地として知られるセブ島・ボラカイ島・パラワン島など、都市生活と共に自然が身近に溢れる魅力的な島々があります。ビサヤ諸島の主な島々は、セブ島、ボホール島、ボラカイ島、シキホール島などが含まれます。

セブ本島を中心とした167の島々からなるセブ州には、近代的な施設が整ったリゾートが数多く存在し、世界的にも有名なリゾート地として知られています。特にセブ島からみて東南に位置するマクタン島は、ホテルをはじめとするリゾート施設が充実しています。

いわゆるセブのリゾートはマクタン島のことを指し、スキューバダイビングやパラセーリングなどのマリンスポーツ、ゴルフ、カジノ、スパ(マッサージ)などを楽しむことができます。東京や大阪からセブへの直行便も出ており、フライト時間は5時間程度です。

 

セブ島は、過ごしやすさ、物価の安さ、行き来のしやすさなどから、観光だけでなく留学先としても大注目されています。

 

日本との時差は-1時間。フィリピンが午前11時であれば、日本は午後12時になります。たった1時間の差なので、時差ボケもありません。

 

常夏のフィリピンは1年を通して気温が高く、平均気温は26~27℃。雨期(6~11月)と乾期(12~5月)がありますが、地域差がありセブ島は1年を通して明確な雨期がありません。

雨季と言っても、台風や低気圧の接近などの場合は除き、日本のように一日中ずっと雨が降っていることは珍しく、日中は晴れていて夕方や夜にスコールが降る程度です。「セブ島には雨季が無い」と言う人もいるので、雨季と乾季について強く意識する程ではありません。

服装は年間を通して日本の夏服で大丈夫ですが、南国特有の冷房が強く効いている場所も多いため、上に羽織るものがあると安心です。また、日差しが強く紫外線が日本の約8倍と言われているので、サングラスや帽子、日焼け止めなどは必須です。

 

フィリピンで使われる言語について

フィリピンの第一公用語はタガログ語、第二公用語は英語です。地方によって異なる方言が80前後あり、セブ島ではビサヤ語(セブアノ語)が日常的に使われています。日本の方言とは異なり、他地域の方言同士だと会話が成立しないくらい、ほぼ違う言語らしいです。

はじめてこの話を聞いた時は、合計3つもの言語を操っていることが素直にすごいなと思いました。尚且つ、ここから日本語など他の言語にチャレンジしている人も大勢いるので、勉強熱心で頭の良い人が多い国なんだと思います。

 

英語に関しては、幼稚園から英語学習が始まります。学校内では授業も会話も全て英語のみなので英語の普及率が非常に高く、世界で三番目に英語を話す人口が多い国としても有名です。

よく訛りがあると聞きますが、フィリピン人の英語力は、世界のどの地域でも通用するレベルで、「アジアNo.1」と言えるくらい国民の英語力が高いです。近年、その堪能な英語力と賃金の安さから、各国のコールセンターがフィリピンに集まっています。

 

この人件費や物価が安いメリットを活かし、フィリピン留学は欧米圏の3分の2以下の費用で、2倍近くの授業が受けられます。さらにマンツーマン授業主体により、より最短で英語力を伸ばせることから、各国から多くの留学生たちが訪れています。

私達日本人と同じように、英語を第二言語としながら高いレベルを持っていることは、ある意味日本人にとって目標とすべき先輩でもあり、尚且つ、語学を学習している立場も分かる「英語教える立場」にピッタリな方々が多いのです。

 

フィリピン滞在に必要なビザ

日本人の場合、フィリピン国内への30日間以内の滞在であれば、無料の観光ビザが付いてきます。そのため、日本出発前に事前申請は必要ありません。フィリピンに30日以上滞在したい場合は、1カ月単位で更新し続けることが可能です。

また、59日以上滞在の場合は、ACR I-CARD(Alien Certificate of Registration Identity card)という「外国人登録証」も同時に取得する必要があります。

 

入国時には、パスポートの有効期限として「滞在日数 + 6カ月」と、フィリピン国外に出国する航空券が必要になります。つまり、復路分のチケット、または第三国へ出国するチケットを事前に用意しておく必要があります。

 

留学生の場合は、観光ビザの他に「SSP」の取得が必要です。SSPとは、Special Study Permitの略で、フィリピン移民局より発行される「特別就学許可証」です。簡単に説明すると、観光ビザのまま勉強ができる許可証と言えるでしょうか。

留学生の場合、ビザ関係の手続きは、基本的に学校側が申請代行して行ってくれるので安心です。申請費用は、生徒負担になります。

 

帰国時には、ターミナルフィー(空港使用税)が750ペソ(約1,500円)掛かり、入国審査前に支払いが必要です。この空港使用税は、他国では航空券料金に含まれている場合が多いのですが、フィリピンでは含まれていません。

この空港使用税のことを忘れてしまい、現金を全部使い果たす人が多いので気を付けましょう。払わないと飛行機には乗れないので、忘れないようにしましょう。基本的には現金払いとなりますが、現金が無い場合はクレジットカードでも対応してくれます。

 

日本とは違う電圧と通信環境

日本の電圧が100Vなのに対し、フィリピンの電圧は220Vです。日本の電化製品を使うには変圧器が必要です。しかし、パソコンやカメラ、携帯などは世界共通で作られているものが多く、そのまま使用することが可能です。

全ての電化製品に対応電圧があるため、出発前に全て確認しておきましょう。100Vでしか使用できない電化製品のコンセントをフィリピンのプラグに差し込むと、一瞬で使えなくなりますので注意しましょう!

 

フィリピンの通信環境は、日本に比べるとまだまだスムーズとは言えませんが、ここ数年でDSLや無線ブロードバンドが急速に普及してきています。通信速度も上がっており、利用料金も手頃になりました。

近年セブ市内に大規模ITセンターが建設され、アメリカなどの外資系コールセンターが数多く進出したことが、ネット環境を大幅に前進させた理由の一つと言われています。

セブに中長期で滞在を予定している方は、携帯電話(SIMカード)を購入する手もありますが、市内の高級ホテルや大型ショッピングモール、レストランではWi-Fiエリアが増えており、そうした場所であれば無料利用が可能です。

 

フィリピンの通貨と物価

通貨単位はフィリピンペソとセンタボ。大体、1ペソ=2円強だと思っていれば良いでしょう。1ペソ=100センタボです。硬貨の種類は、センタボが、5、10、25、ペソは1、5、10の計6種類。紙幣は、20、50、100、200、500、1,000ペソの6種類あります。

発展途上国であるフィリピンの物価は、日本の約三分の一程度です。ご飯やお酒、それにマッサージやマリンアクティビティなど、ほぼ全てのものが日本と比べるとはるかに安く楽しめます。

 

タクシーの初乗りは40ペソ(約80円)、350mlペットボトルのミネラルウォーターが10ペソ(約20円)、マクドナルドのセットが100ペソ(約200円)など、普段使用するサービスや商品が安いため、滞在費を抑えることができます。

ただし、輸入品や外国資本の飲食店(ファーストフードは除く)は、日本と値段が変わらなかったり、日本より高く販売されていたりする商品もあります。現地で日本製品を買うと高級品ですが、数カ月の滞在であれば日本から持ち込むと良いでしょう。

 

明るくてやさしいフィリピン人の国民性

フィリピン人の国民性は、陽気で優しくお喋り好きの人が多いのが特徴です。基本的に素直でポジティブ、貧しくとも日々を楽しんで暮らしている人が多く、世界の幸福度ランキングでは上位に位置しています。

実際に生活してみても毎日を楽しく過ごしているフィリピン人は、日本人と比べてもとても幸せそうに見えます。フィリピンでは、お金よりも愛が大切という考え方が一般的にあるようです。

そのため、「Bahala og saging basta loving」と言った「例えバナナしか食べられなくても、お互いに愛し合っている(お金よりも愛が大切)」という意味の言葉もあります。

 

一方でとてもプライドが高く、仕事などで注意する時も人前で叱るのは厳禁です。

 

また、家族を大切にする国民性なので「人前で家族を馬鹿にしようものなら、刺されてもおかしくない。」といった話は、現地では良く聞かれます。

はじめてフィリピン人と関わると、文化も国民性も日本とはかけ離れているため、驚くことも沢山あるかと思います。しかし、それ以上に明るく素直で日々をまっすぐ生きている彼らに心惹かれる部分も多いです。

また、文化も生活習慣も日本と違う部分は、しっかり理解して頂き、日本と同じクオリティを求めすぎるのは諦めましょう。「郷に入っては郷に従え」ですね。

 

意外と口に合うセブの食事

正直、フィリピン料理の評判はあまりよくありません。実際私も渡航前、「フィリピン料理はまずいよ!」と聞いていました。最初は不安で一杯でしたが、実際に到着して食べてみると全然そんなことは無く、むしろ好きな味付けで良い意味でびっくりしました。

現地の人々はお米が大好きなのでライスのセットが多いのですが、日本でも有名なマクドナルドやケンタッキーに行くと、チキンとライスのセットがあったことが個人的に一番びっくりしました。

 

もしフィリピン料理が口に合わなくても心配無用です!セブ島はアジア随一のビーチリゾートなだけあって、フィリピン料理を出すお店はもちろん、和洋中さまざまなレストランが揃っています。

特に韓国料理のお店が多く、韓国焼肉食べ放題が250ペソ(約500円)と他国の料理と比べても断然安いです。品揃え豊富なスーパーもあるので安心です。

 

それ以外にもセブシティには、あちこちにローカルレストランがあります。カレンデリアと呼ばれる大衆食堂では、30~70ペソ(約60円~140円)程度でお腹一杯食べることができます。

食事面は非常に充実していて、フィリピン料理も基本的に日本人の口に合うものが多く、食事面では満足する人が多いです。

 

食事の際に1つ気をつけて欲しいのは、「飲料水」と「氷」です。フィリピンの水道水は飲めないのですが、一部のお店では水道水を凍らせた氷を使っている場合があります。

 

これらはローカルなお店の場合だけで、大型ショッピングモールに入っているようなお店では、基本的に大丈夫です。

お店で出されるお水は、サービスウォーター(無料)とミネラルウォーター(有料)と区別されているので気を付けましょう。サービスウォーターは、水道水の可能性が高いです。

 

フィリピンのことを知り、充実したフィリピン留学を!

セブ島の大きな特徴は、何と言っても水色に美しく広がる広大な海と、美しく広がる大きな空です。様々な場所へ足を運んで、沢山の人と触れ合って、日本では出来ない沢山の経験をして欲しいと思います。

島国特有のホスピタリティーあふれる明るい笑顔が、皆さんを優しく迎えてくれますよ。ぜひ、この機会にセブ島デビューをしてみてください。

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