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カテゴリー:留学の準備

評判が悪い!?フィリピンの空港について紹介

公開:2023/04/22 著者:河端 健司 4168 Views

こんにちは。 フィリピン・バギオのかわけんです。

留学における心配は、学校のことだけではありません。海外渡航経験があまりない場合、空港に到着した後というのはとても心配になるものです。

私がフィリピン留学をした時、一人で海外に行くのは初めてでした。そのため、「言葉が通じるかな?」や「無事に入国手続きできるかな?」などたくさんの不安がありました。

 

当時はネットでマニラの空港は治安がかなり悪いというネガティブな記事もあり、「本当に自分は語学学校に無事に着くことができるのだろうか?」と思いながら日本を出発しました。(ビビりすぎ?)

フィリピン留学を計画していて、そんな不安を持っている方もいらっしゃるはずです。

そこで、今回は「フィリピンの空港について」というテーマで空港のことやマニラの空港からバギオへの行き方をお届けします。フィリピン留学検討中の方はご参考にどうぞ。

「危険」だと聞いていたマニラの空港

私がフィリピン・バギオに留学をしたのは2018年でした。それまでの海外渡航経験は2回のみ。1回目は友人とツアーで行った韓国で、2回目は大学院の海外研修で訪れた台湾と中国。東南アジアに行ったことはありませんでしたし、一人での海外渡航経験もゼロでした。

加えて、英語初心者で臨んだフィリピン留学だったので、何かあった時に英語で助けを求めるということもできそうになく、楽観的な自分でもさすがにちゃんと無事に空港に着いて、入国手続きを済ませることができるのだろうか…という不安がありました。

だからこそ、事前にフィリピン・マニラの空港のことをちゃんと調べようと思い、ネット検索してみると、出てくる情報はマイナスなイメージのものばかり。

 

→ マニラ空港は確かにあまり快適ではないかもしれない。

 

中には「世界最悪空港」的なことを書いている記事もありました。そういったネガティブな記事にも一応根拠はあります。

例えば、「Sleeping in Airports」の国際空港に関する利用者投票で、2011年から2013年までの3年間に及び「世界最悪空港ワースト1位」を獲得してしまっているのです。

その他にも空港職員と保安検査員が結託した恐喝事件が起こったこともあり、クリーンで安全なイメージとはかけ離れた空港であるということは認めざるを得ないかと思います。(現在進行形で、フィリピン政府も不祥事やサービスの改善しようとしているという記事は見かけるので改善していってほしいです。)

 

私自身はマニラの空港で物を紛失したり、空港職員から何か変なことをされたりという被害を受けたことがありません。

しかしながら、過去にはこのような評判や事件もあったので、日本の国内線に乗るような感覚ではなく、海外であるということを頭に入れて貴重品管理や振る舞いなどをしっかりと行いましょう。

さて、私の初めてのフィリピン入国の話に戻ります。入国手続きは何事もなく済み、無事にフィリピンへ入国ができました。入国完了後は語学学校のピックアップバス探しです。

 

空港の外に出ると、蒸し暑い空気といい、大勢の人が寄せ返して熱気溢れるその雰囲気は自分が想像していた「フィリピン」そのものでした。

「タクシー!」と声をかけてくるおじさんや何かわからないけど声をかけてくる人(幸いにも?全く言葉が通じないので理解できなかった)が空港を出たエントランス前にはたくさんいました。

そういった光景を見たからということもあり、最初の渡航時は確かにマニラの空港は安全ではないな…と感じていました。

 

それから5年ほど経っていますが、治安面が改善しているということがあるのか、自分自身がフィリピンでの生活に慣れたということがあるのか、最近は個人的にはそこまで危ないということを感じなくなりました。

といいつつも、最近も空港周辺のタクシーで金銭のぼったり話は生徒からも聞きますし、油断は禁物です。

観光客や初めてフィリピンに来たんだろうなというよう素ぶりは傍から見ていてもわかるものなので、初めてフィリピンに来られる方はしっかりと安全対策をしておきましょう。

 

マニラの空港の基本情報

ここまでの文章ではわかりやすくするためにも「マニラの空港」という表現をしていますが、正式名称は異なります。空港の名称や特徴など、マニラの空港の基本情報について簡単にまとめます。

まず、名称ですが「ニノイ・アキノ国際空港」が正式名称です。元々は「マニラ国際空港」と呼ばれていましたが、通称「ニノイ・アキノ」という呼び名で知られていた「ベニグノ・シメオン・アキノ・ジュニア」というフィリピンの政治家が1983年に亡命先のアメリカから帰国した際に空港内で射殺され、その事件をきっかけに1987年に「ニノイ・アキノ国際空港」に改称されました。

英語では「Ninoy Aquino International Airport」と表記され、略して「NAIA」と表記されることも多いです。

 

「NAIA1」であればターミナル1、「NAIA3」はターミナル3という意味ですので、現地で使われるこのような表記も覚えておきましょう。ちなみに、ターミナルの数は4つあります。

詳しくは次の章で説明しますが、国際線専用・国内線専用などによって分かれています。日本からは成田、羽田空港の他、関西や中部、福岡、札幌の空港からの発着があります。私は九州出身なので、福岡空港からマニラへの直行便を利用することが多いです。

空港の所在地はマニラ首都圏にあり、バギオの語学学校へ留学する場合は、空港からバス等で移動をする必要があります。

 

マニラの空港の4つのターミナル

そんな「ニノイ・アキノ国際空港」には4つのターミナルがあります。今現在(2023年3月)、日本から国際便で渡航する場合に利用するターミナルは、ターミナル2もしくはターミナル3です。

「今現在」という言い方をしているのは、現在「新マニラ国際空港」の建設が進んでいたり、ターミナル2が国内専用空港に改築予定となっていたりと、今後それぞれのターミナルの役割が変わる見通しとなっております。

なお、日本人留学生がよく利用するエアラインの一つである「フィリピン航空」のターミナルが変更となる予定です。

 

現在は「ターミナル2」にフィリピン航空の飛行機が着陸しますが、「ターミナル1」に変更予定ですので、当航空会社を利用予定の方は乗り換えやピックアップバスなどの関係でターミナル情報が必要な場合はお間違いのないようにしましょう。

フィリピン航空以外で留学生がよく利用するエアラインである、セブパシフィックやエアアジア、ジェットスターはターミナル3に着陸となります。

ターミナルを覚えておいた方がいい理由は、もしターミナルを間違えてしまったら、移動が面倒ということがあります。

 

ターミナル間の距離が離れており、シャトルバスがないルートもあり、タクシーを利用するにしても空港周りにはぼったくりをするようなタクシーもいるので、注意が必要です。

このターミナルのチェックは日本からフィリピンへ向かう時よりも、フィリピンから日本へ帰国する際の方が気をつける必要がありますので、頭に入れておきましょう。

また、今後国内専用空港になる見通しのターミナル2などは、フィリピン留学中にフィリピン国内を旅行する際に使うことになる可能性があるので、国内旅行をするときも気を付けましょう。

 

こうやって、わざわざターミナルのことを書いているのも、実際に間違える生徒さんが結構いるからです。先日も留学が終了し、日本へ帰国する際にターミナルを間違えてしまい、フライトの時間ギリギリになってバタバタしたという生徒さんがいました。

ターミナル間の距離があることに加え、渋滞により移動にかなりの時間を要することがあります。

行きと帰りで航空会社が違うとターミナルが変わる可能性があるので、うっかりしないようにしましょうね。

 

マニラ空港からバギオへの行き方

フィリピンのバギオへ留学される方は、マニラの空港に着いて「よし!無事到着!」と終わりではありません。マニラからバギオへの移動が必要です。

車の混み具合にもよりますが、移動時間は車で4時間半~7時間ほどです。移動手段はバス一択となります。

「Joy bus」(ジョイバス)「Victory Liner」(ビクトリーライナー)といった一般の方向けのバスを利用して、乗り換え不要でバギオまで向かうことができますが、初回は語学学校等が提供するピックアップバスが安心だと思います。

 

というのも、一般の方が使用する「Joy bus」などのバスの発車場所は空港に隣接しておらず、タクシーを使ってその場所まで移動しなければならないからです。

タクシーでのバス発車場所までの移動、バス乗り場で間違いなくバギオ行きのバスに乗ること、そしてバギオに着いてから語学学校まで行くことは、最初の方にとってはちょっとハードルが高いかなと思います。

そのため、余計な心配をしないためにもピックアップバスで語学学校まで向かうのが無難だと思います。

 

→ ピックアップバスの利用時は待ち合わせ場所を間違えないようにしましょう。

 

なお、逆のルートであるバギオから空港に向かう場合は、空港までバスが行ってくれるので、マニラでタクシーを使う必要はありません。(※この時も降りるターミナルを間違えないようにしましょう)

 

空港で両替すべきか!?

フィリピン留学の際に必ず用意しなければいけないものの一つに、フィリピンペソへの換金があります。フィリピンペソは語学学校現地で支払う必要がある諸経費や現地での生活費として必要になります。

日本円からフィリピンペソに換金する際にチェックした方がいいものは、為替レートですね。この為替レートは手数料を含め全ての場所で共通ではなく、換金する場所によって多少異なるのが一般的です。これはフィリピンに限らず、どの国でも為替レートは変わります。

一般的に空港内の換金場所のレートはあまりよくありません。…とは言え、必ずしもそうでない可能性もあるので、詳細は各自調べてみましょう!

 

→ 空港内には複数の換金所があります。

 

私の所属するPINES(パインス)など、語学学校によっては到着日などに換金を受け付けている学校もあります。そこのレートの方が良さそうであれば、急いで空港で換金せずに語学学校で行うということでも問題ないです。

あるいは、バギオ市内でも比較的レートがいい場所もあるので、そういったところである程度のまとまった金額を換金するのもいいでしょう。

特に、現在(2023年3月)は2022年からの円安が続いており、日本円→フィリピンペソのレートも以前に比べかなり悪いですので、換金するタイミングを見計らいましょう。

 

為替レートに関連して、語学学校の授業料も「ドル建て」か「円建て」かで異なるケースがあり、どちらのタイプを選ぶかによって実際にの留学費用が大きく変わってきますので、そこもチェックするのがオススメです。

 

空港で気を付けたいこと

空港に到着すると、安心するとともに、不安に似た感情からか一種の衝動買いのような行動をしてしまうことがあります。その一つが先ほど述べた換金です。

空港はレートがあまりよくないと思っていても、現地に着くと「後で換金できる場所がなかったらどうしよう」と不安になり、余分に換金してしまうようなことがあります。

他には、例えばSIMカードもそうですね。空港ではパッケージ込みのようなプランのSIMカードが販売されていることがありますが、そういったものは比較的高い値段のものが多いです。

 

→ 空港内では割高なパッケージ付きのSIM等を販売していることがあります。

 

無駄に容量が多いケースや、自分にとって必要でない特典がついていることによって価格が高いものを買わないように気をつける必要があります。(そのパッケージが自分の欲しいものであればもちろん問題ないですが。)

また、これは個人的に心がけていることでもありますが、「お金を持っている風に見えないようにする」というのも安全面を考えるとベターかなと思います。

例えば、高そうな時計やアクセサリーをしていると、悪さを企んでいる人からすれば注目の対象となります。

 

カバンに鍵をかける、貴重品は肌身離さず所持しておくなどももちろん大事ですが、まずは狙われないようにするということが大事なので、注目される確率を下げるための振る舞いにも気をつけてみましょう。

最後に、空港外でも言えることですが、入国検査を受ける時など、外国人は堂々としている人が多いのに対し、英語力の問題もあるのか弱腰になってしまう日本人の方を見かけることがあります。

自分の意見を主張する事は大事ですし、むしろ外国の方には主張しないと伝わらないので堂々と受け答えをしましょう。

 

まとめ

今回は「フィリピンの空港について」というテーマで空港のことについて書きました。報道の若干の偏りもあるのか、日本でフィリピンのニュースが流れる時は、犯罪などネガティブなものが多いという印象を持っています。

私がフィリピン留学を決めた際も、周りの家族や友人から「フィリピン、大丈夫?」といったことをよく聞かれました。

マニラの空港のネット上の評判は良いとはいえず、それにより自分のように留学前に不安を抱えている方もいらっしゃるので、今回は本テーマで書かせていただきました。

 

実は、この留学コラムはまさに「ニノイ・アキノ国際空港」で書いているのですが、私の隣には欧米からのご家族が座っています。

空港にはその国の人だけじゃなく、色んな国籍の方がおり、「この国には欧米からの旅行客が多いんだなぁ」などを感じることができます。

皆さんが「留学」したいと思ったきっかけとして、海外の友達を作りたい、英語でビジネスをしたいなど様々な目的があると思います。

 

私自身、空港に着いた時に、「いよいよ留学が始まるんだな!」と一気に実感が湧いたことを今でも覚えています。

そんな留学のスタート地点にもなる空港でトラブルに遭わず、安心して留学初日を迎えることができるようにしましょう。

私の留学コラムでは、このようにフィリピン留学に関連した記事を中心に書いていますので、他の記事もぜひご一読ください。

 

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