【実録】留学中に犯罪被害!?海外で命を守るための治安対策

みなさんこんにちは!SAKIです。
私はスペイン、フィリピンとオーストリアなど様々な国へ滞在しましたが、実は海外で「危ない!」と思った事が何度もありました。
また、自分だけではなく、周りの人から話を聞いて「やっぱり海外生活って怖いなぁ…」と痛感する事もありますね。
そこで、今回はこれから留学するみなさんや、今すでに留学しているみなさんには、絶対に読んで欲しいと思ったので私の体験談を含めた治安対策についてお伝えいたします!
知っておくと良い事
具体的なお話の前に、まずはぜひ知っておいた方が良い情報もお伝えします!
1.慣れてきた時(油断した時)が一番危ない
まず、心理的な部分として、海外でのトラブルは生活や言語に慣れてきた時が一番危なかったりします(笑)
到着直後は、「大丈夫かな…?」といろいろ緊張していたり、警戒心も強いので、トラブルは意外に少ないもの。
一方で、「英語もしゃべれるようになって、ここでの生活も慣れてきたぞ~」という時に、人間ついつい油断しがちです。
また、日本と違って海外は開放的な雰囲気もあり、気も緩みがちですので、「いやいや…慣れてきた時が一番危ないぞ」と定期的に気を引き締めれるとベストですね!
2.最新の治安情報に目を通す
次は、最新の治安情報にも1回で良いので、しっかり目を通すという事も重要です。
オススメは、外務省がまとめている「海外安全ホームページ」です。
これは現地の大使館などや実際に遭った事例なども踏まえて、国がしっかりリサーチ、情報をまとめてくれているものになりますので、何より信頼ができます。
また、最近特に多い事件などがあれば、注意喚起としてそうした情報も見つけられますし、「自分がイメージしていた雰囲気とちょっと違うかも!?」、「日本とは違う海外なんだ!」と渡航前に少し思えれば、事件の確率はぐっと下がるはずです!
それから、もし「海外安全ホームページを自分で読むのはちょっと面倒…」という場合には、こちらも外務省が行っている情報配信サービス(たびレジ)を利用してみるのも良いでしょう。
→たびレジは出発前から渡航先の情報が手元に届くので便利です。
海外犯罪① 窃盗・盗難
海外で最も被害の多い犯罪といえばこれ、窃盗や盗難です。
海外留学をしていた人や海外旅行が趣味の方であれば、一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
ちなみに筆者も留学中に、実際モノを盗まれた回数は数知れず(苦笑)
私の場合、盗難で一番ショック大きかったのは、カメラです。
スペイン留学中、デジカメを使っていたのですが気が付いたらなくなっていました(涙)
スペインは本当にスリが多かったので、どこかで油断したときに持っていかれたのでしょう…。
また、幸い私はそのくらいで済みましたが、友人の話では財布ごとなくなったとか、トイレに行っているすきにカバンごとなくなったとか、語学学校のクラスメイトに文房具を盗まれるなど驚くほど様々です。
ちなみに最新の日本製の高級ボールペンを授業の休み時間に盗まれた人もいました(笑)
盗難やスリを防止するためにまず大事なことは、鍵のかかっていないロッカーを使用しない、大事な貴重品などからは目を離さないということが大事です。
また、スリに関しては集団で近づくプロフェッショナルまで存在しますので、まずなるべく人気のないところは避けます。
その上で、お祭りやイベントで人が集まる場所に行くときは前掛けのショルダーバッグなどを使って、常に目の届くところに貴重品を置いておきましょう。
ちなみに、カフェなどで多いのですが、トイレに立った隙にパソコンを盗まれることもあります。
日本ではよく見かける光景だと思いますが、海外だとこれは自殺行為です(笑)
なので本当に盗まれたくないものは肌身離さす身に着けてください。
ちなみに、オーストラリアでカフェに行ったときは、隣の知らない人が席を立つ際に私に対して「この荷物見てもらってていい?」と頼んでくる外国人も多かったです。
もちろん見るからに善良そうな人にお願いするのもありですが、すべて自己責任で…。
海外犯罪② 強盗・恐喝
先ほどスリや窃盗について言及しましたが、もっと怖いのが強盗・恐喝です。
さすがにこうした話は、窃盗や盗難よりは少なくなりますのであまり友人などからも話は聞きませんが、、、、と言いたいところですが^^;
実は結構あります。
というか、私自身はオーストラリアで3回恐喝にあいました(涙)
しかも、白昼堂々とです。
普通に道を歩いていたら、黒人10名くらいに囲まれてお金を出せと言われて、そのときは一瞬死を覚悟しました。。
私自身もよくわからないのですが、幸い!?(なぜか運がよく)先方の気が変わりどこかへ行ってしまったので、九死に一生を得ました。
渡航先でも「この国は先進国だから安全だろう」と思っている人も多いかもしれません。
しかし、実際には恐喝や強盗事件は圧倒的に日本より多いのが現実です。
特に強盗に関しては海外では相手が銃を持っている確率も上がりますので、強盗や恐喝は本当に危険です。
こうした強盗を防ぐ方法ですが、まずは第一に治安の悪い地域に決して近づかないこと。
そして、一人でうろうろしないことです。
人通りが多い場所であれば誰かが通報してくれるかも知れませんが、路地裏などに入り込んでしまった場合はどうなるかわかりません。
実際に私の友人は夕方くらいにスペインの道を歩いていただけで、後ろから二人組に羽交い絞めにされ気絶。
そのまま気が付いたら、すべての荷物がなくなっていた…というパターンでした(怖!)
海外にはどんな人が住んでいるのか、その人たちがどのような生活を送っているのかはピンキリです。
だからこそ、常に警戒しながら行動しましょう。
また、相手が凶器を持っており、お金を要求された場合は素直に応じましょう。
間違っても抵抗しないことです。
強盗に遭ってしまった時点で「そうした場所や時間にうろうろしていた自分が悪いんだ」、「いい勉強代になったな」、「自分の命がこの値段で買えるなら安いもの…」ときっぱり諦めるのが重要です。
下手に抵抗したら、怪我を負わされるリスクがありますし、命の危険が及ぶことになったら大変です。
海外犯罪③ ストーカー
「海外留学中にストーカー!?」と思われるかもしれませんが、これもちょくちょくあったりします。
と言うのも、海外には世界中から人が集まっていて、それぞれの国の文化や傾向で恋愛に対する考えが大きく違うからです。
比較的「日本人の恋愛」というのはあっさりしたものが多く、大きな事件などに発展することはまずないのですが、外国人の場合にはそうでない事もあるのです。
特に、ラテン系の国などの恋愛に情熱的な人たちや、中東など日本と文化圏が大きくケースだと、男女の意識に大きなギャップが出てきます。
もちろん同じ日本人同士でも恋愛に対する捉え方や考え方に個人差がありますが、外国人と交際している場合には「そうした差がものすごく大きい」と頭の隅っこに置いておきましょう。
ちなみに、実際に某国の男性と付き合っている日本女性は、異性の友人と出かけると交際相手の男性が怒り狂ってしまうので「夜はどこにも出かけられない…」という話も耳にします(笑)
恋愛については、別れ話のもつれや、一方的に好意を持たれて逆恨みをされるなど何が起こるかわかりません。
その上で、もし万が一被害にあってしまった場合は、「恋愛が原因で警察のお世話に!?」と思うのではなく、しっかりと現地警察に相談し、できる限り友人に家まで送ってもらうなど万全に対策を取りましょう。
最悪の場合には、誰にも何も告げずに他都市に引っ越しするか、早期帰国を覚悟する事になるかもしれませんので。。
それぞれの国の文化を尊重しつつも、外国人と交際をする際は十分に気を付けておく必要があるでしょう。
海外犯罪④ 暴力行為、性犯罪
続いて、暴力行為や性犯罪も気を付けるべきポイントです。
「暴力行為って!?」という疑問が沸くかもしれませんが、実は私が住んでいたオーストラリアでは結構頻繁に起こっていました^^;
海外ではマリファナが横行していることもあり、麻薬中毒やおかしくなっている状態の人が普通に歩いていることも珍しくありません。
というか、私の住んでいた家のオーナーが麻薬中毒で、暴力的な行為にでることもありました。(そんな人と数週間一緒の家に住まざるを得ませんでしたが、毎日眠るのが怖かったです…)
また、知り合いの話では、普通に電車に乗っていただけなのにいきなり知らない人に殴られた…という人も。
日本、海外問わずですが、道行くすべての人の精神状態が正常なわけではありません。
また、ニュースでは毎日決まった時間帯に出没する連続婦女暴行犯や、帰宅途中の女子大生がレイプされ、そのまま殺されてしまった事件など痛ましい事件もありました。
幸いにも私の友人には、そのような被害にあった人はいませんでした。
しかし、「家のオーナーにセクハラをされそうになった!」などの話はちょくちょく聞きますので、注意すべきは、外の世界だけではないので、一緒に住む同居人も十分な注意が必要です。
そして、一番犯罪が起きやすい時間帯は、夜の時間帯です。
特に20時以降になると、歩行者の数も一気に少なくなります。
当たり前ですが、夜遅い時間に歩かない、様子のおかしな人がいればすぐに逃げるなど、常に警戒して生活しましょう。
海外犯罪⑤ 詐欺被害
そして、日本人が最もあう確率が高そうなのが最後に紹介する詐欺です。
日本でも○○詐欺というのは、良く耳にしますよね?
私の体感ですが、日本人は国民として人を信用しやすいという傾向にあるので、なんだか詐欺にあってしまう人が多い気がします。(私の周りにも結構見かけました…苦笑)
こうした詐欺について、一番多いのがシェアハウス関連の詐欺被害です。
ある知人は、インターネットで素敵な家の募集を見つけ、「早速入居したい!」と思い、家のオーナーに連絡。
オーナーは仕事で今海外にいるから、「お金を振り込んだら、代理人から鍵を受け取ってくれないか?」と持ち掛けてきます。
こう来たらもうほぼ詐欺です(笑)
私はこれを「海外で働いているオーナー詐欺」と呼んでもいいんじゃないかと思うくらい一般的に聞く話です。
その知人は素直にお金(約5万円)を振り込み、その瞬間からオーナーとも代理人とも連絡が取れず…。
実際にシェアハウスの住所を調べてみると、何もない更地だった…というパターンです。
この被害ケースは非常に多く、現地の警察も「またか…」という状態だったらしく、友人の必死の相談に対してもあまり真摯に対応はしてくれなかったようです。
警察としても、あまりにも被害に遭う留学生が多いため、「これからは気を付けて下さい」とだけ言われ、そこで終わったそうです。
また、こちらもシェアハウス関連なのですが、ボンド(Bond=敷金)詐欺も良く聞きます。
ボンドとは、日本でいうと敷金にあたる
もので、シェハウスに入居する際、家賃とは別に2~3週間分の家賃をボンドとして支払います。
このボンドは、何もなければシェアハウスを退去する際に返金されるものです。
しかし、その戻ってくるはずのお金をオーナーが返さず、そのまま家を追い出されるというケースも頻発しています。
立場の弱い留学生を狙った詐欺はかなり多いのです。
シェアハウスの契約をする際は、直接物件を見学し、実際にオーナー本人に会い、領収書を貰うなどの証拠を残す、契約書をきっちり作成する、現金のやり取りをしないなど徹底しましょう。
→シェアハウスについてはこちらの記事も参考になると思います。
【まとめ】 警戒しすぎることはないけれど…
私自身の体験談や今まで友人などから見たり聞いてきた犯罪被害や情報をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
実際、気を付けて行動していれば防げるトラブルも多いので、この記事だけをみて「海外って怖いんだ!行かない方がいいんじゃ!?」と怖がりすぎる必要はありません。
冒頭でもお伝えしたように、慣れてきた時=油断した時にこそこうした事件やトラブルに巻き込まれてしまいます。
なので、今海外で楽しく過ごしている人こそ「ここは海外で日本じゃないから、気をつけないと!」と感じて頂けたら幸いです。
やはりこうしたトラブルで気分が凹んだり、楽しかった思い出が一気に悲しいものになってしまう事もありますので、個人的にはみなさんにはぜひぜひしっかり気を付けて、安全な留学生活を送ってもらいたいと思っています。
また、盗難被害や事故などについては保険会社で保証を行っていることもありますので、海外留学をする前には必ず海外旅行保険に加入するなどセーフティーネットはあったほうがいいでしょう。
→海外旅行保険の基礎情報も押さえることで、自分に合った保険が選べますよ!
みなさんが犯罪とは無縁な楽しい留学生活を送ることができるよう、応援しています!