【激戦区】メルボルンで出会った「とっておき」カフェ

こんにちは、SAKIです。
この記事では、あまりにもカフェが大好きだったためにメルボルンに長く住んでいた私がオススメする一押しのカフェをご紹介します!
また、私がぜひ皆さんへ全力でお伝えしたい「メルボルンがいかにカフェ好きに向いている都市なのか」という事もお伝え致します。
これを見た後には、あなたもきっとメルボルンへ留学したくなること間違いなしです!
カフェにおいてトップレベルなメルボルン
おそらくオーストラリアにある程度詳しい方であれば「メルボルンってカフェ(コーヒー)が有名なんだってね!」という情報は耳にした事があると思います。
でも、実際メルボルンがどれくらいすごいのかまでは知らない人が多いのではないでしょうか?
そこで、まずはメルボルンのカフェ文化やレベルについて簡単にご紹介したいと思います。
すごさ1:都市ランキングでの常連
実は、「Time Out」というイギリスのメディアでは、毎年「世界のベスト都市ランキング」を発表しているのですが、メルボルンはそのランキングで何度も上位にランクインしています!
また、良く耳にする「世界で最も住みやすいランキング」でもメルボルンは常連なんですね。
そして、こうした世界レベルのランキングでメルボルンが選出される最大の理由が「質の高いコーヒーとカフェ文化の豊かさ」なんです。
決してオーストラリア側が「メルボルンのカフェ文化はすごいよ!」とアピールしているわけではなく、第三者から、全世界からこうして認められているのは説得力がありますよね!
すごさ2:バリスタ世界大会の実績
バリスタとは、コーヒーを淹れる職業の事を言いますが、実はこのバリスタには世界バリスタ選手権(World Barista Championship)という世界大会があります。
イメージとしては、バリスタにとってのオリンピックみたいな感じですね(笑)
全世界(各国)から、その国を代表して実力バリスタが集まり、その技術を競うという大会です。
そうした世界レベルの大会で、なんとメルボルン出身のバリスタが優勝、または入賞経験を多数獲得しているという事実があるのです!
すごさ3:最高級コーヒージャンルの先駆者
近年コーヒー業界でトレンドとなっている「スペシャルティコーヒー(Specialty Coffee)」と「サードウェーブコーヒー(Third Wave Coffee)」という考えがあるのですが、こうした考えの先駆者が実はメルボルンなのです。
ちなみに、スペシャルティコーヒーとは、農園や生産者情報を開示して、徹底した品質管理や流通の追跡を行った最高級コーヒー豆の事です。
また、サードウェーブコーヒーとはコーヒーを非常に芸術性の高い嗜好品として捉えるような文化や考え方の事です。
メルボルンではこうした新しいコーヒーの価値観や楽しみ方の先進地ですので、なんと全世界からバリスタやロースター(コーヒーを焙煎する人)がそれを学びにメルボルンへたくさん来ているんですね。
すごさ4:スタバが撤退するレベルの競争
全世界で最も有名なカフェチェーンと言えば、スターバックスですよね?
でも、そのスターバックスは「オーストラリアやメルボルンのローカルカフェのクオリティが高すぎる!」と撤退するくらいの都市(国)なんです。
・帰国後驚く!オーストラリアと日本のカフェ文化の差
→スタバの撤退についてはこちらの記事で詳しく解説しています!
イメージとしては、フランス発の高級スーパー(カルフール・Carrefour)が、日本のイオンやイトーヨーカドーなどの日本スーパーの質や価格に太刀打ちできずに徹底したようなイメージですね^^;
すごさ5:カフェの多さがやばい
メルボルンのカフェ数ですが、良い意味でやばい数なんです。。
市内中心部だけで2,000以上のカフェがあり、人口あたりのカフェ数が世界最高水準と言われているのです…。
→オーストラリアのカフェ数がいかに多いのかについてもこちらで詳しく解説しています。
犬も歩けば棒に当たるじゃないですが、メルボルンでは「犬も歩けばカフェに当たる」というレベルのカフェ数となっています(苦笑)
すごさ6:洗練されたカフェ文化
メルボルンにそれだけ数多くのカフェがあるという事は…「メルボルン市民はカフェがめちゃくちゃ好き」という事実です。
実際、私たち外国人から見たら「カフェが好き」というレベルを超えているような印象もあります。
例えば、「私たちが必ず毎日歯を磨くのがあたりまえなように、メルボルンでは毎朝カフェでコーヒーを買うのがあたりまえ」という感じです(笑)
そのため、メルボルン市民にとっては、コーヒーは単なる飲み物ではありません。
交流・会話・時間の共有をするためのかけがえのないツールとしてコーヒー、カフェを大事にしているんですね。
また、各カフェもライバルに負けないようにと日々おいしいコーヒーを提供するのは当然のこと、店のデザインや雰囲気も極限まで高められていて超ハイセンスなんです。
世界のデザイナーや建築関係者も「メルボルンのカフェ空間はものすごく参考になる!」とうなるほど、各カフェではインテリアやBGMなども徹底的なこだわりを持って運営されているんですね。
このようにメルボルン市民のカフェ愛、カフェ文化がものすごいという事がなんとなく伝わりましたでしょうか?
実際、メルボルンの人はコーヒーに関しては徹底的に舌が肥えていますので…私もメルボルンに滞在しながら「次々とカフェがオープンしては消えていく」という状況も目の当たりにしています。
いわばメルボルンのカフェ業界は、超・競争社会とも言えるでしょう。。
しかし、そんなメルボルンでも長年常にトップレベルのカフェを維持している超有名カフェもあるのです!早速見ていきましょう!
BEST5: FLOVIE FLORIST CAFE
かの有名な観光スポットでもあるビクトリアマーケットのすぐ近くにあるカフェ、FLOVIE FLORIST CAFE。こちらは、お花とカフェを融合させた新しいタイプのカフェになります。
店内に入るとすぐにお花がたくさん置かれてあり、こちら眺めるだけではなく買って帰ることも可能。
「まさにフォトジェニック!」な店内は女性の憧れとも言えるインテリアや彩りがなされています。
→入り口も雰囲気たっぷり
ただ、メルボルン在住のオージーにとっては内装などがメルヘンすぎるのか、店内はアジア系のお客さんが9割というところです(笑)
お店に入ると隣の席で次々と写真撮影が行われ、料理を味わっていると言うよりかは、とにかく雰囲気重視で女子会やデートなどがしたい人におすすめです。
オススメな点
ずばり、とにかくフォトジェニックでテンションがUPするところ。
お店の外観、内装、果てまでは出て来るガラスのコップ、料理、ドリンクの全てがメルヘンを詰め込んだような素晴らしい出来となっています。
完全に美しいものに囲まれ、うっとりできるためまさに非日常を提供するカフェと言ってもいいでしょう。
わたしは女友達と行きましたが、始終キャピキャピしながら女性ホルモンが一気に増えたような気分になりました。
「女子でよかった!」と思えるカフェは、ここしかありません!
気になる点
店内は賑わっていますが、さすがフォトジェニックなカフェだけあって至る所で、撮影会が行われています。
私が行った時は、隣のテーブルのカップルが料理とドリンクが運ばれてきてから30分間めっちゃ高性能カメラで本気の写真撮影していたのには笑いました(笑)
落ち着いてコーヒーが飲みたい、おひとり様で行きたい、という場合は他のカフェを選んだ方が無難でしょう。
ちなみに男一人で入ろうものなら、あまりのメルヘンさとカップルの多さに爆発するレベルです。やめましょう(苦笑)
BEST3: Operator 25
こちらはFlagstaffという、メルボルンの中心街からトラム(メルボルンの路面電車)で10分程度揺られていくとたどり着くOperator 25というカフェ。
→上記のように看板や目立つような標識は一切なく、初見では見つけることが難しいカフェとも言えます。(白の小さなプレートにコーヒーのシンプルなイラストのみ)
しかし、このカフェ。ローカルの人も観光客の人からも絶大な人気を誇る隠れ家カフェなのです。
とは言っても最近はもう隠れきれてないの、でたくさんの人が利用していますが(笑)
私自身は、メルボルン在住歴長い友人から教えてもらって行くことができました。
こちらのカフェのウリは、なんと言ってもラテアート!
…とは言え、「ラテアートなんかどこのカフェでもやってるじゃん!」と突っ込まれそうなのですが、Operator25の一味違うところは、圧倒的に女子力の高いラテアートを出してくることです。
その証拠として、こちらをご覧ください。

→ 動物の可愛らしいラテアートがウリ。
くまさんやうさぎさん、ねこさん、わんちゃんです。
実はこのタイプのラテアート、メルボルンではけっこう珍しいんですよね。
ほとんどのカフェでは、大人っぽい植物やハートなどのシンプルなラテアートがほとんどですが、アジア系のお客さんにはOperator25のような動物系のかわいらしいラテアートが抜群にウケます。
ちなみにラテアートを作っているバリスタさんは、そんな「キャー!カワイイーーー!!」と黄色い歓声をあげる女子達を見てニヤニヤしています。
女子には特別サービスなのでしょうか。(ちなみに私が旦那と訪れた時は、ごく普通のラテアートのみでした。(涙)
オススメな点
とにかくラテアートがかわいい&ドリンクも抹茶やスムージーなど様々なものが用意されているため飽きません。
そして店内もすっきりしていて、一人で来ても全く違和感なしです。パソコンで作業してる人もいました。
そして、ドリンクだけではなく、フード系もボリュームたっぷりで美味しいので男性でもきっと満足できるのではないでしょうか。
店員さんも明るく、カフェ全体に活気があるような雰囲気を肌で感じることができます。
気になる点
こちらも高クオリティカフェの宿命か、お値段はややお高めです。
また、店内の席数が少ないので、場合によっては待つことも少なくはありません。
BEST2: Too Many Chiefs
Too Many Chiefsは、メルボルンの市街地から電車で30分ほど離れたブライトンビーチの近くにある小さなカフェです。
こちらは実は、芸術的なレインボーラテが人気のカフェで、ぜひみなさんに一回は足を運んでほしいという思いから、BEST2にランクインさせていただきました。
→North Brightonという駅の線路沿い(すぐ横)にあります。
レインボーラテとは、ラテアートをカラーで行うもので、実際にやっているカフェはかなり限られてきます。
メルボルンのカフェはかなり忙しいので、カラーでラテを作る暇がないんだと思います。
こちらのカフェは市街地から離れており、のんびりとした住宅街のそばにあるためこのようなサービスを提供しています。
お店は小さいですが、とにかく料理やドリンクが色鮮やかで食欲をそそるものが多いんです。
上記写真にあるピーナッツパンケーキですが、材料など添加物をなるべく使わないようにしているためとても自然な甘さと美味しさが楽しめます。
また、お花などを使って彩りを工夫しているので、見た目も素敵ですよね。
オススメな点
なんと言っても美しいレインボーラテは一見の価値あり。もはや芸術の域!と言ってもいいでしょう。
しかも、ラテを作っているところを見せてくれるので、一緒に行った人と盛り上がること間違いなしです。
また、ケーキなどもオーガニック志向で安心です。
基本的に混んでいないことの方が多いため、ゆったりのんびりするにはもってこいですね。
気になる点
時々レインボーラテを作れる人が出勤していないこともあるため、運が悪ければありつけない可能性も…。
ちなみに私が行った時はレインボーラテを作れる人が席を外していたのですが、たまたま近くにいたようでわざわざ呼んでくれました(笑)
めちゃくちゃ店員さん優しいです。
BEST 1: Naughty Boy Cafe
映えあるBEST1は、Naughty Boy Cafe!
こちらメルボルン市街地からトラムで5分程度のライゴンストリートにあります。
→お店の外観
ちなみにこのライゴンストリートとは、イタリア系の移民が多く数々の有名イタリアンが集結するグルメなエリアなのです。
そしてこのNaughty Boyカフェの特徴は、とにかくドリンクも料理もとてもクオリティが高いということ。
バリスタの中でも有名だそうで、ここで働きたい!と思っている人も少なくはないんだとか。
お客さんのほとんどが地元のオーストラリア人で、休日には数多くのお客さんで賑わっています。
→THEメルボルンを感じるファンキーなアートがお店の壁には施されており、雰囲気は抜群です。
オススメな点
とにかく料理やドリンクの種類が豊富ですばらしく美味しいです。
また、店内が広めでお客さん同士の距離があるため、ゆったりと過ごすことができます。
健康志向のメニューも多く、おすすめはチアシードを使ったプリン。
筆者はこれを食べて衝撃を受け、家でも作ろうとしましたが失敗しました(笑)
見た目もフォトジェニックなものが多く、見た目も味も楽しめるカフェと言えるでしょう。
さらに、ドッグフレンドリーで、お店の前にはワンちゃん用のクッキーとお水が常備されています。
気になる点
店内が広いせいか、店員さんがなかなか気付いてくれないことも。
お店が混雑している時を避けて訪問すると良いかもしれません。
メルボルンのカフェを存分に発掘しよう!
以上、メルボルンの行くべきカフェでした。
メルボルンには星の数ほどカフェがあります。
今回ご紹介したお店だけでなく、メルボルンで長く続けているカフェはどれもハイレベルです。
今回は、筆者の独断と偏見でそれぞれのカフェの特徴や感想を書かせていただきましたが、是非オーストラリア留学した際は、みなさんも自分のお気に入りのカフェを見つけてみてくださいね!
おまけ: The breakfast thrive(閉店)
実はこの記事でご紹介していたカフェは5つあったのですが…残念ながらその一つはメルボルンの激しい競争でクローズとなってしまいました。。(涙)
市内中心部から少し離れた場所(シティからみて北東)のFitzroy(フィッツロイ)という場所にあったカフェで、その立地は日本で言うならば原宿のようなオシャレスポットになります。
そのカフェはFitzroyの大通りから少し離れた場所にあって、私が知ったのもバリスタの友人がそこで働いていて「おいでよ!」と誘われたのがきっかけでした。
ただ、Fitzroyはアート&ストリートカルチャーの聖地で、地元アーティストやデザイナーの拠点が多く、またメルボルンでもカフェ激戦区となりますので、魅力あるカフェがたくさんあります。
なので、Fitzroyの大通りだけではなく、ぜひ少し入った道にあるカフェもチャレンジしてみて欲しいと思います!
きっと私が体験したような「知る人ぞ知る…」というカフェ体験に出会えるはずです。
The breakfast thriveまとめ
・とにかく料理(フード系)の完成度が高かった!
・最初は「なんてアクセスしにくい場所にあるんだろう…」と思ったのですが、実際にカフェに入ってドリンクと食べ物を注文した瞬間その気持ちは吹き飛びました(笑)
・「こんなの初めて食べたぞ!」というテイストの味がたくさんあった(アジアン、オーストラリアスタイル、アメリカンなどなど)
・地元のオーストラリア人のお客さんがほぼ100%を占めていた。
・とにかく料理が美味しく、テラス席で味わうコーヒーは最高だった。
・店内は混み合っていたけれども、ごちゃごちゃした内装ではないため、休日の朝にゆったりしに来るには文句なし
・お客さんのほとんどがオージーなので、オーストラリアに来た!という実感が沸きやすい