ウィスラーが最高すぎた!感動の街並み・絶景&アクティビティ完全攻略

バンクーバーと同じ、ブリティッシュ・コロンビア州(B.C.州)にあるウィスラーという街を聞いたことがありますか?
このコラムでは、バンクーバーに比べるとちょっとマイナーですが、実はカナダらしい魅力たっぷりのウィスラーについてご紹介しします!
ウィスラーはどこにある?
ウィスラーはバンクーバーがある州(B.C.州=黄色エリア)の都市で、バンクーバーからは車で北へ約1時間半(120km程度)に位置しています。
実は、2010年に行われたバンクーバーオリンピックがあった際に、バイアスロン(クロスカントリースキーとライフル銃を組み合わせた競技)やスキージャンプ、クロスカントリーなどの会場になったのがこのウィスラーなんです。
一般的にウィスラーは特にスキー、スノーボードで有名な観光地です。
でも、「スキー、スノーボードなんて興味ない!」、「冬は寒いから、スキーヒルなんて行きたくない!」なんて人もいると思います。
そうした人にこそ知って欲しいのが夏のウィスラーの魅力です。
早速夏のウィスラーの魅力を見ていきましょう!
夏のウィスラーは何ができるの?
冬はもちろん夏のウィスラーにもアクティビティーが盛りだくさんです!
アウトドア好きの人も、そうでない人も、同じように楽しむことのできる、見逃せないスポットが満載ですよ。
・Peak 2 Peak Gondola を楽しもう!
ウィスラーには、ウィスラーマウンテンとブラッコムマウンテンと呼ばれる2つの峰があり、その間を結ぶゴンドラが通っています。
この2つの山の頂上を繋げているゴンドラが、Peak 2 Peak Gondolaです。
なんとこのゴンドラ(ロープウェイ)は、世界最長となっていて全長が4.5km。
そして、地上からの最高高度は436mで東京タワーより高い位置にあります。
山の峰と峰を結ぶゴンドラは日本では見かけないですし、山から山へ空を飛ぶような体験ができるのがPeak 2 Peak Gondolaならではの特徴です。
ちなみに、そのうち数台のゴンドラは底の一部がガラス張りになっており、ゴンドラの真下を見ることができるようになっています!
スリル満点なこのゴンドラ、怖さを耐えて下をのぞき込んでいると、野生のクマを見ることができるかもしれません(ちなみに私はクマを発見しました!笑)
また、ウィスラーゴンドラを乗った先から、さらにザ・ピークと呼ばれるリフトを乗り継ぎ、標高2,182mに位置する超高層サスペンションブリッジを楽しむこともできます。
ここのリフトは下が透けており、風や人が通る振動で揺れるため、かなりのスリルですが、そこから見えるカナダの絶景は見逃せません!

→ 足がすくむ迫力のサスペンションブリッジ(Cloudraker Skybridge=クラウドレイカー・スカイブリッジ)
・ウィスラーヴィレッジでショッピング
ウィスラーは有名な観光地となっているので、たくさんの洋服、雑貨、お土産屋さん、アウトドアショップなどが集まっています。
→オススメのウィスラーヴィレッジでは、かわいらしい街並みとアウトドアリゾート感を満喫できます。
カナダ定番のアパレルショップ、ルーツやルル・レモンをはじめ、手作りチョコレートやアイスクリームを販売しているお店、カフェなども並びます。
もちろん「ウィスラー」とでかでかとした文字の入ったTシャツなど、定番中の定番といったお土産も至る所で見つけることができるので、安心してくださいね!

→ こちらは訪問時のウィスラービレッジの街並みです。
ちなみに、ウィスラーの中心部はそこまで大きくなく、約30分あればグルっと一周できる程度の大きさです。
しかし、リゾート地として発展しているウィスラーですので、街の規模と比べるとお店やレストランは数多くあります。
そのため、しっかりと見て回れば半日、ショッピング好きなら1日を十分楽しむことができる賑やかさです!
また、ビレッジ内にはこちらのオリンピックのモニュメントが建っており、ウィスラーを代表するフォトスポットになっているので、お見逃しなく!
・ウィスラーを食べつくそう!
ウィスラーは観光地というだけあって、さまざまな料理も楽しむことができます。
朝は本格クレープやベーカリーもオススメですが、バンクーバーでも見かけることのないオージーパイのお店は、中でも特にオススメです!
ミートパイや甘いベリーのパイなど、出来立てを食べることができますよ。
他にも、朝食にぴったりなキッシュなども置いていますし、お土産に冷凍のパイを持って帰ることもできますよ!

→ Peaked Piesのミックスベリーパイ。
また、ウィスラーには日本料理店もあるため、日本食が恋しくなっている人にもオススメ。
日本人経営のお店がほとんどのため、懐かしい日本の味を楽しむことができます。
本格的な鉄板焼きのお店から、ラーメン屋、居酒屋など、スシ以外のお店もたくさんあるのが嬉しいですね。
そんな私も、日本食が恋しくなっていたうちの一人。
カナダのウィスラーまで来て日本食!?と思われるかもしれませんが…私は鉄板焼きとラーメン屋さん、2つもの日本食レストランに行ってしまいました!(笑)
日本は千円前後でラーメンを楽しめますが、カナダのラーメンは日本に比べて割高です。
しかし、味としては日本で食べるラーメンにかなり近く、大満足です!

→ ラーメンOyamaのBig Mountain
・ハイキングの宝庫
ウィスラーには、多くのハイキングコースもあります。
1時間以内の簡単なコースや、数時間かける本格的なコースまであるので、体力に合わせて楽しむことができます。
ゴンドラを降りた先でも、いくつかのハイキングコースがあるので、頂上をちょっと見て回るということもできますよ。
→例えばこちらはロスト湖(Lost Lake)。ハイキングやサイクリング、夏は水遊び、秋は紅葉、冬はクロスカントリースキーが楽しめる自然豊かな人気スポットです。
ウィスラーは標高が高いため、山頂近くでは、岩がゴツゴツと突起した、カナダならではの力強い景色が魅力のハイキングを楽しむことができます。
その一方で、もう少し山のふもとの方まで下がると、高い木々に囲まれた森の中で、豊かな緑を楽しみながらハイキングすることができます。
このように、ハイキングする場所が少し違うだけでも180度違った景色を楽しめるのが、ウィスラーの魅力です!
もちろん、上級者コースではありますが、頂上からふもとまで歩いて降りていくこともできますので、「どちらの景色も楽しみたい!」という体力自慢の方は、ぜひぜひ挑戦してみてくださいね。
また、夏のウィスラーに来たら「Vallea Lumina」と呼ばれるナイトウォークは、絶対に見逃せないポイントです!
このVallea Luminaは、ウィスラーにあるハイキングコースの一つで行われているナイトウォークで、夜の森を歩きながら幻想的なイルミネーションとプロジェクトマッピングを、音楽と共に楽しめるという、息をのむような美しいイベントです。
Vallea Luminaは、物語調になっており、2人の行方不明になっているハイカーを、残されたメッセージや隠された地図をもとに探すといった内容です。
出発地点は、キャンプベースのようになっており、付設したカフェでマシュマロを購入して、キャンプファイヤーであぶって食べるなんてこともできます。
ホットチョコレート片手にマシュマロをほお張れば、ナイトウォークの準備万端です!
途中途中で流れる歌の内容なども、物語の内容と関係しているため、もちろん英語がわかった方がより楽しめますが、英語がわからなくても十分に見て楽しめる内容となっているので、安心してくださいね。

→ ウィスラーに来たら絶対に行きたい「Vallea Lumina」。
光や音楽を楽しみながら進むと…、写真ではお見せしませんが、一面無数の光に包まれた幻想的な世界を見れちゃいます!
イルミネーションもばっちり撮影できるカメラを忘れずに持っていきましょうね。
Vallea Luminaのハイライトは、ぜひぜひ自分の目で見てきてください!
美しさのあまり、しばらくその場に立ち尽くすこと間違いなしですよ!
・マウンテンバイク
日本人の方ではあまり挑戦している人は見かけませんでしたが、地元カナダっ子やヨーロッパ人に人気なのが、マウンテンバイクです。
夏のウィスラーはとにかくこのマウンテンバイクが人気で、街は自転車であふれかえっているほどです。
ゴンドラとリフトを使って、山の上の方までマウンテンバイクと一緒に上がることができます。
冬にはスキーコースになっているゲレンデに、マウンテンバイク用のコースが作られています。
歩行者とは道が区切られているため、ハイカーを気にすることなく山の中を一気に下ってくることができますよ!
このマウンテンバイクですが、男性だけでなく女性やちびっ子たちも、かなりの人数が楽しんでいます。
初心者にはレッスンも提供しているので、初めてでも挑戦することができますし、ウィスラーのいたるところでマウンテンバイク一式のレンタルをしているので、手ぶらで楽しめるのがありがたいですね!
→こちらはチェアカマス湖(Cheakamus Lake)に向かう道路で、こんな感じの道を森林浴や景色を楽しみながら満喫できます。
・乗馬体験
「そんなにアウトドア派ではない!」という人でも十分に楽しめるのが乗馬(英語ではHorse riding や Horseback riding と呼ばれます!)です。
ウィスラーから少し離れた町で行っていることがほとんどなので、車を持っていない人は、乗馬はツアーで利用するのがオススメです。

→ ウィスラーでは乗馬も楽しめる!
カナダ人のガイドさんが乗った馬を先頭に、自分で馬を操りながら進んでいきます。
ガイドさんから、馬の扱い方を最初に教えてもらえるので、乗馬初体験の人でも大丈夫ですよ。
私も自分で手綱を操る乗馬は初めてだったため、申し込み時に「超ド級の初心者です!」と伝えたところ、小さな子どもでも乗りこなせる、とても賢い馬を割り当ててもらいました(笑)
馬はよくトレーニングされており、「止まれ」などの基本的な支持のみ抑えておけば、あとは馬が頑張ってくれますので、初心者でも景色を十分に楽しみながら進むことができますよ。
森や湖を馬に乗って進んでいきますが、ハイキングとはまた異なった、のんびりとした体験をすることができます。
また、川の水位が低ければ、馬に乗ったまま川を渡るなんてことも!
・アメリカ、カナダで最長のジップライン
ウィスラーではその他にも、カヌーやカヤッキング、パドルボード、ジップライン、ラフティングなども楽しむことができます。
その中でも、特にジップラインの人気はダントツに高いです。
ジップラインとは、ケーブルに取り付けられた滑車にぶら下がって、ウィスラーの森をターザンのように猛スピードで下るアクティビティーの事です。
こちらのジップラインはアメリカ、カナダで最長の世界最大規模を誇り、その全長はなんと2キロメートル!
最高速度は時速100キロにも達すると言われている、かなりスリル満点なアクティビティとなっています。
料金はちょっとお値段が張りますが、他では体験することのできないスリルを味わうことができますよ!
このように、夏のウィスラーも様々なアクティビティを楽しむことができます。
また、日本食レストランも多く、日本人観光客も多く訪れる観光地のため、仕事も多く、「バンクーバーから移動したい!」と考えている人にもおすすめの土地です!
ただし、観光客が多いため、アコモデーション(アパートやシェアハウスなどの滞在先)の確保が難しいという難点があるのも確か。
そのため、バンクーバーなどで少しカナダ生活に慣れてからの移動がスムーズかもしれません!

→ さまざまなアクティビティが楽しめるウィスラー。
ウィスラーに留学するプランもあり!
またこのウィスラー、実はTamwood International College と呼ばれる語学学校もあり、ウィスラーで英語の勉強をするということもできます。(2025年時点では休校中)
この語学学校ですが、ウィスラーという土地柄、日本人が少なく、ヨーロッパ人が多くなる傾向があるため、語学学校としてのレベルが全体的に高くなってしまうなんてこともしばしば。
「初心者レベルクラスの開講がない…」なんてこともあるため、入学希望者は事前確認が必須ですが、ウィスラーで英語を勉強しながら、バイト先で思い切り習った英語を使って生活する、なんてこともできちゃいます!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
夏も冬も、どちらの季節も十分に楽しめるウィスラー。
旅行先としてはもちろん、アウトドア好きには滞在地としても魅力でいっぱいです!
ぜひぜひカナダに行った際には、ウィスラーを訪れてみてくださいね!
また、ウィスラーのような「人とはちょっと違った場所への留学を考えている!」という方は、こちらの記事もぜひご参考ください。