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カテゴリー:留学後の進路

英語力を必要としない職が無くなる日も遠くない

公開:2018/05/29 著者:渡邉 徳人 1345 Views

留学希望者の多くは「帰国後に英語を使った仕事がしたい」と言われます。

恐らくは外国籍社員の多い外資系企業であったり、日系大企業の海外駐在員だったりを漠然と思い描いているのではないでしょうか。

 

そういう方は話が早いです。とりあえずTOEIC900点を取ってください。

 

大前提として一定レベルの学歴が必要にはなりますが、今更学歴は変えられない以上、圧倒的にTOEICスコアからしか未来は開けません。

目的がハッキリしていれば、あとは JUST DO IT! の世界ですので、シンプルに努力すれば良いです。

 

一方で、「私は仕事で英語を使う予定はないので英語の勉強は不要です。」と言われるワーキングホリデーメーカーも稀にいらっしゃいますが、こちらはもう少し危機感を持った方がいいと私は思います。

 

「今は」仕事や日常生活で英語を使う必要性に迫られていないだけで、今後はわかりませんよね?

日本で加速する国際化の波を認識せよ!

少子化を耳にする機会は多いですが、国立社会保障・人口問題研究所が公表しているデータによると、今後30年で2,000万人以上の人口減少が見込まれています。

高齢化はより深刻で、「労働人口」の減少は壊滅的です。もはや労働力として外国人に頼らざるを得ないのが現実です。事実、外国人労働者数は2008年の約50万人から10年間で2.6倍に増加しており、過去最多の外国人労働者数を現在進行形で更新しています。

都内のコンビニは、もはや外国人アルバイトしかいません。工場勤務も日本人が集まらず、工場とコンビニは外国人労働者で何とかもっていると言われています。

 

その波が現在建設業界に波及しており、今後は農業をはじめ、他の業界にもどんどん流れ込んでいくことでしょう。あなたの会社に外国人社員が入ってくるのは、そう遠い未来ではないかも知れません。

 

また、経済面を見ても少子高齢化の影響で、人口減少の日本では内需拡大は期待できないわけですから、外国人観光客の誘致や企業の海外進出で稼ぐしかないわけです。

つまり、今後かなりの確率で同僚、クライアント、取引先のどれかに外国人が入ってくることは避けられないということです。

 

望む・望まざるに関係なく、現実的にやってくる未来が確定している今、「私は仕事で英語を使う予定はないので英語の勉強は不要です。」と本気で言えますか?

 

今や飲食店勤務の方や美容師、企業の一般事務をされている会社員や看護師・検査技師のような医療機関従事者も「顧客対応のために英語力を伸ばしたい!」との理由で、弊社に海外留学を依頼して来られます。

 

駅に行けば、外国人観光客の対応に拙い英語で四苦八苦する駅員さんを日々見かけます。

老舗旅館では50歳を超える古株のスタッフが拙い英語でどうにかこうにか接客をして売上を伸ばしている一方、時代の変化についていけず閉鎖する旅館も多々あります。

高級ホテルでもなんでもない、普通のビジネスホテルだって外国人宿泊客の予約で一杯だったりします。

 

そんな現状で私は敢えてこう問いたいのです。「逆に、英語を使わずに済む仕事って何ですか?」と。

 

確かに2018年現在はまだまだ英語を使わない職場も多いでしょう。まだまだ日本語だけで完結する仕事をしている人の方が多いのかもしれません。

しかしその状態がずっと続き、また「自分は英語ができなくても困らない。」と思って過ごすのは、危機感の欠如と捉えられても仕方がないのではないでしょうか?

 

どの業界の経営者も、本音は「英語ができる人材が欲しい」

サービス業関連の求人票では、はっきりと「TOEIC700点以上」とか「英会話ができる人材急募」との記載はまだそこまで多くありません。そこまで書いてしまうと、ただでさえ人手不足の現状で更に応募は減りますから。

しかし先述の通り、お客さんが外国人である割合はどんどん増えているし、これから更に増えていくことは間違いありません。

 

外国人の顧客対応に四苦八苦しながら危機感を抱いている経営者の本音は、「外国人慣れしていて、英語ができるスタッフが欲しい。」のです。

 

これは年間100名近くの経営者や人事担当に会う私が直接聞いている言葉です。

 

だから弊社で留学やワーホリを終えた方は一般企業のみならず、ホテルや外国人観光客の多い飲食店なんかでバンバン就職が決まっています。

 

今後お客さんはもとより、従業員としても外国人が入ってくる可能性は高いのですよ?

そのような場合、英語ができる人間がよりマネージャー候補としてのアドバンテージを握るのは明白です。

業界に関わらず、求められている人材像の一つが英語を使いこなせる人間であることをしっかりと認識したいものです。

 

何度も繰り返しになりますが、「英語を使わなくて済む仕事」の方が今後確実に、圧倒的少数になっていくのですから。

 

英語のできる日本人 VS 日本語のできる外国人の構図

日本のコンビニでアルバイトしている外国人を見るたびに私が感じるのは、その日本語力の高さです。

外国人アルバイトの日本語発音をバカにしたり、ちょっとした文法間違いを指摘したりする人もいるかもしれませんが、、、、断言します。

 

「逆に海外のコンビニで、同じ会話レベルの英語を使って働ける日本人はどのくらいいるか?」

 

…と言ったら、ほとんどいません。海外に行けば、自動的に英語ペラペラになれるほど英語学習は甘くはないのです。

 

日本の英語の浸透率は、アジアでも最下位レベルです。ちなみに、トップは日本より経済規模もはるかに小さい途上国のフィリピンです。日本は外国人労働者に閉鎖的な政策を取っているので、まだ英語ができなくても許されます。

日本は、外国人であっても日本語ができないと厳しい言語環境です。また、日本在住の外国人は、在留資格の問題もあって、アルバイトはできても正社員採用はまだまだハードルが高いです。

 

故に、ネイティブである日本人は、まだ正社員としてビジネス採用シーンでは何とか優位性を保つことができています。

 

しかし今後、企業がより英語力を求めるようになったり、国内の少子高齢化対策として外国人就労に対する規制を緩和したりすれば、「ある程度英語のできる日本人(TOEICレベル800点以上)」より、「ある程度日本語のできる、英語ほぼ完璧の外国人」をより採用していくことは明らかです。

 

本当に求められる人材を目指して

先日とある箱根温泉の旅館に宿泊してきました。夕食は部屋食ではなく、洋風の大広間での食事だったんですが、「半数近くが外国人」で、その多さを感じました。

隣のテーブルは外国人ファミリーが座っていて、若い日本人の女性がサーブしていたのですが、流暢な英語を話していました。

そのファミリーのお母さんも流暢な英語で接客されたことを驚いたようで、「英語上手ですね。どうしてそんなに話せるの?」と聞いていました。

 

私も聞き耳を立てていたのですが、その女性は「バンクーバーに1年間ワーキングホリデーで行っていたので。」と世間話も交えながら答えていました。

 

実際彼女の英語力は、通常1年間のワーキングホリデーで身につけられる英語力ではなかったので、「相当な努力をしたのだろうな…」と感心しました。

私達のテーブルにもオーダーを取りに来たので「英語お上手ですね。ここのスタッフは皆さん英語話せるのですか?」と聞いてみると、話せるスタッフと全く話せないスタッフがいる、との回答。

「英語ができるとちょっと手当も付くんですよ!」と、ニッコリ微笑みながら答えてくれました。聞けばバンクーバーでも接客英語を学びながら、現地の飲食店で経験も積んでいたとのことです。

 

日本人特有の強みである高いホスピタリティ(おもてなし)と英語力。

 

留学生がよく言う「英語+α」を見事に身につけて、職にも活かしていらっしゃいました。

今後はこのような人材こそが求められる人材であり、生き残っていくと思うのです。

 

外国人に取って代わられる日

2018年現在は就職市場も戦後最高の内定率を誇る売り手市場ですが、果たしてこれがいつまで続くのでしょうか。

既に都市部のコンビニは外国人労働者で溢れていますが、今後例えば、インドカレーのお店でオーナーやマネージャーはインド人。

 

日本語しかできない日本人アルバイトは、日本人客のみの接客、或いは奥のキッチンで洗い物専門要員となってしまうかも知れません。

 

そうした状況が正社員として入社した企業でも徐々に現実のものとなる日は、そう遠くない未来ではないでしょうか。

 

つまり、「英語力を必要としない職」が無くなる日は、そう遠くないと踏んでいます。

 

その不安から逃れるには、結局のところ、できるだけ早い段階で英語をマスターすること。さっさとTOEIC900点オーバーを達成して、外国人労働者と戦える準備をしておくことだと思うのです。

私は社内公用語英語の大企業に勤める後輩がいるのですが、その後輩曰く、「ウチはTOEICスコア800点あるかないかで給与が変わります。社内では必死で800点越えるために頑張っている人と、「給与は低くてもいい」と諦めきっている人と二分されます。」とのこと。

さて、あなたは境界線からどちらに位置取りしますか?それ如何では外国人労働者に取って代わられてしまう憂き目にあうことになるかも知れません。

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