【辛口!?】ドイツ留学・ワーホリ中に感じる日本人差別?原因5つを徹底検証 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

【辛口!?】ドイツ留学・ワーホリ中に感じる日本人差別?原因5つを徹底検証

公開:2020/02/15 著者:平塚 千晴 2215 Views

ドイツへの留学やワーキングホリデーを検討していると、体験者の口コミの中に時々見かけたりするのが「ドイツ語ができないと差別を受ける。」というもの。

ドイツ語圏へのワーホリや留学となると、公用語が英語のスイス以外(ドイツ・オーストリア)は、日常会話では英語よりもドイツ語がメインで使用されます。

「英語も通じるだろうし、ドイツ語できなくても大丈夫!」と思って留学やワーキングホリデーに出発しても、実際に生活をしていくと「ちょっとだけでもドイツ語に触っておけばよかった…。」と後悔する場面がきっとあると思います。

 

このことから、ドイツにいるけどドイツ語が全く分からなくて疎外感を感じてしまう人が多いのではないでしょうか。

「私が日本人だからかな?」や「私がアジア人だから?」って思ってしまうのも無理もありません。

 

これはあなたがドイツ語を母語としている国にいるのに、ドイツ語がさっぱり分からないから感じてしまう部分もあるかも知れません。

 

差別というのは大げさですが、残念ながらドイツ語が多少なりともできるかどうかで、ドイツ語圏での生活の質や現地の人たちの態度はだいぶ違ってくるのが現実です。

ですので、あなたがドイツ語圏に留学やワーキングホリデーで「差別?」と感じていることは、実は違うかもしれません。

では、どんな時に「差別を受けていると感じる」のでしょうか。その原因を5つ検証していきます。

原因1)言葉の壁

当然のことではあるかと思いますが、ドイツ人、それに同じくドイツ語を話すドイツ語圏の人たち同士が集まると、どうしても母語がドイツ語で共通していますので、ドイツ語での会話が多くなります。

では、これを私たち日本人に置き換えてみましょう。私たち日本人同士が集まると、日本にいようが外国にいようが、日本語を使用します。その方が、意思疎通など、コミュニケーションをとるうえで非常に楽だからです。

あなた一人がドイツ人の中で英語を話そうとしても、最初は英語だったとしても、あなた一人だけのために多くのドイツ人やドイツ語圏の人たちが、すべて英語で話してくれるとは限りません。

 

そのため、あなたが「ドイツ語ができなくて疎外感を感じている…。」と思うかもしれませんが、これには深い意味はありません。

しかし、あなたがドイツ語を話せない限り、話の内容をわかっていないと相手に勘違いされ、 ”存在が消される” 可能性が非常に高いのです。

逆パターンで考えてみるとわかりやすいです。

 

日本にいる時、外国人観光客が話しかけても、「英語ができないから…。」という理由で外国人を避けたり、困っている外国人を無視したりする人を見た経験はありませんか?

また、あなたの学校に外国人留学生がいる場合、日本語勉強中で難しい言い回しがわからない人がいたとしても、「外国人留学生にかまわず日本語を話し続けてしまった!」なんていう経験はありませんか?

これと同じなんです。逆の立場で考えたら分かりやすいですよね!

 

原因 2)買い物

留学やワーキングホリデーの口コミや体験談を見て、「ドイツ語圏は英語がすごく通じる!ドイツ語がなくてもやっていける!」と思い込んでいる人は多いです。

そのため、何も準備せずに行ってみると、「スーパーでは英語が通じない!」っていう経験することがあります。

筆者はドイツ語がある程度わかる状態で留学をしたので全く気にならなかったのですが、ある友人がドイツに長期滞在をしていた時に、「スーパーでドイツ語が通じない。」ことで、欲しいものが買えなかった経験談を話してくれました。

 

また別の知人は、ドイツ語の対策を何もせずにドイツへワーキングホリデーに来た際、「スーパーで売っている水が、炭酸水なのかミネラルウォーターなのかがわからない…。」と愚痴をこぼしていました。

ですが、愚痴をこぼしたりイライラする前に、ドイツ語のできない日本人特有のこの現象について、冷静によく考えてみませんか?

 

日本のあなたの住む町(住んでいた町)で働くスーパーの店員さんで、英語がペラペラな人に遭遇したことありますか?

 

英語が大好きな学生アルバイトさんであれば英語ができる可能性があるにせよ、その人に当たる確率はかなり低いですよね?

これと同じなんです。いくらドイツ語圏の人たちは、英語がわかる人が多いとはいえ、スーパーマーケットは地元の人たちが利用する場所です。観光客が多く訪れる地域でもない限り、外国人を想定したお店ではないのです。

地元の人たちはつまり、ドイツ語を母語としていますよね。それであれば、スーパーマーケットの店員は、英語がカンペキにできる必要もなければ、覚える必要もないのです。

 

原因3)クラブやバー

ワーキングホリデーや留学にドイツ語圏へ行くと、遊び場のひとつとして、クラブやバーへ遊びに行くことがあります。(もちろん、日本で成人済みであることが前提ですよ!)

ドイツやオーストリア、スイスでは、日本のようなゲームセンターみたいな娯楽施設がほぼないに等しいため、若者はバーやクラブで遊ぶことが多いのです。

ドイツ語が全く分からなくても、友達の誘いならばバーやクラブに遊びに行っちゃいますよね。ですが、いざ行ってみると、「英語が通じない…!」なんてことはよくあります。

 

それで疎外感を感じてしまい、なんだか気持ちが滅入ってしまったりという話を、筆者もよく耳にします。

これも、先ほどのスーパーマーケットでの現象と同じで、地元のバーテンダーや店員さんは、地元のドイツ人やスイス人、オーストリア人たちのために商売をしてるので英語は必要ないのです。

ですので、もしあなたが「飲み物を注文したいのに英語が通じない!」と思うのは、差別でも何でもないのです。

 

もし、英語が通じる場所でお酒を楽しみたいのなら、英語が通じるホテルのバーで一休みするのが賢明です。

 

または、ドイツ語が流ちょうに話せる友人に助けを求めてみましょう。

 

原因4)頑張ってドイツ語を話しても、英語にされる

筆者の場合は、この経験が非常に多く、現在でもあります。(笑)

長期滞在期間が長くなると、なんとなくドイツ語がわかってきて、勇気を出して「英語じゃなくドイツ語を使ってみよう!」と一念発起する人もいるでしょう。

ですが、勇気を出してドイツ語を使ってみても、返答が英語というパターンはとてもよくあります。

そして、「私が頑張ってドイツ語を使っているのに、どうして英語なの?」と感じる人は非常に多いと思います。

こういうのって、ショックな気持ちもありますし、否定されたように感じますので、すごくイライラしませんか?

ですが、こちらについてもよく考えてみましょう。

 

日本人(アジア人)のあなたが、まさかドイツ語を話せるなんて誰も想像していません。

 

ドイツ語圏の人たちからすれば、日本人(アジア人)は英語がやっとこさ話せる民族、英語しかわからない民族と思われがちです。

そうすると、現地のドイツ語圏の人たちも当然、ドイツ語じゃなくて英語を使いますよね?

もちろん、これに屈せず根気強くドイツ語で会話を無理矢理続けてもよいですが、彼らはあなたの話すドイツ語を否定しているわけではないことだけ知ってほしいです。

 

原因5)語学学校

特にドイツのワーキングホリデービザは、年齢縛りがあるものの、必要書類と預貯金額さえ照明できれば誰でも取得することができます。

ワーキングホリデービザには、他のビザとは違い、語学能力の照明が必要ないのです。

そのため、ドイツ語の準備をせずに、勢いで渡独する人が多いようです。そして、ドイツ語がサッパリ分からないあなたは、何も考えずに勢いで「語学学校に行ってみようかな~。」となるはずです。

 

しかし、あなたはドイツ語の授業をドイツ語で、説明も全てドイツ語という非常にハードな環境の下でドイツ語を勉強しなければなりません。

 

ドイツ語の基礎中の基礎も分からないのに、ドイツ語学校でドイツ語で文法を説明されるって、なんだかイヤな気分ですよね?

筆者は、全くのゼロ知識からドイツ語を始めようとして勉強をしてみるものの、何を言っているのかわからず、最終的に挫折する人たちをたくさん見てきました。

ドイツ語圏の都心部に行けば行くほど、英語で丁寧にドイツ語を教えてくれる語学学校はあるかもしれません。

 

ですが基本的に、ドイツ語の語学学校の共通言語はドイツ語です。なぜかというと、ドイツ語を学ぶための学校だからです。

 

英語圏の語学学校に通っても、英語の授業を英語で行いますよね。英語の授業を日本語やその他の言語で行う語学学校は全くないとは言いませんが、ほとんど聞きませんよね!

当たり前のことかもしれませんが、ここを忘れてはいけません。筆者もドイツ語の語学学校に行っていましたが、授業中の共通語はドイツ語で、英語を使うことは生徒同士のコミュニケーションだけで、授業内ではほぼありませんでした。

そのため、まずは基礎的なドイツ語を身に着けることが重要です。独学はもちろん、日本人の先生のいるドイツ語のスクールや、インターネットで授業をしている日本人のドイツ語の先生にまずは教わりましょう。

 

【まとめ】 あなたの感じる「差別」はあなたの勘違いが多い

今回は、ドイツ語圏で感じる日本人差別の原因と、本当に差別なのかを検証しました。

今回紹介した5つの原因を冷静に検証していくと、すべては「差別」でも何でもなく、日本とドイツの文化や考え方の違い、そしてドイツ語ができないからゆえの問題であることがわかります。

勢いでワーキングホリデーや留学に行くのもよいですが、できれば長期滞在を行うドイツ語圏環境の違いやドイツ語の基礎を学んでから出発することをおすすめします。

 

何もわからないよりも多少なりとも知識をつけておけば、貴重なドイツ留学やワーキングホリデーの時間をモヤモヤと過ごすのではなく、充実したものにできるかもしれません。

どうしても不安の場合は、まずは留学のプロである留学カウンセラーに相談しましょう。

どんなちいさな不安でも、留学カウンセラーに話すことで悩みは和らぎますし、ひとりで抱える必要もありません。誰かに共有することで、安心して留学やワーキングホリデーに出発することができますよ。

 

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