37歳でアイルランドに語学留学!出発前の手続きはどう乗り越えた? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:留学の準備

37歳でアイルランドに語学留学!出発前の手続きはどう乗り越えた?

公開:2020/02/05 著者:佐々木 由美 1952 Views

こんにちは。2月に突入しましたが、いかがお過ごしでしょうか?寒さが一段と強くなりましたね。
アイルランドも寒いです、特に夜は冷え込んで脚がガタガタ震えます。そんな時は、pubに行って一杯飲みます。

前回、私の第1作目の記事、及び今回読んでくださった方々ありがとうございます。まだまだ駆け出しのライターなため、色々と読んでいて不便な点が沢山あると思いますが、徐々により良い記事を書けるように取り組みますので長い目で見守っていただけると幸いです。

 

今回はよりスムーズに流れをお伝えするために、もう一度細かく出国前の手続きをご説明したいと思います。

 

私は、パスポートの取得の仕方も分かりませんでした…。何もかもが初めてでしたので、周りからは「そんなことも知らないのか!」とよく言われました。

海外にご縁が無い人であれば、年齢や人生経験がどうこう関係なく、「知らないものは知らない!」というものは誰にだってあるはず。

でも、恥なんて一時的なもので慣れてしまえば、気にすることはないと思います。意外に知らない人は沢山いるものです。

 

※写真は近所のお店でpubやレストラン、カフェなど一通り揃っています。

手続きが煩雑な「パスポート」

私はパスポートって何処で作れるの?というレベルでしたから、とりあえずネットで調べて市役所に行きました。

パスポートは、市役所で手続きできます。お住まいの場所によっては、パスポートセンターと言った役所の出先機関もあって、役所以外でも作れる場所が幾つかあるので、お住まいの自治体のホームページで調べてみましょう。

 

・一般旅券発給申請書 1通

こちらは市役所にありますのでご安心下さい。

 

・戸籍謄本 1通

本人の氏名及び本籍地が記された書類。こちらも同じく役所で取得できます。

 

・住民票の写し 1通

住所変更していない方はついでに変更することをお勧めします。役所で取得できます。

 

・写真 1枚

事前に用意して持って行くよりも、市役所(パスポートセンター)で撮影した方がベストです。規定が細かくて、持って行ってもNGが出て再撮影を指示される可能性が非常に高いです。

以前に履歴書用などで撮影した身分証明書用の写真が手元にある方は、もちろん持って行ってもOKです。しかし、パスポート用のために新たに撮影するなら、無駄金になる可能性があるので、現地で撮影した方がベストですよ!

私も予め用意したのですが、余白が不足し、その写真が使用できなかったために、市役所で取り直しました。

 

・身分証明書

運転免許書又は個人番号カード(マイナンバーカード))チップのあるカードです。健康保険証、学生証などです。

 

パスポートの種類は、5年用 10年用があります。5年用なら11,000円、10年用なら16,000円です。(2020年1月現在)

残念ながら、申請してその日のうちに取得はできません。市役所から連絡があり、手続きの際に渡された受理票を持って受け取りに行きます。

パスポートが無いと学校の手続やビザの申請手続きもできない(日本でビザ申請が必要な方の場合)ので、パスポートの手続きは出発予定日から遡って半年以上前には手続きしておきたいものです。

 

アイルランドの学生ビザは特殊!

私はアイルランドに語学留学しましたので、アイルランドのVISA(Student VISA:学生ビザ)の取得について説明します。アイルランドに長期滞在する場合は、学生ビザだけじゃなくワーキングホリデービザもあります。

しかし、年齢制限が30歳までと制限があるので、私のような37歳と言う年齢では、ワーキングホリデービザは取得できません。

一方、アイルランドの学生ビザは8カ月間の滞在が可能で、語学学校に通うのは25週間(6カ月)、85%以上の出席率が求められます。アルバイトに関しては、週20時間までのパートタイムジョブが可能となります。残りの8週間(2か月)は、ホリデーとして与えられており、その期間は週40時間までのフルタイムジョブが許可されています。

 

アイルランドの学生ビザ申請は特殊で、日本国内にいる時にビザ申請するのではなく、アイルランドに入国してから手続きを行います。

 

アイルランドの空港に到着後、入国審査で書類を提出し、いくつか質問に答えて(英語)パスポートのVISAの欄に最高で3カ月滞在できるのを証明されたスタンプが押されて入国できます。

現在は、テロなどで厳しいので確実に滞在先やアイルランドに来た目的、期間を答えられるようにしておくことをお勧めします。これは、留学やワーホリに限らず観光にしても同じです。

ホームステイや学生寮の案内の印刷、ホテルなら予約した際の内容を印刷しておくなど、全て相手に説明できるようにしておいたほうが安全です。私も出国前は何度も荷物や書類がすべて揃っているかを確認しました。一枚でも不足していると、入国審査やその他の手続きができなくなる恐れがあるので要注意です!

 

→ 無事入国できたら色々なお店を楽しみましょう!こちらはシティセンターのヘンリーストリートの様子。

 

国民健康保険の仕組みを知っておこう!

私は昨年の10月に会社を退職し、11月30日にアイルランドに渡航しました。退職後はやることがたくさんあるので、渡航まで約1か月半あったもののバタバタし過ぎて支度しながら「私、渡航できるのか…?」と心配になったものです。

国民健康保険加入もその一つで、渡航前までに支払いを済ませていきました。会社に勤めていた際は社会保険加入で全て会社が手続きをしてくれますが、退職後は全て自分で手続きをしなければなりません。

多少面倒になりますが、今迄私は何一つ世間の一般常識を知らない人間だったので、時間に追われながらも、一つ一つ細かいことが分かってくると楽しく感じました。

 

会社の健康保険証は退職日に返却し、新しく国民健康保険に加入します。すると退職日に会社より脱退証明を頂くので、それを持参して市役所に行き手続きを行います。

 

予め、普段から病院に行く機会が多い方は、留学に出発する前に全ての病院に行っておいた方がいいですよ。私はハードコンタクトレンズを使用していたため、眼科は勿論、子宮がん検診、会社の健康診断前に退職したので気になるところは全て検査しました。

眼鏡もコンタクトレンズも作る際は医師の処方箋が必要になります。特に私はひどい近視でしたから、眼底検査、視野検査が一年に一度は必要です。

アイルランドに行くとなると、病院に行って検査が普通にできるわけではないので、留学前にこれだけが唯一の自分の悩みで結構迷っていました…。迷った挙句、留学を諦めたら二度とは私は留学できないだろうな…と考え、小さなことは気にせず行動に移しました。

 

国民年金のことも知っておこう!

会社に勤めている時は厚生年金ですが、退職後は国民年金に切り替わります。国民健康保険と同様に年金も市役所での手続きになります。わからないことがあれば、会社の経理の方に聞いてもいいし、市役所に直接聞いてみるのも良いでしょう。

基本、日本にいる期間の分を支払います。渡航したのに間違って、家族の方が払ってしまった場合など、多く払いすぎてしまうこともあります。その場合、市役所からの通知により、後日返金されますので大丈夫です。(海外転出届を出された方に限り)

通知は日本国内だけの送付なので、通知の受取先をご家族や知り合いの方にお願いする必要があります。日本の銀行口座に返金されるので、日本の銀行口座は控えておきましょう。

 

ちなみに、国民年金は国外滞在している期間は合法的に未払いが許されますが、留学期間中の未納期間の年金は「未払い扱い」となり年金支給額が減額します。

 

そのため、年金を満額貰えなくなることにもなるので、留学期間中も支払っておいてマイナスにはなりません。

 

クレジットカードやデビットカードの作成など

クレジットカードは、無職だと作れませんので、日本で仕事をしている間に申し込む必要があります。私は元々現金しか使ってなく、クレジット決済など全く興味がありませんでした。

でも、留学するなら、そんなことは言ってられません。アイルランドはVISAかMASTERCARDがメインです。

日本の銀行窓口で、銀行のキャッシュカードにクレジットカードやデビットカード機能を付けられる種類もあるので、確認してみると良いでしょう。または、銀行とは別のカード会社で新しくカードを作っても問題ありません。

 

クレジットカードやデビットカードですが、複数枚は作ったほうが無難です。

 

カードの磁気不良や破損で、カードのデータを読み込めなくなるトラブルもあります。海外で生活するのでカードにトラブルが発生すると、海外で新たにカードを作成することはできません。

また、無くしたり、盗難にあったりする可能性もあるため、複数枚作って別保管しておいた方が無難です。万が一に備えて、緊急連絡先は必ず手帳や携帯に登録しておくことが必要です。

荷物は常に肌身離さず身につけておく癖をつけましょう。外食の際、日本では普通に席を離れる時に貴重品を置いてく人が見られますが、海外に行ったらそれは絶対にやってはいけません。全て自己責任になりますから、自分の安全は自分で守らねばなりません。

 

もう一つ大事なことは、暗証番号は見られないように手で覆うなど工夫する必要があります。

実際、私がアイルランドに行く途中、カタール空港を経由しましたが空港のレストランでクレジットカードの暗証番号を押す時、店員の方がマジマジと見ていたので、私は急いでカードケースで隠しました。

日本ではないので様々なことが起こると予測はしていたものの、実際体験すると日本って凄く平和なんだな…って改めて感じました。

 

銀行口座をネットバンキング対応しておくことも忘れずに!

 

お使いの銀行口座がネットバンキングに対応していない場合、ネットバンキングを申し込みましょう。

当然ですが、日本の通帳はアイルランドで使えませんから、残高が残りいくらか確認できないと困りますね。

 

「確定申告」もチェック!

会社を退職して留学する方は、出国前に確定申告も必要となります。会社に勤務している時は年末調整で生命保険控除証明書を会社も経理の方に提出して、書類に必要事項を記入するだけです。

翌月の給料に還付金が振り込まれている。または給料が今月少ないといった経験をされたことがあると思います。会社員なら、普段の給料から住民税や所得税も引かれていますので、経理の方がすべての書類を集め、年末調整で正しい所得税額を計算してくれています。

留学する前までは、この毎月給与から天引きされている所得税は、概算だということも今まで知りませんでした…。

 

会社を退職した後は、生命保険の控除証明書や源泉徴収票、出国前に源泉徴収票が間に合わない人は、その年の給与明細(1月からの普段の給与明細・賞与・退職金)などお金に関するもの全て保管して税務署に確定申告の予約を取ります。

税務署の予約はすぐに取れないので、退職前の1か月前ぐらいから予約を取るのを考えることをお勧めします。

ここで大事なのが、毎月の給与から引かれている住民税を退職後どうするかです。私は経理の方から言われるまで税金のことを忘れていました…。手っ取り早いのは、退職月の給与で全て引いてもらったほうが後々楽です。

 

 

日本の運転免許証の更新時期は?

アイルランドで運転する機会があると思い、国際運転免許証を取得したものの、今のところ使っていません。

仕事してないし、公共交通機関で十分というか、車買うお金ありません。

仕事によっては必要な方もいらっしゃるはずなので、取得しておくと便利です。私の場合は、沼津の運転免許センターまで行き取得しました。

 

ちなみに、日本の免許証の更新が近い方は、ついでに更新していくと安心しますね。

帰国してからも間に合うようであれば無理に更新する必要はないと思います。ですが、人生何が起こるかわかりません。

外国に予定より長く滞在するケースもあるので、有効期限が1年以上前でも期間前更新ができるので、更新してしまった方が良いかも知れません。

 

国際運転免許証で必要なもの

・日本の運転免許証

・パスポート ※飛行機のeチケットの提示を求められる場合あり

・写真1枚

・印鑑 ※自治体によっては必要な場合あり

・手数料(2,350円) ※2020年1月現在、自治体によっても金額は異なる

 

日本で用意できて海外で用意できないものを把握しておくこと

私が一番アイルランドにたくさん持って行ったのが、コンタクトレンズの保存・洗浄液です。

使い捨てソフトレンズは海外でも購入可能ですが、ハードレンズはあまり扱ってないみたいです。そのため、私は持っていけるだけスーツケースに入れました。

あとは、薬関係、目薬や風邪薬ですね。海外のものは自分に合うかわかりません。特にコンタクトレンズ装着のまま目薬をさすとなると、普段日本で使用しているものの方が安心します。

 

また、アイルランドで節約を考えている方は、洋服もある程度持って行った方がいいです。

 

洋服はかさばるので、持って行ける量にも限界はあるのですが…。特に冬は寒いので、上着は多少防水加工、生地が厚めのものを持っていかれることをお勧めします。

持って行ける荷物の容量にも限界があるので、海外で調達できるものは後回しにせざるを得ません。最初は自分の貯金から色々生活用品を購入するので貯金は減りますが、そこは致し方ありませんね。

今回も読んでくださった方、初めて読んでくださった方、本当にありがとうございます。次回もより読者の方が楽しめる、参考になれる記事を目指して書いていこうと思います。

 

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