ニュージーランドに来て感じたカルチャーショックシリーズ① ~街中編~ | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

ニュージーランドに来て感じたカルチャーショックシリーズ① ~街中編~

公開:2020/05/09 著者:長谷川 優 980 Views

私は、ニュージーランドへ旅行とワーキングホリデーを合わせて、計3回の渡航経験があります。ワーキングホリデー終了の頃にはもう慣れてしまった日常でも、始めは日本との文化の違いに驚くことがたくさんありました。

今回は、そんなカルチャーショックの中でも街中で見つけた違いについて特集したいと思います。

個人的には現在の生活の拠点であるシドニーも似ていると思うので、ニュージーランドとオーストラリア(シドニー)の情報収集として、これからの留学やワーホリに備えてください!

① バスで四苦八苦

自分の乗りたいバスが来たら、手を挙げて運転手に合図するというのは、もしかすると旅行者や留学生にとっては有名な話かもしれません。

ガイドブックにもそんなルールが書いていたかもしれませんが、知らずにただ立っていたため本当にスルーされてしまった経験があります。(笑)約6年前、初めてニュージーランドへ旅行に行った際、バス停にいるのがたまたま私だけで、待っているのに乗れない…という珍事件が起こりました。

その様子を見ていた地元のおじさんに、「運転手に合図するんだよ!」と教えてもらえたので、無事に乗ることが出来ました。

 

また、降りる場所のアナウンスがないので、初めて行く場所はとても苦労しました。当時はGoogleマップやGPS機能を使いこなせていなかったので、とにかく運転手に紙の地図を見せて「降車場所を教えて!」と、運転手を頼りにしていました。しかし、何度も変な場所で降ろされ、結局長距離を歩くハメになりました。

ちなみに、ここ数年で空港周辺のバスにはモニターが導入され、アナウンスで降車場所を教えてくれるようになったので、旅行者にも安心ですよ。

それに、スマートフォンのGPSや地図機能も発達しているので困ることはほとんどなくなりました。

 

四苦八苦というタイトルですが、苦労した思い出だけではなく、実は良い思い出もたくさんあります。まず、フレンドリーで親切な運転手さんが多いです。乗り降りの際に笑顔で挨拶してくれたり、行き先を丁寧に教えてくれたり、乗客と楽しくおしゃべりしていたり…(いいのかな?)日本のバス内とは雰囲気が全然違います。

そして、お客さんも降りる際には「Thank you!」とお礼を言う風習があります。これは素晴らしい文化だと思いましたが、最初のありがとうが出るまではちょっとだけ恥ずかしかったです。

さらに、さすがイギリス文化の影響を受けているだけあって、二階建てバスが普通に走っています。二階の最前列はなかなか座れない特等席です。

 

→ これは観光バスですが、普通のバスも二階建てのものがよくあります。

 

② 豪快なスーパーマーケット

 

1番最初にスーパーマーケットに入って驚いたのは、野菜や果物が直置きで山積みになっていたことです!とっても豪快で、うわぁ〜!海外にいるんだなぁ〜と改めて実感した瞬間でした。

 

日本に帰った時の逆カルチャーショックとして、日本は個包装が多くて丁寧なのは良いけれど、余計なプラスチックを使いすぎだなと感じました。

 

売り方も豪快で、ほとんどの商品はKg単位で売っているので、始めは計算に困りました。実はシドニーにいる今でも、日本円に計算してさらに「100g当たりいくらになるかな?」と勝手に頭が動いてしまっています。

豪快さで言うと、冷凍コーナーのアイスクリーム売り場はすごいことになっています。(笑)2リットルや4リットルなど笑ってしまうほど大きなサイズのアイスクリームが普通に並んでいて、しかも格安の500円前後で買えてしまうのです。

そして、危険なことにこの大きさにも慣れて買ってしまうんですね…。ボイズンベリーとバニラのミックスのアイスがとっても美味しいので、ぜひ数リットル単位で買ってみてください!

 

→ 海外の商品は全てが大容量です。このサイズに慣れてしまうのが怖い…。(笑)

 

さらに、買い物をしていて気づいたことは、食料自給率が高いので商品の多くは国産であるということです。ミルクもアイスクリームの原料も国産、1番安いお肉を買っても国産、野菜も果物もほとんど国産です。

日本では、安い食材はほとんど外国産頼りだった私にとっては、これは本当に誇らしいことだなと思いました。

 

③ キャッシュレス文化

 

機械にカードをタッチやスキャンをするだけで勝手に口座からお金が引かれる、カード支払い(デビット決済)が主流です。そのため、今はパスケースがお財布代わりになり、ちょっとした現金は小袋に入れて必要な時だけ持ち歩いています。

日本でもキャッシュレス化がここ数年で進んでおり、キャッシュレス割引やポイントでの支払い、還元など様々な特権があるそうですが、そうしたポイント制度はニュージーランドやオーストラリアではありません。

ニュージーランドやオーストラリアではキャッシュレス支払いが当たり前で、スーパーマーケットのセルフレジではカードしか受け付けていない機械もあるくらいなので、完全に生活に根付いています。

 

※シドニーの一部のアジア系カフェやレストランではカードで支払うと数セントの手数料が加算されるケースもあります。また、キャッシュしか受け付けていないお店もありますので、キャッシュレス文化とはいえ少しは持ち歩いた方が良さそうです。

 

④ マウンテンバイクとキックボードが人気

まず、ニュージーランドで見かけた自転車のほとんどは、マウンテンバイクのような全力でサイクリングをする用でした。

急な坂が多いためかと思いますが、ママチャリを乗っている人は見かけたことがありませんでした。シドニーも同様で、ウーバーイーツのデリバリーの自転車以外はほぼマウンテンバイクです。

また、子供にはキックボード(スクーターと呼ばれている)が絶大な人気のようです。スケートボードに乗っている人もまだ見られますが、圧倒的にキックボードの方が多いです。

 

大人用や電動のキックボードもあるようで、シドニーCBDでは大人が通勤に使っているのもよく見かけます。

日本では私が子供の頃に流行っていて、私も持っていたので、ちょっと懐かしい気分になりました。(約20年前の話…)

ちなみに、自転車もキックボードも、乗るにはヘルメットを必ず着用するのがルールです。日本ではほとんど見かけないヘルメット姿なので、これも大きな違いだなと思いました。

 

⑤ マスクをしない人が多い

今は新型コロナウイルスの影響で、マスク姿はもう珍しくないですが、もともと欧米では、マスクは重症の病人がするものなのだそうで、ニュージーランドやオーストラリアの街中では普段は全く見かけませんでした。

シドニーでは、アシスタントナースとして病院や介護施設に行く機会がありますが、医療者もマスクをしている人はほとんどいませんでした。

もちろん、感染症を扱っている医療者は別です。私は日本で看護師をしていた時、出勤時に病棟に着いたらまずマスクをしていたので、これも大きな違いでした。

 

⑥ 傘をささない人が多い(傘が高価)

 

小雨ならパーカーのフードを被るか、「ウィンドブレーカーで全然おっけー!」というキウイ(ニュージーランド人の愛称)が多いです。

天候が変わりやすく、通り雨で済むことが多いので持ち歩かない人がほとんどです。傘は大雨用なのでしょうか…。そのため、傘がとても大きい!そして高い!町中のコンビニで安くて10ドル(当時の日本円で800円)くらいしました。

日本では100円ショップやコンビニなどでビニール傘などが買えてしまうので、これも驚きと共に不便さを感じました。

 

⑦ 虹が多い

これは文化というより気候の違いによるものですが、ニュージーランドでは本当に頻回に虹が見られます。1日の中に四季があると例えられるほど天気の移り変わりが激しいので虹が出やすい環境なのだそうです。

すぐ止むなら、傘をわざわざ持ち歩かないのも納得ですね。数日の旅行でも見かけましたし、ワーキングホリデー中のたった1年間でも、たくさんの虹を見ました。

私を含め、珍しがって写真を撮っているのはアジア系の人が多かった気がします。ニュージーランドの方にとって虹は当たり前のようです。反対に、オーストラリアは雨が少ないので、ほとんど虹は見たことがありません。

 

→ ニュージーランドでは良く虹を見かけます。

 

日本との違いを見つけてみよう!

いかがでしたか?ニュージーランドの街中で見つけたカルチャーショックをお伝えしました。

国や環境が違えば、こんなにも見える景色や制度、文化が違うのかと驚きの毎日でした。

 

海外留学やワーキングホリデーで来られたら、日本とは違う異文化を見つけることと、実際に体験してみることも楽しみの1つです!

 

「日本よりも凄いな~!」と感じることもあれば、逆に「何て日本ってすごい国なんだろう!」と改めて日本人であることを誇りに感じることもあります。

そうした経験をすることによって、自分が日本人であるアイデンティティを感じますし、日本への愛国心を感じる瞬間になります。

実はまだまだネタがあるので、次回は家の中のカルチャーショックシリーズをお伝えしたいと思います。

 

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