これからの時代に重要なこと!ニュージーランド人に生き方には学ぶことが沢山あり! | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

これからの時代に重要なこと!ニュージーランド人に生き方には学ぶことが沢山あり!

公開:2021/03/05 著者:高橋 美沙季 590 Views

こんにちは!ニュージーランド留学経験者の美沙季です。

突然ですが皆さん。留学やワーキングホリデーで海外に滞在することの醍醐味、魅力や得るものって、何だと想いますか?

 

・英語力が付くこと
・物怖じせずいろんなことに積極的に行動できるようになること
・コミュニケーションが向上すること
・リスクを背負って何かに挑戦できるようになること
・差別や偏見のない社会になるよう貢献できるようになること

 

以上のように、海外での長期の滞在を経験された方によって、解答は様々なだと思います。

皆さんがオリジナルの挑戦や暮らし方をされてきた分、得た経験と思うことは異なるはずです!

今回は、私がニュージーランドへ留学して最も影響を受けたことについて、紹介したいと思います。

 

私がニュージーランドでの留学生活によって得た人生の宝物は、「ニュージーランドに住む人々の生き方や価値観に触れ、学んだこと」です。

 

この記事では、留学後数年経った今でも大切かつ参考にしている、「ニュージーランド人の生き方と価値観」について、お話しできたらと思います。

もともとニュージーランドが大好きな人たち、また今後ニュージーランドを訪れてその魅力を知ろうと待ち望んでいる人たちもいると思います。

私が実際に現地で体験して学び、その後の人生に大きく影響しているニュージーランドの魅力をここで共有できたら嬉しいです。

 

※上写真は、ウェリントンにあるオリエンタル・ベイから眺める風景。

ニュージーランドってどんな国?

さて皆さん、ニュージーランドと聞いて、何を連想しますか?羊?キウイフルーツ?大自然?教育?ラグビー?

ニュージーランドという国は南半球に位置しており、日本から飛行機直行便、オークランド空港までおよそ12時間。マオリ語で「アオテアロア」とも呼ばれる、太平洋に浮かぶ島国です。

ニュージーランドは北島と南島の大きな島二つからなっていて、北島にはオークランドや首都であるウェリントンをはじめ、国の政治の中心地となる建物や人々が集まる活気のある場所が多いです。

 

もちろん自然は一杯!日本の富士山にそっくりで有名なタラナキ山脈や、ホエールウォッチングで有名なカイコウラ、マオリ族の伝統や文化が楽しめる施設があり、天然の温泉も楽しむことができるロトルアなども、北島に位置しています。

南島は北島に比べて人口も少なく、ビルや商業施設が密集した地域は少ないですが、その代わりにニュージーランドならではの大自然を生かした観光スポットや宿泊施設が様々な地域に点在しています。

有名どころで行くと、紹鴎が住むのにふさわしいという意味でつけられた美しい湖畔の町「クイーンズタウン」。昔のイギリスの街並みが再現されエイボン川沿いに立つおしゃれなブティックやカフェめぐりが楽しい「クライストチャーチ」。

 

また、国立公園にも指定されている、フィヨルドランドが美しいミルフォードサウンドや、世界一の星空が世界遺産に登録されようとしている、よき羊飼いの境界がシンボルであるテカポ湖などが挙げられます。

このように、北島にも南島にもそれぞれ魅力があり、訪れる人を必ず魅了するリピーターも多いニュージーランド。

観光地だけでなく、その温かい国民性とスローでリラックスした人意図の暮らしぶり、そして環境保護や動物との共存を大切に様々な活動を国として徹底して行っているという点に、心惹かれる人もとても多い国です。

 

きっと、日本に住んでいる私たちがこの国から学ぶことは、数多く存在すると実感しています。

 

そんな魅力いっぱいの国、ニュージーランド。

このニュージーランドという国に留学生として暮らしていた筆者が感じる、最も私の人生に影響したニュージーランドの生き方とは、一体何だと思いますか?

 

私個人に対する良い影響だけでなく、日本や世界の人々にも良い影響となるだろう素敵な生き方を、以下3つ紹介したいと思います。

 

これを知ったら、ますますニュージーランドという国に興味が湧く方が増えるのではないでしょうか!

 

→ 南島にあるクイーンズタウンの写真。

 

魅力① eco先進国での取り組み

今世界では、2030年までに世界が協力して達成を目指している共通の目標、「SDGs」が話題です。

このSDGsとは、「持続可能な開発目標」という意味で、過去から現在まで世界で問題になっている事柄を集め、世界の各国が理解し協力してより良い社会の実現を目指すために設定した17個の目標のことを指します。

17の目標を達成するために、さらに具体的な169個のターゲットも設定されています。その目標の内容は様々で、「絵界から貧困をなくそう」、「質の高い教育をすべての人に」、「ジェンダー平等を実現しよう」、「気候変動に具体的な対策を」などが挙げられます。(出典: 一般社団法人 イマココラボ https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/)

 

ニュージーランドでは、このSDGsの17の目標を達成するためのアクションを徹底して行っています。例として挙げられるのが、「プラスチック・フリー活動」です。

日本では2020年の7月からようやく、コンビニやスーパーのレジなどでビニール袋を提供する際は、お金がかかるという制度になり、プラスチック・フリーの行動が国民に浸透してきました。

現に、いつも買い物に行く際はマイ・バッグを持ち歩き使っている人は増えていますよね。

 

一方、ニュージーランドでは日本がこのようにプラスチック・フリーの行動を始めるもっと前から、その活動は始まっていました。

筆者がニュージーランドのウェリントンに留学していた2016年には、既にプラスチック・フリーが見られました。

街のスーパーやカフェ、レストランなどで品物を買った時に店員さんがビニール袋を渡す習慣はなくなっていましたし、記憶の限りでは滞在中その経験がありません。

 

この『徹底性』という面で日本と大きく異なるのが、国民のプラスチック・フリーに対する意識の違いです。

 

日本ではまだ、「プラスチックを消費することが環境や動物、そして最終的には人間の体に悪影響だから使わない。」という観点でプラスチック・フリーな行動に出る人は少ないように思います。

私たちはスーパーやコンビニでのプラスチック・フリーの活動が「ビニール袋をもらうとお金がかかるから…。」という理由でしか動けなくなってしまってはいけないのです。

ニュージーランドでは、「ビニール袋をもらうとお金がかかるから使わない。」のではないのです。

 

ビニール袋をはじめとした、プラスチックを使うことがどれだけ環境と人間に悪影響化を知っているから使わないのです。

 

この意識の差が、実際の行動の徹底に現れていると実感しています。

 

→ スーパーで売っているフルーツももちろんプラスチック包装はなし。

 

魅力② 先進的で寛大な首相と国の政治

ニュージーランドに住んでみて、もうひとつ、私の生き方や価値観に大きく影響したことがあります。

 

それは、ニュージーランド人のトップに立つ首相の目指し体現する「男女平等」そして「ワークライフバランス」です。

 

現在ニュージーランドの首相を務められているジャシンダ・アーダーンは39歳で、一児の母親です。彼女の国民への語り掛けやここぞというときの決断力、そして国を引っ張るリーダーシップには世界各国から称賛の声が上がっています。

ニュージーランド政府のコロナ対策が素晴らしいということをニュースなどで耳にした方も多いのではないでしょうか。また、彼女は母として子供が生まれた際には6週間の産休を取り、周囲はその決断を当たり前に祝福し受け止め、彼女がいない間は他の人が代役を務めました。

「首相だから産休をとらない。」といった、仕事に一生懸命に見える姿勢だけが称賛される社会あってはならないと思います。

 

ニュージーランドでは、子育ては性別、職業、身分を超えて皆が協力して行うことという概念が当たり前に浸透しています。

 

それは、首相も医者も学校の先生もパートタイマーも同様で、愛情をもって子供を育てようと人々が努力する姿勢が本当に素敵です。

ニュージーランド政府に関して、もう一つ有名な出来事がありました。ニュージーランドの議会の審議中にふと男性議員を見ると、腕の中には生まれたての赤ちゃんが!なんと、隣の議員の腕の中にも!

この、「国会での審議会に赤ちゃんの子守をしながら参加する。」という何ともほっこりするニュースを見た時、「なんて素敵な国なんだろう!」と感激したのを覚えています。

 

ニュージーランドでは、国民の直接影響の大きい首相や国会議員自身が「家族を大切にすること」、「たくさんの人と協力して支え合いながら仕事を行うこと」、「人にやさしくすること」を行動で示してくれているのです。

 

ニュージーランドの政治家たちは自分たちの影響力が大きいことを理解し、ポジティブな流行や習慣を広めることに努めています。

この国の家族愛、人とのつながり、やさしさを大切にする心は、大変素晴らしいのだと心から思いました。

 

魅力③ Less is moreの精神

最後に紹介する私の人生に影響したニュージーランドの魅力ですが、ニュージーランド人の「Less is more」の精神です。

「Less is more」という言葉、最近よく耳にしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

簡単に言うと、「多くを求めず、少なく最低限のもので心を満たすこと、そのような暮らし方。」と、私は捉えています。

 

人により様々な解釈があると思いますが、あくまで私にとっての”Less is more”は、このような意味だと思っています。

現代の世の中は便利な機械や家電製品に溢れ、それらを使いこなせる能力も得ています。

直接買い物に出かけることなく、パソコンやスマホ一つで買い物ができる時代です。つまり、自宅に居ながらにして、殆どのモノが簡単に手に入れられる時代です。

 

自分に制限や歯止めをかけない限り、気付いたら身の回りが「モノ」で溢れかえってしまいます。

 

また、目に見える「モノ」だけではありません。スマホやパソコンひとつで仕事ができる時代でもあります。

通信環境さえあれば、いつでもどこでも誰かとつながることができます。目には見えなくとも、自分の中で具体的な制限を作らない限りいつでも目に見えない「モノ」で脳内や聴覚、視覚は常にフル回転です。

私たちは「モノ」を求め、その時の欲求に振り回され、自分が満足するまで「モノ」を所有する傾向があります。

 

このような「モノ」に支配された人間の欲は絶対に尽きません。

 

商品を大量生産して消費者は安くお目当てのものを手に入れたとしても、資本主義や物質主義の世界に浸っていてはその欲は尽きることはないはずです。そこに価値を置いている限りは。

日本の社会の中で過ごしていると、知らない間に心が物質主義の考え方に染まってしまい、お金は無駄遣いしてしまい、物欲は尽きません。特に日本の都心に住んでいると、物質主義の社会の中で生きていることをよく痛感します。

 

手に入れた時は嬉しいけれど、すぐに飽きてしまいまた次の新しいものが欲しくなる…負の連鎖に陥りがち。しかし、ニュージーランドで暮らすことで、驚くほどにこの価値観は一新されます。ニュージーランドに住む人々は、基本的に「モノを得ること」に価値を置きません。

 

お金を「経験をすること」、「考えること」、「体験すること」等の自分や家族の糧、思い出、人生の宝物になることに使います。

 

例えば、自分のスキルを上げるために資格に挑戦する。子どもに素敵な国際経験をさせてあげたいならその資金に使う。動物を愛し、温かい日常を送るために保護犬を家族として迎えるなど。

雄大な自然の中に家を構え、家族と過ごし、でも車で少し行けば生活に必要な物やちょっとしたご褒美を買うお店に行くことができます。

たくさんのお金を払って数か月に一回旅行に行かなくても、近所の大きな公園や透き通るビーチや湖、マイナスイオン一杯の山でトレッキングを行えば旅行は一年に一回でも十分。休日はワインとチーズを持参して、友だちとピクニック。

 

このような生活を送っている彼らにとっては、「モノ」に対する欲が強くないのです。生活に必要な物や、自分への時折のご褒美、毎日の美味しく健康的な食事にお金を使うだけで幸せな生き方ができるのです。

 

私の実家は緑豊かで、何と水質がハワイと同じAAという都心付近とは信じられない透明度の海にそばに実家があります。

ニュージーランドに行ってからは、こんなに恵まれた場所に家があることを誇りに思い、そして大切に生きていくべきだと感じました。今後、この場所で、ニュージーランドから学んだ「Less is more」という価値観を最大限に生かす暮らし方を計画中です。

最近では、都心から地方へ移住を検討・決断する方も増えていることは、ニュースなどで多く耳にします。日本でも、ニュージーランドのような「Less is more」的な価値観がだんだんと浸透しているように思います。

 

→ 公園で友人とピクニックした時の1枚。

 

【まとめ】 海外留学で異なる生き方を学ぼう!

この記事では、ニュージーランド留学で筆者が大きな影響を受けたニュージーランド人の生き方、そして価値観について紹介してきました。

海外留学を通して、より人間らしい生き方を外国人が実践する場面に触れる機会に出くわすかも知れません。私が留学したニュージーランドでは、彼らが先頭に立って実践していました。

私がニュージーランドで学んだ素敵な暮らしについてのヒントを、ぜひ皆さんにも知ってもらい、魅力的だと感じたら同様に実践して欲しいと思います。

 

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