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カテゴリー:学校の選び方

格安語学留学の理由。格安校はなぜ安くできるのか?

公開:2018/08/30 著者:原田 桃花 744 Views

海外留学の際に選ぶ語学学校ですが、その特徴や指導スタイル、雰囲気は様々です。日本語対応スタッフが在籍していたり、観光地から近く栄えている場所にキャンパスがあったりと、膨大な語学学校が存在します。

実際に語学学校を選ぶ際には、学校の特徴の他にその授業料を参考にして決定する場合がほとんどです。そんな中、特に授業料が低価格な「格安校」を、皆さんも1度は目に留めたことがあるのではないでしょうか?

 

語学留学やワーホリの方々にとって、語学学校の学費は留学費用の中で最もウェイトが重い部分であり、学費を抑えたい気持ちは誰もが一緒です。

 

しかし格安校は、なぜあそこまでお手頃価格で、英語が学べるのでしょうか?

語学学校を決めていく上で、納得した上で学校を選ぶためにも、格安校の理由を調べていきたいと思います!

平均的な授業料の語学学校と比べて授業数や時間が短い

語学学校では、授業数が多ければ多いほど学費も高くなりますし、授業数が少なければ少ないほど学費も安くなります。

 

当たり前のことのように思いますが、もともと学校側で設定されている授業料が高い場合は、授業数が多いことがあるため、授業料ばかりを確認せずにそのコースの授業時間数についてもチェックしましょう。

授業時間も1レッスンが45分間であったり、60分間であったりと様々なので、料金を比較する際はレッスン数と授業の総時間数もしっかり把握しておきましょう。

同時に授業料が極端に安い学校では、開講しているコースが2~3コースのみだったり、選択授業の開講科目が限られていたりと、学びたい内容が学べない場合があります。自分の勉強したい項目がきちんと学べるのかについても、事前に確認が必要です。

 

講師レベルが低い場合がある

格安校の講師レベルが一律低いという訳ではありませんが、、、

 

学費が高い学校と比べると講師の質は落ちる傾向にあります。

 

なぜなら、人件費を抑えているからです。学費がある程度高い語学学校の多くは、講師の質を売りにしており、英語指導の経験や教養の豊富な方が多く在籍しています。

格安校では、どこかでコストを削らないといけませんが、それは人件費も当然対象になります。

 

誰だって給料が安い会社では働きたいと思わないですし、実力が給与額と見合わなければ講師のモチベーションも下がります。

 

他校に転職すれば、さらに高い給与が貰えると分かれば、数年で転職をしてしまいます。要するに、教師の離職率も高くなるのが格安校の特徴です。

このことから、少し金額が高くても英語を高いレベルで習得したい方には、格安校はあまりお勧めできないという結論になります。

特に中上級レベルの英語力が既にある方は、実績のある講師に教えて貰わないと、さらなる英語力アップが望めませんので、格安校の選択は避けた方が良いでしょう。

 

通学が不便なロケーション、設備が整っていない場合も

授業内容については勿論ですが、その語学学校の設備やサービスが整っているかも気になります。せっかくなら通学の便も良く、心地よく学習しやすい空間で、語学留学したいと思うのが皆さんの共通の希望だと思います。

 

格安校の設備は学校によりけりですが、完全に整っているとは言い切れません。

 

少なくとも平均以上の授業料の学校よりは、見劣りするケースが殆どです。

例えば、Wi-Fiやパソコン、インターネット設備の未設置、図書館やカフェテリアが無い。また、あったとしても席数が限られていたり設備に不備があったりと、学費が安い理由が、こうした部分からも垣間見えます。

ちなみに最新設備を備える語学学校では、コーヒーや紅茶が無料提供されていたり、学校内のカフェで格安でコーヒーを提供していたり、生徒が無料で使えるWi-Fi完備、コンピュータが設置されていたりと、快適な空間を過ごすことができる環境が整っています。

 

また、格安校はロケーションが悪く、通学の便が悪いケースも見受けます。

 

市内中心部で最寄駅やバス停に近ければ、当然不動産価値も上がります。格安校のロケーションは、通学の便が悪い辺鄙な場所だったり、老朽化した雑居ビルだったりするケースがあります。

勉強に直接関係ない部分ではありますが、多くの方は不便な場所を好みません。結果として、質よりも値段重視の学生が集まりやすい傾向が強くなるのです。

 

新規校で歴史が浅くサービスが充実していない場合がある

格安校は設立年度が新しく、歴史も浅い語学学校の場合がほとんどです。

 

その理由は、生徒受け入れの実績が少なく、語学力向上やサービスに関して確実に保証できないからです。

 

歴史のある語学学校では、大学進学者を多く輩出していたり、TOEFLやIELTSといった、世界的な資格の点数アップをさせる秘訣等をよく理解していたりします。

英語教育の世界でも、優良校には毎年賞が授与される制度があります。その国で名門校と呼ばれるところは受賞歴のある語学学校が名を連ね、そのサービスや指導内容はとても洗練されています。

一方、格安校では、そうした受賞歴のある語学学校は殆どありません。

 

留学費用を抑えたいなら、物価の安い国を選ぶのも1つの考え

物価は国によって変わります。一昔前であれば、海外留学と言えば、アメリカやイギリスをはじめとした欧米圏に行くのがスタンダードでした。海外留学の世界も近年では進化しており、欧米圏以外でも英語留学ができるようになっています。

 

バリ島・フィジー・フィリピンといった東南アジアは、日本よりも物価が安く近年注目されている留学地です。

 

日本の物価と比べると、3分の2以下が一般的です。例えば、フィリピンは欧米圏よりも安いだけでなく、先生と1:1で授業を受けるため、欧米圏よりも早く英語力を伸ばすことができることが証明されています。

同じ国の語学学校の中で比べると、上述してきたようにどこかでコストを削らないとやっていけません。ですが、留学する国で比較することで、物価が変わってくるので、より安価な費用で英語留学が実現できるのです。

…とは言え、最初に行きたかった国を断念する必要性はありません。東南アジアで学んでから、もともと行きたい国に「2カ国留学」と言う形で渡航すれば良いのです。

 

英語力アップのことを考えると、「フィリピン留学」が突出した成果を出せることから、検討してみる価値ありでしょう!

 

格安校の裏側のまとめ

以上のことから、格安校がなぜリーズナブルな価格で授業を提供できるかについてご理解いただけたでしょうか?

 

語学学校を選ぶなら、平均的な授業料~高い授業料の語学学校に通う方がベターだと思います。

 

金銭的な問題ももちろん大きいですが、せっかく語学留学するのであれば、自分よりも少しでもレベルの高いところで、学習環境が整っている学校の方が、間違いなく早く成長できると思うからです。

また、格安校の低品質の授業で時間を掛けるよりも、実績のある学校でしっかり英語レベルを上げた方が、安く済む場合もあります。さほど学ぶ国にこだわらない人であれば、上述したフィリピンやバリ島などの東南アジア圏で学ぶ方法もあります。

格安校ならではのメリットとデメリットを理解して、自身の留学プランを考慮した上で、最適な語学学校を選んでくださいね。

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