バカにできない通学時間ロス!語学学校への通学時間がどのくらい掛かるのかを検証!
留学中の通学時間ですが、一般的にどれだけかかるのかをご存知でしょうか?
一般的にホームステイをした場合、通学時間は1時間程度と言われています。
「意外に時間が掛かるなぁ…」と感じる方もいれば、「別に大した時間でもない!」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
通学時間についての感じ方は、日本での生活環境や個人差が大きかったりします。もし日本での通勤や通学に1時間以上掛かる方だと違和感がないと思いますし、一方で30分程度の通勤や通学時間であれば不便を感じるはずです。
1カ月(4週間)で →→→→ 40時間
1年間(12カ月)で →→→ 480時間
これほどの時間を通学中に費やしていることになります。
貴重な時間とお金を使って海外留学(ワーホリ)で来ているのですから、決して無視できるレベルの時間ではないですよね。
留学生活をより良いものにするためには、滞在方法を決定する際に「通学時間」についても把握しておくべきなのです!
通学に時間がかかる理由
まず、留学中の通学時間がかかる理由について紹介します。
郊外のホームステイ先と市内中心部の学校との位置関係
ホームステイ先のほとんどが、郊外に位置していることが多くなります。一方で、語学学校の多くは、市内中心部に位置しているのが一般的です。どうして、ホームステイ先と語学学校が離れているのでしょうか?
それは、便利な市内中心部では土地代が高く、ホームステイをする一軒家がなかなかないためです。みなさんが住んでいる地域の駅前一等地では、主にお店やマンションがメインで、一軒家は少ないはずです。
なぜ語学学校は市内中心部にあるのでしょうか?
それは、学校に通う留学生の多くが「便利な市内中心部の学校に通いたい!」と思っているためです。学校に行く前にカフェに行ったり、学校を終えた後にクラスメイトと買い物や遊びに行ったりできる便利な市内中心部がトレンドです。
また、市内中心部に語学学校を構えることにはもう1つの理由があります。通常、住宅地は市街地を囲むように作られているはずです。つまり、市内中心部に語学学校があれば、四方八方(360度の方向)から通学の便が良いのです。
そのため、学校とホームステイとは物理的に離れてしまい、通学時間がどうしても長時間になってしまうのです。
海外はバスが中心の交通網
海外は日本に比べて土地が広いため、実は交通の主要手段はバスが中心です。一方で、日本の東京のような特に都市部では、電車が主要な交通手段です。こうした違いについて考えたことはあるでしょうか?
日本でも土地が広い田舎になればなるほど、電車の線路は少なくなり、バスや車が主要な交通手段になるように、海外でも市内中心部から離れれば離れるほど交通の網の目は粗くなっていくんですね。
こうした背景から、校外にあるホームステイ先から駅やバス停までの距離は日本よりも遠いため、10分や20分歩かなくてはいけないというのが実情です。
海外特有の時間に対するルーズさ
海外は日本と異なり、電車やバスが時間通りに到着・出発することがあまりありません。日本であればダイヤが乱れると大問題ですが、海外では時間が遅れるのは日々のことなので、何とも思ってない雰囲気さえあります。
例えば、オーストラリアでは、「30分は遅刻ではない。」ということさえ言われます。
そのくらい、時間に対して寛容と言うか、ルーズなところがあるのです。
そのため、授業の開始時間に間に合わせるため、少し余裕を持って家を出ることも海外で余計な通学時間が掛かる一つの原因にもなります。
次の項目では、2つの国で実際に留学したお客様を例にして、リアルな通学時間を検証していきます。
オーストラリアのシドニーに留学したAさんの通学時間
・シドニー市内中心部のGreenwich Collegeへ通学
オーストラリアの経路検索サイトtransportで最短経路を調べてみました。
上の図から、乗り継ぎ時間を考慮すると、合計40分程度掛かる計算になります。
しかし、先に述べたように、海外では定刻通りにバスが来ない場合も普通にあるので、上手く乗り継ぎができなければ、倍近くの時間がかかってしまう可能性もあります。(バスや電車を待っている時間は非常にもったいないですよね…。)
また、路線バスが密集している市内は、毎朝通勤・通学する人も多いので、市内中心部へ行けば行くほど渋滞に巻き込まれるケースが多くなります。
では、同じ道のりを乗り継ぎがない経路でも計算してみましょう!
バスではなく、電車を利用することで乗り継ぎをせずに学校まで向かえる経路です。
こちらも通学時間の合計は40分となり、経路Iとあまり変わらない結果になりました。
違いとしては、駅から学校までの距離が少し遠くなり、駅からさらに10分歩かなくてはなりません。
ホームステイ先から駅までの時間を含めると、通勤時間のなんと半分が徒歩になります。歩くことが苦手な方は、このルートには抵抗があるかもしれませんね…。また、雨が降ってる日は、徒歩時間が長いとびしょ濡れになるのでネックです。
カナダのトロントに留学したBさんの通学時間
・市内のILACという語学学校へ通学
こちらはGoogle Mapで経路を調べてみました。
Bさんの場合、付近にバス停がないため、通学の手段として電車のみが挙げられます。
この経路では、ホームステイ先から駅までなんと徒歩で20分、距離にして1.3kmです!通学時間の合計は40分程度ですが、もし電車の遅延が発生すれば、1時間前後かかることになります。
実際はホームステイの場所、学校の場所によっても異なりますが、欧米圏において最寄りの公共交通機関まで行くためには、最低でも徒歩で10分くらいは見ておいた方が良いでしょう。
通学中のバスや電車の中で教科書を読んだり、授業の復習をしたりして長い通学時間を有効活用できるといいかもしれませんね。
通学時間ロスの回避は、シェアルームに早く見つけること!
これまでの内容をまとめると、
・海外留学において、ホームステイ先からの通学時間は平均1時間。
・駅やバス停が遠い事も多く、ステイ先から最寄の駅、駅から学校まで徒歩が多くなる。
・バスや電車が遅延することが普通であるため、早めに家を出なくてはいけない。
・乗り継ぎ、乗り換えはスムーズにできない場合が多い。
ということが言えます。
日々の時間のロスを少なくするためには、シェアハウスを活用しましょう!
ホームステイの滞在期間を短くして、早い段階でシェアハウス(2~5名程度で共同生活するスタイル)を見つけるのが解決策になります。
シェアハウスはホームステイよりも選択肢が多く、市内中心部まで出るのに30分圏内の物件も多くなります。そのため、多くの留学生のホームステイ期間は1カ月間くらいで、早めにシェアルームに移動するパターンが一般的です。
ワーキングホリデーの方は、生活に慣れてくるとアルバイトする方も多くなります。アルバイトが終わった夜遅くに帰宅することを考えると、市内からの通学時間はできる限り短縮したいところですね。
※学生寮を完備している学校では、学校から近い場所に学生寮を構えてるケースが多くなります。長期留学する方は、通学時間を軽減するために、学生寮完備の学校を選ぶのも良いでしょう。