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カテゴリー:現地生活情報

フィリピンで病気になったらどうする?病院に行く?市販の薬で対応?黙って耐える?

公開:2019/12/05 著者:佐藤 高史 1717 Views

フィリピンで病気になった時、あなたには3択があります。

 

A. 病院に行く
B. 市販のクスリで対応
C. 男は黙って耐える

 

恐らく多くのヒトは、Aの病院に取り敢えず行くと思います。

 

というのも語学学校の近辺には大きめの病院が存在しており、尚且つジャパニーズヘルプデスクという日本人スタッフが駐在しているからです。

さらに、海外旅行保険が適用され大概の病院ではキャッシュレス(現金支払い不要)で診察が受けられクスリも貰えます。

この事実を知っていたら、とりあえず病院に行っておこうかとなりますよね。

 

次にBの市販のクスリですが、フィリピンのクスリというか、海外のクスリってちょっと日本人からしたら不安です。

何だかんだ母国のモノが安心です。

だから変に自己判断するよりも、病院に行っておこうかと賢明な判断を下すでしょう。

 

最後にCの黙って耐えるのは海外ではお勧めしません。

 

なぜなら食生活のバランスが十分とは言えないし、特にフィリピンの語学学校では終日囲まれた閉鎖的なエリアで冷房が結構効いている部屋で過ごすので、自然治癒にも時間がかかるし、なにより他者への感染確率が高いです。

ましてや、授業に参加するなんて行為は正直言って迷惑極まりないです。

思い切ってクラスを休んで回復に専念してほしい、特にグループクラスにいたりしたら「マジかよ…。」ってなります。

 

本人も病気になりたくてなった訳ではないのはわかりますが、自分の置かれている環境と周りの生徒も配慮すべきです。

とは言え、病院に行くと言っても場所によっては時間がかかることもあります。

今回は病気になった時にどのように対処するのがベターなのか、フィリピンで市販で売っているクスリの情報をシェアしたいと思います。

フィリピンの病院はとにかく超絶非効率の極み!

結論から言うと、長い時は合計で6時間以上かかる場合も全然あります。

 

なぜそんなにめちゃくちゃ時間がかかるかと言うと、病院での手続きの流れは以下のように進むからです。

※全ての病院がこんな訳ではありません。

 

1. 緊急外来に行く
2. 診察券発行してきてと言われ、他の受付カウンターで発行
3. 緊急外来で診察待ち(患者の数が多いと3時間とか待つ)
4. 下痢や嘔吐があると血液、検便、検尿検査の指示
5. 検査室へ移動し、検査キットを購入し実施
6. 検査結果まで平均3時間待ち
7. 検査結果がドクターより伝達(ここでも待つ可能性大)
8. 診察料の明細書をもらい、また別のカウンターで支払い
9. 領収書を緊急外来に提示し処方箋がもらえる
10. 処方箋を院内の薬局で購入(在庫が無い場合も普通にあるので欠品中は他の薬局で購入)
11. タクシーで帰宅

 

とまあ、これはスタンダードな流れですが既に読むだけでも院内を行ったり来たりを繰り返させられ、かーなーり面倒くさいのが伺えます。

 

注射が必要であった場合は、自身で薬局にて注射器と注射薬を購入しなければならないので、さらに面倒くささに拍車がかかります。

 

今説明した展開は面倒な病院のパターンですが、フィリピンでは大体こんなイメージですね。

これを知っている私からしたら、取り敢えず病院に行こうとはなりません。

近くの薬局で市販のクスリを買って飲もうとなります。

 

しかし、皆さんはフィリピンのクスリは謎過ぎて、怖くて飲めないでしょう!???

 

以下では、フィリピンでよく市販されているクスリと、その用途を説明します。

クスリの知識があると、病院に行って無駄な時間をロスすることも避けられるので、これから紹介するクスリたちを参考にしてください。

ちなみに、今回紹介するクスリですが、病院でも処方されることがあります。

 

風邪気味の時に飲むクスリ

風邪の時に飲むクスリですが、以下の3種類を個人的に多様しています。

 

BIOGESTIC
症状: 熱、体の関節痛

→ 熱が出た時に飲むクスリ。

 

BIOFLU
症状: 風邪の諸症状、咳

 

NEOZEP
症状: 鼻づまり、鼻水が半端ない時

→ 鼻づまりの時に使用するクスリ。

 

何れも毎食後一錠ずつ、もしくは6時間おきに摂ります。一錠の値段は、15ペソ~20ペソ程度で、ジェネリック品かどうかでも値段は多少前後します。

約4年間、私はこれら3種類のクスリにお世話になりまくっています。

また、ピンポイントに咳を止めたいという時は、「SOLMAX」も追加で使用します。

 

病院に行くと、これら4種類が処方されるのをよく見ます。フィリピンの市街では、周知のとおり車がめちゃくちゃ多いです。私も多くの友人もなったのですが、原因不明の「咳」です。

特に窓開けっ放しのジプニーやトライシクルを多用していると、自然と排気ガスを吸ってしまい、体調はバチバチ良いのに何故か咳だけが止まらない事がありました。

この謎の咳症状は、このSOLMAX飲んでも治りませんでした。周囲から言われた通り放っておいたら治癒しましたが、同様の症状で気になるヒトは病院に行く事をお勧めします。

 

下痢の時に飲むクスリ

 

DIATABS
症状: 下痢

 

よく日本人で見かけるのが、下痢の症状が出たら「正露丸、ストッパ下痢止め」で対応してしまうヒト。

これかなり多いです。

 

しかし、この対処法は超絶おススメしません!

 

むしろ止めてください!

そもそも下痢になった原因は、体内に何かしらのウイルスが入ってしまっています。

そこで人間の体が頑張ってウイルスを体外へ放出しようとしているのに、クスリの効果でその行為(下痢)を止めてしまったら、ずっと体内にウイルスは留まるのみ。

 

なので、少々キツイですが出しまくりましょう。

 

下痢の対処法としては、人によって2パターンあります。

 

1. DIATABS投与しながら水を飲みまくって体内洗浄、いわゆる自然治癒
2. 即病院行き

 

下痢で病院に行く場合は慎重に。何故なら、上述の通りフィリピンの病院では待ち時間が予測不可だから。

「腹が痛い状態で3時間も病院で待てますか?」という所がポイント。待っている間に漏れてしまいます。

そんなリスクも考慮して、パターン1の自然治癒を選択するヒトが多いのが現状です。

 

アレルギーが出た時に飲むクスリ

 

CELESTAMINE
症状: アレルギー症状

 

海外に中長期滞在していると初めて触れる、食べるモノ、コトが多いです。

そうなると、今まで気づかなかった自分のアレルギー反応が出てくる可能性も有りえます。

 

アレルギー反応が出る確率が高いのが、「シーフード料理」。

 

フィリピンでは多くの美味しいシーフード店があり、カニやエビといった甲殻類を食する機会が増大します。

また、カキも激安で食べたくなっちゃうので、アレルギー持ちの方は重々気を付けましょう。

 

そして、意外なのが、「マンゴーアレルギー」です。

 

「こんなんあるんか!?」と皆が驚きましたが、これが起きたのは数人の生徒がある街のマンゴーフェスティバルに行った時です。

そのフェスティバルでは、有名なマンゴーが数百円程度で食い放題なのです!

日本人からしたら、高価なマンゴーが食い放題って聞いたら「行くしかねえ!」ってなります!

 

そこで食いまくった男性Yさんですが、フェスティバル後になんか唇が腫れぼったい。しかも徐々に肥大、さらに痒くなってきたので病院へ。

症状を聞くと「マンゴーの食べ過ぎによるアレルギー発生やで。」と診断。どうやら、マンゴーの皮の部分や果肉を多量に摂取すると反応してしまうヒトがいるようです。

アレルギーはヒトそれぞれ異なりますし、本当に気付かないものなのでクスリの紹介はしましたが、まずは病院に行くことをお勧めします。

 

ノドが痛い時に飲むクスリ

 

DECUADIN
症状: 喉の痛み

 

どこでもやたらと冷房の強いフィリピン。語学学校でも同様に、クラスルームもまあまあ寒いと感じるレベルです。そうなると喉をやられることだって大いにあります。

そこで薬局で「喉が痛いのでクスリくだぱい。」と言うと、大概ノド飴を渡されます。

「いや、そうじゃなくて…。」ちゃんとした喉に効くクスリをくれと言っても、ノド飴をやたらと強く勧められます。

 

喉で思い出しましたが、うがい薬の「Bactidol」はかなり効果があります。

 

キャップ2杯程度を口に入れ、30秒間ガラガラして吐き出す。これを毎食後一回やるだけで十分です。

口に含むと分かりますが、誤って飲んでしまうと本気でヤバイ味がするので、絶対に飲み込まないように超注意してください!

 

→ 効果が高いうがい薬の「Bactidol」。

 

うがいの後は、暫く口内が痺れる感じもするほど強烈です。

中身はピンク色の液体が入っていて、味はなんとも表現出来ないクスリの味。私は喉に違和感を抱くと、このバクティドールでうがいします。

大中小と容量別に瓶販売されており、安価で購入出来ます。経験則からして喉が痛い時はこの液体がお勧めです。

 

総括すると

勿論、まだまだ市販されているクスリの種類はあります。今回は個人的に「市販薬で対処してもいいかな…。」と推奨できる症状とクスリだけをご紹介するに今回は留めておきます。

つまり軽度の症状であればわざわざ病院に行って時間をロスするよりも、「今回紹介したクスリで対応した方が、時間効率は良いですよ!」という事です。

これら以外の症状だったり、結構本気でキツイ状態だったりするならば、素直に直ちに病院へ行くことを強くおすすめいたします。

 

留学や海外旅行の時間は、有限時間です。

 

時間を有効的に使っていきたいです。

約4年間、私はこれら最初に紹介したBIOGESTIC、BIOFLU、NEOZEPの3種類のクスリにお世話になりまくっています。

なので、病院には4年間で覚えている限りでは3回くらいですね。何故なら冒頭に申したように病院に行くと、時間を無駄にロスするのが本当にイラつく。

 

海外旅行保険が適用されるからとか、お金の問題じゃないんですよね。

 

単純に時間の問題です。個人的に思うのが有限である時間を浪費させられることが本当に大嫌いです。

フィリピン人はこの時間への価値観が低すぎるので、平気で時間を浪費するし、相手の時間さえ殺します。

日本人は対照的に時間に対する価値観が高いので、時間を無駄にしません。

 

これらの要素から、よほどの症状ではない限りフィリピンの病院には絶対行きたくないです。

ちなみに私の平熱は36.0度くらいで、日本で熱が出たと定義されるのは大概37,0度ではないでしょうか。

フィリピンは常夏の国なので、37度というのはめちゃくちゃ頻発します。だから37度くらいなら全然心配しないで大丈夫!この程度で病院に行くのは正直アホらしいです。

 

これくらいなら、ツバつけて放っておいておけば気が付かないうちに治ります。

正直38度でも気にしませんが、この時点でフィリピンの市販薬を投与すると効果が大きいです。

何事も早期発見、早期対応がベストです。

 

私は病弱体質と自覚があるので、体調に違和感を抱いた時点で市販薬を投与してきているため、病院に行く前に治癒させてしまうのです。

また、フィリピンのクスリの特徴としてはこのような点があります。

 

・一錠単位で販売されている
・一錠平均単価が30円くらい
・ローカルなコンビニ(処方箋不要)、薬局(処方箋必要の場合あり)で購入可能
・クスリのサイズがややデカい

 

ただ、副作用として、効果が強く眠気がごっつ来る。

さすがに熱が39とか40度となったら頭はグワングワンするし「あ、これはちとヤバいかな…。」となるので黙って病院に行きましょう。

最後に一点補足ですが、フィリピンの病院で処方されるクスリは自分で日数を調整できるんです。

 

つまり、ドクターから「10日間分のクスリ出しておきますね。」と処方箋を書かれたとします。大概は10~14日間分出されます。

その後、薬局でクスリを購入する時に処方箋通り「10日間分でよろしいですか?」と聞かれるので、この時に5日間分とか7日過分だけお願いすれば数量を調整してくれます。実際、10日間も消費した試しがありません。

一週間程度で治ってしまうので、余計に支払う必要もありません。フィリピンでは、クスリの数量を調整出来る事を知っておくと良いでしょう。

 

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