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カテゴリー:現地生活情報

【フィリピン留学】フィリピンで散髪とカラーリングするとどうなる?

公開:2020/03/26 著者:佐藤 高史 1505 Views

海外生活していて案外気になってくるのが、ヘアーカットをするかしないか。二か月以上海外生活を続けていると、徐々に髪の毛の伸びが気になってくるところ。

けど、フィリピンのヘアーカットは、「技術的に信用出来るのか?」という不安。

 

結論、「全然大丈夫!」です。

 

しかし現場で「なんか切り足りないなぁ、ちょっとイメージとちゃう…。もう少し切って欲しいかもしれん…。」という想いはしっかり英語で伝えれば問題ありません。

かれこれ4年はフィリピンに住んで、幾多のフィリピンガールと色々あった私が言うので結構信頼性は高いです。

フィリピンに来ると気づくのが、男性の90%はパイナップルみたいな同じ髪型です。そして女性は長いか短いかだけで、こちらもまたほぼほぼ髪型は同じなんです。

 

そんなトレンドも無さそうなこの国の美容師に任せたら、自分の頭はチャオズ(ドラゴンボールのキャラクター)みたいになっちまうんじゃないかと心配になるのも共感します。

けど、大丈夫!今回はフィリピンのヘアーカットと、カラーリングしている現場を詳細にお伝えします。

現地でのヘアーカットが超心配だから日本で短髪にして帰国するまでロン毛で我慢する留学生も多々見られますが、髪型を多少しくじったくらいでアナタのルックスに大して影響を及ぼさないので心配無用!

 

とは言え、やっぱり心配だよ…という方は今コラムを最後までご覧ください。

 

ちなみに、タイやベトナムにあるような艶っぽい男性向けヘアーサロンはフィリピンにはありませんので、先に伝えておきます。

そもそもカット技術大丈夫なの?

やたらローカルなエリアにもオープンな床屋さんがあったり、ショッピングモール内にサロンがあったりと床屋のおっちゃん数は豊富です。けど、見るからに技術が卓越しているおっちゃんには見えません。

そこで、「フィリピン 美容 学校」で検索すると、全くヒットしません。大学のコースにも調理師や船舶、システムエンジニア、弁護士といった日本の専門学校に存在する科目は見当たりません。

なので、恐らく彼らは近所のおっちゃんやお父さんに切り方を教えてもらい、そのままの流れで生業にしている可能性が大。けど、こっちからしたら、免許の有無やらそのコースを卒業したとかは正直関係ないです。

 

素人だろうがとにかく「上手く切れるか切れないか!」それだけです。昭和時代の日本の家庭でもあるように、お母さんが家にあるハサミでそれなりに上手に子供の髪を切っている…その延長みたいなもんです。

なので、そこそこの技術はあります。そして言えることが「ショッピングモールでもローカルの床屋でも技術はほぼ同じ」という事。

実際に気になったので、いくつかのショッピングモールとローカルの床屋を転々とし切ってもらった過去がありますが、結論としては仕上がりにほぼ差がないということに気づきました。

 

異なる点としては施設がキレイか小汚いかというくらいで、その値段は約5倍の差があります。

 

それならローカルで十分というのが私の結論です。これは男女共に言えることなので、留意するようにしてください。

では実際に技術はどこまであるのかというと、男性の場合は親友の経験談ですが彼はマッシュという種類で、長くもなく短くもない長さ。

ツーブロックでもないので「ちょっと短く切って!」とオーダーしたら、いきなりバリカンをブイーンとスイッチオン!

 

思わず彼は、「ストーーーっプ!チャオズみたいにしてとは一言も言ってない。」

なぜに彼の髪型でバリカンを使う必要があるのかが意味不明状態。そこから彼が細かく具体的に説明して、ハサミでカット開始。

とまあ、伝え方次第。あと、おっちゃんによるのですが、スキばさみを使わないヒトもまあまあいます。ちなみに髪をすくことを英語では「Combing Hair」と言うので、ヘアーカット行く前にこの言葉は覚えて行ったほうがいいでしょう。

 

気になる料金は?

 

男性の場合は以下の通り。

 

・ローカルな道端の床屋: 50ペソ未満(100円未満)
・ローカルのショッピングモール内: 50~150ペソ(100~200円前後)
・SMモール内: 150~200ペソ
・たまに見かける小綺麗な床屋: 250ペソ以上

 

ざっくり言うとこれくらいの値段ですが、女性の価格は上記に1.5倍くらいです。ちなみにセブやマニラには日本人が経営して日本人スタイリストがいるサロンもあります。勿論、そうしたサロンを利用すると、価格は1,000ペソ(2,200円)以上となります。

私はとにかく海外に出たら極力現地のコトやモノを体験したい派なので、日系には絶対に行きません、多分。

いずれにしても、価格は相当に幅があることを知っておきましょう!

 

一点忠告があります。上写真メニューの上から4番目にある「Shave」というヤツ。

これは床屋でやってくれる顔剃りですが、一回試したことがあります。

分かると思いますが、髭を剃られている時って超絶気持ちがイイです。そしてポックリ寝てしまうくらいウトウトしてくるのですが、試した時も同様にウトウトしていました。

 

しかし、なんかチョンチョンとアゴに何か塗っている感触が。その時は眠くて気にしなかったのですが、いざ剃り終わってキレイに拭き取った後に顔面にアルコールをパシっと塗られた瞬間、アゴ一帯に激痛が走り眠気が一気にぶっ飛びました。

「オレこんなにアルコールにアレルギー反応あったっけ?」と自分を疑いましたが起き上がって鏡を見るとアゴ周辺に血が滲みまくって既に赤く染まっていました。

まさに「なんじゃこりゃ!」状態。

 

明らかに広範囲にわたり剃りミスです。しかし、何事も試みる際には失敗も付きものというのは承知の上。

一つの経験ということでおっちゃんには怒らず、ガン飛ばすだけに留めておきました。まあ止血しようと試みていたのはわかっているので。

この時は血だらけになっただけで済んだのでいいのですが、最悪の場合は切り口から菌が入り感染症を引き起こす可能性もあるので、フィリピンの床屋でShaveは絶対にオススメしません!

 

先ずはヘアーカットの流れ

さあでは本チャンのカットです。私は基本短髪のツーブロックですが、カット前はこんな感じです

 

 

オーダー時とカット中の5つの注意点

① イメージ画像(正面、側面、後頭部の3画像)を持参して画像を見せながらオーダー。

② 明らかにバリカン不要の髪型なのにバリカンにスイッチオンしたら躊躇せず止める。

③ ハサミに持ち替えても、そのハサミが裁ちばさみ(家庭科の時間で使う布用のデカイハサミ)であってもビビらないこと。

④ スキばさみを使わなかったら躊躇わずに「髪梳いて」と英語で伝えること。

⑤ 明らかに不満の残る仕上がりだったら二度でも三度でもこんな風にもっと切ってとハッキリと物申しましょう。

 

特に日本人は切り直しを依頼することに躊躇、もしくは言えない方がほとんどだと思います。

 

しかし、海外にいるときは物事をハッキリ伝えないと自分が損することになります。

 

この事を常に意識して生活するべきで、ヘアーカット時も同じです。

カット開始!バリカンの時は気持ち良すぎて写真撮るのを忘れました。

なので、バリカン後のカットシーンがこちら。

 

 

上述したように裁ちばさみ(布用のハサミ)でばっさばっさ切って行きます。ちなみにこの時はローカルショッピングモールのサロンに入っています。
そして、ほとんどのサロンでは裁ちばさみを主に使用しているので、細かい所は気にしないように。

この時はナイスなカットマンに出会ったので、注文しなくてもスキばさみを使ってくれてました。

 

 

若干小さいハサミですいているのですが、ちょっと見えずらいですね。

そして完成形がこちら。普通にちゃんと切ってくれます!なので、今回は何の追加注文することなく満足!これでたったの80ペソ(約180円)というのだから申し分ないです。

 

 

サイドから見てもちゃんと切ってくれてて、こめかみあたりを超細かく剃ってくれるのがフィリピンカットの特徴。そこにそんなにこだわらなくてもいいしょ…って思うくらい。

 

 

ちなみに、シャンプーも水で洗い流すこともなく、日本でいうと1,000円カットと同じサービスとなっています。けど、これでこの価格なら十分過ぎるくらいです。

 

後日カラーリングしてきました

それではちょっと気分転換に「カラーリングいっちょやってみっか!」ということで行ってきました。

まずカラーリングの料金ですが、男性で短髪なら大体400ペソ(約900円)、女性のように染料多めに使うとなると倍くらいの価格になります。

注文の流れは日本と同じく、サンプルから色を選んでいきなり作業に取り掛かります。

 

ちなみに、フィリピンでよくあるのが在庫切れ。

「今日はこの色無いからグリーンにしなよ!」とか普通にありますので、想定しておきましょう。

この時は、カラーリングしている「おばちゃんと同じ色にして!」とオーダーしています。

 

 

前髪あたりを注目して欲しいのですが、染める前はダークブラウンといったところです。

 

 

手際よく全体を染めてくれていってます。地方都市にいると、よく外国人はフィリピン人の好奇心から話しかけられます。

けど、話しながら鏡越し右側にいる背丈のあるネエチャンが気になります。ヘアーサロンでやや短めのワンピースってなんかたまらんです。(笑)

 

 

まあそれなりにおばちゃん達と話しますが、やっぱりワンピースのネエチャンが気になってしょうがない。どうせならあっちのネエちゃんと話したいです。

 

 

そんなんしてたら染め終わり、頭にビニールが巻かれて色素の沈着作業に。この間もずっとおばちゃんたちは私に話し掛けっぱなしです。手前みそですが、私はイケメンです!

おばちゃんにもゲイにも結構モテてる自負と実績があります。いやしかし、右側に写るネエチャンがたまんなく気になるなる。

ワンピースの際どい部分をちら見連発してたのがバレたのか、そのネエチャンが私に話しかけてきましたー!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!うほー!

 

 

ドーン…。来ました、ゲイ様です。こんな展開も想定内想定内。けど思っている以上にデカイ。

第一印象「エ、デカくね?!」

身長180センチ、体重90キロはあるんじゃないでしょうか。

 

まあフィリピンでは後ろ姿は抜群にキレイだけど、振り向いたらジョーカーという事は高確率で発生します。

この時も内心「やっぱりか…。」という思いでしたが、写真撮っていいよと言われたので撮りました。また、フィリピンではマスクをこんな風にも使います。

 

 

顔覆っちゃうんですね。

ゲイとおばちゃんたちと30分くらい喋ったでしょうか。仕上がりにシャンプーしてくれます。勿論このシャワーは真水なのえ、結構冷たいです。

 

 

んで、染め上がりはこんな感じ。

 

 

ライトブラウンになっています。オーダーした通りくらいの色になっていますね!

 

カットとカラーリングの私感

以上、カットとカラーリングの総括をすると、以下のような感じです。

 

・カットはどこに行っても技術はほとんど同じ。
・イメージを具体的に伝えて、ハッキリ言えば問題ない。
・スキばさみを使って欲しい場合は「Combing Hair」と言いましょう。
・床屋でShaveは絶対オススメしない!
・カラーリングは在庫切れも想定しておくこと
・仕上がりの色が思っていたのとまあまあ異なるリスクもある
・後ろ姿美人はゲイかもしれないというリスクもある(けどゲイは楽しい)

 

今回の体験リポートは以上となりますが、何事もまずは試しです。日本とは異なる文化を受け止めることが大前提なので、髪型が多少違っても、色が多少違っても、「まあしょがないっか!」と受け止めましょう。

髪は伸びますし修正は容易、何よりサロン内でスタッフや他の客からも結構話しかけられるので、その時の会話がかなり楽しめるんです。好奇心から気軽に彼らは話しかけてくるだけなので、つたない英語でも「英語を遊ぶ感覚」くらいで全然OK!

このような先生以外の人達との会話力はアナタの一つの経験となります。多少のリスクを取れる方や、寛容なハートを持っている方は、是非ともこのフィリピンヘアーサロンを試していただきたいです。

 

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