何だか良さそうな「大学付属校」や「専門学校付属校」の特徴を分析 | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:学校の選び方

何だか良さそうな「大学付属校」や「専門学校付属校」の特徴を分析

公開:2019/01/22 著者:片桐 健一郎 284 Views

語学留学やワーキングホリデーを考えている人であれば、まずは語学学校選びをする方も少なくありません。

 

リサーチしていると、付属校(現地の大学や専門学校に付属している語学学校)という言葉を見たこと・聞いたことがある人もいると思います。

 

大学や専門学校に付属する語学学校は、「何だか良さそう!」というイメージを持たれる方はとても多いのが実情です。

同時に、一般的な語学学校(私立語学学校)と何が違うのか分からない方が多いのもまた事実です。

そこで今回は、付属語学学校と、それ以外の語学学校を比べながら特徴を見ていきたいと思います。

付属の語学学校は進学を考えている人向け

付属語学学校の一番の特徴は、「指定されたコースで一定の成績を修めると、付属先の大学や専門学校への進学が可能」という点です。

 

通常、大学や専門学校に入学するためには、自力でTOEFLやIELTSという語学試験で、入学基準となる高スコアを取得しなければなりません。

一方、付属語学学校のコースで勉強すれば、エレベーター式で大学や専門学校に進学できるシステムがあります。

つまり、「願書締切時期までに語学試験でスコアを取らないといけない!」と言うプレッシャーから解放されますし、一定期間勉強すればほぼ確実に進学することが可能です。

 

そういう意味では、「日本の付属高校で一定の成績を収めて、付属大学への進学」と似ているかもしれません。

 

この付属語学学校からエレベーター式で大学や専門学校に進学する方法を、留学業界では「ダイレクトエントリー」と呼ばれます。

 

もし特定の大学、専門学校にどうしても行きたいという気持ちが固まっているのならば、付属の語学学校があるかどうかを考えるのも一つの選択肢と言えます。

 

学校の入学基準のスコアに点数にもう一歩だが、なかなか最後の一歩が難しいという人には、付属語学学校の進学コースで一定の成績を修めて進学する方法を検討すると良いでしょう。

確実に目的を達成する良い方法かと思います。

ただし、進学を考えていない方にとっては、学習内容が自分の目的に適しているか、検討しなければいけません!

 

付属の語学学校は、”進学を目的としている方”が通うための学校です。そのため、授業内容がレポートの書き方やプレゼンテーションの練習が多く含まれます。

 

日常会話をメインで勉強したいと考えている方にとっては、最適な授業ではない可能性が高まります。

特にワーキングホリデービザの方は、付属の語学学校はコンセプトが異なる可能性が高いため、注意して学校選びをしましょう。

具体的には、レポートの書き方だったり、プレゼンテーション技術だったりを求めているのかどうか、自分の留学目的に合致しているかを考えてみてください。

 

付属語学学校は通常の語学学校よりも授業料が高い

自分の入学したい大学が、付属語学学校経由でしか入学できないのか、それとも外部の一般的な語学学校経由からでも入学できるのか調べてみましょう。

もし、外部の語学学校からのダイレクトエントリーが可能なのであれば、付属校にこだわる必要性はありません。

 

その理由は、付属語学学校は、通常の語学学校よりも授業料が高額だからです。

 

通常の語学学校にも進学コースがあります。一定の成績を修めると「提携している大学や専門学校」への進学が可能です。

ただ、あくまで「提携している」学校のみに通じるのであって、提携していない学校を選ぶことはできません。

 

逆に付属語学学校は、付属元の大学や専門学校にしか進学できないケースが殆どです。

 

例えば、A大学の付属語学学校を卒業した場合、A大学には進学できます。しかし、途中で気が変わって他大学に進学したいと思っても、他大学への進学はできません。

様々な選択肢を残しておきたいなら、幅広い教育機関と提携を結んでいる「通常の語学学校」の進学英語コースを選んだ方がベターと言えます。

しかも、付属語学学校よりも授業料は大幅に安くなります。

 

大学や専門学校の施設が利用可能

付属の語学学校に通っている生徒は、付属大学や専門学校の図書館やPCルームなどの施設利用が可能であることが多いです。大学生ともなれば、課題や論文などのために、図書館やPCルームが24時間利用可能ということも珍しくありません。

 

付属語学学校に通っているということで、語学学校の生徒でもこれらの施設が利用できるケースが多くなります。

 

一般的な語学学校では、学校が閉まるのは午後5時頃、授業の無い週末は閉まってますので、学校内で自由に自習するには限界があります。

専門学校や大学の図書館となると、開館時間は朝から夜8時過ぎまで開いていたり、週末も利用可能だったりする場合もあります。また、その学校の学生であれば、24時間利用可能なケースもあります。

例えば、部屋はルームシェアで費用を抑えて、「勉強は学校の図書館で!」という考え方も一つの方法として検討して良いのかも知れません。

 

ただし、付属語学学校のキャンパスが大学キャンパスと離れたロケーションにある場合は、こうした施設の利用は期待できません。

 

大学キャンパスは郊外エリアにあり、語学学校はアクセスが便利な市内中心部にあるといったケースもあるので、施設利用を視野に入れてる場合はロケーションをチェックしておきましょう。

付属語学学校を選ぶ方の特徴として、「現地大学生と交流したい!」といった理由で付属校を選ぶ方もいます。

もし、大学(専門学校)と語学学校のキャンパスが別々のロケーションであれば、現地大学生との交流はほぼ期待できませんので注意が必要です。

 

現地の学生と交流をしたいと思ってる方は△

では、同じロケーションに大学(専門学校)と語学学校が併設されている場合、本当に現地学生と交流は期待できるのでしょうか?

同じ敷地内にある、同じ施設を利用するということで、「現地学生と交流がある!」という印象を持つ方もいるかと思います。これはあくまで「おまけ」程度に考えたほうが良いです。

付属語学学校には現地学生が通うことはありません。つまり、語学学校内での交流はありません。もし交流があるとすれば、それはあくまで授業外の話です。

 

語学学校側で現地学生との交流イベントなどを企画するケースも殆どありません。

 

大学構内に現地学生がいても、それはあくまで他人でしかありません。

相手から話しかけて来るようなことはありませんし、自分から見ず知らずの学生に声をかけて、そこから関係が発展するというケースも珍しいと言えます。

 

語学学校に通っている間は、現地学生一緒に英語の受けるワケでもありませんし、放課後に交流する機会があるワケでもありません。本当の意味で現地学生との交流がスタートするのは、進学後の話になります。

 

例えば、フィリピンのセブにある ZA English Academy という語学学校は、教室と学生寮が大学の敷地内にある語学学校です。

通学時間がゼロに等しければ、時間にも余裕が生まれるため、放課後や週末に現地の学生と交流する可能性も現実味を増すでしょう。

全ての付属語学学校が現地学生と積極的な交流ができる環境が整っているワケではないため、「現地学生との交流」を学校選びの条件としている方は、良くリサーチをした上で学校を決めないと後悔することになります。

 

付属語学学校はロケーションが郊外のことが多い

一般的な語学学校は、アクセスの良い立地、つまり市内中心街にキャンパスを構えます。ただ大学というのは、色々な施設が必要となり、市内中心部に大学キャンパスを構えることは難しくなります。

市内中心部にキャンパスがある大学や専門学校でも、一部学部のみ分校として市内中心部に構える程度が一般的だったりします。

 

上記の通り、多くの大学は郊外にキャンパスを構えるケースが多くなります。つまり、付属の語学学校もそれに伴い、郊外にあるケースが多いのです。

 

学校が中心街にあれば、学校帰りに買い物に出かけたり、観光に行ったりすることもできます。一方、学校が郊外にあると、何かの度に中心街にまで出てこなければいけなくなり、生活の利便性と言う面においてはマイナスです。

もちろん、学校と滞在先の往復の間に何もなくてよい。放課後の時間を中心街で過ごすより、語学学習に費やすという発想の方もいるでしょう。

どちらが良いのかは人それぞれかと思いますが、学校の立地にこだわる人には事前に調べておいた方が良い点です。

 

付属校は国籍バランスに偏りの傾向がある

上記でも触れましたが、付属語学学校は一般的な語学学校よりも授業料が2~3割は割高です。大学施設が充実しており維持費が必要以上に掛かることからも、一般的な語学学校より授業料が高くなる理由と言えるでしょう。

付属する大学や専門学校は、進学目当ての人が常に一定数集まります。つまり、加えて、授業料が高くても、問題なく集客できるという強みもあるようです。

授業料が高いということは、国籍バランスにも影響を与えています。

 

付属の語学学校に見られる傾向としては、高い授業料を払える経済力のある人、経済的に好調な国で生まれた人が集まりやすい傾向があります。

 

また、海外大学に進学を考える人は、中国人を中心としたアジア系学生に限られます。

ヨーロッパ系や南米系の学生は、海外大学への進学をするケースは極めて稀です。つまり、彼らにとっては、高いお金を払ってまで付属の語学学校に通う理由がありません。

 

つまり、付属語学学校の多くは、アジア系学生が中心となります。

 

要するに、進学目的でなければ付属の語学学校にこだわる必要はないと言えます。

日本人留学生も海外大学に進学する人は少ないので、日本人留学生が少ない傾向にはあります。

しかし、日本人留学生は少なくても、国籍バランスがアジア系学生が中心という環境が自分のイメージする語学学校像に合っているのかどうか、良く検討しましょう。

 

目的を明確にしてから語学学校を決めよう!

以下の2つの条件が重なれば、大学や専門学校の付属学校は良い選択肢となり得るでしょう。

 

・進学先の希望がはっきりしている
・大学の入学条件である英語力が現在の自分の英語力に近い

 

逆に進学希望だが、まだ進学先ははっきりしていない、入学のための英語力に到達するのも、少し時間がかかりそう、費用を抑えたい人には、一般の語学学校の方を選ぶのが良いと言えるのではないでしょうか。

 

また、進学を前提としていない観光ビザやワーッキングホリデービザの方々は、付属語学学校は目的と異なる授業を行う可能性があるので、余程の理由がない限りは一般の語学学校で会話中心のコースを受講された方が良いでしょう。

このように語学学校は、学習目的によって幅広い学校が存在していることを抑えておきましょう。語学学校だからと言って、どこでも一緒ではないのです。

「付属校と聞くと、何だか良さそう!」といった、ミーハー的な学校選びとならないように注意しましょう。

 

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