いよいよオーストラリアでの大学生活がスタート!オーストラリアの大学ってどんな感じ? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

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いよいよオーストラリアでの大学生活がスタート!オーストラリアの大学ってどんな感じ?

公開:2020/04/27 著者:熊本 千夏 920 Views
出典: Facebook

 

5か月間の英語準備コースを終えて、3か月間の長い夏休みを日本で過ごしていました。

そして、いよいよ大学生活が始まると言うことで、2月にオーストラリアに戻ってきました。

オリエンテーションが終わり、クラスが始まり、ルーティンができ始めたので、私が通うサンシャインコースト大学の新学期について紹介したいと思います。

 

※当記事は、コロナウイルスの影響で3月中旬よりロックダウンになったため、2月中旬~3月中旬までのエピソードになります。

まずはシェアハウス探し

以前に住んでいたシェアハウスは退去していたため、オーストラリアに着いてまず新しく住むシェアハウスを見つけるところから始まりました。

オーストラリアに戻ってきた日は友達が部屋を貸してくれました。しかし、何日も滞在するのは申し訳ないので、翌日には家探しを始めました。

日本にいる間にGumtree(https://www.gumtree.com.au/)とFlatmates(https://flatmates.com.au/)というサイトで事前にリサーチしていて、2件インスペクションをお願いしていました。

 

1件目は学校からは遠いものの、ショッピングモールの近くでした。バイトをしたいと思っていたので、飲食店が多い地域で探していました。オーナーは中国人男性でとても親切だったのですが、英語が通じない中国人のおじさんが滞在していました。その人とシェアメイトになるのはちょっと心配だったので、この家は候補から消えました…。(笑)

2件目は学校の近くでした。オーナーはオージーの男性で奥さんがフィリピン人でした。シェアメイトは、インド人の女性が2人で同じ大学の学生でした。部屋も広く収納も十分で、しかも静かなところだったのですぐにこの家に決めました。

オーナーに明日引っ越してきても良いかと聞くと、OKだったので翌日には友人に荷物を運んでもらい引っ越しました。

 

オーナーが本当に親切な人で、ボンド(保証金:入居時に必要で、何もなければ退去時に返ってくる)はいらないと言われ、家賃も週160ドルと安いです。

また、引っ越した日にタオルやシーツ、ハンガーなどをプレゼントしてくれました!

なかなかな好条件で住み始めたと思っていたのですが、実際に住んでみるといろいろと問題が出てきました。

 

まず、虫がすごく出ます。クモやハエ、アリなどはどこの家にもいるので仕方ないと我慢しているんですが、夜になると、蛾やゴキブリが壁を這っているんです。夜にトイレやキッチンに行くと、高確率で遭遇します。

他にも、週末になるとオーナーの孫が3人来るんですが、毎回プールに入って叫ぶのでその時間帯は勉強に集中できません…。そのため、学校の図書館に避難することもあります。

また、犬を飼っているので、朝早い時や、勉強中に吠え出すととてもうるさいです。犬は2匹ともすぐに私に慣れてくれてかわいいんですけどね…。

 

→ 一見良さそうに見えるお部屋ですが虫の発生に悩まされています…。

 

→ 週末になるとオーナーのお孫さんが来て遊ぶプール。

 

大学のオリエンテーション

出典: Facebook

 

オーストラリアの大学はほとんどの大学が2学期制(2月と7月に入学)で、また、日本と違って、1学期や2学期に関係なく入学できます。

入学式というものはなく、1週間のオリエンテーションから始まります。ちなみに、卒業式はあります。オリエンテーションは、主に新入生に向けたイベントを行っています。

まずはバスツアーがあります。サンシャインコースト大学から近くのビーチ(Mooloolaba Beach)やショッピングモール(Sunshine Plaza)までずっと周回してくれる無料のバスツアーがあります。初めてサンシャインコーストにきた人も多いので、このツアーで近くに何があるか知ることが出来ます。

 

 

「Academic Skill Workshop」では、Libraryの使い方や、Blackboardの紹介、課題のやり方など、いろいろなテーマがあり、自分が興味あるものを聞きに行きます。また、それぞれの学部によるコース説明や、必修科目のイントロダクションなどもありました。

他にも、マーケットやサークルのテントなどがたくさんあったり、フリーランチ(BBQ)の提供もあったりしました。また、至るところで大学のカバンを配っていて、その中に1年間のスケジュール帳やノート、ペンなどが入っていました。

毎年、デザインやプレゼントの中身が変わっていて、今回は水筒が入っていました!私は毎日これで水を飲んでいます。

 

→ オリエンテーションで配られているグッズ。(出典: Facebook

 

このオリエンテーション中で、トレビアンナイトという学校が主催のクイズ大会に参加したんですが、私はここで驚くべきことが2つありました。

1つは、私のチームがクイズ大会で優勝したことです。クイズの問題はレベルが高かったんですが、メンバーに賢い人が何人かいて、優勝してしまいました。優勝賞品は、お菓子や食品、文房具などがたくさん入ったカゴをもらって、みんなで分け合いました。

クイズに全く貢献できなかった私は少し申し訳なさを感じながらも、チョコレートとインスタントヌードル、ノートをもらいました。

 

メンバーの人とも仲良くなって、最後はインスタグラムを教え合って分かれました。学校のイベントは友達作りにも最適ですね。

もう1つは、クイズ大会の中に抽選会も含まれていたんですが、私はそこで一番の大目玉、「Byron Bayへ2泊3日の旅」のフリーチケットが当たったんです! Byron Bayはグレートバリアリーフの一番端にある有名なビーチです。

私はこういった抽選会とかで当たったことがなかったので本当に驚きました。つい先日、実際に旅行に行ってきたので、こちらも別の記事で紹介したいと思います。

 

 

授業スタート

私が通っているサンシャインコースト大学では、2学期制で3年間行くと卒業できます。1セメスター(1月期)に履修する科目は基本的に4つで、3年間で24科目勉強することになります。

学部によって必履修科目等は変わります。また、私は「Bachelor of Science(理学士)」というプログラムなんですが、入学時にMajor(専攻)とMinor(副専攻)を決め、その中にも必履修科目があります。

最初のセメスターは必修科目のみですが、次のセメスターから自分が決めたMajorから2科目、Minorから1科目、選択科目から1科目を決めて授業を受けることが出来ます。学部によっては、選択科目がない場合もあります。

 

履修登録はセメスターが始まる約1か月前から行われます。オーストラリアの大学のほとんどは、1科目につきLectureとTutorialがあります。

Lectureは講義です。広いシアターで科目によっては大人数で授業が行われ、基本的に教授が話しているだけの一方的な授業です。Tutorialは20~30人の少人数のクラスで問題を解いたり、課題の説明が行われたり、グループディスカッションを行います。

また、理系科目だとLab(実験)がありますし、LectureとTutorialが合わさったLectorialというものもあります。

 

基本的に1教科につき1週間でLectureが1時間、Tutorialが2時間行われます。科目によってはLectureがOnlineだったり、Tutorialが2回あったり、TutorialとLabが交互であったりします。

そのため、履修登録の際は、LectureやTutorial、Labの時間等も考慮して決める必要があります。

また、授業が始まって最初の2週間は、履修登録した科目をDrop(取り消し)したり、反対に追加もできたりします。授業時間の移動も可能です。

 

初めての授業を受けての感想

授業が始まった最初の週のLectureは、授業概要や課題の説明などで終わりました。Tutorialはとにかく自己紹介をします。

隣の席の人に自己紹介、次に教室を歩き回って自己紹介タイムみたいな感じで、いろんな人と自己紹介をします。あるあるだと思いますが、ほとんどの人の名前を覚えられません。(笑)

今学期、私が取っている授業は以下の4つです。

 

・COR109: Communication and Thought
・LFS100: Cell Biology
・SCI110: Science Research Methods
・SCI113: Discovering Science

 

→ 私の1週間のタイムテーブル。

 

タイムテーブルを見て分かりますが、私の授業は10時から16時の間になるように履修登録したので、毎日同じような時間を過ごしています。

毎朝8時に起きて朝ご飯を食べて、授業に向かいます。昼は友達と一緒にランチして、午後の授業に参加するという流れです。授業の合間の時間は友達とおしゃべりしたり、数学や化学を教え合ったりしています。

それでは、それぞれの科目について1つ1つ感想を紹介したいと思います。

 

・COR109: Communication and Thought

「Communication and Thought」ですが、これは学部関係なしにすべての新入生が取らなければならない必履修科目です。Lectureはオンラインで毎週2時間のTutorialがあります。

授業内容は、タイトル通り、コミュニケーションについて勉強しています。LectureもTutorialも課題の説明や課題に沿ったディスカッションをします。成績は、オンラインクイズ、エッセイ、グループ発表で評価されます。

これから3年間、授業や課題をしていく中でコミュニケーションは大切なものです。学校生活に限らず、将来就職する時にも大切なものです。そのため、1年生の最初の授業でコミュニケーションについて勉強しつつ、課題の進め方も丁寧に教えてもらっている感じです。

 

・LFS100: Cell Biology

次に、紹介する「Cell Biology」は、理学系の学生の必履修科目となっています。授業内容は生物学基礎ということで、座学では原核生物や真核生物、動物細胞と植物細胞など、高専の初期でやったことをもう一度している感じです。

この授業は、Online Lectureなんですが、毎週1時間のLectorialもあります。広いシアタールームで行われるんですが、ほとんど席が埋まってしまうくらい多くの学生がこの科目をとっています。

また、TutorialとLabが2週に1回あります。Tutorialは20人くらいの人数で、Labは100人くらいいます。顕微鏡の使い方やスケッチの仕方、グラフの書き方について学んでいきます。成績は、授業態度、オンラインクイズ、エッセイ、期末試験で評価されます。

 

・SCI110: Science Research Methods

「Science Research Methods」は、統計学みたいなもので、Researchの仕方やグラフの分析方法などを勉強しています。この科目も、理学系の学生の必履修科目となっています。

高専時代にグラフの分析や計算はやっていたのですが、統計学で使われる専門用語を知らなかったため、最初は授業について行くのが大変でした。ただでさえ英語なのに、日本語でも理解しがたい言葉が羅列されると、ちんぷんかんぷんですよね…。(笑)

成績は、オンラインクイズ、グループワーク、期末試験で評価されます。

 

・SCI113: Discovering Science

「Discovering Science」も理学系の学生の必履修となっています。こちらは化学実験をする授業なんですが、宇宙をテーマにしていて、よく先生の話についていけなくなります。

Labは高専時代にやったことがあるものや、やったことがなくても実験の手順や原理について理解できるものが多いですが、問題はLectureです。

Lectureは週1時間の座学なんですが、授業内容がずーっと宇宙の話なんです。専門用語が多すぎるし、先生もぼそぼそと話す人で全然講義について行けません。

 

正直、Lectureの内容はあまりオンラインクイズに関係ないので、講義の内容が分からなくてもあまり焦っていません。講義で使われた資料はオンライン上で見られるので。

一方、Tutorialでは、Lectureと同じように宇宙の話なんですが、先生がすごくはきはきと話してくれるので聴き取りやすく、動画を見たり、計算をしたりするのでそこまで難しくないです。

成績は、オンラインクイズ、グループワーク、実験レポートで評価されます。

 

大学入学前にEAP受講はお勧め!

出典: Facebook

 

大学生活がスタートしたので早速、授業の様子について紹介させていただきました。今のところ高専時代に勉強した内容をもう一度やっている感じなので授業内容は比較的楽です。

でも、授業前の予習復習はきちんとしています。予習は、その日やるところを読んで、分からない単語は調べておいたり、Pre-workの問題を解いたりしています。授業が始まった頃に1週間で1科目10時間勉強しなさいとよく耳にしました。今、それを目標に日々勉強しています。

EAP(大学準備コース)で仲良くなった友達とは専攻が違うので、ほとんどのクラスで1人ぼっちでした。アジア人や留学生がクラスに1人なんてことは当たり前で、最初はとにかくドキドキしていました。

 

でも1ヶ月経つと顔見知りくらいにはなれるもので、今はほっとしています。

私が大学生活1か月過ごしてきて思ったのは、EAPに行っていて正解だったという事です。大学付属の語学学校で、しかも大学の敷地内で勉強していたので、大学生活が始まる時に大学の施設や設備についてある程度知っているし、何よりすでに友達がいたことが大きかったです。

また、Academic Englishの勉強をしていたので、課題に必要な最低限の知識がある状態なのは大きなメリットです。そのため、これから留学する人はIELTSやTOEFLで大学入学基準のスコアをクリアしていても、大学付属の英語コースで数か月学んでおくことをおすすめします。

 

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この記事を書いた人
留学・ワーホリ経験者
熊本 千夏(CHINATSU KUMAMOTO)

鳥取県出身。化学の実験が好きで、高専物質工学科に進学。化学の専門性だけでなく、英語力があれば将来有利になることから、高専卒業後に留学を決意。オーストラリアのサンシャインコースト大学に正規留学。留学先をオーストラリアに選んだ理由は、日本で通っていた英会話スクールの先生がオーストラリアが好きだったことから影響を受けました。(笑)元々4歳の頃から英会話スクールに通っていて、英語は得意科目だったこともあり、高専5年生になってからの約1年間、IELTSを独学で勉強してOverall5.0を取得。

オーストラリアの語学学校で大学進学英語コースを経て、大学本科へ進学。オーストラリアの大学では、化学、特に生物化学を専攻。将来的には、化学者または研究者になるが夢。趣味はハンドボール、バレーボール、音楽を聴くこと、アニメを観ること、百人一首と多趣味。The日本人ですが、洋画を観るのも好きです。これからオーストラリアに留学を考えている人や悩んでいる人のために少しでも役立つように、私の留学生活や現地の最新情報を発信していきます。

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