変圧器は必要?国際対応の電化製品って?電源プラグの違いを紹介
海外留学する時、普段使い慣れた家電製品を持って行きたいですよね。
しかし、日本と海外では電圧や電源プラグに違いがあるということをご存知ですか?この違いを知らないとせっかく持って行ったのに使うことができなかったり、電圧の違いで機器が故障してしまったりする危険性があるのです。
海外旅行の経験があると、電源プラグの形状に違いがあることはご存知かも知れません。それと同時に重要なのは、国によって電圧の違いがあること!
例えば、日本の100V対応の電化製品をオーストラリアに持って行って、240Vのコンセントに差し込むと瞬時に電化製品は故障してしまいます。
大事な電化製品を海外で安心して使用するために、電源プラグの形状や電圧の違いについて知識を深めておきましょう。
そこで今回は、「変圧器と電源プラグ」についてご紹介していきたいと思います!
海外で日本の製品を使うためには?
海外で日本の電化製品を使用する際は、2つのポイントを抑えておきましょう。
「電圧が対応しているか確認すること」、そして「コンセントの形状があっていること」が必要条件となります!
そこで、まずは主要国の電圧と電源プラグのタイプを知っておきましょう。
主要国の電圧の違いと電源プラグの違い
国 | 電圧(V) | プラグタイプ |
日本 | 100 | A |
アメリカ | 110/120 | A |
オーストラリア | 240/250 | O |
ニュージーランド | 230/240 | O |
カナダ | 120/240 | A, BF |
イギリス | 240 | BF |
フランス | 220 | C, SE |
ドイツ | 127/230 | A, C, SE |
イタリア | 125/220 | A, C, SE |
韓国 | 110/220 | A, C, SE |
中国 | 220 | B, C, O |
以上から分かるように、日本と海外では電圧も電源プラグのタイプもほとんど異なっていることが分かります。そのため、海外で日本の電化製品を使用するためには、注意が必要なのです。
電圧の違いに対応するには?電圧の違いに対応するには?
次に各国の電圧の違いについても抑えておきましょう。
電圧の違いに対応するには、「変圧器」または「海外対応製品」の使用が必要です。
日本国内用の製品であっても、海外の電圧にも対応している場合があります。
まず電化製品の対応電圧を確認しておきましょう。対応電圧については説明書や製品の裏面、充電のところで確認することができます。
海外対応製品とは?
もし電化製品に100~240Vと記載してあれば、「変圧器」は必要ありません。つまり、プラグの形状だけ変えることで、そのまま使用することができる海外対応製品です。
ここ数年以内に販売された携帯電話やパソコンでは、殆どが海外対応に対応しているため、変圧器を使用する必要性はありません。
変圧器とは? 変圧器を利用する際の注意点
次に「変圧器」について説明すると、90~240Vまでの電圧を日本の電圧100Vに変換してくれるアイテムです。様々な電圧を日本の電圧に変換してくれるので、大変助かるアイテムです。
変圧器を使用する際、気を付けなければいけないことがあります。それは、「許容消費電力」の部分です。許容消費電力が低い場合、大した電力は使えず、使用できる用途が限られることになります。
かなりの電力を使用するドライヤーやヘアアイロンなどの使用は、ドライヤー専用の変圧器があるので、専用の変圧器の購入が必要です。
ドライヤーやヘアアイロンは、男女問わず必要なものです。そこで便利なのが「海外対応製品」です。
残念なのは、海外対応しているドライヤーやヘアアイロンは種類が非常に少なく、現状その部分がネックです。
このように電圧の違いに対応するには、「変圧器」または「海外対応製品」が必要です。最近ではUSB充電サポート付きの変圧器もあるため、携帯電話やパソコンなどを持って行く人はこちらのタイプがおすすめです。
海外対応の電化製品って何?
先ほど日本国内用の製品でも、海外の電圧にも対応している場合があると紹介しました。(ユニバーサル仕様)充電器や本体に「100~240V」と記載されている製品は、その電圧内であればどこでも使用できます。
変圧器を使用せずに使えることが多い製品は以下のモノになります。
・デジカメの充電器
・ノートパソコン(タブレットPC)
・電気シェーバー
あくまで「使えるケースが多い」というだけですので、使用する前にはしっかりと確認することが大切です。
電源プラグの必要性って?
いくら電圧の違いに対応することができても、コンセントをつなぐことができなかったら元も子もありません。海外対応の電化製品も電圧に対応できたとしても、コンセントの形状は現地のものに合わせる必要があります。
先ほどもお伝えしましたが、日本の電源プラグのタイプは「A型」です。日本と同じように「A型」であるなら問題ありませんが、ほとんどの国では適応していません。
そのため、コンセントの形状を変換するために「電源プラグ」が必要です!
使い方はいたって簡単で、電源プラグを間につなげるだけです。
「電源プラグ」は、家電量販店やオンラインショップで購入することができます。価格もお手頃ですし、様々な形状に対応できるようにセットで販売されているケースもあります。
「事前に購入し忘れた!」と言う場合は、空港でも売ってます。現地でも売っていないことはないですが、日本のような大型電気量販店のようなお店は少ないため、手に入れるのに苦労する場合があるので注意が必要です。
留学出発前に持って行く電化製品を総チェック
国によって違いは様々ですが、最近ではどこでも対応可能な製品が増えてきています。海外へ行く際に「変圧器」と「電源プラグ」についての正しい知識を持っておくことで、現地での生活がより快適なものになります。
留学に出発する前には、渡航先の電圧や電源プラグのタイプの違いを把握しましょう。
次に海外に持って行く電化製品の対応電圧などを確認して、海外対応製品かどうかを事前にチェックしましょう。海外対応製品でないアイテムを持って行く場合は、変圧器を購入するか、渡航先で現地の電化製品を購入するか検討しましょう。