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カテゴリー:ワーキングホリデー

【カナダ・ワーホリ】車があると世界が変わる!?カナダで車をゲットする方法を紹介

公開:2019/09/05 著者:久保村 慎吾 4967 Views

「車でカナダとアメリカを旅したら楽しそうじゃないか?」と思ったことが、僕がカナダで車を購入したきっかけです。

日本で車を買ったこともないうえに車について詳しくない状況で、カナダで初めて買った車は左ハンドルの中古アメ車。

「正直、ワーホリで車って必要か?」と何度も考えながら車を購入するに至りましたが、ワーホリが終わった今、カナダに来たばかりだった自分に言いたいことは、

 

「早く車買ったほうがいいぞ!」

 

ということ。

カナダは広大な国でさらにアメリカとも繋がっており、車があると行動範囲が無限大に広がります。

もちろん長距離バスや飛行機でも色々なところへ行けますが、車があれば「いつでも行きたい時に行きたいところ」へ行けます。

 

実際に車を購入した後は夕日を見るためだけに山奥にある湖を目指したり、仕事前にスキー場に行って仕事まで滑ったりしていました。(笑)

それ以外にも車を購入してから色々なところへ行きましたが、今思えば「車を買う前はどこで何をしていたのだろう?」というくらい世界が変わりました。

今回の記事では、「カナダ・ワーホリに行く人で車が欲しい!」という人のために、車の探し方から実際に乗るまでの流れを紹介していきます。

まずは免許証を取得!

当たり前のことですが、日本の免許証はカナダでは使えません。

車に乗るためには、まずカナダでも有効な免許証を取得することから始まります。

カナダでも有効な免許証の取得方法は2つあります。

 

国際免許証(国外運転免許証)を日本で取得する方法か、日本の免許証をカナダの免許証に切り替える方法です。

 

ちなみに僕がオススメする方法は、「日本の免許証をカナダの免許証に切り替える方法」です。

まずは国際免許証についてですが、国際免許証は日本の運転免許証を持っていれば意外と簡単に取得できます。有効期限が1年以上ある免許証をお住いの地域の免許センターに持っていき、手数料2,000~3,000円(地域による)を支払えば、即日で発行してもらうことも可能。

ただし、有効期限が発行日から1年ということと、ジュネーブ条約加盟国内でしか運転できないということはちょっとしたネックになります。また、国際免許証の発行期限は1年しかないので、ワーホリが1年終わった後にちょっと車で旅をしたいという時にはちょうど有効期限が切れてしまいます。

 

ジュネーブ条約加盟国でしか運転できないので、メキシコでは運転することができません。

カナダへワーホリに来る人は、地理的な理由でアメリカやメキシコに旅行に行く人がたくさんいます。

もしカナダとアメリカでしか運転しないというのであれば問題はありませんが、メキシコでもレンタカーで運転したいという人は、メキシコでも有効なカナダの免許証を持っていた方がよいでしょう。

 

以上のようなことから、日本の免許をカナダの免許へ切り替えることをお勧めします。

日本の免許証をカナダの免許証へと切り替える方法ですが、これも簡単にできます。

州によって免許証の取得方法は違いますが、僕が免許証を取得したアルバータ州では、以下のものが必要です。

 

・日本の運転免許証
・パスポート
・運転免許証抜粋証明(免許証の翻訳)
・残り90日以上のビザ
・発行料: 約2,000円

 

これらを用意して、町のレジストリー(免許、車関係の手続きをする場所)に行けば免許証の切り替えができます。

他のサイトをググってみると、多くのサイトで「簡単な筆記試験がある。」と書いてありますが僕は試験を受けずに免許証をゲットしました。(笑)

これが職員のミスなのか、僕が住んでいた町では試験が免除なのかは、未だに謎のままです。(笑)

 

 

ちなみに免許証切り替えの手続き自体は簡単なのですが、僕は運転免許証抜粋証明を手に入れるのに時間がかかりました…。

この運転免許証抜粋証明という書類は日本領事館でしか発行できず、僕が住んでいた町から一番近いカルガリー日本領事館までは片道車で1時間以上。

申請して1週間後くらいにまた取りに行かなくてはならないので、そのためだけに4回もライドシェアでカルガリーを訪れました。

 

田舎町に住んでいる人は、大きな町に行く用事がある時に運転免許証抜粋証明だけゲットしておいたほうがいいかもしれません。

 

どうやって車を探す?

車の探し方は、大きく分けて3つあります。

 

・友人から購入する
・個人売買で購入する
・車屋さん(ディーラー)で買う

 

日本では個人売買で車を購入することはあまりないですが、カナダやアメリカでは個人間で車を売り買いすることは普通で当たり前に個人売買が行われています。

 

その理由は、安いから!

 

ディーラーを間に挟まないので手数料が発生せず、売り手にも買い手にもメリットがあるのが個人売買です。その一方で、個人売買は個人間での取引であり、何かトラブルが起きても自己責任になってしまうので、車を購入する際は注意が必要です。

個人売買が不安な人や永住権取得などを目指して長い間カナダに住む予定がある人は、信頼できるディーラーで車の購入を検討してもいいと思います。

しかし、今回に関しては「なるべくお金をかけずに車が欲しい!」と思っている人が多い印象なので、個人売買のことを中心に話していきます。

 

個人的に車を購入する一番良い方法は、友人から車を購入することだと思っています。

 

信頼できる友人から車を買えばトラブルも少なく、運が良ければ友達割として安く車を売ってくれることもあるからです。

売りたい人を探すためにまずは、周りの人に自分が車を探しているということを言いながらアンテナを張っておくといいでしょう。直接の友人でなくとも、友人の友人など意外なところで車を売りたい人がいるかもしれません。

とは言え、必ずしも車を売りたいという友人がいるとは限らないので、基本的にはクラシファイド系のサイトやフェイスブックのグループなどのオンラインサイトを利用した個人売買が主流になっています。

 

僕が実際に利用したサイトは、KijijiやCraigslist、フェイスブックのBuy&Sellのグループです。

 

カナダの都市であればだいたいどこもフェイスブックのBuy&Sellグループがあり、僕はBanff Buy&Sellというグループを通して車を購入しました。

Buy&Sellというのはオンライン上のフリーマーケットのようなグループで、同じ地域にいる人たちで使わなくなったものを売り買いできる場所です。ここでは、雑貨などの小物から大きいものになると家まで売られています。

ちなみにオンラインで中古車を探していると、日本で売られている中古車と比べてとんでもない走行距離の車や相当古い年式の車も売りに出されていることに驚くと思います。

 

カナダで車がここまで長持ちするのは国の広さが関係しているようです。

 

カナダはとてつもなく広いので、多くの人が高速道路を利用します。

その結果ほとんどブレーキを踏まずに走り続け、車にあまり負荷がかからずに走行距離だけが増えるそうです。

ブレーキは想像している以上に車に負荷をかけているようなので、東京のようなところで何度も止まったり動いたりしていては車の寿命が短くなるのも納得です。

 

実際に車に乗ってから買う!

いい感じの車を見つけたらすぐに買ってしまいたくなりますが、購入前に車をチェックすることを忘れてはいけません。

個人売買では格安の車を買ったけど、すぐに故障してしまい修理費が高くついてしまったという話はよくあります。

 

このようなことを避けるためにも、必ず売り手と連絡を取り合って試乗させてもらうようにしましょう。

 

車の知識がない人や英語での交渉に自信がない人は、車に詳しい人やネイティブの友人に助けを求めたほうがいいかもしれません。僕自身は知識もなく英語にも自身がなかったので、迷わずカナダ人の友達に助けを求めました。(笑)

彼はメカニックだったので車をチェックして勝手に値段交渉までしてくれたのですが、素人の僕は試乗しただけでは何が問題なのかもよくわかりませんでした。

試乗しただけでは不安な方は、インスペクション(検査)の証明書を見せてもらってもいいかもしれません。

 

僕はいくつかの車を試乗したり売り手と話したりしたのですが、そこで気づいたことは実際に売り手と話してみるのは結構重要だということです。

もちろん感じの悪い人から車という大きな買い物はしたくないし、売り手の人がいい人で仲良くなると値段を安くしてもらえたり、何か他のものをくれたりします。

僕が購入した車の持ち主は、イギリス人のカップルでとてもいい人たちでした。トラブルも無かったうえに数百ドルで売る予定だったというキャンプ用品一式をなんとタダでくれました。

 

車を購入した後の手続き

お気に入りの車をゲットしたら、夢のカーライフはすぐそこです!

ただし、その前にやらなくてはならない手続きが2つだけあります。

 

それは、「保険の加入」と「ライセンスプレート(ナンバープレート)の取得」です。

 

順番としては、保険に加入→保険の証明を持って、レジストリーでライセンスプレート取得です。

日本で車を買ったこともない僕はどのように保険に入るかもわかりませんでしたが、どうやらオンラインで保険に加入できるらしいです。

しかし、色々試してみましたがやり方がよくわからず結局、町にある保険屋3軒をハシゴし、見積もりを出してもらって、一番安いところに決めました。

 

保険選びのポイントは、いくつか見積もりを出してもらい比較すること。

 

僕は3つの見積もりをだしてもらいましたが、その3つの中でさえ300ドル以上の差額がありました。

そして僕が最終的に選んだのは、年間約1,700ドル(約14万4,500円)、月140ドル(約1万1,900円)のBrokerLinkという保険会社の保険です。

自動車保険は年単位で支払いをするのが普通のようですが、カナダの銀行口座を持っていればマンスリーで支払うこともできます。

 

1年も車に乗らないという人は、キャンセル料さえ支払えば途中解約することができます。

僕は半年くらいしか車に乗る予定がなかったので半年くらいで保険を解約する予定でしたが、結局9ヶ月くらいで解約しました。

その時にキャンセル料どころかキャッシュバックがあると言われて、キャンセル料を払う気でいた僕はよくわからないままキャッシュバックをもらいました。(笑)

 

僕のようにならないように、できれば保険加入の時も友達に助けを求めたほうがいいかもしれません。

無事保険に加入した後は、レジストリーでライセンスプレートをもらうだけです!

州によって変わりますが、僕が住んでいたアルバータ州では84.45ドル(約7,200円)で普通車のライセンスプレートを入手することができます。

 

【まとめ】 車があると世界が変わる!

海外で車を買うとなるととてもハードルが高いように聞こえますが、実際には手続きは少なく、値段自体も安く済みます。

 

恐らく、日本で車を買うよりも簡単に手に入ります。

 

さらに、うまく行けば帰国する際に買った時とほとんど変わらない値段で売ることができますし、僕自身も帰国時にほとんど同じ額で売ることができました。

何度も言いますが、車があると行動範囲がケタ違いに広がり、もっとワーホリを楽しむことができると思います。

車の購入で悩んでいる方は、早いうちに車をゲットして広大なカナダを楽しみ尽くしましょう!

 

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