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カテゴリー:ワーキングホリデー

【カナダ】ワーホリでカナダとオーストラリアならどちらがベスト?私がカナダを選んだ理由を紹介

公開:2019/09/11 著者:三浦 愛香 3062 Views

これまでワーホリがしたいですというお客様の相談に乗ってきた中で、圧倒的に多い悩みが「カナダとオーストラリアどっちにするか問題」です。

私は勝手にこう呼んでいます。(笑)

ワーホリの方が重視する以下のポイントにおいて、ほとんど似たり寄ったりのカナダとオーストラリア。

 

・物価
・仕事やシェアハウスの見つけやすさ
・移民国家であるということ
・語学学校の数など

 

実際に私も自身がワーホリをする際、もともとカナダへ行く予定ではありましたが、「オーストラリアもよさそう…。」と一瞬頭をよぎったことがあります。

私の場合は結果としてほぼ迷いなくカナダに決まり、そしてその決断に後悔は全くないといってよいほどカナダが大好きになりました。

では、なぜ私がワーホリ先としてカナダを選んだのか、現地での生活を通して感じたことを踏まえてまとめてみたいと思います。

都会と自然のほどよい融合

ワーホリに行こうと決めた当時の私は、東京という都会での社会人生活と毎日の代わり映えしない仕事に程よく疲れ切っていた時期でした。

そのため、せっかく海外で暮らすならほどよく便利な都会で、かつ自然にもアクセスしやすい国がいいな、という少し贅沢な希望を持っていました。

私が学生時代に2か月間語学留学をしていたカナダのバンクーバーですが、ダウンタウン(市内)は何でもそろっている便利な都会です。しかし、30分ほどバスに乗って移動すれば気軽にカナダの雄大な自然に簡単にアクセスすることができます。

 

→ バンクーバーの街並みの写真。

 

→ 市内から30分ほどバスに乗ってアクセスできる人気観光地のキャピラノ吊り橋。

 

また私がワーホリの際に住んでいたカルガリーも、ダウンタウンはこじんまりとしているものの大きなビルが多数建っていたり、ショッピングモールもあったりと、丁度良いサイズ感の都会でした。

生活に必要なものは何でも揃いますし、バスや電車などの交通面も完備されています。

 

→ カルガリーの街並み。

 

カルガリーから車で1時間程度の場所にあるバンフやキャンモアまで行けば、皆さんがイメージされるような、カナダらしい大自然にも行くことができます。

 

→ ハイキングで人気のキャンモア。

 

→ バンフ国立公園内にあるモレーン湖は、加工無しでこの色です!

 

特に夏は気候も良く、湖の色も一番きれいに見える時期なのでお勧めです。

平日は英語の勉強やアルバイトを頑張って、週末は自分へのご褒美も兼ねて日帰りで国立公園に行き大自然に癒される、まさに都会の喧騒に疲れた方にお勧めの国です!

ちなみにダウンタウン内であっても公園などに行けば、普通にリスやうさぎがいるのも自然が豊かで空気が綺麗なカナダならではですね。

 

→ 公園には野生のうさぎがいます。野良猫よりもうさぎやリスの方が多い。(笑)

 

暑さが苦手な方はカナダがお勧め

私は暑い気候と紫外線が大の苦手なので、その時点ですでにオーストラリアを候補から外していました。

もちろんカナダにも夏季はありますし、気温は30度くらいまで上がることもあります。

 

ただ日本と比べて湿気が少ないので、からっと晴れてとても快適です。

 

紫外線はそれなりに強いのでもちろん最低限の日焼け対策は必須ですが、7~8月でも朝晩は長袖の上着があった方が良いくらいの気候なので、猛暑に悩まされることもありません。

私はバンクーバー、トロント、カルガリーの3都市でカナダの夏を経験していますが、いずれの都市も夏は気持ちの良い晴天で、暑いのが苦手な私でも過ごしやすいと感じました。

また、あまり暑くならない分エアコンの設定温度を極端に下げる必要もないので、エアコンの風で体調を崩しやすい方にとっても過ごしやすいかと思います。

 

カナダはチップ制度あり!

今までアメリカやカナダを旅行で訪れる際に少し厄介に感じていたチップですが、自分が働く側になったらこれはとても嬉しい制度です。
カナダでは街中のカフェやフードコートのお店ですらレジ横にチップ用のボックスがあり、そこにお客様からチップを入れてもらうようになっています。

 

そのため、レストランのウェイター職以外でもちゃんとチップがもらえます。

 

チップの分け方はお店ごとに異なりますが、私が働いていたカフェでは毎月シフトに入っている日数や勤務時間に応じて、店長が個々にチップを分けて現金で手渡してくれました。

1日6~7時間、週5日も働いていれば平均1万円ほどのチップがお給料とは別でもらえていたので、十分なお小遣い稼ぎになります。

毎月末にチップのコインがぎっしり詰まった袋をもらうのがとても楽しみでした。(笑)

 

→ 帰国後もわざわざ端数分のチップを送ってくれました!

 

また、コーヒーが上手に作れた時や何かお客様にとって満足してもらえるサービスができた際にチップをいただけると、「これからも仕事を頑張ろう!」というモチベーションにつながります。

ちなみに、オーストラリアは時給が高いですがチップの文化がないため、プラスアルファでお小遣いをもらえる・モチベーションにつながるという点はカナダの特権だなと感じました。

 

アメリカやメキシコへの旅行がお得に!

カナダはアメリカに近い(都市によっては隣接している)ということもあり、日本から行くと費用がかかる国へも安く渡航することができます。

というより、アメリカとの国境付近であれば普通に車で行けてしまいます!

私もカナダ滞在中には国内のバンクーバー、トロント、バンフ、キャンモア、そして国外ではアメリカとメキシコに旅行で行きました。

 

特にアメリカは本当に近いのでお勧めです。お隣の国ですし、世界に情報発信しているアメリカの方がエンタメや観光地も充実してるので、ついでに行かない手はありません!

 

たとえばバンクーバーからならシアトルにバスに乗って2時間半ほどで行けますし、トロントとニューヨークは飛行機で1時間半ほどの距離にあります。

しかも航空券は1.5万円程度なので日本の10分の1の価格ですし、長距離バスや鉄道で約10〜12時間かければ、往復たったの往復$20〜$100前後でニューヨークまで行くことができます。

オーストラリアからアメリカへ行こうとすると航空券代は日本とほとんど変わりませんし、所要時間は場合によっては日本から渡航するよりもかかってしまう場合があります。

 

→ メキシコ旅行では太陽のピラミッドを見てきました!

 

また少し余談ですが、北米発のイベントに安く参加できるのもカナダ生活のメリットです。

例えば、日本でも大人気のサーカス、シルク・ドゥ・ソレイユは一番安い席でも大人1人のチケット代が7,500円ですが、シルク・ドゥ・ソレイユの本拠地であるカナダでは一番安い席は50ドル(約4,100円)ほどで購入できます。

また、ディズニーのアイススケートショーとして有名なディズニー・オン・アイスも日本では一番安い席で4,200円ですが、こちらもカナダでは30ドル前後(約2,450円)で見られます。

 

このように、ついでにアメリカ旅行も格安で行きたい人、カナダでのワーホリ生活の余暇もできるだけ費用を抑えて楽しみたい方にはカナダはお勧めです。

 

→ シルク・ドゥ・ソレイユに行ってきた時の写真。

 

→ ディズニー・オン・アイスは、ダウンタウンから近い会場で開催されていたので、アルバイト帰りに楽しんできました!

 

ワーホリの受け入れ人数が少ないのはカナダ

ここからは私個人のワーホリ経験だけでなく、留学エージェントとしての視点も交えてのカナダのメリットをお伝えしたいと思います。

オーストラリアのワーキングホリデーは特に発給制限がありませんので、年齢の条件さえ満たしていれば行きたい時にいつでもビザ申請をすれば渡航が可能です。

また2019年7月1日以降からはサードビザとして、従来のセカンドに加えてさらにもう一年オーストラリアでワーホリを続けることが可能となりました。(諸条件あり)

 

 

もちろんワーホリをしたい方、海外に長くいたい方にとってはメリットでしかないのですが、裏を返せばオーストラリアには常に上限なく大量の日本人ワーホリ生が滞在しているということになります。

一方でカナダのワーホリは、日本国籍を持つ方の場合、年間6,500名までにしかワーホリビザが発給されません。

かつ、ワーホリビザの期限は入国から一年間で、オーストラリアのように延長することはできません。

 

カナダのワーホリビザの申請方法はオーストラリアのビザよりも複雑で、必要書類を揃えて東京の指定されたカナダビザ申請センターまで顔写真と指紋登録に出向く必要があります。

実際に留学ドットコムのお客様でも渡航までの準備期間が短く、カナダのビザ申請が間に合わなかった方もいます。

また、東京のカナダビザ申請センターまで出てくるのが難しく、地方に住んでいる方がオーストラリアのワーホリへ移行したケースがいくつもあります。

 

 

・ビザ発給の定員数があること。
・滞在の上限が一年と決まっていること。
・ワーホリビザの手続きにハードルがある。

 

この3点の理由から、カナダはワーホリ数がオーストラリアよりも少なく、同時期に滞在しているワーホリの日本人比率も少ないと言えるでしょう。

日本人が少ない環境を重視している方にとっては、カナダの方が間違いなく条件は良いと思います。

 

語学学校の質が高い

一部の欧米圏には「格安校」、「激安校」と言われる学校があり、学費を大幅に下げて提供する代わりに講師を安く雇ったり、設備が古いまま運営されていたりする学校があります。

こういった学校は「ビザ取り学校」とも言われ、安い学校に学費を払って学生ビザのステータスを維持したい方向むけの学校になります。(ただその分倒産のリスクも高いですが…。)

質よりも価格を重視して学生が集まるため国籍バランスも偏りますし、何より授業の質自体が極端に低くなってしまう本末転倒なデメリットもあります。特にワーホリ人口の多いオーストラリアの語学学校には、この手の語学学校が多く存在します。

 

しかしながら、もともと教育水準の高い国としても知られているカナダは、こういった格安校・激安校といったものは基本的にありません。

 

おおよそどこの学校を選んでもらっても学校間の費用差はそこまでなく、講師の質も一定で、留学生がしっかり勉強できる環境となります。

その分皆さんの学校選びの選択肢の幅も広がり、自分に合った学校を選ぶことが可能となります。

もちろん、オーストラリアの語学学校でも値段重視ではなく、質を重視した語学学校選びをすれば、しっかりとした学校選びができますので誤解の無いようにお願いしますね!

 

カナダは手続きや渡航のハードルが高いのがネックだが…

カナダとオーストラリアで迷っている皆さん、いかがでしょうか?

この記事で、どことなく条件が似ているカナダとオーストラリアの違いがクッキリ見えて来たのではないでしょうか?

カナダにワーホリするデメリットを挙げるとすれば、以下のようなことが言えるでしょう。

 

・ビザの発給件数が決まっている。
・ビザが1年間と限定されている。
・ワーホリビザの手続きが面倒。
・冬は雪が降るレベルで寒い。
・時差がかなりある。

 

ワーホリビザは1年間の発給件数が決まっているので、行きたい時に気軽に申請できないこと、そして東京のカナダビザ申請センダーまで足を運ばないといけないことは、オーストラリアに比べて高いハードルです。

しかし、それだけに日本人ワーホリがオーストラリアに比べて少ない環境なのも事実です。寒いのが苦手という理由から、オーストラリアを選ぶ人もかなり多いです。つまり、メリットとデメリットは表裏一体の関係にありますよね!

これを見て、「カナダでワーホリしてみたい!」と少しでも思っていただけたら嬉しいです。

 

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