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【大人も必見!】長い春休みは英語の基礎力を伸ばそう!中学生におすすめの短期集中勉強方法

公開:2020/03/04 著者:伊東 さやか 1731 Views

みなさんこんにちは!新型コロナウイルスでパニック状態の日本。いつまで続くの……?と不安な方も多いことでしょう。もちろん私もです。

そして、突然の休校によって長い春休みとなってしまった中学生たち!ご家族の方も「何をさせたらいいの?」、ご本人も「せっかくだから何かしたいけど、何をしたらいいんだ…。」と悩んでいませんか?

 

そこで今回は、予定外の長い春休みを迎えてしまった中学生に向けて、おすすめの短期集中勉強方法をご紹介します。

 

レベルは、中学3年生(英検3級、準2級)くらいです。

もちろん、大人の方にとっても、英語の基礎と言えば中学英語ですよね!これから英語の勉強を始めようと思っている大人の方にとっても参考にして欲しい勉強方法です。

「いつか留学してみたい!」、「英語で良い点数を取りたい!」と思っている中学生のみなさんは、ぜひ参考になさってくださいね★

最初にチェック!中学生がやってしまいがちなNG英語学習法

 

さて、おすすめの短期集中勉強方法を紹介する前に「中学生がついつい、やってしまいがちな英語の学習方法」をピックアップしてみましょう。

もちろん、勉強のやり方は人それぞれですから、下記に挙げる学習方法で上手くいっているならそのまま続けてOK。

あくまでも、20年以上英語マニアとして勉強してきた私が実体験として「これは全然身にならなかったな…。」と思う方法です。個人差があることは了承してくださいませ。

 

① CDや教材を聞き流し

「英語は聞き流すだけでも効果がある!」と、誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

聞き流すだけなんてとっても楽ですし、自分の好きな音楽などであれば趣味も兼ねられるので魅力的な方法ですよね。

ですが、私は個人的にこの方法はまったくおすすめできませんし、どれだけ英語を聞き流しても「ある日突然聞き取れるように!」なんてことはまず無いと断言します。

 

たとえば、何かをしながらドラマを見ている時、聞こえてくる会話内容を覚えていますか?街角でよく流れているあの曲の歌詞を覚えていますか?

そう、ドラマの会話内容も、流行りの曲の歌詞も、意識して聞かなければただの雑音に過ぎないんですよね。英語もまったく同じです!

さらに人間がスムーズに聞き取れるのは、「知っている言葉」だけです。日本語でも、知らない単語や難しい言葉が出てきたら、「え?今なんて言ったの?」ってなっちゃいますよね。

 

ですので、どれだけ好きな音楽や興味深い内容の教材であっても、理解できないレベルの英語を聞き流すことに効果はないんです。

聞き流しで効果が生まれるとしたら、それは「理解できるレベルの内容」である場合のみに限ります。

リスニングをメインに鍛えていきたいというあなたには、もっと効率的に英語力がアップする方法をのちほど解説しますので、そちらを参考にしてみてくださいね!

 

② 合わない方法で単語の丸暗記

英語の勉強は幅広いものの、単語ほど日本人を苦労させることってないですよね。(笑)
私も、未だに単語を覚えるのは苦手で苦労しています…。

そんな単語の学習方法といえば、「フラッシュカードを作って丸暗記」ではないでしょうか?ちょっと古すぎるかもしれませんが、おそらく今もそうやって頑張っている中学生は多いだろうと思います。

私にとってフラッシュカードは、英語人生の中でもっとも「無駄だった…。」と感じた学習方法でした。どうしてフラッシュカードじゃダメなんだろう?と考えてみると、結局「よく分かっていない。」からなんですよね。

 

例えば、「apple」であれば「りんご」という意味で、「名詞」で「複数形にはsが付く」ということまで分かります。

でもこれが、「promise」ならどうでしょうか?「えーと、プロミスは約束って意味だから…。”約束する”だから動詞で…。あれ?でも”約束”なら名詞??となると使い方は…。」と、少し頭がこんがらがってしまうのではないでしょうか。

つまり、文字の羅列を見た時に、パッと頭にイメージできないと「定着」とは言えないんですね。

 

しかし、このフラッシュカードでの暗記があっている人もいます。それは文字を見てイメージできる人。

英単語のフラッシュカード丸暗記は、本当に人それぞれ、合う合わないがあります。合わない学習方法を続けてもまったく意味はありませんし、他の方法に切り替えた方が効率的です。

後ほど単語力アップにもおすすめの学習方法をご紹介しますが、シンプルに単語を書いただけのフラッシュカードでなかなか覚えられない人は「絵を描いてみる。」、または「文字に色を付けてみる。」など少し工夫をしてみましょう!

 

中学生におすすめの短期集中英語学習方法2つ!

 

さて、ようやく本題へ。今回は「中学生」に向けたおすすめの「短期集中英語学習方法」です。

長期的に勉強する場合、留学を控えている場合など、いろいろあるとは思いますが、今回はあくまでも「長い春休みを無駄にしたくない!」と思っている方向けです。

それでは、いってみましょう!

 

① リスニング力UPにおすすめはシャドーイング!

リスニング力を伸ばすコツは「音を覚える」と「センテンスを真似する」こと!と言うと、「あれ?意味は覚えなくていいの?」と不思議に感じますよね。

 

結論から言うと、短期集中でリスニング力をアップする時に意味は後回しで問題ありません。

 

というよりも、「音を覚えると意味も覚えやすくなる。」と言った方が正解かも。(卵が先か、ニワトリが先か、みたいな話になりますが…。)

例えば、あなたは「おはよう」という言葉をどのようにして覚えましたか?

 

最初から「朝起きたときに言う言葉は”おはよう”だよ。」なんて説明を受けた人はいないと思います。

 

お母さんやお父さん、周りの人たちが朝に必ず「おはよう」と声をかけてきたことで、あなたは「おはよう = 朝のあいさつ」と認識するようになったんです。

では、「Good morning.」はどうでしょうか?こちらも、ほとんどの日本人がスムーズに記憶してきたはずです。

「グッモーニン」という発音が聞き取りやすいので、ナチュラルに頭に入ってくるんですね。

 

しかし、「聞き取れない英語(英単語)」はなかなか覚えることができません。

 

そのため、単語を覚えるためには、まずは「音」を覚える必要があります。ちなみに日本語にある音の数は「母音5種類、子音14種類」です。英語には「母音15種類、子音24種類」、さらに「子音」だけ、「つながると消える音」などが出てきます。

日本人が英語の発音を苦手とするのも無理がないということですね。「センテンスを真似する」というのも、この「音を覚える」につながります。「つながると消える音」などはセンテンスごと覚えてしまった方が早いのです。

では、具体的に「音を覚える」と「センテンスを真似する」ためにおすすめの短期集中学習方法をチェックしていきましょう!

 

1. 単語ごとの発音練習をする(納得するまで)
2. センテンスをシャドーイングする(最低5回)
3. 自分の発音を録音しお手本に近づける(納得するまで)

 

これの繰り返しです。単語・センテンス共に、お手本とする教材は好きな音楽のCDでも、市販の教材でも、映画やドラマでもOKです!単語単位で停止できれば問題なくできるので、好きな素材で楽しんでやりましょう。

「何を使ったらいいか分からない…。買い物にも行けない…。」という人は、YouTubeや発音練習サイトを活用してみましょう。今は無料アプリも豊富にあるので、「英語 発音」で検索するとたくさんでてきますよ!

コツは「口の形まで真似する」ということ!また、「シャドーイングは、音声を追いかけるように真似して発生する」練習方法です。大きな声でなくて構いません。スクリプトや字幕を活用してやってみましょう。

 

さらに自分の発音を録音して聞いて、お手本との違いを比較してみます。ここでのポイントは、「スペルや意味を気にし過ぎない。」ということ。まずは音を知ることが大切ですので、完ぺきに真似するくらいの気持ちで近づけてみましょう!

私は映画やドラマの役者さんをお手本にすることが多いのですが、表情や抑揚、動きまで真似するととても楽しいので、とても有効なひまつぶしになります。(笑)

「自分で発音できる英語は聞き取れる。」が原則ですので、ひとつでも発音できる英語を増やしていくと、自然と聞き取れるようになりますよ!リスニング力を鍛えたい中学生は、ぜひ春休み期間中に集中シャドーイングしてみてくださいね。

 

② 単語力UPにおすすめはディクテーションをセットで!

みなさんは、「ディクテーション」という英語学習方法を聞いたことがあるでしょうか?ディクテーションは通訳士をめざす人やTOEIC高得点の人も行っている学習方法です。

 

「音声を流し、聞き取れた言葉を書き出していく。」というもの。

 

私たち日本人が英語を聞き取れない・単語が覚えにくい理由はいろいろありますが、発音・文法・スピード・語順に慣れていないことが大きいですよね。それらを埋めてくれるトレーニングが、ディクテーションです。

まずは、ディクテーションのやり方をチェックしてみましょう。

 

1. レベルにあった教材を用意する(CDやドラマはおすすめしません)
2. スクリプトなしで流して聞いてみる
3. スクリプトなしで聞きながら書き出してみる(2~3回)
4. 答え合わせ(聞き取れない理由を考える)
5. 聞き取れなかった単語を学習
6. もう一度スクリプトなしで聞きながら書き出してみる
7. スクリプトを見ながらリピートやシャドーイングをして読み上げる

 

まず、ディクテーションではCDやドラマではなく、自分のレベルにあった教材を用意することが重要です。中学生であれば無料のアプリや市販の教材を使う方が良いでしょう。難しすぎると意味がありません。

2番目の「流して聞いてみる」は、少し難しいと感じる人はスクリプトを見て簡単に意味や単語をチェックしてもOK!3番目の「スクリプトなしで聞きながら書き出してみる」では、スペルや意味は考えずに進めましょう。

例えば、「ホスピタル」などとカタカナで書いてもいいですし、「I was play gym soccer」など、聞き取れた単語だけを書いてもOK。

 

次に4番目の「答え合わせ」が重要です。スクリプトと照らし合わせながら、なぜ聞き取れなかったのか?を自分で考えてみましょう。おそらく中学生レベルであれば「単語を知らなかった」、「発音が分からなかった」であることがほとんどです。

そこから、単語を知らなかったのなら意味とスペルをチェックする。発音が分からなかったのなら、その単語を集中的に発音練習する…というように、聞き取れなかった原因を克服します。

その上で6番目の「もう一度スクリプトなしで…」に進むと、グンと聞き取れる力がアップしているはず!最後に行う「リピート」や「シャドーイング」は、自分の中に定着させるために必要なトレーニングですので、面倒でも必ずやりましょう。

 

ディクテーションを行う際には1~2文程度ずつ進めます。

 

パラグラフのように長文で行ってしまうと、なかなかやる気が維持できません…。

短い文章で数をこなすことで、単語力・リスニング力、すべてがバランスよく鍛えられる学習方法ですので、ぜひ試してみてくださいね!

 

【まとめ】 短期集中は量にこだわってみよう!

「本当にこんな方法で英語力があがるの?」と思ったかもしれませんが、上がります。ただ、最初はある程度集中し、まとまった量を毎日継続することも重要です。

量といっても、「シャドーイングを1日1文、ディクテーションを1日2文」程度でOKです。(これだけでも1時間くらいはかかります…。)とにかく徹底的にやり込みましょう。

長い春休みを使って、「集中的に量をこなす!」にチャレンジしてみてくださいね。きっと、春休み明けの理解力に差がつくはずですよ!

 

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