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カテゴリー:勉強方法のコツ

エッセイで英語力UP!毎日の5行で自分の言葉で伝える力を身につけよう

公開:2020/12/31 著者:伊東 さやか 898 Views

「自分の言いたいことをなかなか言葉にできない…。」と悩んでいるなら、英語でエッセイを書いて練習するのがおすすめです。

何度も練習している内に、表現力が身につき、実際の会話場面でも言葉が出てくるようになります。

そこで今回は、初級者でも取り組める”英語エッセイの書き方”をお伝えします。

 

・なぜエッセイがいいのか?
・エッセイの基本構成
・5行エッセイの書き方

 

特に「5行エッセイ」は、初心者さんでも取り組める学習法です。

ハーバード大学でも実際に取り入れられている「5行エッセイ」に、ぜひ今日からチャレンジしてみてくださいね!

なぜエッセイが英語力UPにつながるの?

 

英語がスラスラと出てくる人は、どうしてそう出来ていると思いますか?

 

「英語の音に慣れているから。」
「英語を使う機会が多いから。」

 

確かにそういう面もありますが…、ちょっと違う視点で見てみましょう。もっとシンプルに考えると、”英語で文章を組み立てるのが上手”なだけ。

つまり、言いたいこと=考えの整理整頓がスムーズなんですね。そして、考えの整理整頓は慣れで出来るようになります。

英語を勉強している日本人の多くが、「尋ねられている内容は分かるのに、言いたいことを英語にできない…。」と悩んでいますよね。これは書く練習が少ないために、考えの整理整頓に慣れていないせいです。

 

相手と会話をしている状態では、整理整頓をしている暇がありません。しようと思っても、相手が返答を待っているプレッシャーもあり、上手く出来ないでしょう。

その点、エッセイなら時間をかけて考えの整理整頓が出来ます。エッセイを作るのに時間がかかるかもしれませんが、時間をかけていいんです。

趣味や旅行など、簡単そうに思えるテーマでも、「こういう言い方もある。」、「この文法を使うと上手くまとまる。」など、だんだんと表現力が身についていきます。

 

当然語彙力も増えていきますし、会話の引き出しも多くなりますよね。

「話せないのは英語に慣れていないから…。」と悩む前に、まずは誰にでも今日から出来る”書く練習”を始めてみませんか?

きっと驚くほどに英語の思考回路が育っていくはずです!

 

英語エッセイの基本構成

 

それでは、実際に英語エッセイを書くための基本構成を知っていきましょう。

 

1. Introduction (序論)
2. Body (本論)
3. Conclusion (結論)

 

このように、3つの段落に分ける書き方が英語エッセイです。慣れない内は継続が重要ですので、まずは1段落につき1~2文程度でもいいでしょう。

「Introduction (序論)」では、これから何を語るかについて書きます。読み手を惹きつける最初の部分ですので、工夫をこらしたいですね。

しかし、冒頭からいきなり主張だけを強く書きすぎるのはNGです。例えば、「〇〇は間違っている!Aが正しい!」なんて書き出しでは、読み手を混乱させるだけ。

 

「〇〇について~と思いませんか?」と疑問を投げかけてみたり、著名人の格言から入ったりすると読み手の意識をエッセイのテーマに向けられます。さらに、なぜそのテーマを選んだのか、次にテーマに対する主張、の順番で書いていくのが基本的な「Introduction (序論)」部分の構成です。

「Body (本論)」は、「Introduction (序論)」で述べた内容に対する根拠を書く部分です。大きく膨らませても問題はありませんが、テーマからズレないようにだけ注意しましょう。

「Conclusion (結論)」は、結論というよりもエッセイの総仕上げ。これまで語ってきた内容を、違う言葉で表現すると上手にまとめられます。

 

5行エッセイとは?ハーバード式英語学習法で楽しく続けよう

 

基本構成は前述したとおりですが、初心者さんにもおすすめできる練習法は「5行エッセイ」です。

5行エッセイは、ハーバードが運営するビジネススクールでノンネイティブ向けに取り入れられている学習法。

ステップはとても簡単です。

 

1. 結論を書く
2. 理由を3つ書く
3. 結論を別な表現で書く

 

例えば、テーマが「好きな季節」なら、以下のようになります。

 

I like winter best.(結論)
Snow is beautiful.(理由①)
There are many exciting events.(理由②)
The best season for hot springs.(理由③)
My favorite season is winter.(別な表現での結論)

 

5行エッセイにおいて、文法や語彙力はそれほど重要視されていません。それよりも、簡潔に自分の意見を述べる作業に慣れましょう。

作った5行エッセイは何度も音読してみてください。自作した文章がテキストとなり、音読すると脳に記憶させやすくなります。

たくさんのテーマを使い5行エッセイを続けると、どんどん英会話での引き出しが増えて実践の場でも活かせるでしょう。

 

英語エッセイで使うテーマの選び方は?初中級でレベルUPする方法

 

検索するとテーマ一覧を載せているサイトも多くありますが、初心者さんの内はパッと思い浮かんだテーマや、話題になりやすいトピックを選んでOK!

先ほどのように「好きな季節」から始めてもいいですし、「好きな〇〇」シリーズで最初は積み重ねてもいいかもしれません。

自分の好き・嫌いも明確になりますし、自己紹介で話題になりやすいテーマですよね。

 

少し慣れてきた方や、初中級レベル以上の方は、事実を調べるテーマを選ぶのも勉強になりますよ。

 

エッセイを書く時には、「事実 + 自分の意見を入れる」のが重要ですので、事実リサーチは必須!その際、英語圏のメディアを参考にすると、新たな英語表現に出会えるかも。英語圏のメディアを読むと、事実がどのようにまとめられているのか知ることが出来ます。

さらに時事ネタを選ぶなら、SNSでキーワード検索してみるのもおすすめの方法です。ネイティブスピーカーのオピニオンがたくさん出てきますので、自分の考えと近い人を見つけて参考にしてみましょう。

また、エッセイのタイプからテーマを絞ると、より勉強度がアップ。例えば、このようなタイプがあります。

 

・Process Essay: 手順を説明する内容
・Definition Essay: 「〇〇とは?」のように抽象的なテーマに定義をつける
・Descriptive Essay: 人・場所・物事を説明する内容
・Classification Essay: ダイエット方法、血液型別性格の傾向などカテゴライズする
・Comparison-and-Contrast Essay: 犬と猫、スマホとPCなど比較する内容
・Cause-and-Effect Essay: 原因に対する結果や心理を伝える内容
・Argument Essay: 主張を持ち、議論する内容

 

幅広いテーマを選んで練習すると、いろいろなジャンルに関する語彙を増やせますよね。事実を調べる癖もつきますし、何より最新の情報を得られるのは大きなメリットです。

 

【まとめ】 5行エッセイは継続するのがポイント!

 

筆者である私は、カナダの高校に通った経験があります。当時は英語の授業(日本でいうところの国語)を選択し、エッセイをたくさん書きました。

そんな中、今でも思い出すのは「”I“を使わずに書いて見なさい。」という先生の言葉。I(私)から始まる文章は作りやすいですが、スマートさが無いですよね。

先生は「誰が書いたか分かっているのだから、いちいち文章にIなんて入れなくていい。」と言っていましたが。(笑)

 

この訓練は、今でも役に立っていて、なるべく ”I” を使わないように表現する癖があります。この ”I” を使わないだけで、英語ってちょっとこなれた感じを出せるんです。

そういうテクニックも、エッセイなら楽しくゆっくりと学んでいけますよ。英語エッセイは、継続することで確実に力となってくれる学習法です。

まずは簡単なテーマや5行エッセイから始め、考えの整理整頓を癖付けましょう!

 

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