留学先でしか経験できない!私がニュージーランドで異文化に触れた瞬間 ~後編~ | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

留学先でしか経験できない!私がニュージーランドで異文化に触れた瞬間 ~後編~

公開:2021/07/11 著者:高橋 美沙季 15 Views

皆さん、こんにちは。ニュージーランド留学経験者の美沙季です。

留学中は、ニュージーランドの北島の南端に位置する首都ウェリントンにある語学学校に通っていました。

私のニュージーランドでの留学経験を通じて、皆さんの留学生活のお役に立てるよう、渡航前の準備、英語の勉強の仕方や現地での生活、帰国してからの自分の生き方への影響、英語学習のモチベーションの保ち方など、実際のエピソードと共にお届けしていきたいと思います。

 

今回の記事では、前回の続きとして私が実際に経験した、留学した人にしか経験することのできないリアルな異文化体験の後編をお届けしたいと思います。

前回の記事では、①自分とは違う宗教へ触れた瞬間とリスペクトについて、②異なる国のバックグラウンドやその国出身だからこその深刻な事情を持つクラスメイトへの理解の仕方について紹介しました。

普段あまり宗教に触れることのない生活をしていた私にとって前者の経験は本当に刺激的でしたし、異なる宗教に対するリスペクトの姿勢やその宗教について学ぼうとする思いが強くなるきっかけにもなりました。

 

宗教を知ると、世界のことが本当に深く、広く見え流ようになります。留学した人ならではの貴重な学びですよね。また、後者の経験こそ、日本で暮らしていたら経験のできない、平和や戦争、教育を受けられる幸せについてとても考えさせられる出来事でした。

まだ前回の記事を読まれていない方はぜひ、チェックしてみてください。留学へと旅立つ前に、再度留学することの大切な意味を見出せるはずですよ!

それでは、後編のスタートです!

 

エピソード③ 傍から見たらケンカ?!白熱論議

私が経験した忘れられない異文化体験、それは毎日通っていた語学学校のクラスで起きました。

私が通っていたビクトリア大学附属の語学学校では、学期の最初にプレイスメントテストが行われ、自分の成績によってレベル別のクラスに振り分けられます。

どのクラスに配属されても、必ず英語の4技能をバランスよく授業で扱ってもらえて、一番頭と体力と気力を使うプレゼンテーションやディスカッション、グループ単位での調べ学習などが多く行われます。

 

「頭と体力と気力を使う」と紹介した理由ですが、頭を使うならわかりますよね。留学前は日本では日常的に使う機会の無い英語でのスピーキングの力をフルに使って、論理的に分かりやすく相手に伝えるように内容を組み立てつつ、同時に相手を納得させる話術が必要になります。

もちろん、留学した最初の1ヶ月は毎回この授業が地獄でした…。(笑)それは、もちろん自分の語学力の足りないことと、日本で相手のことを考えて論理的に分かりやすく物事を伝える能力を養う機会が少ないためです。

ただ、この能力は留学して月日が経つと伸びていく能力でした。

 

それよりも私が「体力と気力」を使い、ある意味ショッキングだった語学学校での出来事は、ディスカッションの際に開催される白熱した議論です!

 

実際にあったエピソードを紹介します。その日のディスカッションのテーマは「ニュージーランドの国民に対してシュガー・タックスを導入するか否かでした。

シュガー・タックスとは、炭酸飲料やお菓子などのたくさん砂糖を含む商品に対する税金のことを指します。

国民の肥満割合を問題視しているニュージーランド政府は、私が留学していた当時、国民の健康を考えシュガー・タックスの導入を検討している最中でした。

 

このことについて自分たちの意見を交わすことになり、持論や自分の出身国での対応などをクラス全体で紹介しあっていた時のことです。

ある友人の意見は、「全国民の健康を第一に考え、タックスを導入するべきだ。」というもので、彼の国も肥満による生活習慣病の割合が酷いことを根拠に説明しました。

すると、別の友人はその友人に対して反対意見を述べ始めました。彼の意見は、「健康被害の要因が砂糖のみとは言い難い。しっかりとした医学的な根拠を提示してから実施すべきであるし、全国民を対象に行うのはフェアではない。」とのこと。

 

その後も二人の議論はヒートアップし、傍から見たらまるで二人が大声で喧嘩をしているかのように見えたはずです。

 

その場で何が起きているのか、その言葉の奥にはどんな意味があり、どんな意図で言っているのかを私は常に気にしてしまうタイプです。

二人の今後の関係にヒビが入らないか、明日からこの二人と話す人はいなくなるんじゃないか、自分の国の問題ではないし、単なる授業のディスカッションなのに…。

「何でこんなに白熱できるのだ?」といった考えが頭の中をぐるぐる…と。特に一番心配していた、その後の二人の関係はどうだったのか。授業終了のベルが鳴り、休み時間になると二人のうち一人が相手の方へ近づいていきました。

 

隣にいた日本人の友人と「やばい、喧嘩が始まるかも!?」と話したその時、近づいた友人は満面の笑みを浮かべて彼の友人に一言。「いや~いい話し合いだったよ。どうしてあの意見を言ったか、まだ聴き足りないからもう少し話さない?」と。

 

私と友人は呆気に取られてポカーンとしていたと思います…。(笑)留学をして学校に通い始めたら、皆さんが経験することの一つがこれだと思います。

最初はびっくりしますが、まるで喧嘩みたいな議論です。(笑)授業のテーマについて、根拠集めをした内容を相手に納得してもらうために分かりやすくまとめる。そして、論理的に話していくという姿勢を貫く友人たちは本当にかっこよかったです!

留学先で学校に通い、さまざまな国出身の友人たちと毎日一緒に学ぶことで、学び続けることへの姿勢の重要性を感じました。この経験は、確実に留学後の私の大学院での研究生活に大きく影響を与えてくれました。

 

→ 語学学校の教室内の様子。

 

エピソード④ 先生が生徒全員を自宅に招く!?

皆さんは、これまでに学校の担任先生の家に招かれ、パーティーをしたことはありますか?

日本の学校で教育を受けてきた私たちは、ほとんどの場合この質問に対する答えは「ノー
」だと思います。
実は、ニュージーランドの学校の先生たちは、プライベートでも生徒との距離が本当に近いんです。

 

彼らは週末前になると自分のクラスの生徒たちの予定を聞いてきて、クラス全体を自分の家で開催されるホームパーティーに誘ってくれます。何てフレンドリーな教育文化なのか!

 

実際、留学中2回ほど担任の自宅に招かれて、ホームパーティーを行いました。パーティーの仕方もニュージーランド流です。一人一人が自分の国の料理や飲みもの、お酒やお菓子を持ち寄ってみんなでシェアして楽しみます。

場所も家の中ではなく、外の開放的な庭で行うスタイル。雰囲気も堅くなく、好きに椅子に座ったり、芝生の上だったり、立ちっぱなしなどで話すなど、リラックスしたパーティーです。

その先生とは、プライベートの話でも盛り上がりました。子供の頃の話や生い立ち、得意なことや仕事、将来の夢やリレーションシップのことなどを、お酒を頂きながらリラックスして話すことができました。

 

担任の先生と素敵な関係を築くことができたのは、プライベートでも担任がいい距離感でいてくれ、まるで「親友」のような存在でいてくれたことが要因です。

 

本当に素敵な先生と生徒の関係ですよね!

日本ではさまざまな理由から、担任が生徒を招待する形式のホームパーティー開催は難しいとは思います。

留学後に教育系の研究に加え、教師として仕事を始めた私にとって、ニュージーランドでの先生と生徒の関係性は、今でも最高なインスピレーションになっています。

 

休日をリラックスして楽しむ人間らしく幸せな空間を教え子とシェアする姿勢は、人間を育てていく職業である「先生」にとって必要な姿勢なのではないでしょうか。

日本でどこまでそれが可能なのか、日々考えさせられながら今も理想の教師像を模索しています。

ニュージーランドで体験した「先生と生徒の関係性」についてのこの異文化体験は、今後も私にポジティブな影響を与えてくれるでしょう。

 

→ 担任の家でのホームパーティーの様子。

 

【まとめ】 留学ならではの異文化体験をぜひ!

前編と後編で合計4つ、私がニュージーランド留学中に経験した異文化体験を具体的なエピソードと共に紹介しました。

海外に飛び立ち、現地でさまざまなバックグラウンドを持つ人たちと生活を共にすることで、初めて体験から多くのことを学び、その度に色々な思いをするはずです。

そして、それらはその後の人生の価値観の形成に大きく影響していきます。

 

留学から帰国した人が何だか大きく、生き生きとして見えることが多いのではないでしょうか。

それは私も経験しましたが、日本では触れることのない宗教や文化、歴史、人々の思いや葛藤、事情に直面することが多いからなのかもしれませんね。

この記事を読んで、少しでもこれから海外へと旅立つ人が意味のある留学を経験できますように。また、たくさん吸収して、何倍も人として大きく成長できますように。

 

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この記事を書いた人
留学・ワーホリ経験者
高橋 美沙季(MISAKI TAKAHASHI)

1995年生まれ。フェリス女学院大学の英文科在籍時にニュージーランドのウェリントンへ留学。現地で大好きな「音楽」を通して生涯の素敵な仲間と家族に出会う。大学卒業後は、横浜国立大学・大学院にて国際教育・外国語教育の研究に励む傍ら、日本で研究をしている大学院留学生のチューターやお世話を担当。大学院修了後はインターナショナルスクールに就職、5歳児の担任を経験。

これらの経験を活かし、現在はバイリンガルの先生として小学生のモチベーションをアップさせ、夢を英語でかなえるサポートをするお仕事と、バイリンガル教育の研究所でコラム、研究論文の執筆を行う。子供のころから大好きなニュージーランドと音楽、「外国語を使って好きなことに夢中になること」を自分軸に、ある時は「英語の先生」、またある時には「研究者」、そして「音楽の先生」とマルチに活動しています。

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