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カテゴリー:語学試験対策

【IELTS】コンピューターベース(コンピューター式)のIELTS試験スタート!

公開:2018/09/26 著者:塩口 真由佳 2481 Views

2018年の9月1日からフィリピンで、コンピューターベース(式)のIELTS試験がスタートとの発表がありました!

ニュージーランドなど一部の国では、一足早くコンピューター試験が開始されており、今後準備が整った会場から順次コンピューター試験に移行していくことが予想されます。

 

2000年頃にTOEFLもコンピューター試験に移行しましたが、IELTSも約20年遅れでコンピューター試験に段階的に移行していく流れになるのでしょう。

 

日本においては、一部でコンピューター試験が実施されています。イギリスの学生ビザ(TIER4)申請の際にIELTSのスコアが必要となりますが、そこでは既にコンピューター試験が導入されています。

IELTSって何?コンピューターベース(コンピューター式)は、ペーパー式から何か変わるの?そんな情報をこの記事ではわかりやすくご紹介していきます。

IELTS(アイエルツ)とはどんな試験?

 

この記事を読んでいる方はIELTSについて知っている人も多いと思いますが、簡単に説明致します。

IELTS(アイエルツ)は、TOEFL(トーフル)に並ぶ語学試験の一つで、世界で300万人以上が受験し、140ヵ国、合計10,000以上の国際機関や企業などにも認められています。

 

ちなみに、IELTSは運営元の一つにケンブリッジ大学がある事から、主にイギリス系の語学試験となります。

 

一方、TOEFLはアメリカのNPOであるETSが主催しているアメリカ系の語学試験になっています。

アメリカの大学などでは「入学するためにはTOEFLで〇〇スコアを取ってね」という条件が多く、イギリスやオーストラリアなどの大学などでは「入学するためにはIELTSで〇〇スコアを取ってね」という条件が多かったりするんですね。

 

ただ、最近ではアメリカの大学でも「IELTSでも全然OKだよ」だったり、イギリスやオーストラリアの大学でも「TOEFLでも全然OKだよ」という所が増えています。

 

そのため、行きたい大学や専門学校で試験タイプの指定がない限りは、IELTSやTOEFLというのはあまり気にされなくても良いと思います。

 

IELTSの試験構成の仕組み

IELTSは、「読む/書く/聞く/話す」という英語の4技能をチェックし、それぞれの4技能に対して出される個別スコア(Band Score)と、総合スコア(Overall Band Score)の2種類でその人の英語能力が示されます。

 

項目 形式 問題数 時間 試験日
リスニング 選択肢/記述 40問 60分 同日
リーディング 選択肢/記述 40問 60分 同日
ライティング 記述 2パート 60分 同日
スピーキング 面接 3パート 15分程度 同日or別日

 

そして、IELTSのスコアは各項目で「0~9」までのスコアで採点され、点数は「0.5刻み」で評価されます。

総合スコア(Overall Band Score)は、4項目の平均点(0.5刻み)です。(下記テーブル参照)

 

IELTSスコアの例

Listening Reading Writing Speaking Overall Band Score
7.5 9.0 6.0 7.0 7.5

 

IELTS・TOEIC・TOEFLのスコア対照表

IELTS TOEIC TOEFL
8.5~9.0
7.0~8.0 945~990点 95-120
5.5~6.5 785~944点 72-94
4.0~5.0 550~785点 42-71
225~549点
120~224点

(出典: 文部科学省)

 

一般的にはIELTSの5.5が海外の専門学校に通えるレベル、IELTSの6.0が大学に入学できるレベル、IELTSの6.5~7.0で大学院、医学系や通訳翻訳学科に入れるようなレベルになっています。

名門大学レベルとなると、専門学校で6.0、大学で6.5、大学院で7.0以上と0.5ポイントずつ基準が上がる傾向にあります。

「実際どれくらいの英語力があれば英語がしゃべれると言えるの?」と気になる方は、この記事も参考になると思います。

 

【参考記事】
【完全版:英語学習時間】目指すべきTOEICスコアと英語がしゃべれるようになるための勉強時間

 

ペーパーベースとコンピューターベースの違い

それでは、従来のペーパーベース(ペーパー式)とコンピューターベース(コンピューター式)では何がどう違うのか!?という事ですが、それを一覧表にするとこうなります!

 

項目 ペーパーベース コンピューターベース
試験内容
受験資格
スコア有効期限
受験費用
同じ 同じ
開催頻度 約2週間に1回程度 ほぼ毎日
受講時間 1日に1回 1日に2~3回
試験結果の受取 約2週間 5~7営業日
ライティング 手書き キーボードでのタイピング
リスニング 会場での全体スピーカー パソコンでのヘッドフォン
スピーキング 面接(同じ) 面接(同じ)

 

一つ一つ項目を見ていきましょう!

 

1.試験内容、受験資格、スコア有効期限、受験内容
→ 試験の内容や資格などは、ペーパーベースであってもコンピューターベースであってもまったく変わりませんのでご安心ください!どちらが優れている、有利というわけではないんですね。
2.開催頻度
→ 次に開催頻度ですが、ペーパーベースはどうしても試験の準備や管理、運営に手間が掛かるため、海佐頻度は約2週間に1回(月に2回程度)となります。
一方、コンピューターベースでは、試験の準備や管理・運営が簡単です。実際の試験会場ではパソコンだけセットアップすれば大丈夫ですので、ほぼ毎日受験が可能なんですね。
3.受講時間
→ 次に受講時間ですが、ペーパーベースでは基本1日1回(朝9時からなど)になっていますので、受講時間を選ぶ事は基本できません。
一方で、コンピューターベースでは1日に2回や3回の受講可能時間がありますので、「朝に弱い人はお昼や夕方から」という感じで、自分の好きな時間を選べます。
4.試験結果の受け取り
→ 試験結果の受け取りもコンピューターベースにメリットがあります。紙での採点はどうしても郵送なので手間や時間が掛かってしまいます。一方、パソコン(データ)であればスムーズに採点できるため、試験結果の受け取りも早いです。
5.ライティング
→ ペーパーベースでは手書きで回答用紙を埋めて、記述をしていきます。一方で、コンピューターベースでは回答はパソコンのキーボード(タイピング)で行います。
ここはなかなか難しい所ですが、「手書きの方が慣れているよ!(タイピングは遅いから苦手)」という人もいれば、「タイピングの方が手書きより早いし、文字の訂正なども簡単!」という人もいるので好き嫌いは分かれてると思います。
6.リスニング
→ リスニングもペーパーベースとコンピューターベースで大きな違いがあります。ペーパーベースでは、大きな試験会場でスピーカーを使ってリスニング問題を行います。
そのため、聞こえにくい場所にたまたま座ってしまったり、スピーカーの調子が悪くて音がぼやけていたり、隣の人が少し音を立ててしまったりという可能性もあります。
一方で、コンピューターベースであれば、パソコンに繋がったヘッドフォンでリスニングができるため、よりクリアで雑音が少ない状態で試験を受けられます。
7.スピーキング
→ スピーキングは、従来と変わらずどちらも同じです!コンピューターベースであっても、ペーパーベースと同じように対面での面接が行われますので、この部分では両者の違いはありません。

 

コンピューター版IELTSテストの日本導入の時期

ここまでコンピューターベースのIELTSについて詳しく解説をしてきました。

 

しかし、日本ではまだコンピューターベースのIELTSは行われていません!(一部を除く)

 

実は、現在(2018年9月19日時点)コンピューターベースのIELTSが行われているのは、オーストラリア、カナダ、香港、インド、韓国、メキシコ、ニュージーランド、パキスタン、フィリピン、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、スリランカ、タイ、トルコ、アラブ首相国連邦、ベトナムとなっています。(日本はまだないんですね…)

しかし、他国が次々とコンピューター試験を導入している状況を鑑みると、今後は日本国内でも世界の流れに合わせてコンピューターベースのIELTS試験が導入されていくのは間違いないと思います!

日本人の場合、TOEICやTOEFLの方が受験人口も多いことから、他国に比べて対応が遅れているのかも知れません。

 

「その導入がいつ頃なのか!?」というのはなかなか難しい所ですが…、おそらく数年掛けて徐々にコンピューターベースへ移行していくはずです。

 

少なくとも10年程度の時間を掛けて、完全移行していく流れではないでしょうか。

ちなみに、この10年という数字は、既にコンピューターベースに移行しているTOEFLから予想した数字です。

 

1998:TOEFL CBTがアメリカ・カナダでスタート
2000:日本でTOEFL CBTがスタート
2005:TOEFL iBTがアメリカ・カナダでスタート
2006:日本でTOEFL iBTがスタート
2006:全世界でTOEFL CBTが終了
2007:日本でTOEFL PBTが終了
2017:全世界でTOEFL PBTが終了(インターネットがない国を除く)

 

上記のようにTOEFL iBT(TOEFL Internet Based Test)がスタートしたのは2005年で、TOEFL PBT(TOEFL Paper Based Test)が終了したのが2017年でその間は12年です。

各国によってインフラ事情が異なるので、世界的に見ると完全移行にはそれなりの時間を要するでしょう。

しかし、日本はインターネットのインフラは発展していますので、本格的にコンピューター導入がスタートすれば、スムーズに移行が進むと思われます。IELTSも今後約10年前後で世代交代が進んで行くのかな?と思います。

 

・TOEFL PBT=TOEFL Paper Based Test →ペーパーベース
・TOEFL CBT=TOEFL Computer Based Test →パソコンベース
・TOEFL iBT=TOEFL Internet Based Test →パソコンベース(問題がインターネット配信)
※ちなみに、”TOEFL CBT”も”TOEFL iBT”も「パソコンを使ってテストを受ける」というのは同じですが、その違いは「問題がインターネットを通じて配信されているかどうか」になってます。

 

【結論】コンピューターベースがオススメ!

これから海外留学やワーホリで渡航される方は、これからの数年間はペーパーベースとコンピューターベースの両方を選択できる可能性があります。

日本でもこれからコンピューター試験がスタートした場合でも、数カ月~数年の移行期間があるはずです。

 

もし、試験タイプを選べる場合は、「コンピューターベースでの受験」をオススメ致します!

 

理由この3つです。

 

1.受験日、受験時間で圧倒的に融通が利く!
→ コンピューターベースは圧倒的に受験可能日が多く、受験の時間も選べますので、柔軟にテストを受けることができます。
逆に、「ペーパーベースしか受験したくない!」という人であると、受験で2週間、IELTSの結果が出るまでに2週間待たなければいけません。「大学や専門学校などへの入学に間に合わない。」または「スコアが目標に届いていない場合、再受験まで時間をロスする。」といった不具合もあるでしょう。
2.大学や専門学校・会社でも結局パソコンは必須!
→ コンピューターベースのIELTSで一番気になる部分としては、「パソコンのキーボードが苦手…」、「キーボードで英語がきちんとタイピングできるかな…」という部分だと思います。
でも考えてみてください!大学などのレポートは当然パソコンで作成しますし、会社でもパソコンで業務を行います。
あくまでIELTSは希望の大学や企業に入るためのステップに過ぎません。大学や会社に入ってから苦労しないように、IELTSと一緒に英文タイピングを練習しておきましょう。
3.リスニングに集中できる!
→ リスニング問題も自分専用のヘッドフォンで集中して取り組むことができますので、これがIELTS版のコンピューターベースで一番のメリットだと思います。
クリアな音でリスニングができるか否かは、スコアに直結する部分なので重要です!

 

日本だけでのIELTS受験なら当分はペーパーベース対策で良い

如何でしたでしょうか?IELTSのコンピューターベーステストの情報はお役に立ちましたでしょうか?

日本ではまだ正式なコンピューターベースの導入は発表されていません。

 

今後しばらくの間は、日本国内だけでIELTS受験する人にとっては、とりあえずペーパー式の準備や対策で良さそうです。

 

しかし、「これから海外留学をするぞ!」という人にとっては、間違いなくコンピューターベースのIELTS試験はメリットが大きいです。

今から先を見越して、ライティング(英文のタイピング)をできる範囲で練習しておくと良いと思います。

 

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