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【海外インターン体験談】フィリピンの語学学校iYesで長期インターン後にアメリカに語学留学! 《後編》

公開:2020/01/13 著者:鈴木 智也 290 Views

本コラムでも前編に引き続いて、フィリピン・スービックで長期インターンを経験された後、アメリカに留学をされた理歩さんにインタビューをしています。

前編を見ていない方は、理歩さんの前編インタビュー記事も是非ご覧ください!

インタビューの後編ではアメリカでの生活や英語留学について、今までの様々な経験から今現在考えている将来のキャリアについて、率直な思いを語っていただきました。

 

 

アメリカでの生活

鈴木
iYESでの約半年のインターン後、アメリカにはどのくらい留学をされましたか?

理歩
約4ヶ月間の留学でした。

鈴木
それは個人で留学したのでしょうか?

理歩
今回は大学のプログラムで行きました。

鈴木
どちらの州に行かれたのですか?

理歩
オハイオ州のクリーブランドというところに行きました。カナダに近く、寒いエリアでした。

鈴木
どのくらいまで寒かったのですか?

理歩
フィリピンに来る直前(12月中旬)まで滞在していたのですが、その時は-3℃でした。

 

→ クリーブランドの12月の光景。

 

鈴木
マイナス…。フィリピンと気温差が30℃くらいありますね。(笑)

理歩
そうですね。こっちに来て、少し身体がびっくりしています。(笑)

鈴木
そうですよね。(笑)生活環境はどうでしたか?食事は合いましたか?

理歩
大丈夫でした。ホームステイ先がドイツ系の家系で、非常にヘルシーな食事しか出てこなかったです。チキンとか野菜とか、フルーツをよく食べました。アメリカなので太るかと思っていましたが、4ヶ月で2キロほど痩せました。(笑)

 

→ ホストファミリーが作ってくれたランチボックス。

 

鈴木
アメリカで痩せるのはすごいですね。(笑)治安などはいかがでしたか?

理歩
スービックの方が安全かなという印象です。アメリカでは、学校帰りの夕方にバスを逃してしまって、学校に戻ろうとした際に怪しい人に声をかけられたことは何度かありました。

鈴木
それは怖かったですね。安全のために気をつけていたことはありますか?

理歩

基本的なところでは、夜の一人歩きなどは控えました。あとは、大通りから一歩逸れると危険を感じる場所もあったので、そのような場所は避けるようにしていました。

服装もスカートやヒール、肌の露出は控えて、パンツスタイルでとスニーカーを履くようにしていました。

鈴木
女性の場合は、海外では特に注意が必要ですもんね。

理歩
そうですね。スービックでは暑いっていうこともありますが、膝下くらいの丈のスカートとかも履けたので、国やエリアを熟知してわきまえた行動をすることが大事だと思いました。

 

語学学校について

鈴木
それでは、肝心の英語レッスンについて教えてください!カリキュラムはどのようなものでしたか?

理歩
グラマー、リーディング、ライティング、ボキャブラリーなど、教科書に沿って勉強するカリキュラムでした。ある程度学習が進むにつれて、確認テストがありました。

 

→ 通っていた大学の外観。

 

鈴木
英語のレッスンのレベルはいかがでしたか?

理歩
ちょうど良かったです。最初にレベルチェックテストを受けて、中上級者向けのコースに入ることができました。

鈴木
それはすごいですね!それはiYESでの長期インターンの成果ですか?

理歩

そうだと思います。iYESでの長期インターン前はTOEIC400点くらいで日常会話も苦手でしたが、アメリカに行く前には日常会話は問題なくなっていました。

フィリピン人はおしゃべりが好きなので、たくさん話をしたのが結果的に英語力の向上に繋がったと思います。

鈴木
留学前に基本ができていると、現地で学べることは多いですよね。

理歩
そうですね。

鈴木
それでは次に、英語レッスンのコースの詳細を教えてもらえますか?

理歩
全ての授業はグループレッスンで行われました。私を入れて、7~8名という少ない人数でしたね。

鈴木
その中に日本人は何人いましたか?

理歩
日本人は私一人でした。他のクラスメイトは韓国、中国、メキシコ、サウジアラビア、ロシア出身の学生でした。

鈴木
日本人一人!学校に他の日本人はいなかったのでしょうか?

理歩
同じ大学から数名派遣されていたので、日本人はいました。ただ、レベルチェックテストでクラスが分かれたので、私だけ違うクラスでした。

鈴木
スービックで英語の勉強をした甲斐がありましたね!各科目ではどのようなことを勉強しましたか?

理歩
前提として、IELTSやTOEICのようなコースではなく短期間集中コースでしたので、アカデミックなテーマを用いてボキャブラリーやグラマーなどに焦点を当てた内容でした。

鈴木
その中で、思い出に残っている科目はありますか?

理歩
グラマーの授業ですね。

鈴木
それはなぜですか?

理歩

グラマーの授業はとにかく説明が続くので、理解するので精一杯でした。しかも授業時間が110分と長いのにも関わらず、途中休憩をくれない先生で大変でした。

月曜・水曜・金曜日の1コマ目の授業だったので、月曜は休み明けから気持ちを切り替えるのが難しく、また週の終わりは疲れているタイミングで集中する必要があったので大変でした。

鈴木
授業時間長いですね!毎回110分の授業なのですか?

理歩
違います。変則的な時間割でした。一時間目が110分、2時間目が75分、お昼休憩が30分、3時間目が110分、4時間目が75分という感じです。

鈴木
科目は毎日同じものを勉強しないのでしょうか?

理歩
文法は週3回、単語は週2回のような形で、あらかじめ曜日毎に時間割が決まっていました。

鈴木
先生は毎回変わりますか?

理歩
基本的には科目毎に同じ先生が担当してくれます。文法はずっと大変なままでした。(笑)先生によって進め方やクラスの雰囲気が違うので、それはそれで楽しかったです。

鈴木
平日の基本的なスケジュールを教えてもらえますか?

理歩
ホームステイ先が学校まで片道2時間くらいのところだったので、朝5時台に起きて6時には家を出て、バスで通学していました。9時から14時まで学校の授業を受けて、17時くらいに家に帰る感じでした。

鈴木
片道2時間は大変じゃなかったですか?

理歩
大変でしたけど、日本で大学に通うときも片道2時間くらいなのでなんとかなりました。

 

→ 1週間のスケジュール。

 

ホストファミリーについて

鈴木
片道2時間も移動に時間がかかると、途中でホストファミリーを変えたいとか思いませんでしたか?

理歩
全く思わなかったです。私のホストファミリーは本当に良い方で普段から家族の一員として接してくれました。学校に行く時にはお弁当も作ってくれました。

鈴木
それは嬉しいですよね。

理歩
はい。ただ、サンドイッチとフルーツがメインだったので、朝早く出ていたのでちょっと物足りなかったです。(笑)

鈴木
だから痩せちゃったんですね。(笑)ホストファミリーの方とはどんなお話をしていましたか?

理歩

たまたま旦那さんが英語の先生をしていたので、ただ話すだけではなく英語の発音・文法について、アメリカの文化、宗教についても教えてもらいました。

日本で英語を教えたことがあり、もともと日本が好きな方だったので日本とアメリカを比べて色々なことを話してくれました。私の英語も普段から褒めてくれたので、英語が今まで以上に好きになりました。

鈴木
授業だけじゃなくて、家でも英語の勉強ができて羨ましいです!

理歩
たくさんコミュニケーションを取れるのが、ホームステイの一番の醍醐味だと思います。土日もよく色々なところに遊びに連れて行ってくれました。

鈴木
どのようなところに遊びに行ったのですか?

理歩

ナイアガラの滝に連れて行ってもらったり、遊園地やお化け屋敷に連れて行ってもらったりしました。外食にも度々連れて行ってもらいました。本当に楽しかった思い出ばかりです。

ただ、全員が全員、私のホストファミリーのように優しいわけではないみたいでした。

 

→ ナイアガラの滝観光に行った時の写真。

 

鈴木
どういうことですか?

理歩
同じ大学からの派遣された友人は、食事を同じテーブルで食べさせてもらえないとか、かなり苦労したみたいです。ビジネスとしてホームステイを受け入れている人もいるようでした。

鈴木
それは残念ですね。

理歩
ホームステイにも当たりハズレがあることは、知っておくといいかもしれないです。

 

今後のキャリアについて

鈴木
様々な国で海外経験を積まれた今、将来挑戦してみたいこととかはありますか?

理歩
正直悩んでいます。

鈴木
どのようなことを悩んでいますか?

理歩
海外に出てみたことで多様な価値観を知ったこと、英語を使えるようになったことで国内外関係なくなってしまいました。良い意味で選択肢が増えたことで悩んでいます。

鈴木
今考えられている選択肢には、どのようものがありますか?

理歩
主に2つの選択肢があると思っています。一つ目は大学院への進学です。2つ目は就職です。

鈴木
先ずは大学院への進学について話を聞かせてください。勉強してみたいことは、やはり法律関係ですか?

理歩
違います。どの分野かといえばまだ決まっていませんが、留学を通じて歴史や哲学、宗教を勉強してみたいと思うようになりました。

鈴木
それはなぜですか?

理歩
アメリカのホームステイの家庭がキリスト教徒で英語の勉強を兼ねて聖書を読んだ際に、その世界観や歴史などに興味を持ちました。

鈴木
最終的には研究職を目指すということでしょうか?

理歩
選択肢の一つとしてはいいなと思っています。元々、自分が気になることを追求したいタイプなので、合っているかとも思っています。ただ、進学の場合は金銭的な部分は気になります。

鈴木
確かに大学院の進学の場合は、金銭面は重要なポイントですよね。2つ目の就職についてお話を聞かせてください。現在どのような企業で働きたいと思っていますか?

理歩
業界という点では特に決めていません。ただ、海外という部分には重きを置いています。

鈴木
海外といっても沢山の関わり方があると思うのですが、どのようなことを考えていますか?

理歩
何個か選択肢とあると思っています。1つ目は海外に拠点を持っている日系企業で働くことで、2つ目は外資系の企業で働くことです。

鈴木
1つ目の選択肢について聞かせてください。何故日系企業に絞ったのでしょうか?

理歩
海外出張や駐在員として働けることが大きな魅力の一つです。英語を勉強し、複数の国で異文化体験をしたので、活かしたいなという思いはあります。

鈴木
現地採用という選択肢はありませんか?

理歩
今の所は考えていません。いつまで海外で働けるのかがわかりませんし、一生海外で住むとは考えていません。

鈴木
確かに現地採用の場合は、キャリアチェンジが難しそうですよね。次に外資系を検討している理由を教えてください。

理歩
典型的な日本企業で働いている自分が想像できないので、外資系に興味を持っています。

鈴木
どのような部分が合わないと思っていますか?

理歩
働いたことはないのでもちろんわかりませんが、就活の方法や面接などで難しいかなと思っています。

鈴木
それは何故ですか?

理歩
アメリカ滞在中にボストンキャリアフォーラムに参加したのですが、全員がリクルートスーツで同じような見た目をして、面接の時だけ元気に自分を売り込むような日本式の就活に違和感があったからです。

鈴木
どのような違和感でしたか?

理歩
参加された方や就活生を否定するつもりは全くありませんが、型にはまって、偽りの姿でも良いからその時だけ頑張る感じは少し苦手でした。

鈴木
なるほど。

理歩
いろいろな文化を学んで多様な考えに触れたからこそ、みんなが同じというところには違和感がありますね。

鈴木
それで、外資系企業に興味を持っているのですね。

理歩
そうですね。

鈴木
様々な選択肢があると思うので、是非就職活動頑張ってください!

 

フィリピンで英語の基礎力を高め、英語圏に留学する選択肢もあり!

前編、後編に渡る理歩さんのお話はいかがでしたか?

 

フィリピンでの長期インターンを通じて、しっかりと英語力を伸ばせることがわかりました。

 

英語圏へ留学する時により多くの学びを得るためにも、英語の基礎力を渡航前に鍛えておくことが重要なのは言うまでもありません。

比較的物価が安いフィリピンで、事前に英語留学をするのも一つの選択肢かと思います。ただ、英語圏の留学ですら費用面で大変なのに、フィリピンでの留学費用を捻出するのは簡単なことではありません。

時間がある学生時代だからこそ、長期インターンの制度を利用して滞在費用を極力抑え、マンツーマン英語レッスン・インターン業務で実践的な英語スキルを身につけるのも一つの魅力的な選択肢かと思いました。

 

インタビューを通じて印象的だったのは、「好奇心を大事にした行動力」と「たくさんの経験を積んだからこその、キャリアへの悩み」でした。

 

東南アジアでのフィールドワークや長期インターン、アメリカでの語学留学などは精神的にも金銭的にも簡単なことではないと思います。その原動力である好奇心の強さとそれを実現するための行動力は、学ぶべきものが多いと思いました。

また、海外経験を積むことで多様な価値観に触れ、言葉の制約を受けなくなったからこそ国内外にある多様な選択肢で悩んでいる理歩さん。

その悩みの大きさは本人でないと分かりませんが、20代前半にも関わらず多くの選択肢を持てていることが、羨ましく思いました。

 

今後のキャリアが素敵なものになることを、心から応援しています。

このコラムを通じて、フィリピン留学・長期インターン、そのあとの英語圏への留学という選択肢もあることを知ってもらえたらと思います。

この記事が、誰かのキャリアを考えるきっかけになることを祈っています。

 

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