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フィリピン・スービックでの語学学校iYES Language Schoolでの学生マネジャー体験記

公開:2020/05/08 著者:鈴木 智也 265 Views

こんにちは。フィリピン・スービックにあるiYES Language School(以下iYES)で学生マネジャー(インターン生)をしている鈴木です。

3月で学生マネジャーとしての活動を終えましたので、最後に学生マネジャーとしての活動の記録や実際にどのような業務をしてきたのかを詳細にレポートしたいと思います。

フィリピンへ留学するための方法の一つとして、学生マネジャーという手段があることをぜひ知ってもらえたらと思います。

 

iYES Language School

学生マネジャーとは?

語学学校のインターンシップをする代わりに、滞在費用の一部負担と英語レッスンを受講できるというシステムです。フィリピンの語学学校では、一般的な制度となっています。

学生マネジャーの一般的な業務は、大きく分けて二つあります。

 

1つ目の業務: 学生のサポート

フィリピン留学は日本から距離が近く、欧米などの留学地に比べて費用が大幅に抑えられます。そのため、英語をこれから頑張りたいという生徒様が非常に多いです。

その結果、初めて海外留学をされる方や英語が得意ではない方が生徒様のほとんどです。

そのような生徒様にとってはフィリピンでの生活の全てが、不安なことだらけです。そのような生徒様に対し、学校内外の生活のサポートをするのが主な役割です。

 

2つ目の業: 語学学校の運営のサポート

具体的には営業資料の作成補助やSNSマーケティングの一環としてブログの執筆やSNSの更新を行います。こちらに関しては、語学学校側の状況により大きく違いが出ます。

 


 

待遇面ですが、こちらも語学学校によって大きく異なります。基本的には住居の提供と英語レッスンの提供があります。

語学学校によって待遇は様々で、食事の有無(食事支給なし or 平日のみ支給 or 土日も支給など)、1日あたりの英語レッスンのコマ数の違い(大体2-4コマ)、英語レッスンの授業方式の違い(マンツーマンレッスン or グループレッスン)、勤務時間、勤務日数(週休1日 or 2日)、お小遣いの有無などの差があります。

学生マネジャーに興味のある方はできるだけ多くの語学学校のホームページやFacebookなどのSNSを調べることをオススメします。また、学生マネジャーに興味がある方は過去に私がiYESの他の学生マネジャーにインタビューしたものを読んでみてください。

 

 

iYESでの学生マネジャー業務とは?

iYESでの学生マネジャーの業務は、一般的な語学学校と比べて大きく差があるものではありません。その中でも特徴的な良かった点を紹介したいと思います。

 

① 日本語教師としての経験を積める

iYESではフィリピン人講師による英語レッスンだけでなく、非日本語ネイティブに対する日本語のレッスンを提供しています。

iYESのあるスービックというエリアは日系企業の進出が多い影響もあり、日本語の学習熱は比較的高いエリアのようです。学生マネジャーの中で希望者は、日本語教師としての経験を積むことも可能です。

 

② SNSマーケティングの経験を積める

iYESでは学生マネジャーが非常に自由度高く、SNSの運用を行うことができます。語学学校がフィリピンにあるという特性上、インターネットを通して現地の情報を日本の留学を検討している方にお伝えすることは非常に重要なマーケティング手法です。

その一旦を担えるのは、非常にやりがいのあることだと思います。今後さらにSNSを通じたマーケティングが重要になることは、誰も疑う余地がないでしょう。その経験を積める、貴重な機会だと思います。

 

③ スタッフが殆どフィリピン人

iYESは日系資本の語学学校ですが、代表の中沢以外はフィリピン人のスタッフです。語学学校内の共通言語は、当然英語になります。

学生インターンの多くは、費用を抑えつつ英語の勉強をしたいという人ばかりです。このような環境で業務を行う経験は、英語の学習や異なる文化で業務を遂行するスキルを磨くことができます。

 

④ 空港へのピックアップ業務がない

生徒様の受け入れ曜日が決まっている語学学校では、空港での生徒様ピックアップサービス時に日本人スタッフが同伴することが多いようです。片道3−4時間の空港ピックアップを、交代で学生マネジャーが行うケースが多いと聞いています。

しかし、iYESでは生徒様に極力英語を使っていただきたいという方針のもと、空港でのピックアップサービス時に日本人スタッフが同伴しません。

結果的にiYESでインターンをしていて、そのような肉体的な負担がなかったので、その他の業務や英語の勉強に時間を使うことができました。

 

→ 語学学校の先生たちと撮影。

 

 

iYESでの学生マネジャーの待遇

iYESでの学生マネジャーの基本的な待遇を細かくレポートしたいと思います。下記が基本的な学生マネジャーの待遇です。

 

・住宅の提供(学生マネジャーの人数によっては、相部屋の可能性あり。当然同性の場合。)
・食事の提供なし
・平日のみ英語マンツーマンレッスン2コマ(50分×2)を提供
・週休1日以上(ただし、代表の中沢と相談の上で長期休暇を取ることは可能)
・就業時間は8:30-18:30(就業時間内に英語のマンツーマンレッスン受講)
・お小遣い無し
・希望者には外部でのインターンを斡旋

 

iYESでの待遇は、応募者の過去の経験やスキルによって異なります。私の場合は、英語のマンツーマンレッスンを毎日1コマ追加してもらいました。大学生と社会人経験者ではスキルが違うのは当然です。

しかし、大半の語学学校において学生マネジャーの待遇は一律となります。そのような応募者側の不満点を解消してくれたのは、iYESが小規模な語学学校だからこそです。

学生マネジャーを検討する際には、代表が柔軟に対応してくれるかどうかは重要なポイントの一つになると思います。以下、他校と比べてiYESの待遇面で良かったと感じた点を紹介します。

 

① 住居の質

iYESは生徒様用の寮を持っていません。そのため、学生マネジャー用にコンドミニアムを用意してくれます。語学学校の寮は勉強に集中できるように質素な造りのものが多いですが、コンドミニアムは当然一般の方向けの施設なので快適に生活ができます。

特に良かったポイントは、Wi-Fiが非常に強かった点です。日本への連絡やYouTubeなどの動画の閲覧が問題なくできました。

 

② 実質一人部屋

最初は同性の学生マネジャーがいたので2人部屋でした。しかし、彼は私が着任して1ヶ月で日本へ帰国し(外部のインターンに2週間くらい彼が行っていたので、その期間中も一人部屋)、それ以降同性の学生マネジャーが来なかったのでほとんどの時間一人部屋で過ごせました。

小規模な語学学校なので、学生マネジャーの人数も多くないのでゆっくり生活できるのは良かったです。

 

③ ウェルカムディナーへの参加費用の負担

iYESでは、生徒様がお越し下さった当日に食事に行く文化があります。毎回学生インターンが行く訳ではないですが、多くの場合は一緒に行きます。(当然個人としてやりたいことがあれば、欠席で問題ありません。)

その際、学校側が食事費用を負担してくれるので、無料で様々な美味しいものが食べられました。

 

④ 外部インターンの斡旋

iYESでは、主に大学生や大学院生のプログラムとして、スービックにある企業(資本は問わない)へのインターンプログラムを提供しています。こちらは、当然有料のプログラムです。

 

しかし、学生マネジャーの希望者に対しては、無料で斡旋をしてくれます!

 

iYESの学生マネジャーとしての経験を活かし、他の企業で活躍してほしいという代表の願いから、このような待遇があります。

派遣期間や派遣企業などはその時によって異なりますが、是非この制度を利用してほしいと思います。

 

→ 治安の良いエリアだったので、夜海辺に散歩に出かけることもできました。

 

 

iYESの英語レッスンの特徴

iYESでは全てマンツーマン形式で英語のレッスンを提供しています。

実際に約4カ月滞在し、学生マネジャーの報酬として受講した英語のマンツーマンレッスンで筆者が感じた特徴を詳しくレポートしたいと思います。

 

① 柔軟なカリキュラム

小規模な語学学校なので、カリキュラムの希望をすぐレッスンに反映させることができます。レッスンの進め方も生徒次第で、学習する必要のないトピックなどは飛ばして進むことも可能です。

私の場合ですと、履修していたスピーキングのコースで天文学についてのディスカッションテーマが与えられました。しかし、今後のキャリアと関連性がほとんどないと判断して、先生と相談してテーマを変更しました。

その場で対応できるのは、小規模校だからだと思いました。

 

② 初心者から準中級者向けの講師陣

iYESの講師陣は、どちらかといえば初心者から準中級者向けの講師陣が多いと思います。ここで私の言う準中級者とは、TOEIC換算で730点程度の人を指します。

このくらいの英語力までの人は、学べることが多いかなと思います。その一方でTOEIC800点以上の方の場合、物足りなさを感じてしまうこともあります。

大前提として、フィリピン留学は欧米に留学に行く前の初心者向けと言う側面があることを覚えておいてください。

 

③ 毎日授業の担当講師が変わるシステム

人によって賛否のあるシステムだと思いますが、私にとってはここが1番の魅力的でした。毎回講師が同じ場合は一貫した指導を受けられるという特徴がある一方、その先生の英語や言い回しに慣れてしまうという欠点があると思っています。

実際に英語を使う場面を想定すると、会話の相手は毎回変化します。そのため、出来るだけ多くの人の英語を聞くことが、実際に英語を使う場面では効果を発揮します。

iYESでは「実践力」を大事にしていることから、毎回異なる先生のレッスン受講することになっています。

 

④ 教室内の人数が多い時は、多少うるさく感じる

マンツーマンレッスンという形式上、講師と生徒様の会話の量がグループレッスン時に比べて非常に多いです。そのため、教室内でたくさんの授業が行われている場合は、多少うるさく感じてしまいます。

しかし、7月を目安にiYESは別の場所に移転するので、この問題は解消されそうです。

 

【まとめ】 学生インターンは1つの留学手段

今回のコラムではフィリピンに留学する一つの方法である学生マネジャーについて、私の経験を活かしてその実態を詳しくレポートしました。

特にiYESの業務内容や待遇について良いところだけでなく、改善点も含めてお伝えさせていただきました。少しでも留学を検討している方に、この手段を知ってもらえたら嬉しいです。

次回のコラムでは学生マネジャーとしての学びを詳しくレポートします。乞うご期待!

 

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