【オーストラリア留学】オーストラリア入国後の生活費はどの程度準備した方が良い? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:留学の準備

【オーストラリア留学】オーストラリア入国後の生活費はどの程度準備した方が良い?

公開:2018/07/02 著者:道家 有紗 602 Views

オーストラリアは語学留学やワーホリで大人気の留学国。

オーストラリア留学中の生活費は、いったいいくら準備したらよいのでしょうか?留学資金を準備していくうえで留学中の生活費はとても大きな金額になります。私自身が留学する前に予算見積もりを見た時、生活費に約50万円を見てとても驚いたものです。「いったい何にそんなにお金がかかるんだろう、節約できないのかな?」と思ったものです。

また生活費は、ビザの種類やアルバイトをどの程度するかで、大きく異なります。今回は、実際に留学中にかかる生活費の内訳と、ビザ種類や生活スタイル別の予算をご紹介します。

実際に暮らしてみて分かった生活費の内訳

どんなプランで留学するにしろ、オーストラリアで生活するにあたって、「1カ月の平均的な生活費は13万円」を考えていきましょう。私も実際オーストラリアには長く住みましたが、節約しながらも1カ月で13~15万円の費用がかかっていました。

下記のテーブルは、1カ月の生活費13万円の内訳です。

 

項目日本円
家賃6~10万円
食費2~3万円
通信費(携帯電話代金)約1万円
交通費約1万円
交際費・観光・娯楽1~3万円

 

家賃が一番大きな負担となるため、家賃を抑えることが節約の条件となります。

家賃は、複数名が滞在するシェアハウスで滞在した場合です。ちなみに、シェアハウスの家賃は、光熱費込みのケースが多くなります。

シェアハウスは1人部屋から3人部屋など複数人数の部屋があり、値段も大きく異なります。建物が綺麗で個室、立地が良いところなどの希望が高くなれば、家賃も上がっていきます。

準備段階からご自身の希望を考えて予算を考えていきましょう。

 

シドニーは生活費が高くなるってほんと?

シドニーはオーストラリア国内でも物価が高く、全体的な生活費も高い傾向があります。しかし、その分アルバイト収入も高いため、アルバイトをしながら生活していれば、不自由を感じることはありません。

私は長くシドニーに留学していましたが、シドニーは大都市だからこそ、安く買うことのできるお店も多く日用品や食材・洋服などショッピングを楽しむことができました。また人口が多く観光地としても有名な場所なので、アルバイトの求人数も多く、比較的すぐにアルバイトを見つけることができるメリットがあります。

 

短期留学やアルバイトを考えていない方は、節約の観点から地方エリアに滞在するのもアリだと思います。

 

【参考記事】
費用を節約するなら、地方エリア(田舎)に行くべきか?

 

ただし、ワーホリでアルバイトする場合は、アルバイトの選択肢の多い都市部に住むのがセオリーです。田舎の地域に行くと、安い時給の仕事や仕事の選択肢が大きく狭まるので、ワーホリの方にとっては都市部に行くべきだと思います。

外食やタバコ・アルコール類は、どこの地域も高いので注意が必要です。カジュアルなレストランでも1食1,000円以上することがほとんどです。留学中は自炊中心の生活が節約のポイントです。語学学校のランチタイムもほとんどの学生が自宅からサンドイッチや果物など簡単なお弁当を持参しています。

 

フルタイムでアルバイトをした場合

ワーキングホリデーは現地アルバイトにより生活費をまかなうことがベースとなっています。アルバイトをフルタイムでしていれば、予算は大幅に抑えることができます。

 

フルタイムでアルバイトするワーホリの生活費は、「年間39万円」を想定しておきましょう。

 

オーストラリアが定める最低賃金は1時間あたり18.93ドル(2018年7月1日以降)となり、日本円で約1,500円になります。東京の最低賃金は958円(2018年度)なので、オーストラリアの最低賃金には驚いてしまいます。

オーストラリアで1日8時間のアルバイトをすれば、1日12,000円を稼ぐことも可能ということです。またワーホリの場合は、労働時間に制限がありません。毎日働くことも可能ですし、アルバイトの掛け持ちもできます。

 

月20万円以上稼ぐことは、そう難しいことではありません。

 

このように働けて、時給も良く、トータル予算を抑えることができるのに、なぜ39万円の予算が必要なのか!???

 

それは現地到着後アルバイトがすぐに決まらなかった場合の生活費です。

 

余裕を持って3カ月分(13万円/月 * 3カ月 = 39万円)を想定しておきましょう。

アルバイトが見つかったとしても、いつ給与が振り込まれるのか、時給がどの程度かは、アルバイトの種類によります。英語が苦手な留学生は、最低賃金以下の時給で働いている場合も多くあります。法律違反ではありますが、実際のところ海外で英語力が無い留学生を雇ってくれるほど甘い世界はありません。

英語力が無いワーホリとっては、アルバイトが無いよりもマシです。それでも頑張って働けば、英語力が無くても月20万円稼げるのですから。条件が多少悪くても、そこで働くしか選択肢はないのです…。

 

話を元に戻しますが、アルバイトが見つかるまでの間、給与が振り込まれるまでの間の生活費として、3カ月分の生活費(39万円)は予備費用として必ず準備していきましょう。

 

現地到着後は住まいの確保、履歴書の作成、携帯電話の契約、銀行口座の開設、などやらなければならないことがたくさんあります。余裕をもって生活を始めるにも大切なお金となります。

40万円程度の生活費の用意なら、そんなに負担も無いのではないでしょうか。ワーホリビザで渡航する方は、できる限り長く現地滞在した方が良いです。アルバイトする期間が長くなるので、トータル予算は節約できます。

オーストラリアはセカンドワーホリ制度もあり、最長2年間滞在することができます。留学予算を大幅に抑えて、長期間オーストラリアに滞在するなら、セカンドワーキングホリデーも検討するのも良いでしょう。

 

【参考記事】
ワーホリで「6カ月間行く場合」と「1年間行く場合」では予算が2倍になるの?

セカンドワーホリはどのくらいの人が申請しているのか?統計が示す意外な事実!

 

短時間(パートタイム)でアルバイトする場合

短時間のアルバイトとは、語学学校の授業終了後にアルバイトを開始する場合や、週末だけアルバイトをするといったパターンです。

 

その場合の生活費は、「年52~78万円」を想定しておきましょう。

 

語学学校は通常朝9時から昼14時~15頃に終了しますので、夕方から夜にかけてアルバイトをすることになります。アルバイト先の多くは飲食店となり主にディナータイムのシフトに入ります。

夕方から仕事するケースは、ワーキングホリデービザで語学学校に通ってる間と、学生ビザで勉強している方に多いパターンです。飲食店は昼食や夕食のまかないご飯が提供されるため、人気があり、食費も抑えることができます。

夕方から働く場合、1日の就労時間は平均4~5時間程度となります。そのため、短時間のアルバイトでは生活費すべてを補うことができません

 

月13万円として、4~6カ月分の生活費を準備するのが無難です。

 

留学予算を抑えたい場合は、週末や祝日はフルタイムで働くと収入をさらに増やすことができます。

語学学校に通学しながらアルバイトをする場合、学業に影響が出ない程度の労働にしましょう。語学学校であっても宿題は出ますし、授業でわからなかった単語や文法は毎日たくさん出てきます。

授業後の自習でわからなかった部分のフォローをしないと、英語力はなかなか伸びていきません。英語力が伸びれば、より良い条件の仕事もゲットできますし、時給も上がります。

 

英語力に自信が無いなら日本食レストランもアリと割り切る!

英語に自信がないけど、生活費を早く稼ぎ始めたい方も多いと思います。アルバイトせずに生活していれば、時間と共に留学資金は徐々に減って行きます。

時間に余裕があるなら、英語力をさほど問われない日本食レストランからアルバイトを始めてみましょう。シドニーやメルボルンなどの大都市圏は、お寿司店やラーメン屋、日本食居酒屋が多くあります。日本食レストランでしたら、簡単な英会話レベルで仕事を始めることができます。

 

海外で日本人に囲まれて働くのはチョット…、と思われるかも知れません。

 

留学資金にも限りがありますし、期間限定と割り切って働くならアリだと思います。また、日本食レストランで働くことで、簡単に情報収集できるメリットもあります。アルバイト先には、自分よりも滞在期間が長いワーホリがたくさんいます。

シェアハウス情報、安いスーパーマーケット、おすすめの携帯電話会社、などの情報を手にすることができます。オーストラリア入国後は、情報収集が大切ですのでうまく仕事先を活用できます。

英語力の自信がついてきたら、オーストラリア人経営のカフェやデスク業務、など希望していたアルバイトへ応募していきましょう。現地系(ローカル)のアルバイトは時給も高いので、大変人気があります。履歴書を20枚以上配っても決まらないこともありますので、諦めずコツコツと英語の勉強と応募をしていきましょう。

 

学生ビザで渡航する場合

オーストラリアの学生ビザは就労許可が付与されており、週20時間の就労が可能です。また学校が定めた休暇期間などは無制限の就労が許されており、学生は制限なくアルバイトが可能です。

学生ビザで働く場合の注意点としては、学校入学前(コース開始前)からの就労はできません。また週20時間以上の労働が発覚した場合、ビザの取り消しの可能性もあるため、労働時間には十分に注意しましょう。

 

学生ビザの生活費は、1年分(約156万円)を想定しておきましょう。

 

学生ビザでもアルバイトは可能なので、アルバイトをすることで予算は3分の2以下に節約することは十分可能なラインです。

しかし、学生ビザで留学する方々の本来の目的は、英語の勉強となります。生活費を稼ぐためのアルバイトで、勉強が疎かになっては留学している意味が薄れます。英語の勉強を第一に考えるために、滞在期間分の生活費を準備していきましょう。

アルバイトは、あくまで余裕がある場合にのみチャレンジするくらいで丁度良いでしょう。

 

充実した留学は余裕を持った予算が不可欠

アルバイト収入を含めた現地生活費の目安を記載してきましたが、充実した留学生活を送るには余裕のある予算が必要不可欠です。

オーストラリアには美味しいコーヒーやレストラン、エアーズロック、などの有名な観光地がたくさんあります。語学留学やワーホリは、長期間オーストラリアに滞在できる大きなチャンスですので、思う存分オーストラリアを楽しみたいものです。

アルバイトだけで留学生活が終わってしまわないように、今から計画的予算を準備して無理のない留学プランを立てていきましょう。

100 %の人が「役に立つ」と評価! 「参考になった」投票数(1件)/全投票数(1件)
この記事は参考になりましたか?
こちらの記事も人気です
戻る
国名から記事を探す
戻る
カテゴリーから記事を探す
戻る
開始日を指定
戻る
終了日を指定
戻る
タグから記事を探す
個人カウンセリング予約
資料(パンフ)請求