【ワーホリ体験談】路上での書道パフォーマンスを行う先輩ワーホリを紹介! | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

【ワーホリ体験談】路上での書道パフォーマンスを行う先輩ワーホリを紹介!

公開:2018/10/29 著者:片桐 健一郎 2069 Views

2018年の8月中旬、シドニーのPittストリートを歩いている時、書道のパフォーマンスをしている人を見掛けました。書いている文字から「おそらく日本人かな?」と思い、ささやかですが、ほんの少しだけお金を置きました。

 

※オーストラリアでは、観光客などが集まる場所で芸を披露する「busking(バスキング)」という行為が見られます。いわゆる大道芸人あるいはストリート(路上)パフォーマンスのことですね。路上パフォーマンスでお金を得る場合は、担当機関への申請と許可が必要です。

 

その出来事から約1ヶ月後、オーストラリアの日系フリーペーパー(日豪プレス)に、この書道パフォーマーの特集記事を見かけました。

 

名前を見てびっくり!なんと留学ドットコムを利用した生徒さんで、4カ月間のフィリピン留学を経て、ブリスベンに渡航した方「岩見 敏樹さん」だったのです。

 

日豪プレスのインタビューによると、今はこれで生計を立てるほど安定した活動になっているそうです。

しかし、活動当初は惨憺たるものだったとのことです。精力的かつ根気強く活動したことで現在の立ち位置を手に入れ、何よりオンリーワンの貴重な経験をされています。岩見さんの年齢は、インタビュー時点で23歳。決して日本にいる時から特別な人ではありません。

これからワーキングホリデービザでの渡航・滞在を考えている人に、少しでも参考になればと思いまして、岩見さんにインタビューをお願いしました。

 

→ 日豪プレスで紹介された岩見さんの記事

日本ではできない経験をしたかった!

片桐
人と違うことをやることに抵抗はありませんでしたか?

岩見

人と違うことをする事自体には抵抗はあまりありませんでした。むしろあまり他の人がやっていない事なので、バスキングをすること自体とても楽しみでした。

ただ今振り返ってみると、日本にいた時は人と違うことをするのはあまり得意ではなかったかも知れません。オーストラリアに来てみて色々な生き方の人と接し、自分の中の考え方も変わったのかなと思います。

片桐
渡航前に計画していたことなのですか?

岩見
はじめは具体的なプランはあまり持っていませんでした。とにかく「日本では出来ない色々な経験を出来ればいいな…。」と思いオーストラリアに渡航しました。

片桐
渡航後にどんなことを感じましたか?

岩見

渡航前には、大学を卒業して会社に就職し働くのが普通だと思っていました。元々ワーキングホリデーに来たのは、就職活動での差別化を図る為というのが大きな理由でした。

でもそれは日本で周りの皆がするからそれが普通だと感じているだけで、必ずしもそうする必要はないんだと気が付きました。

他人の目や、周りの人の流れに流されるだけじゃなく自分でやりたいこと、楽しいと思うこと、出来ることを見つけ、そこに向かっていくような人生もあるのではないかと思うようになりました。

トム君

せっかく限られた期間の滞在だから、「本当に自分がしたいことが何なのか?」と自問自答することって大事だね!それがたとえ多くの人が選ばないよう道でも、若いうちはチャレンジすることに価値があると思うな。

自分にとっては価値のあるものであれば、そこに強い動機が生まれるし、何か成果が生れるかも知れないし。運よく成果が出れば、それは人生の中で大きな自信につながるね。そして、周囲も他の人と違った経験した「バイタリティ性」は、就活時の人材評価にも大きなプラスになるんだ!

 

人と違う事をするのは決して良い事ばかりではない

片桐
バスキングをして良かったことは何ですか?

岩見

路上でバスキングをやっていると、本当に色々な人から話しかけて頂きます。中には差し入れを頂いたり、人からの善意に触れたりすることがとても多いです。

バスキングをしていたから出会えた人もいますし、そういった巡り合わせがある度にバスキングをしていて良かったなと感じます。

トム君

これは勇気をもってチャレンジした賜物だね!本当に人生の財産になると思うな。

生活のためにお金を稼ぐ行為よりも、人前で自分をアピールする経験、どうやったら通行人の気を引けるのかといった試行錯誤の経験は、これからの人生に大きく生きてくると思うよ!

片桐
辛かった体験を教えて頂けますか?

岩見

初めの頃は路上に座り込んで言葉もあまり伝わらない、全く知らない赤の他人に声をかけること自体とても緊張しました。声をかけても見向きもしてもらえなかったり、白い目で見られたり。

「でもやらないと稼ぎもない!」と自分に鞭打って声をかけまくっていました。その過程で、オーストラリアに来る前と比べて格段にメンタルが強くなれたと思います。

善意に多く触れられる反面で悪意にも多く触れてきました。路上に置いてある作品ををわざと踏んだり、蹴っていく人。すれ違いざまに fuck you!! と叫ばれること。書き出したら切りがないくらい色々な事がありました。

もちろん向こう側にも何かしらの理由があったのかもとも思います。でも、そういった事がある度に辛く悲しい気持ちになってしまします。

トム君

心無い言葉を掛けられることは、ある意味このような路上パフォーマンスという目立つ行為をしていた故の弊害という面もあるかも知れないね…。

どの世界でも、活躍している人には妬みを持つ人もいるし、心無い言動をする人はいるものだね。どんな有名芸能人でも、全員から好かれることは無いのと同じこと。必ずアンチがいると割り切って考えないといけない部分なんだろうね。

その時は悲しい気持ちになるだろうけど、後から振り返れば辛い経験も貴重な体験になると思うな。これは、お金を払っても経験できないことなんだから!

片桐
ワーキングホリデーや留学を考えている人に伝えたいことありますか?

岩見

自分自身ワーキングホリデーで海外に行くにあたって色々悩みました。仕事を見つけてちゃんと生活出来るのか、英語は話せるようになるのか、日本に帰ったらどうするのか、など。

でも実際来てみれば、仕事も英語も生活もなんとかなる事の方が多いですし、海外で得られる経験はとても大きなものだと思います。少しでも来たい気持ちがあるなら来てみればいいと思います!

片桐
岩見さん、有難うございました。

 

若いうちに人生経験を積むことは大事なこと!

ワーキングホリデービザで海外渡航及び滞在をしている方の目標・目的、そして語学力は本当に人それぞれです。

「ワーホリだから〇〇をしなければいけない!」と言ったルールは特にありません。

 

留学カウンセラーとしては、留学やワーホリの出発前に目標を立てた方が良いし、それが明確であればあるほど良いと、一般論としてアドバイスします。

 

…と言うのは、渡航後にやりたいこと、興味のあることなどが特に見つからず、時間だけが過ぎてしまうケースの方が圧倒的に多いからです。

まずは、全体的なプランを決めておきましょう。留学&ワーホリ中に色々な出会いや刺激があって、そこから新たな挑戦がはじまるのが理想です。新たな挑戦のために、元々決めていたプランから方向性が変わってしまうなら、それは悪いことではありません。

 

書道パフォーマンスをはじめた岩見さんは、「やらないと稼ぎもないし、自分に鞭打って声をかけまくっていた。」と言うコメントからもある通り、自分を追い込んで人とは違った経験値を手に入れています。

 

これは本当に素晴らしい心意気、僕も含め全員が見習いたい部分です。やりはじめたことは、必死にがむしゃらにやってみることは大事なことだと思います。これは英語環境の仕事探しを続けている人にも通ずる部分があります。

岩見さんはただ今大学を休学中で、もうすぐ大学に復学する予定です。帰国後は周囲の大学生とはオーラが違う人になってることでしょう。そして、卒業後の人生でもきっとこの経験が大きな自信になるでしょう。

企業はこうしたバイタリティ溢れる経験を持つ人が大好きですから、彼が大学卒業後にどんな企業に就職し活躍するのかも大変楽しみでなりません!

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