私がオーストラリアのワーキングホリデーを経験して変わった価値観とは!? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

私がオーストラリアのワーキングホリデーを経験して変わった価値観とは!?

公開:2019/09/03 著者:池本 美咲 973 Views

こんにちは、みさきです。

今日は、私がオーストラリアへのワーキングホリデーを経験して、変わった価値観についてお話します。

純日本人の家庭に育った私ですが、ワーキングホリデーに行く前の生活と帰国後の生活がどう変化していったのかを4つのポイントに分けて解説します。

行動範囲と人付き合い

ワーキングホリデー前の私の生活はこんな感じでした。

週5で全く英語を使わない仕事の会社に行き、休みの日は会社の同期の友達や、地元の友達とランチや買い物を楽しむ。

時々ネイルをしたり、日帰り温泉に行ったりするのが贅沢な楽しみ。車を購入して車通勤。他府県へ出ることがあっても半年に一回くらい。

 

そして、帰国後の私はこんな感じです。

英語を使ったオフィスワークをし、連休を利用してワーキングホリデーでできた友達のところへ都市を超えて遊びに行く。住んでいた兵庫県から、東京や名古屋へ1泊や2泊で遊びに行き、友達のところに泊まって休日を過ごす。車は手放し公共交通機関で動く。

ゴールデンウィークやお盆などは、半年前くらいから航空券が手頃になるタイミングを見計らって準備しておき、海外へ旅行。ツアーを使わずひとり旅にも挑戦する。

 

以前は地元の兵庫県からほぼ出ない生活でしたが、行動範囲が圧倒的に広がりました。

 

→ オーストラリアの語学学校でできたスイス人の友達が日本へ来て、京都へ行った時の写真。

 

オーストラリアではラウンドをしつつ、私より先に移動した友達を尋ねたり、ホストファミリーの親戚の家を訪ねたりしてきたので、都市を超えて人に会いに行くことが当たり前になっていました。

その行動力のまま、日本でも会いたい時に会いたい人のところへ行くようになりました。

逆に私に会いに愛知県や東京から友達が来てくれたり、ホストファミリーも日本に来て再開したりすることもありました。

 

私はどちらかといえば引っ込み思案で、いつも同じ場所で仕事関係の仲間と過ごしてました。そんな私も帰国後は、職種も住んでいるところも違う友達と交流を楽しむようになりました。これは、日本にずっと住んで同じ仕事をしていたらできなかったことだと思っています。

ワーホリ前は車に乗っていたので行動範囲が広いと思っていましたが、逆でした。車があることで車でしか行けないところを選んで行動していることに気づいたのです。

車を手放して海外に行ったことで、逆に行動範囲はもっと広がりました。海外でもレンタカーを借りた経験から、どこに行っても車は必要な時には借りられると思えました。車を手放す時は勇気が入りましたが、今では手放して良かったと思っています。

 

旅行の仕方が変わった

ワーキングホリデーに行く前の私の海外旅行の経験は、大学生時代のゼミ仲間とのラスベガス旅行と、新卒で入った会社でのハワイ旅行のみ。どちらもすごく楽しい時間だったのですが、パッケージツアーを利用しての旅行でした。

当然、海外にいても日本語で会話し、ガイドさんも日本人、海外の人と触れ合うのはホテルやお店くらいで、単語レベルで何かを伝える感じでした。

 

それがワーホリ帰国後は、パッケージツアーは使わず、個人で航空券やホテルを取るようになりました。

 

簡単な旅行英会話くらいはできるようになったので、迷ったら現地の人に聞けるようになったのは大きな変化でした。

オーストラリアにいる時から都市を移動して旅行をすることに慣れてきたので、「どこへいってもなんとかなる!」という感覚が身につきました。

オーストラリアに滞在していた時、日本から友達が尋ねてきて一緒にエアーズロックまで旅行をしました。そこで、ツアーについての価値観が変わった出来事がありました。

 

→ 日本から来た友達とエアーズロックを旅行した時の写真。

 

エアーズロックのホテルから、観光バスに乗って目的地まで行くシーンで、なぜか2つのバスが同じ方向に向かっていました。私たちが乗っていたのは、英語で案内されるツアーでした。

英語が完璧には聞き取れずとも、英語の勉強のために英語ツアーを選びました。世界各国から人が集まってきて、アジア系の若い一人旅の旅行者からヨーロッパから来た夫婦まで、バスの中では初対面の会話を楽しんでいました。日本から来た友達も、英語は分からないけど楽しいと言っていました。

目的地に着きバスから降りると、先ほどの見覚えのあるバスの団体が先に到着していました。

 

もう一つのバスの中の人は、日本人の団体ツアー客だったのです。

 

1年前なら自分も同じことをしていたはずなのに、完全に私の中の価値観は変わっていました。

そこにいたツアーの日本の旅行者は日本語の中の世界から、エアーズロックの景色を見ているのです。

得られるモノの価値の違いがはっきりし、思い切ってワーキングホリデーに行って良かったと思える瞬間でした。

 

英語についての考え方

英語について、ワーホリ前の私はこんな風に感じていました。

 

“英語は好きだけど、そのことを人前で言うのにハードルを感じてしまう。
英語を口にすると、周りから「帰国子女だったの?」とか、「どこかへ留学していたの?」と聞かれたら、英語が上手くなければ堂々と人前で「英語が好き」とは口にはできない。
でも、海外に住んでいたと言えたら、口にしてもいいのかな…。”

 

帰国してからはこんな風に感じています。

 

“文法が間違っていても堂々と話す人はたくさんいるし、教科書の音声に出てくるような完全なネィティブの発音でなくても通じる。
第二言語として英語を話す人は世界中にいるし、英語はコミュニケーションの道具。道具を使いこなすために、海外に滞在してたからとか発音が上手いとかは関係ない。
いざと言う時に使えることが大事!”

 

私はワーキングホリデーで語学学校に行ったのが幸いして、スイス、フランス、ベルギー、ブラジル、韓国など多くの国の人と一緒に英語を学ぶ環境がありました。

日本にいると、あまりアメリカ人やイギリス人などのネィティブスピーカー以外の英語を聴く機会はないですが、語学学校では非ネィティブの英語に触れる毎日で、英語には色々なアクセントがあることを知りました。

学校が終わってからの自由な時間も、できるだけ日本人ばかりで固まらず、多国籍なグループで過ごすようにして、生活環境を英語にしていきました。

 

→ 韓国の友達を訪ねて旅行に行った時の写真。

 

お互い第二外国語なので、間違っている英語でも気にせずにコミュニケーションしています。そんな環境に溶け込むうちに、気がつくと日本にいた時に自分の中で無意識に感じていた「英語を話す資格」のようなものなんてどうでもよくなっていました。

もちろん、語学学校で文法を全く勉強しなかったかというとそうではありません。基礎があった方が会話も上達しやすいのは事実です。

今思うとワーホリ前の私は、ある程度学校の義務教育で基礎を持っていたはずなのに、自分からハードルをわざと上げて、挑戦しない方向を選んでいたと思います。

 

日本にいると、どうしても英語が話せることが特別扱いになりがちだと思います。もし、留学やワーホリに行くことを決めているなら、今日からは自信がなくても英語で話す環境に身を置く方が、留学前の勉強が苦痛でなくなります。

日本でも英会話カフェや国際交流のイベントなどに行くと、英語が好きな人が集まっています。そこに集まる人は、少なくとも英語を勉強することを否定したり、英語ができない人を特別扱いしたりすることはありません。

一部の冷ややかな視線を送る人は置いておいて、一緒に頑張る人同士のつながりを大切にすると、ワーホリ前の英語力アップもスムーズになるはずです。

 

自分ありきの人生観

日本では、平日は仕事と家の往復だけでプライベートがほぼありませんでした。しかし、オーストラリアにワーキングホリデーに行って感じたのは、「現地の人は人生を楽しんでいる。」ということでした。

例えば、ホームステイファミリーは家族でいる時間をとても大事にしていました。夕方5時くらいになると、娘さんもお父さんも帰宅しており、親子でギターとピアノで一緒に演奏を楽しんでいました。お母さんはその間食事づくりをしていましたが、食事の後に片付けるのはお父さん。お母さんはその間娘さんとの会話を楽しんでいました。

日本の家庭のように、お父さんは遅くまで仕事で一緒に家族でご飯を食べられない、という家庭もありがちだと思いますが、この出来事は私の固定観念を崩した出来事で印象に残っています。

 

→ タイでの写真。OLをしながら休みのたびに海外旅行を楽しんでいた時期。

 

また、オーペアという住み込みベビーシッターの仕事をした時も、3人の子供を私に任せて夫婦で映画を見にいくなど、夫婦は2人の生活を楽しんでいました。

日本では、実家の両親などに子供は預けることはあっても、他人であるベビーシッターを家に雇って自分の時間を確保するのは少数派だと思います。

街中では、夕方5~6時のまだ明るい時間に、パブにスーツ姿のビジネスマンがお酒を飲んでいます。集団で来る人もいましたが、一人でふらっと入り、周りに来ている人と気軽に会話を楽しんでいる人もいました。

 

日本にいると、もっと遅い時間に居酒屋に行くことはあっても、明るいうちにバーで飲むというにはなかなかないと思います。

飲みに行くとしても一緒に飲みに行った人同士での会話となり、隣の席の知らない人に話しかけることはあまり見かけません。

これらの出来事は、全て「自分たちありきで人生を楽しんでいる。」からこそです。

 

・仕事は時間まで行い、プライベートの時間を確保する。
・家族は、母と娘、父と娘、夫婦などそれぞれのメンバーとの時間を大切にする。
・仕事後はバーに行くなど一人の時間を楽しみ、時には知らない人とも気軽に会話をする。

 

こんなオージーの生活が、とても人生を楽しんでいて素敵だと感じました。

日本にいると仕事が優先になりがちですし、限られた人としか話さない環境になりがちだった私には、「自分の時間」についての考え方が変わった出来事でした。

以前の私は、大学生時代も空き時間に何をしていいか分からず、バイトに明け暮れる日々。また、好きなことや、やりたいことすら分からない感じでした。なので、「実際早く帰宅しても。何をしていいか分からない…。」という気持ちも分かります。

 

そんな中、私自身がワーホリを通して、自分の好きなポイントを発見できました。それは、「自然が好き」ということです。オーストラリアを選び、自然がたくさんある場所で旅行をすることで、旅行に求めるものは、自然との触れ合いだと気づくことができました。

絶景で撮影した友達との写真は、今見返してもワクワクします。そして、ハイキングなど自然の中で何かを楽しむことは、日本に帰ってからも趣味になりました。

 

ワーホリではまとまった時間があるので、その中であえて何をするかというシーンが出てきます。

ここで、今まで日本で忙しく生活していた中で気づけなかった「自分は何が好きか!?」ということも発見するきっかけになるはずです。

「やりたいこと」や「好きなこと」と言うと、仕事に直結させて真面目に考えなくてはならない気がしますが、仕事を早めに切り上げて楽しむオージーのように、プライベートを充実させるのも一つの方法です。

 

【まとめ】 自分の好きなことを発見する旅に出よう!

以上、私がワーホリ前後で変わったと思う価値観を紹介してきました。

皆さんも留学やワーホリをしてみると、きっと新たな発見があるはずです。

改めて、私が変わった価値観をまとめますが、以下の4つです。

 

1.場所にとらわれない人付き合い
2.旅行の仕方
3.英語についての考え方
4.自分ありきの人生観

 

ワーホリを通して、やりたいことや好きなこと探しをすることが目的の一つだとしたら、ヒントはあると言っていいでしょう。

あなたの「好き」が見つかるように、私も応援しています。

 

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