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【ワーホリ体験談】オーストラリアでのワーキングホリデーと語学学校の授業とは?

公開:2020/02/10 著者:鈴木 智也 434 Views

ワーキングホリデーや海外インターンが一般的になってきた現在、学生時代にどちらかを経験したいと思う方も多いのではないでしょうか?

 

休学も一般的な選択肢になってきたので、長期間海外に行くことも比較的容易になってきました。

 

そこで今回は、休学をしてオーストラリアでのワーキングホリデーを経験し、フィリピン・スービックにて海外インターン中の方にインタビューをしました。

今回インタビューにご協力いただくAyumiさんは、私(鈴木)が学生マネジャーをしているiYES Language School(以下iYES)で一緒にインターンをしています。

コラム前編では、主に以下のことについて教えていただきました。

 

・今までのキャリア
・オーストラリアでのワーキングホリデー
・オーストラリアの語学学校での授業

 

また、コラムの後編では主に以下のことにお答えいただきました。

 

・フィリピン・スービックの語学学校でのインターン
・フィリピン・スービックの生活環境
・今後のキャリアについて

 

Ayumiさんは、私より1ヶ月前にインターンを開始したにも関わらず、もっと前から働いていたかのような仕事ぶりにいつも刺激をもらっています。

様々な選択肢がある中で、オーストラリアでのワーキングホリデー・海外インターンを経験しているAyumiさんのお話は、今後海外を目指す多くの方の参考になると思います。

この記事を通じてそれぞれの選択肢の特徴を知り、その上で自分にとってのメリットやデメリットを踏まえた上で海外にチャレンジしてもらえたらと思います。

 

インタビュイー、Ayumiさんのご紹介

今回インタビューを行ったのは、都内の専門学校に籍を置きながら休学してフィリピン・スービックでインターンにチャレンジ中のAyumiさんです。

 

遠藤あゆみさん(Ayumiさん)のプロフィール

・都内の専門学校を休学中

・iYESで学生マネジャーとして勤務中

・オーストラリアで約7ヶ月間のワーキングホリデーを経験後、約1ヶ月の日本滞在後にiYESでのインターンを開始

・iYESでは主にフィリピン人を対象とした日本語教育や英語留学の学生サポートを担当

・インターン終了後は、専門学校に復学して就職活動をする予定

 

海外にチャレンジするきっかけ

鈴木
今回はインタビューを快く引き受けてくれてありがとうございます!早速ですけど、今までのキャリアについて教えていただきますか?

Ayumiさん

埼玉県内の高校を卒業後、都内の専門学校に進学をしました。1年生が終わってから休学をしています。最初の1年間はワーキングホリデーのため、アルバイトをして資金を貯めていました。

資金を貯めた後、2019年3月から7か月ほどオーストラリアでワーキングホリデーをしました。1ヶ月ほど日本で過ごし、2019年11月からiYESでインターンをしています。

鈴木
海外に行きたいと思ったのはいつ頃からですか?

Ayumiさん
小さい頃から漠然と思っていました。大学受験で志望校に合格できなかった時、英語の勉強や留学できる専門学校を選び、在学期間中に絶対に留学に行こうと思いました。

鈴木
専門学校進学後は、どのようなことを勉強していましたか?

Ayumiさん
キャビンアテンダント(以下CA)を目指すコースで勉強をしていました。1年間ビジネスマナーやCAとして必要な化粧のスキルを身につける授業や、英語の授業などを受けました。また、航空会社でインターンを経験しました。その後、専門学校を休学しました。

鈴木
そのタイミングで休学したのは理由がありますか?卒業後に留学するのも選択肢の一つと思うのですが?

Ayumiさん
私の学校では在学中の留学を勧められていました。休学して留学をすることで、復学後に就職活動の支援を得ることができることが魅力でした。また、学校内に留学エージェントがあったので、無料でサポートが得られたのは大きかったです。

鈴木
休学期間中は、どのようなアルバイトをしていましたか?

Ayumiさん
焼肉屋さんとアイスクリーム屋さんを掛け持ちしていました。

鈴木
1年間のアルバイト生活の中、途中で海外に行くことを諦めてしまうことはありませでしたか?

Ayumiさん
同じように留学を目指す学校の友人たちと励まし合って乗り越えました。たまに集まったり、情報交換をしたりしたから頑張れました。

鈴木
最終的には大体どのくらいの留学資金を貯めることができましたか?

Ayumiさん
約150万円くらいでした。

鈴木
目標金額には達成していましたか?

Ayumiさん
目標が120~130万円だったので、それを超えることができました。

鈴木
渡航前に航空券代や保険代などでどの程度お金が必要でしたか?

Ayumiさん
渡航前の準備として航空券代や保険代、4ヶ月分の語学学校代と2ヶ月分のホームステイ代などを先に支払ったので、手元に残ったのは50~60万円くらいでした。

 

オーストラリアでの学生生活とホームステイ

鈴木
オーストラリアの学校生活について教えてください。どのような基準で語学学校を選びましたか?

Ayumiさん
アジア人が少ないことと、学校の下に寮があることを基準に選びました。

鈴木
それはなぜですか?

Ayumiさん
自分よりレベルの高いヨーロッパの人と話すことで、英語力を上げたいと思っていました。また、学校の下に寮があれば生徒同士のコミュニケーションチャンスが多いと思ったからです。

鈴木
実際どうでしたか?

Ayumiさん
予想通りで良かったです。よく友人と寮でご飯を食べたり、遊んだりしました。その寮は学校に通わなくても利用できるので、学校に通わずに住んでいる友人もいます。普段から英語環境なので、もう一度留学するなら、その寮に住んでみたいと思うほどです。

 

→ 語学学校のクラスメイト。

 

鈴木
語学学校のシステムについて教えてください。クラスなどはどのように分けられていましたか?

Ayumiさん
最初にクラス分けテストをして、それぞれの生徒に合ったレベルのクラスを履修します。クラスレベルは、Elementary, Pre-intermediate, Intermediate, Upper-intermediate の4つに分かれていました。Advanceレベルとして、ケンブリッジ英検コースもありました。

鈴木
どのレベルから勉強をしましたか?

Ayumiさん
Pre-intermediate から始まって、Upper-intermediateで終わりました。Pre-intermediateに1ヶ月、Intermediateに1.5ヶ月、最後はUpper-intermediateに在籍しました。

鈴木
コースレベルはどのように変わりますか?

Ayumiさん
毎週行われる文法と単語テストの結果と、先生が授業中のスピーキング力を見て次のレベルでも頑張れると判断した場合に上のコースに上がれます。

鈴木
1日の簡単なスケジュールを教えてもらえますか?

Ayumiさん
 朝食を食べて学校に行って授業を受け、友達と遊んだりして家に帰ってくる感じでした。授業の予習復習や、学校期間が終わってからの仕事や家探しもしていました。

鈴木
グループレッスンで良かったことや難しかったことを教えてください。

Ayumiさん

自分の英語力に「絶望する点」は良かったです。最初はクラスの中で発言をすることが難しかったです。周りの学生が自分より英語ができたので、最初は英語を話すことに抵抗感がありました。

先生が言っていることが最初は理解できない時もあって大変でした。また、クラスの中に日本人が一人だったので、日本人の考え方を求められることもあり、英語力という点だけでなく意見をしっかりと誰かに伝えるという点でも難しかったです。

鈴木
どうして絶望することが良かったのでしょうか?

Ayumiさん
悔しい経験をして英語の勉強を頑張ろうと思えたので、出来ない自分を知ることは大切だと思います。

鈴木
その壁をどのように乗り越えましたか?

Ayumiさん
クラスメイトのサポートが大きかったです。どこか出かける時に呼んでくれて、気にかけてくれていました。また、自分でお金を出していたのでしっかり勉強を頑張って、お金を無駄にしないようにしないとと思っていました。

鈴木
先生との関係はどうでしたか?

Ayumiさん
私の通っていた語学学校は親日の先生が多かったので、とてもよくしてくれました。先生たちは日本人が英語をあまり得意でないのを知っていたので、気にかけてくれていたことも大きかったと思います。

鈴木
語学学校で忘れられないエピソードはありますか?

Ayumiさん
スペイン人留学生に、発音が間違っていると言われました。その人自身が間違っていたのに指摘をされたことが悔しくて、一生懸命勉強をしました。オーストラリアでの仕事や生活で発音が悪くて通じないことが結構あり、それもとても悔しくて発音についてたくさん勉強をしました。

鈴木
語学学校に通い始めた最初の2ヶ月はホームステイで生活をしていたと思いますが、その時の生活はどうでしたか?

Ayumiさん
ホームステイのホストファミリーとの関係はすごく良かったです。行く前はおばあちゃんが一人と聞いていましたが、その息子さん家族がよく泊まりに来ていたので常に奥さんとその子供2人がいました。一緒にご飯を食べたり、遊んだりしました。

鈴木
食事面はどうでしたか?

Ayumiさん

朝ごはんと夜ご飯は一緒に食べていました。ランチは夜ご飯の残りを勝手に持っていくスタイルでした。朝ごはんはとにかく、麦がたくさん出たのが忘れられません!(笑)オートミールや全粒粉のパンばかりが出ました。

ジャムなどの代わりにアボカドをのせて食べること教えてもらい、それでアボカドを大好きになりました。エリア的にベジタリアンやビーガンが多いエリアだったので、健康的な食事が多かったのだと思います。食事は合う人と合わない人で分かれそうだなと思います。

 

→ ホストマザーと一緒に撮影。

オーストラリアでのワーキングホリデー

鈴木
英語留学やインターンなどの選択肢もある中、ワーキングホリデーを選んだのはなぜですか?

Ayumiさん
長い間海外に居たかったのからです。自分で払えるお金とかを考えた時、語学留学の場合は4~5ヶ月が限界だなと思いました。そのため、ワーキングホリデーを選びました。

鈴木
また、ワーキングホリデーはカナダなどの選択肢もあると思いますが、何故オーストラリア を選んだのですか?

Ayumiさん
気候が暖かい国だから選びました。寒いのが苦手なので、カナダとかは考えませんでした。あとは、調べていくうちに、直感的にオーストラリアがいいなと思ったので決めました。

鈴木
オーストラリアでは、どのエリアに住んでいましたか?

Ayumiさん
ニューサウスウェルズ州のバイロンベイに住んでいました。

 

 

鈴木
その街の治安や環境はどうでしたか?

Ayumiさん
治安は最高に良かったです。生活環境も良く、お腹を壊すことなどはありませんでした。とても勉強に集中できる環境でした。ただ田舎で街灯が少ないので、夜の外出などは注意が必要です。

鈴木
その街での1ヶ月の生活費は、どの程度でしたか?

Ayumiさん
10万円くらいでした。

鈴木
その内訳を教えてもらえますか?

Ayumiさん
家賃は4~5人でシェアをして7万円くらいで、食費や交際費が3万円くらいでした。

鈴木
日本で頑張って貯めた資金に加えて、現地でのアルバイトでの収入を加えると、ある程度生活ができるものなのでしょうか?

Ayumiさん
外食をするとお金がかかってしまうので、基本的には自炊をして節約しました。行く前の予想よりお金を使うことが意外と多いので、今後ワーキングホリデーを考えている方は注意が必要です。

鈴木
現地ではどのような仕事をしていましたか?

Ayumiさん
オーストラリア人が経営している、アジア料理屋でウェイトレスをしていました。接客や片付け、レジ作業をしていました。日曜日が定休日だったので、それ以外の日に週4~5日間働いていました。

鈴木
採用が決まるまで、どのようなことをしましたか?

Ayumiさん
町中のレストランを歩いて回って、履歴書を手渡ししていました。面接は特になかったので、レストランでアルバイトの空きが出るのを逃さないように3回くらい同じレストランに履歴書を出すこともありました。運とタイミングが大事なので、粘り強く行動しました。

 

→ アルバイト先のレストラン。

 

鈴木
待遇とかはどのように決まるのですか?

Ayumiさん
交渉とかは特になくて、向こうの提示した内容を受け入れるかどうかです。私の場合は時給が約2,000円で、そこにまかないも付いていました。他の仕事では2,000円を下回ることも多かったみたいで、ラッキーでした。

鈴木
どのようなスキルが仕事では必要でしたか?

Ayumiさん
特別なスキルは要りませんでしたが、それぞれの状況に合わせた接客の言い回しなどを覚える必要はありました。覚えてしまえば、特に難しいことはありませんでした。

鈴木
仕事以外の時間はどのように過ごしていましたか?

Ayumiさん
語学学校に通っていた時に出会った友人と食事をしたり、海辺でゆっくりしたりしていました。特にお金をかけなくても楽しく生活できました。

 

→ 友達と浜辺でゆったり。

 

まとめ

前編ではAyumiさんの海外にチャレンジするきっかけや海外チャレンジのための準備、オーストラリアでの語学学校での勉強やワーキングホリデーについて教えていただきました。

今回のお話を通じて、オーストラリアでのワーキングホリデーにかかる費用やその実態について少しでも知っていただき、今後の海外チャレンジの参考にしてもらえたら嬉しいです。

コラムの後編では、フィリピンでの海外インターンに挑戦することにした理由や、インターンの内容、インターン生の特典として受けられる英語の授業の話などをしてもらいます。
後編も乞うご期待!

 

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