医療通訳のお仕事とは?病院で使える医療英語とフレーズを紹介! | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

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医療通訳のお仕事とは?病院で使える医療英語とフレーズを紹介!

公開:2020/03/14 著者:長谷川 優 610 Views

こんにちは!

これまで私のオーストラリアでのメインジョブであるアシスタントナースについて、資格取得の道のりと実際の仕事についてご紹介してきました。

今回は、元看護師の経験を活かした私のもう一つの仕事である緊急医療通訳についてご紹介したいと思います。

また、医療英語の勉強方法と、クリニックや病院で使える医療英語とフレーズも紹介したいと思います。

医療通訳登録に至った背景

日本で看護師をしていた時、都会の大きな病院だったため外国人患者さんを看ることが多くありました。基本的な英会話は出来ていたので、私が担当することになったり通訳に入ったりする機会が多かったのです。

 

その時に患者さんや同僚、上司から「言葉が通じて安心した。」、「心強かった。」などの言葉をかけてもらいました。

 

また、ニュージーランド留学中に日本人のクラスメートが体調を崩し、クリニックにかかる事になりました。

彼女も日常会話程度の英語力はありますが、クリニックや病院など普段と違う環境下で、症状等を適切に医師に話せるのかという強い不安があったのです。そこで、困っている友人を助けたいとの思いから、初めて海外のクリニックに同行する事になりました。

ちなみに、通訳サービスについて当時調べたのですが、確か$200(約1万5千円)くらいしたので、「タダで私が行くよ!」と出しゃばってしまいました。海外の診療とはどのようなものか見てみたかったのもありますが…。

 

これらの経験から、医療現場での言葉の橋渡し役をする事にとてもやりがいを感じていたのです。

 

緊急医療通訳とは?

さて本題ですが、緊急医療通訳とは文字通り、日本人患者さんのクリニックや病院での診察に同行して通訳業務を行うことです。

私は通訳の国家資格のような特別な資格がある訳では無いのですが、とある日系の通訳サービス会社では日常会話レベルの英語力があれば医療通訳者として登録可能とのことで、登録する事にしました。

この通訳サービス会社は保険会社と連携しており、医療通訳サービスは保険でカバーされているそうです。

 

患者さんの負担が少ないという点が良い制度だなと思いました。また、こちらの会社の拠点はヨーロッパにあるそうなのですが、全世界様々な国で通訳サービスが行われているのだそうです。最近は、東京オリンピックに向けて、日本での通訳者の要請もありました。

実際の仕事についてですが、通訳会社と連携している特定の保険会社を利用している日本人、かつ緊急で体調を崩した場合なので、どのくらいの頻度で要請がくるかは全く読めません。

要請がないことは、みなさん健康ということでいいんですけどね…。私の場合は、メインの介護の仕事をちょっとお休みしている時に、ちょうど良いタイミングで要請がありましたので、受諾しました。他の要請は仕事の都合で出来なかったので、実際の所まだ数回しか経験はありません。

 

仕事の要請はメールにて一斉送信され、都合がつく場合に返信すると正式に受諾するという流れになります。その後、患者さんが利用している保険会社から直接連絡があり、患者さんの情報などをもらいます。

当日、患者さんと病院やクリニックなど指定された場所で待ち合わせをして、受付から診察、次回診察の予約、薬の受け取り、支払いなど一通りの流れを全てサポートします。

その後、保険会社と通訳会社に報告をして報酬をいただくという流れになります。報酬については、最初の2時間まで$75、それ以降は15分毎の精算になります。交通費や通信費も支給されます。

 

元看護師からの視点になりますが、医療通訳を行う上で大切なことは、完璧な通訳をすることよりも、患者さんを安心させることだと思います。

異国で体調を崩した場合に患者さんは、より強い不安を感じています。患者さんの不安な気持ちに寄り添い、安心して診察を受け、治療に臨めるように支援するのが医療通訳の役割だとも思います。

精神的なケアを担うという点もあるため、看護師をしていた方だけではなく、人の役に立ちたいという方々にはやりがいのある仕事だと思います。

 

医療英語の勉強とブラッシュアップ

私が登録している医療通訳の会社は資格が不要と述べましたが、医療英語の知識を身につけていて損はありません。むしろ知識があった方が自信を持って通訳業務に臨めます。

資格はなくても、有償である以上はプロフェッショナルなのですから。個人的には海外での正看護師登録を視野に入れていましたし、日本に戻って看護師をやるとしても、必ず役に立つ事と思っているので、継続して勉強しています。

そこで、医療英語の勉強方法について簡単ですがご紹介します。

 

① 看護師なら聞いたことがあるカタカナ語の語源がたくさんある!

医療英語を勉強していると、看護師なら日本で一度は聞いたことがあるであろう、「あのカタカナ医療用語は、ここから来ているのか!」と思うことがたくさんありました。

意味は臨床経験上分かっているので、あとはスペルをひたすら覚えるだけです。なので、やはり医療従事者には有利な分野になりますね。

よく日本の医療者が使っているカタカナ医療用語と、由来となる医療英語の例として、以下のようなものがあります。これらは覚えやすかったです。

 

・タキってる(頻脈) = Tachycardia
・プレート(血小板) = Platelet
・アッペ(虫垂炎) = Appendicitis
・エーシス(心停止) = Asystole

 

② 医療英語はラテン語やギリシャ語のパズル

医療英語の多くはラテン語やギリシャ語が由来なのだそうで、英語が母国語の人にとっても覚えるのが大変なんだそうです。新たな言語を英語で学んだので、それはそれは大変でしたよ…。

ですが、それらの言葉を組み合わせると医療英語になるので、ある程度覚えるとパズル感覚で読解できるようになるのです!

また、語源を知らずに使っていたカタカナ医療用語の理解が深まりますね。スペルは今でも自信はありませんが…。最初の例で解説しますと、以下のような感じです。

 

・Tachy(異常に速い) + cardi(心臓) = 頻脈(正常値よりも脈拍が速いこと)
・Appendic(虫垂) + itis(炎症) = 虫垂炎(盲腸)
・A(無、休止など) + systole(収縮) = 心停止

 

その他にも細かいルールや新たに覚えなくてはならないラテン語、英単語は山ほどあります。

最初はイギリス英語のスペルや、医療英語の英訳すら全くわからず苦労しました。しかし、勉強を進めていくうちに知っている言葉もあったので、そこから希望が見えてきましたし、徐々に勉強が楽しくなりました。

 

→ 実際にTAFEで使用していたワークブックの一部。医療用語の意味が書かれていますが、知らない単語ばかり…。1度でラテン語と英語を同時に覚えるのは大変でした。

 

クリニックや病院で使える簡単な英語

日本での看護師としての経験と海外で通訳として診察を見てきた経験から、クリニックや病院で使える英単語やフレーズを少しだけ紹介したいと思います。

これから医療通訳をやってみたい方や、万が一患者側になってしまった場合に参考までにしてください。

 

風邪症状の表現

・風邪をひきました。 = I have / catch a cold.

・熱があります。 = I have a fever.

・鼻水が出ています。 = I have a runny nose.

・咳があります。 = I have a cough.

・頭痛がします。 = I have a headache.

・喉が痛いです。 = I have a sore throat.

・寒気がします。 = I feel chilly.

・吐き気がします。 = I feel nauseous.

 

痛みがある時

・(体の部位)が痛いです。 = I have a pain in ○○.

※頭痛 = headache、偏頭痛 = migrane、腹痛 = stomachache、といった表現もあります。

 

痛みの細かな表現

・鋭い痛み = sharp pain

・鈍い痛み = dull pain

・刺すような痛み = stabbing pain

・(胃潰瘍のような)キリキリする痛み = boaring pain

・波のある痛み = colicky pain

・熱を持った痛み = burning pain

・締め付けられるような痛み = pressing / crushing pain

・(脈を打つ)ドクドクする痛み = throbbing pain

・収縮する痛み(生理痛の表現に近い) = cramping pain

 

診断書の発行に関して

ちなみに、体調不良により仕事を休む時や、健康保険の請求に必要となる診断書のことを「Medical certificate(メディカル サーティフィケート)」と言います。

学生ビザの方で学校に提出が必要な方は忘れずに医師に伝えてくださいね!

診察中にその場で医師がパソコンで作成し、印刷後サインをして渡してくれます。日本のように封筒に入れてくれるケースは今の所見たことがないので、クリアファイルがあれば便利かもしれません。

 

皮膚科関連の英語

最後にもう1つ。私自身、海外のホームステイ先でベッドバグ(トコジラミ)に喰われて大変な目に遭った経験がありますので、皮膚科関連の英語もご紹介したいと思います。

ホストファミリーは何ともないのに、なぜかアジア人留学生が餌食になるというケースがあるみたいです。

みなさんにはこれらの英語を使用する事態が起こらないことを願っておりますが、念のためにシェアします。

 

・皮膚科 = Dermatology

・湿疹 = rash, spotなど(アトピーはeczema、蕁麻疹はhives)

・痒い = itchy

・アレルギー = allergy(アレジーと発音)

※”I have an allergy to ○○. ” または “I am allergic to ○○.” などと表現します。

 

・ベッドバグ= bed bugs(床ジラミのこと)

 

シラミ(lice)に限らずノミ(tick)やダニ(dustmites)により皮膚症状が出ることがあります。

私の場合は、サンドフライというオーストラリアやニュージーランドにいる小さな虫に初めてくわれた時にもすごく腫れ上がってしまい、薬を貰ったくらいです。

 

通常は蚊に刺された程度なのですが、育った環境や体質によってリアクションは様々なので、気をつけてくださいね。

 

ベッドバグによる皮膚症状が出た場合、ベッドを綺麗にすることと、皮膚に対しては処方薬(ステロイドと抗ヒスタミン薬)が必要です。

それがなければ痒すぎて眠れないし、肌がボロボロになってしまします…実体験より。

皮膚科での代表的な薬の名称は、以下の通りです。

 

・ステロイド = steroid
・塗り薬 = topical cream
・軟膏 = ointment
・抗ヒスタミン薬 = anti histamin
・錠剤 = tablet(s)

 

→ 実際に処方された薬。軟膏のこってりした感じは、Fattyと表現することを貰った薬を通して学びました。

 

【まとめ】 英語中級者以上なら副業に良いかも!

今回は医療通訳の仕事についてと、実体験を基にした海外の病院で使える英語を紹介しました。

 

医療通訳は、看護師経験がある方にはやり易い上に、やりがいのあるお仕事です。

 

もちろん困っている人を助けたいという思いがあれば、日常会話レベルの英語力で誰でも出来るお仕事です。

英語圏在住の方であれば、副業の一つとして参考にしていただけたらと思います。

 

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