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カナダの大学附属EAP(英語学コース)で学ぶ!Georgian College(ジョージアンカレッジ)通学レポート!

公開:2020/06/28 著者:坂元 ちひろ 84 Views

こんにちは、カナダ在住のちひろです。

留学やワーホリ中に現地で通う学校には、大きく分けて2つのカテゴリーがあります。1つ目は大学附属の語学学校、2つ目は私立の語学学校です。

私は過去、Georgian College(ジョージアンカレッジ)附属の語学コースとUpper Madison College(アッパーマディソンカレッジ)という語学学校で勉強した経験があります。

 

Georgian College

 

どちらも留学生向けに開講されているコースという点では同じですが、それぞれに異なるメリットがあります。

そこで今回のコラムでは、ジョージアンカレッジの通学レポートも兼ねて、大学附属語学学校のコースの特徴をご紹介します。

大学附属語学学校とは?

「大学附属」という名の通り、カナディアンが在学しているキャンパスで英語学習できる点が、大学附属語学学校の特徴のひとつです。

広い大学のキャンパス内に、留学生が集まって勉強している棟があるとイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

 

→ ジョージアンカレッジのバリーキャンパスは、トロントから車で北上して1時間半ほどのロケーション。私は2019年の2月から通い始めました。

 

私が通学したジョージアンカレッジの語学コースの授業は、全て英語で進行されました。留学生の英語レベルに応じた8段階のクラスがあり、入学前には生徒の英語力を調べるテストが行われます。そのテスト結果で8つのクラスに振り分けられ、クラス1が初級レベルで8が上級レベルとなります。

英語力がほぼ同等の生徒と一緒に授業を受ける形になり、先生も各レベルにふさわしい授業内容を展開してくれます。ですから、周囲の語学力についていけない焦りや、授業内容が簡単すぎるという不満は一切ありませんでした。

私がジョージアンカレッジで学んだ英語コースの正式名称は、「English for Academic Purposes」で、通称「EAP」や「進学準備英語コース」と呼ばれています。授業で出される課題や学期終わりに実施されるテストの成績が規定に達すれば、そのレベルが順に上げっていく仕組みです。

 

自分が納得できるレベルに到達したらそのまま就学を終了しても良いですし、最終レベルの8に達した時点でカナディアンが受講しているPostsecondary Programs(ポストセカンダリープログラム)に進むこともできます。

 

ポストセカンダリープログラムとは、いわゆる「カレッジ正規プログラム」で、経営学や情報科学、人文学、法学といった、より専門的な学問に取り組む授業です。専門学校と呼ばれる、各種専門教科を英語で学ぶコースになります。

IELTSやTOFELのスコアが基準を満たしていれば、それらのスコアを利用して進級できます。

EAPコースを卒業することで、これらの語学試験のスコアを免除されて、進学できる仕組みになっています。

 

ネイティブと交流する機会はあるか?

私が「大学附属語学学校で学ぼう!」と決めた理由は、カナディアンの友達を作りたいと考えたからです。世界各国の留学生や同じ志を持った日本人と交流を深めるのも良いですが、「カナダに行くからには、カナダ人の友達も作らなければ!」という謎の使命感がありました。

大学附属語学学校は、すでにご紹介したように「留学生が英語を勉強しているコース」です。勘の良いみなさんならお気付きでしょうが、EAPコースにはカナディアンは出席していません。

クラスメイトであれば毎日顔を合わせ、親交を深めるチャンスがあります。一方、私が受講したEAPは英語を学ぶためのコースなので、授業内でカナディアンとの接点は皆無でした。しかし、そう簡単に諦めない私は、大学附属コースのメリットを思い出しました。

 

それは、「大学内の図書館やカフェテリア、ジムは、カナダ人の生徒も留学生も共通の空間を利用している。」というポイントです。

 

どこまでも考えが浅はかな私は、図書館で勉強していたら「留学生?」と声をかけられたり、カフェテリアでランチをしていたら「一緒に食べよう!」と誘ってもらえたりするのではないかと淡い期待を抱きつつ、キャンパスライフを過ごしました。

しかし、1週間経っても2週間が経過しても、誰からも話しかけられませんでした。カナディアンから「この椅子借りていい?」くらいの質問は受けましたが、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。(苦笑)

ここでようやく、「自分から積極的に動かない限り、カナディアンの友達はできない。」という当たり前すぎる事実を悟りました。

 

→ キャンパス内にあるSUBWAYは、ランチ時はいつも大混雑していました。

 

ジョージアンカレッジではカナディアンの生徒と留学生が交流できるイベントやスポーツクラブ(部活)への参加など、ローカル(現地人)とインターナショナル(留学生)の垣根を超えて交わることのできる場もあります。

そうした機会を利用し、勇気を出してカナディアンに声をかけたことで、最終的には現地の生徒とも仲良くなれましたが、長い道のりでした。

しかし、大学付属校は生活圏内にカナダ人が多くいる点に関しては、学校の敷地内に留学生しかいない一般的な語学学校と比較した際の特徴と言えるでしょう。

 

大学附属語学学校の授業内容は?

ジョージアンカレッジのEAPコースは、「学術的なスキルを挙げるコース」であると実感しました。ここからは、私がジョージアンでどのような勉強をしたかについてご紹介します。

私は入学前に実施されたクラス分けテストの結果、レベル6に振り分けられました。上述の通りクラスは8段階設けられており、授業内容はレベルによって異なります。

あくまで、私が在籍していたレベル6の授業内容なので、以下は「一例」として参考にしてください。

 

・ライティング&グラマー

EAPの授業では、「エッセイ(論文)を書くための」ライティングとグラマーを学びました。「今日はこんなことがあって、こんな風に思いました。」という日記を書くような文章力の上達ではなく、あくまでも最終目標は「論文記述」です。

論文内では、ひとつの持論に対して、それを支える理由と根拠を提示する必要があります。相手を説得することのできる文章であることが求められるのです。

例えば、授業の演習では以下のようなテーマが与えられました。

 

・都心部と田舎では、どちらが豊かに暮らせる?
・食品に添加物(保存料など)は含むべき?それとも排除すべき?
・カナダのドラッグ合法化に賛成か反対か?

 

仮に、1つ目の「都心部と田舎では、どちらが豊かに暮らせるか?」をテーマにエッセイを書くとします。さらに持論が「都心部の方が豊かに暮らせる」だと設定しましょう。

読み手に納得してもらうためには、持論に対する理由と根拠が必要です。例えば、その理由として「都心部では公共交通機関へのアクセスの良さが利点」と仮定できます。

しかし、それだけでは不十分で、さらにその理由を支える根拠が必要です。「公共交通機関へのアクセスが良いことで、どのようなメリットあるのか?」という側面からも説明せねばなりません。

 

そこで、「通勤時間が削減できる。」という補足や、「毎日16㎞以上車を運転すると高血糖のリスクが高まる。」という科学的な情報を入れて、全体を補強していく形になります。短いエッセイの場合でも、理由と根拠のセットがあと2つは欲しいところです。

具体例が長くなりましたが、このようなポイントを踏まえて長文を組み立てるスキルといくつかの文法に特化した講義を受けました。

文法もやはりエッセイに焦点を当てたもので、複雑な文章構成の中で接続詞(although / as / since)や助動詞(can / may / would)などを効果的かつ戦略的に使う方法を学びました。

 

→ 私は学期末に、ソーシャルメディアに関するエッセイを書きました。

 

・リーディング&ボキャブラリー

リーディングとボキャブラリーの授業では、社会や科学、自然現象に関する研究者のエッセイを使用しながら、筆者の主張や研究結果を正しく理解する練習をしました。

どこの誰が書いたか分からない個人のエッセイではなく、理路整然とまとめられた文章を題材にすることで、合理的に文章を読む力が養われたように思います。

新出単語は馴染みがないワードも多くありましたが、エッセイ自体は読み物として面白い内容で、教養をつけるという意味でも楽しみながら学べました。例えば、キャリアアップや加工食品、少数民族に関するエッセイを読み解きました。

 

独学の長文演習では、様々な角度から考察するのが難しいです。読後に「なるほど。」と納得しただけで終わってしまうことも多々あります。

しかし、EAPコースではインターナショナルな学習環境だからこそ得られる付加価値もあると感じました。

それは、読んだエッセイに対して留学生それぞれの考察を発表する時間もあり、各国生徒の多様な価値観を知るきっかけになったからです。

 

「留学生」というくくりではどの生徒も同じ立場ですが、細分化すると性別や出身国、年齢が異なります。

 

同じエッセイを読んでも肯定的な意見があれば否定派の主張もあり、その理由も日本人の私にとっては新鮮な観点でした。これは、「海外の大学だからこそ得られる恩恵」と言えるでしょう。

 

→ 学生の学習サポート制度もあり、留学生も利用可能です。私も頻繁にお世話になっていました。

 

・スピーキング&リスニング

スピーキングの授業では、プレゼンテーションまたはディスカッションという形で発話のノウハウを学びました。日本の中学や高校の授業で経験するような「国際空港のチェックイン場面」や「洋服店で買い物をする際の店員とのやりとり」などを想定した会話練習ではありません。

プレゼンテーションの内容は大枠の課題だけが与えられて、詳細を自分で組み立てるというものでした。例えば、簡単なテーマでは「最近気になったニュース」を例に挙げられます。

ニュースの概要と興味を持った理由、そして個人の考察を論理的に話す練習をしました。応用編としては、企業の収支に関するグラフや数字を見て、その会社の経営状態を説明して改善点を提案する訓練もしました。

 

ライティングの授業同様、「論理的に」話すことに焦点が当てられていたように思います。リスニングは、あらかじめ用意された音源を用いて授業が進むこともありましたが、他の生徒のプレゼンテーションを聞くのもひとつの演習でした。

その演習では発話者のプレゼンレベルが様々なので、論点をつかむのが難しいという側面がありました。けれども、この演習で培われた力は、学術的な場面だけでなく日常生活でも役立つものだと感じました。

なぜなら、英語話者と日々コミュニケーションを取る中でも、相手の主張や意図を正確に汲み取ることが欠かせないからです。

 

・選択科目

入学前のクラス分けテストもしくは、就学開始後に進級を重ねてレベル5以上になると、選択科目を履修することが可能になります。IELTS(アイエルツ)試験対策やビジネス英語、発音矯正などの選択肢がありました。

私が履修した発音矯正の授業では、あらためて発音記号から学び、自分が弱点とする発音(BとV、LとRの差別化など)を克服するために練習を重ねました。

また、リンキング(2音が連結して一つの音になる音声変化)に着目した演習もあり、自分の発音レベルが上がるだけでなく、ネイティブの発話を聞き取りやすくするリスニングの練習にもなると感じました。

 

テストで高得点を取るだけが英語の勉強ではない!

ジョージアンカレッジのEAPコースは、英語力向上だけを目的とした講義ではなく、「英語で何かを学ぶために準備を整える内容」であることが分かりました。

私はEAPコース卒業後にポストセカンダリーで専門的な学問は専攻しませんでしたが、EAPで学んだことは日常的に活用できています。

 

特にライティングとリーディングの授業で得た知識は、私にとって大きな財産となりました。

 

例えば、日々の生活の中で調べ物をする際に、日本語の情報だけでは根拠や裏付けが足りないと感じる時があります。しかし、日本語の情報に加えて英語の文献も参照できれば、得られる情報量が倍増します。

そうは言っても、トピックによってはスラスラ読めない英文もあります。そんな時は、最低限要点が書いてある部分や重要な箇所さえ探し出せば、なんとか乗り越えられます。

文頭から文末まで、必ずしも一言一句訳す必要はありません。ジョージアンカレッジのEAPコースでは、そんなノウハウも学びました。

 

在学中の課題やテストはハードでしたが、そこで鍛えられた分、長文読解に関する苦手意識が薄れました。

「将来的に、英語で何かを勉強したい!」とお考えの方は特に、大学附属語学学校での就学を検討してみても良いかもしれません。

語学学校(アッパーマディソンカレッジ)の通学レポートは改めて後日紹介したいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

※本記事は私の通学体験をもとに執筆しておりますが、授業のシステムや内容は時期によって変更される可能性があります。最新情報はジョージアンカレッジのHPもご参照ください。(https://www.georgiancollege.ca)

 

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