将来後悔しないために!医療英語は留学で差がつく時代へ

「ここ数年、現場で外国人患者と接する機会が確実に増えた」ーー そう感じている医療従事者の方も多いのではないでしょうか?
実際、日本を訪れる外国人の数は過去最多を更新し続けており、今や“英語対応”は一部の大病院や観光地だけの話ではなくなっています。
例えば、
こうした流れの中で、今後ますます医療の現場で「伝えられる英語力」が求められるのは間違いありません!
このコラムでは、そんな時代の変化に対応し、医療従事者としてより魅力的なキャリアを築ける“医療英語留学”という選択肢について、具体的にご紹介していきます。
身近にある医療英語の必要性
既に医療現場で働いている方であれば、下記のような場面に心当たりがあるのではないでしょうか?
こうした経験は、今は決して珍しいものではありませんし、またこうした対応は今後着実に増えていくでしょう。
日常英会話であれば、その場の雰囲気や身振り手振り、そして簡単な表現で乗り切れることもあるかもしれません。
しかし、医療現場では”ちょっとした誤解”が重大なリスクや命に関わる可能性が十分にあり得ます。
医療現場では、その場の勢いや雰囲気での意思疎通では限界があり、言葉の正確さが何よりも重要になるのです。
また、大きな医療機関であれば、医療通訳が常駐しているケースもあるでしょう。
しかし、医療通訳も万能ではなく、下記のような問題もあります。
だからこそ「自分がもし医療英語ができたら…」と感じたことがある方は少なくないはずです。
英語ができる≠医療英語も使える
「自分はある程度英語ができるから大丈夫」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実は”英語が話せること”と”医療英語が使えること”は、まったく別のスキルだったりします。
例えば、私たち日本人は当然日本語が堪能ですが、一般の人(医療知識や経験がない方)がパッと医療現場へ入って来て、いきなり患者さんや医療スタッフと適切なやり取りをするというのは難しいですよね?
つまり、「日本語ができる = 医療現場で適切なやりとりができる」とは限らないという事です。
これは、当然同じことが英語にも当てはまります。
つまり、「英語ができる=医療現場で英語で適切なやりとりができる」とは言えないのです。
また「結局は日本語なんだから、医療現場でもゆっくり会話したり、何度も会話をすればなんとか伝わるでしょ」と思われるかもしれません。
しかし、医療現場では一刻を争う判断や処置が求められることも多く、その場で正確に、かつ即座に情報をやりとりできることが求められます。
つまり、医療英語ができるとは「単純に英語ができる(日常英会話ができる)」という事ではなく、下記のように「専門知識があり、医療における英語の表現スキルがあり、さらに迅速な判断ができる」という事なのです。
オンライン英会話では不十分?現地留学の強みとは?
仕事柄、忙しい医療従事者ですので、中には「わざわざ留学する時間を作るのは難しい!」という方も多いかと思います。
そうした方の中には「働きながら、ちょくちょくオンライン英会話で訓練すれば良いのでは?」と思われる方も多いのではないでしょうか?
もちろんオンライン英会話でも一定の効果はあるのですが、やはり理想としてはしっかり時間を作っての海外留学がオススメです。
なぜなら、海外留学にはオンラインスクールとは異なって下記のようなメリットがあるためです。
1. 文化的背景や医療環境の違いも学べる
2. 同じ志を持った人との交流
3. 非言語コミュニケーションも身につく
4. 海外での医療現場を知れる、見れる機会がある
5. 生きた表現を学べる
6. 英語の勉強に全力集中できる
一つ一つ留学で医療英語を学ぶメリットを見ていきましょう!
1. 文化的背景や医療環境の違いも学べる
私たち日本人が無意識のうちに病院や治療に期待している事があるように、実は外国人にも無意識のうちに病院や治療に期待している事があったりします。
こうした違いは、残念ながら実際に海外へ行き、外国人と交流、話しをしてみないと分かりません。
例えば、英語圏での患者は下記のような特徴があり、こうした事も知らないと症状の見落としや誤診、対応の遅れにつながったりします。
・人に迷惑をかけたくないという気持ちが強い
・「我慢強くあるべき」という意識がある
・医療リソースは”必要以上に”使わないのが美徳
具体的には、特にアメリカやカナダ、イギリス、オーストラリアなどの英語圏では、患者が遠慮して痛みを意図的に弱く表現する事もあったりします。
→ 実際には「我慢できないほどの痛み」があるケースもある
→ 一見、大丈夫そうに見えても、実際は強い症状があるケースも
→ 実際はまだ痛いのに、患者的には「我慢できる痛み」とアピールして、鎮痛や急変のタイミングを逃すことも
そのため、医療英語コースでは、例えば患者に症状を聞く際には「1~10の状態で表すと…」というような定量的な質問をしたり、言葉以外の情報(表情、身体の動き、沈黙の長さ)もしっかり把握できるような表現を学んでいきます。
2. 同じ志を持った人との交流
医療英語留学の最大の魅力のひとつが「国際的な仲間と出会える」ことです。
医療英語コースには、当然世界中から医師・看護師・薬剤師など、あなたと同じく医療現場で働く人たちが集まります。
そして、そうした医療英語コースで出会える人達は、今はオンラインで医療英語が学べる便利な世の中にありながらも、わざわざ留学を選択した人達です。
つまり、それだけ医療に対する強い思いを持っている人達と言えます。
そうした強い思いを抱えている人達と海外で英語で交流するというのは、きっとあなたにとってもものすごく刺激的な留学生活となるはずです。
また、内科医や歯科、薬剤、看護、など様々な立場の医療従事者が集まりますので、交流を通じて下記のような貴重な情報も知ることができます。
実際、医療英語コースで知り合った人と仲良くなり、帰国後も連絡を取り合う関係が続き、のちに国際看護のカンファレンスに一緒に参加するきっかけにもつながったという方もいらっしゃいます。
このような「国を超えた横のつながり」は、日本で普通に働いているだけではなかなか得られません。
世界の医療の現場をリアルに知る仲間がいることで、自分の視野が広がるだけでなく、帰国後のキャリアや進路にも新たなヒントをもたらしてくれるはずです。
また「チャンスがあれば海外の医療現場で働いてみたい」という夢がある方にとっては、留学中に先にそうした道を先に歩んでいる人達からリアルな体験談を聞けるのは大きな財産と言えるでしょう。
情報交換の中で、不安が解消されたり、新しい可能性が見えてくることも少なくないのです。
3. 非言語コミュニケーションも身につく
医療現場では、患者との信頼関係や安心感を築くために、言葉だけでなく「非言語コミュニケーション」も非常に重要です。
実はこの部分こそ、海外留学で自然と鍛えられるスキルの一つだったりします。
特に語学力がまだ十分でない段階では、海外で生活していると、伝えたいことを“表情・ジェスチャー・声のトーン・姿勢”などで補おうとする場面に多く遭遇します。
日常生活でも「相手に伝える工夫」を繰り返すうちに、言葉だけに頼らない伝達力が身についたりするんですね。
例えば、なかなか言葉が通じにくい患者であっても、目線の高さを合わせたり、落ち着いた声のトーンで話しかけるだけでも患者の表情が変わる事もあります。
また、患者の目を見て話す、うなずきながら聴く、共感を示すリアクションを取るなど、コミュニケーションの「空気感」というものは、実際に海外の文化や外国人と触れあいながら過ごさないとわかりません。
医療で使える英語力そのものを身につける事はもちろんですが、「言葉以外でも安心を届ける力」という技術もしっかり磨き、身につけられるのが海外留学ならではの特徴になるんですね。
4. 海外での医療現場を知れる、見れる機会がある
プログラムの中には、医療英語を教室内で学ぶだけではなく、海外の医療現場を見学できるものもあります。
しかし、患者の命を預かり、24時間動いている医療現場ですので「わざわざ病院内の人員を割いてまで、見学を案内するような暇はない」というところがほとんどです。
そのため、海外の医療現場を“実際に見学できる”というのは、非常に貴重で限られた機会と言えます。
実際にこうした見学では、患者の受付から問診、診察、会計までの一連の流れなどを実際に見ることができ、英語でのやりとりはもちろん、海外ならではの医療の進め方や文化の違いも肌で感じることができるでしょう。
例えば、ある日本人の看護師がシドニーでの医療英語プログラムに参加した際、現地のGP(一般開業医)クリニックを見学する機会がありました。
そこで驚いたのは「患者ファースト」が徹底されている点でした。
問診では医師がゆっくりと患者の目を見て話し、患者が話し終えるまで絶対に言葉を遮らない。
その姿勢や空気感から、日本とはまた異なる“コミュニケーションを重視した医療”の在り方に強く感銘を受けたといいます。
また、感染対策やカルテ管理、スタッフ間の連携の取り方など、システム面でも「なるほど」と思える工夫が多く、日本の現場に戻ってから自分の働き方を見直すきっかけになったという声もあります。
医療は“人”を相手にする仕事である以上、文化や社会背景が反映されやすい分野です。
だからこそ、海外の現場を実際に見て、違いを知るという体験は、視野を広げるうえで非常に大きな意味を持ちます。
「百聞は一見にしかず」
医療英語の勉強だけでなく、リアルな現場を“見て学べる”ことも海外留学ならではの大きな魅力の一つなんですね。
5. 生きた表現を学べる
実際の医療現場でも患者の状況や気持ちに合わせて言葉を選ぶ事が多いと思います。
しかし、こうした言葉の選び方や声の掛け方というのは、教科書で知識として得るだけではなく、実際に使ってみて、練習をしてみないとなかなか身につきません。
例えば、英語で「大丈夫ですよ」と安心させたいとき、直訳の “It’s okay” や “No problem” を使ってしまうと、少し事務的に聞こえてしまうことがあります。
実際の医療現場では、”You’re in good hands.”(安心してください、ちゃんと対応しますよ)や、”We’ll take good care of you.”(しっかりケアしますからね)など、相手の不安に寄り添うニュアンスの表現がよく使われています。
こうした言い回しは、現地の医療英語コースや実践的なロールプレイを通じて“使われている英語”として自然と身についていきます。
特に、講師が現役の看護師や医師であるようなプログラムでは、実際の診察シーンを想定した表現が学べるため、まさに現場で使える英語が習得できます。
ある留学生は、授業で “Can you describe the pain?”(痛みの種類を教えてください)だけでなく、”Is it sharp, dull, or throbbing?”(鋭い痛みですか?鈍い痛みですか?ズキズキしますか?)といった表現を繰り返し練習し、患者の反応から「言葉選びでこんなに印象が変わるんだ」と実感したという声も頂きます。
また、ロールプレイや診察シュミレーションなどの臨場感は、画面越しでは再現できませんし、英会話で特に重要な「反射的なやりとり力」もオンラインコースではやはり育ちにくいのが実情です。
教科書やオンラインでは学べない“現場ならではの温度感ある英語”。
それを身につけられるのも、海外医療英語留学の大きな魅力のひとつなんですね。
6. 英語の勉強に全力集中できる
多忙な医療従事者にとって、「英語の必要性は感じているけれど、勉強する時間がない」というのはよくある悩みです。
日々の業務に追われる中、帰宅後や休日にオンライン英会話を取り入れようとしても、疲れや気持ちの余裕のなさから続かない…という方も実際多いのではないでしょうか?
そもそも、1日15〜30分のオンライン英会話では、英語を「使える」ようになるには、どうしても勉強時間や効率として限界があります。
「英語というスキルを効率的に効果的に一気に伸ばしたい」という場合には、結局「ある程度まとまった時間を英語に集中できる環境」が一番効率的なのです。
その点、海外留学は「英語を勉強せざる、使わざるを得ない環境」へ強制的に変わるので、毎日のすべての行動が英語の実践練習になります。
実際に、留学をされた方々からは「自分の言いたいことを“どうにかして伝えよう”とする強い意識が芽生えた」、「間違いを恐れる余裕すらなく、自然と英語を話すことに慣れていった」という声を頂きます。
また、日本と異なり“間違えても気にしない文化”の中では、完璧な文法よりも「伝えようとする姿勢」が何より評価されるので、英語に対する苦手意識も薄れ、自信につながりやすいのも大きな特徴です。
短期間で効率的に英語力を上げたい方にとって、英語を集中的に勉強できる「環境」こそが、オンラインではなくわざわざ現地留学を選択する魅力と言えるでしょう。
医療従事者こそ留学を!
「留学に興味があるけれども、キャリアが中断されるのが不安…」という方も多いかも知れません。
しかし、実は医療職は数々のお仕事の中でも「留学に向いている職種」の一つだったりします。
その理由は下記の通りです。
1.復職がしやすい
看護師や臨床検査技師、薬剤師などの医療職は、資格と専門技術がある「手に職系」のお仕事になりますので、他職にはない「いったん現場を離れても復職がしやすい」という強みがあります。。
こうした「手に職系」のお仕事は、医療や福祉系に加えて、美容師や調理師、保育士なども挙げられます。
実際、留学後(帰国後)にブランクがあっても、再就職に苦労しなかった(すぐにお仕事決まった)という声をたくさん頂きます。
2.留学がキャリアアップや転職の大きな武器になる
次は、海外で医療英語を学んだ経験が、あなたのキャリアアップや転職の際に大きな武器になるという点です。
今、働いている利用現場を見渡してみてください。
もし英語ができる人はごく一部だけという事であれば、留学があなたの大きな武器になるはずです。
3.「語学+スキル」は採用者がまさに求めているもの
外国人患者への対応が求められる総合病院、医療ツーリズム、国際部門を持つ医療機関などでは「英語ができて、なおかつ医療現場の理解がある人材」というのは非常に貴重です。
また、「英語対応ができる看護師を探している」、「海外と提携がある薬局を立ち上げたい」という求人なども年々増加傾向です。
もしあなたが「語学+専門スキル」を持って帰国できれば、即戦力として採用者から引く手あまたの状態になる事でしょう。
4.国際化に積極的な病院も増えている
最近では大きな総合病院でなくとも、「留学経験者歓迎」、「語学スキルを評価」と記載のある医療機関の求人も増えてきています。
こうした病院にとっては、海外で実践的な医療英語を学び、異文化対応力もある人材は「まさに求めている人」そのものなんですね。
医療英語コースを受講するには?
医療英語コースは、「日常英会話よりも高度な語学コース」として位置づけられているため、中級レベルの英語レベルが受講に必要になります。
多くの場合、コース申込み前に学校側で無料の英語レベルチェックテストがありますので、まずはこのレベルチェックテストを受講するのが最初のステップとなります。
ちなみに、どの教育機関であっても「レベルチェックテストを受けたからといって必ず申込みしなければいけない」というわけではありませんので、気軽に受講する事が可能です。
レベルチェックテストを受けた上で、もし英語力が基準に到達していない場合は、一般英語コースで規定レベルに到達するまで学習し、その後に医療英語コースにステップアップする流れとなります。
それから、フィリピンの語学学校で医療英語コースが学べる学校は、以下の記事で特集しておりますので、フィリピン留学に興味のある方は、下記の記事もどうぞ!
次からは、具体的な学校とコース内容についてご紹介していきます。
充実したカリキュラムを提供する老舗校ILSC
ILSCは1991年にバンクーバー校を開講し、現在ではアメリカ、カナダ、オーストラリア、インドにある20の語学学校、8つのカレッジを持つ大規模な教育グループです。
2013年、2014年には優秀な語学学校に贈られる、Study Travel Magazineの Star Awards チェーンスクール部門に2年連続選ばれるなど、教育の質やサービスは高く評価されている学校です。
ILSCの医療英語コースは、同校のバンクーバーキャンパスでのみ開講していて、「12週間の学習期間があるディプロマコース」と「4週間の学習期間のサーティフィケートコース」の2種類があります。
コース入学レベルは英語力中級以上(ILSCのIntermediate2レベル=IELTS 5.0相当)となり、学校のレベルチェックテストにてコース受講の可否が判断されます。
また、コースは1セッションを4週間で構成していて、セッション毎に扱う医療テーマが異なります。
1セッション終了毎にサーティフィケイトを取得することができ、3セッションの受講が終了すると医療英語ディプロマを取得することができます。
生殖器系 / 薬学と薬剤師 / 検査結果の伝え方 / 頻尿器系 / 血液循環 / 筋肉、骨格
緊急医療、緊急治療ER / 手術前、手術後 / 神経系 / リンパ系 / 呼吸器系 / 耳と目 / 消化器系 / 皮膚
腫瘍学 / エンドルフィンシステム / 苦痛緩和治療 / コミュニティヘルスケア / 職業と理学療法 / 精神科医療 / 疼痛処理
医療現場で患者や他の医療スタッフと効率的なコミュニケーションを取るために必要な医療専門用語、リスニング、英会話力を集中的に勉強します。
授業では学生の専門分野に合わせ、患者と医療スタッフを想定したロールプレイを取り入れており、問診票の入力や病状の確認、治療に関しての説明、など学生はテーマに沿った内容で患者への対応も練習します。
また授業では毎週プレゼンテーションがあり、学習内容に準じたテーマを調べて発表を行います。
時には医療の考え方に関したディベートも開催され、講師を中心に各国の医療事情や個人の意見に関して話し合っていくのは、海外留学で医療英語を学ぶ醍醐味と言えます。
ILSCの医療英語プログラムは、実際に作業療法の経歴を持つESL講師が作成していますので、よりリアルな授業を受ける事ができます。

→ ILSCの医療英語コースは他校と比較してもとても充実度が高い。
専門語学コースを運営しているSGIC
SGICは、1994年設立のバンクーバーとトロントにキャンパスがある中規模校です。
同校では語学分野での各種専門コースが非常に豊富で、その中の一つで医療英語コースを提供しています。
通常の語学学校では一般英語コース(日常英会話を学ぶコース)に加えて、多くても「試験対策コース(IELTSやケンブリッジ検定)や進学英語やビジネス英語コース」といった選択肢が一般的です。
しかし、SGICでは語学分野において下記のように豊富なコース提供がなされています。
SGICの医療英語コース(EFM)は、同校のトロントキャンパスでのみ開講されていて、期間は4週間と8週間の2つから選べます。
4週間だとサーティフィケート、8週間を全期間受講となるとディプロマの修了書が発行されます。
また、入学に必要な英語力としては「TOEIC625~、IELTS 5.0~」が一つの目安となり、入学日(開始日)は下記の通りです。
→1ヶ月ごと(4週ごと)に入学日が設定されているため入学しやすいのも魅力です。
SGICの医療英語プログラムの特徴は、医療関連の様々な専門用語や英語表現を学ぶだけではなく、日本とは異なるカナダの医療システムも学べるという点です。
プログラムでは、カナダで実際に医療現場で働いているナースによる講義を受けられるので、カナダ医療現場での経験や現場の様子をよりリアルに聞く事ができます。
受講対象も、医療従事者、医学生、および将来医療関係の職業を志す方向けのプログラムとなっているため、そうしたニーズ(医療報告書の読み書きや医療会議、医療セミナー、プレゼン)に合わせてしっかりと学べます。

→ 各国の学生と交流しながらランチタイム。
勤務プログラムも提供しているCharter Australia
Charter Australiaは、オーストラリアのシドニーにある医療系専門学校で、介護・福祉・看護分野で豊富なコース、プログラムを提供しています。
同校はオーストラリア国内でも高い評価を得ており、特に「医療現場や介護現場で働きながら学びたい、実戦経験を積みたい」という方にオススメの学校です。
Charter Australiaの医療英語コース(English for Healthcare and Nursing)は、介護・看護の現場で使用される実践的な英語を学ぶコースです。
コースは、10週や20週といったある程度まとまった期間の就学が基本となっていますが、2週~4週間のような短期入学も柔軟に対応しています。
コース入学レベルはIELTS 5.0相当となっており、IELTSスコアを持っていない方でも学校のレベルチェックテストにて合格すればコース受講が可能です。
授業内容は主に医学用語(バイタルサイン、人体、医療設備、症状、オーストラリアの医療制度など)を学び、ロールプレイやライティング課題を通じて語彙の使い方や表現を学びます。
また、患者の受け入れや引き継ぎなど職場で実際に必要なコミュニケーションスキルにも焦点を当て、オーストラリアの職場で効果的にコミュニケーションが取れるように訓練をします。
ちなみに、海外で働けるビザが限られている背景と、命を預かる医療現場では小さなミスも許されない状況もあるため、実際私たち外国人が海外の医療現場で働くというのはかなりハードルが高いです。
しかし、なんとCharter Australiaでは働けるビザ(ワーキングホリデービザ)と短期間で医療現場で働ける資格(アシスタントナース)を取得して、1年間で勉強と実践をこなす非常に珍しいプログラムがあります。
→もしCharter Australiaの就労を含めた1年プログラムに興味のある方はこちらのコラムをご参考下さい。

→専門コースでは座学だけではなく実習を含めた専門的な勉強が可能です。
参加しやすい医療英語プログラムのRose of York
Rose of Yorkは、ロンドンの中心地にキャンパスがある小規模な英語学校で、その歴史は1989年設立と長い歴史があります。
実際、語学学校間での競争が非常に激しいロンドンで35年以上学校を運営するのは決して簡単な事ではありません。
また、イギリスの国際文化交流機関であるブリティッシュカウンシル、イギリス語学学校の認定機関であるEnglish UKにもRose of Yorkの学校経営や教師の質や授業を認められているため、その中身も安心できるかと思います。
同校の医療英語コースは、Combination Courseと呼ばれる「グループレッスン+マンツーマンレッスン」の特殊なコースで提供されています。
Combination Courseは、週20時間(1日3時間のグループレッスン+1時間のマンツーマンレッスン×週5回)で提供されており、医療英語については1時間のマンツーマンレッスン部分で勉強をします。
医療英語部分については、受講者のレベルに合わせたマンツーマンレッスンで行われるため、参加に必要な英語力規定などがないのがRose of Yorkの医療英語コースの大きなメリットとなります。
授業では患者を安心させるようなコミュニケーションスキルに加えて、医療英語特有の用語や治療や患者の記録方法などについても学んだり、時には症状や診断についての話し合いや医療英語を使ったプレゼンテーションなども行います。
また、Rose of Yorkが小規模でアットホームな学校のため、必要英語力だけではなく入学日なども柔軟な対応が可能です。
マンツーマンレッスンであるため、医療英語を学ぶ留学生との交流は他校に比べて難しいですが、柔軟な入学日、必要英語レベル、授業内容、就学期間という意味では非常に通いやすいプログラムと言えます。
ちなみに、Rose of Yorkでは、医療英語だけではなく銀行、金融、弁護士、ファッション、メディア、航空英語、観光、ホスピタリティなど幅広い業界での英語を学ぶ事ができます。

→ 当校の医療英語クラスは、医療英語に軽く触れてみたい導入として最適。
医療従事者は海外でも強い
看護や医療は万国共通であり、日本での医療知識や経験は世界でも通用する高いスキルとなります。
留学中に医療関係の仕事を探す方も多いと思いますが、医療経験者の求人はとても多く需要があります。
もちろん実際の勤務ができるかは、渡航国内でのビザや法律部分が関係して来ますが、既に日本での医療現場経験を持ち、医療英語コースの修了証書を持つ人材であれば、雇用側も安心して留学生を雇うことができるでしょう。
また、採用後は正社員雇用の道や可能性もあるかもしれません。
なぜなら、医療分野での就職は海外永住権取得にも大きな利点となるためです。
例えば、オーストラリアでは技術独立ビザ – Skilled Independent Subclass 189 visasというものがあり、これはご自身が持つ技術や経験を活かした仕事をすることで永住ビザを取得できるという制度があります。
この189 visasは誰でも応募できるというわけではなく、オーストラリア移民局が「今、オーストラリアで不足している職業の人は移民として優遇しますよ」という職種でしか申請ができません。
つまり、「オーストラリア移民局が優遇する職業=オーストラリア国内で不足している職業=上記リストに掲載されている職業」という形です。
オーストラリアだけでなく、欧米圏でも日本と同様に医療人材は常に人材不足となっているんですね。
→医療系とは少し異なりますが、上記のような保育系の職種も移民で有利とされています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
現在の仕事を辞めて留学に行くことは大きな決断となりますので、悩むことも多いと思いますが、医療英語留学はそれ以上に得るものが非常に多い留学となります。
迷っていたり、興味がある方は「今すぐ行くかどうかを決める」のではなく、「まずは情報収集から」スタートしていきましょう!
もし情報を集めてみて…「ぜひ行きたい!」という気持ちが大きくなってきたら、その時に改めて渡航を検討すれば良いのです。
どんな国があっているのか、どの時期に行けるか、どのような英語力アップのプランが良いかなど個別にアドバイスさせて頂きます。
ただの語学留学ではなく、医療従事者としての強みを活かした専門留学(医療英語留学)であるからこそ、あなた自身の可能性も広がります。
今こそ一歩踏み出してみませんか?
お問い合わせは留学ドットコムの公式LINEからお気軽にお声かけください!